JIS D 2603:2005 自動車部品-非鉱油系液圧ブレーキマスタシリンダ

JIS D 2603:2005 規格概要

この規格 D2603は、非鉱油系ブレーキ液を使用する自動車用ブレーキのタンデムマスタシリンダ及びシングルマスタシリンダについて規定。

JISD2603 規格全文情報

規格番号
JIS D2603 
規格名称
自動車部品-非鉱油系液圧ブレーキマスタシリンダ
規格名称英語訳
Automotive parts -- Hydraulic brake master cylinders for hydraulic brake systems using a non-petroleum base hydraulic brake fluid
制定年月日
1961年9月1日
最新改正日
2019年10月21日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

43.040.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
自動車 II 2020
改訂:履歴
1961-09-01 制定日, 1964-10-01 確認日, 1966-01-01 改正日, 1968-11-01 確認日, 1971-11-01 確認日, 1974-05-01 改正日, 1977-04-01 確認日, 1982-03-01 改正日, 1987-01-01 確認日, 1988-03-01 改正日, 1993-11-01 改正日, 2000-11-20 確認日, 2005-03-20 改正日, 2009-10-01 確認日, 2014-10-20 確認日, 2019-10-21 確認
ページ
JIS D 2603:2005 PDF [18]
                                                                                   D 2603 : 2005

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本自動
車部品工業会(JAPIA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべ
きとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS D 2603:1993は改正され,この規格に置き換えられる。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS D 2603 pdf 1] ―――――

D 2603 : 2005

pdf 目 次

ページ

  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 種類・・・・[2]
  •  4. 最高使用圧力・・・・[2]
  •  5. 性能・・・・[2]
  •  5.1 構成部品の性能・・・・[2]
  •  5.2 組立品の性能・・・・[2]
  •  5.3 低温作動性・・・・[3]
  •  5.4 作動耐久性・・・・[3]
  •  5.5 保存腐食性・・・・[5]
  •  5.6 リザーバ容量・・・・[5]
  •  5.7 真空保持力・・・・[5]
  •  6. 構造・・・・[5]
  •  7. 主要寸法・・・・[6]
  •  7.1 シリンダボデー・・・・[6]
  •  7.2 ピストン・・・・[6]
  •  7.3 ねじ・・・・[6]
  •  8. 外観・・・・[6]
  •  9. 主要部品の名称及び材料・・・・[7]
  •  9.1 部品名称・・・・[7]
  •  9.2 材料・・・・[7]
  •  10. 表示・・・・[8]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS D 2603 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
D 2603 : 2005

自動車部品−非鉱油系液圧ブレーキマスタシリンダ

Automotive parts−Hydraulic brake master cylinders for hydraulic brake systems using a non-petroleum base hydraulic brake fluid

1. 適用範囲

 この規格は,非鉱油系ブレーキ液を使用する自動車用ブレーキのタンデムマスタシリンダ
及びシングルマスタシリンダ(以下,マスタシリンダという。)について規定する。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 0209-1 一般用メートルねじ−公差−第1部 : 原則及び基礎データ
JIS B 0401-1 寸法公差及びはめあいの方式−第1部 : 公差,寸法差及びはめあいの基礎
JIS B 0633 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状 : 輪郭曲線方式−表面性状評価の方式及び手順
JIS B 2704 圧縮及び引張コイルばね−設計・性能試験方法
JIS D 2605 自動車部品−非鉱油系液圧ブレーキシリンダのゴムカップ
JIS D 2608 自動車部品−非鉱油系液圧ブレーキホイールシリンダのゴムブーツ
JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材
JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯
JIS G 3521 硬鋼線
JIS G 3522 ピアノ線
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 4303 ステンレス鋼棒
JIS G 4313 ばね用ステンレス鋼帯
JIS G 4401 炭素工具鋼鋼材
JIS G 5501 ねずみ鋳鉄品
JIS H 3100 銅及び銅合金の板及び条
JIS H 3110 りん青銅及び溶白の板及び条
JIS H 4040 アルミニウム及びアルミニウム合金の棒及び線
JIS H 5202 アルミニウム合金鋳物
JIS K 2228 自動車ブレーキ用非鉱油系ラバー潤滑剤
JIS K 2233 自動車用非鉱油系ブレーキ液
JIS K 6259 加硫ゴムのオゾン劣化試験方法

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D 2603 : 2005

3. 種類

 マスタシリンダの種類は,表1による。
表 1 種類
種類 区分
1種 普通の温度の作動条件で使用できるもの。
2種 高温の作動条件で使用できるもの。
3種 特殊な高温の作動条件で使用できるもの。

4. 最高使用圧力

 マスタシリンダの最高使用圧力(ゲージ圧)は,10 MPa,20 MPa及び25 MPaの圧力
段階とする。

5. 性能

5.1 構成部品の性能

 マスタシリンダの主な構成部品の性能は,次による。
a) シリンダボデー内及びリザーバに100 kPaの空気圧を加えたとき,空気漏れがあってはならない。
b) プライマリピストン(1)のプッシュロッド挿入穴に100 kPaの空気圧を加えたとき,空気漏れがあって
はならない。
注(1) シングルマスタシリンダの場合には,ピストン又はプランジャをいう。(以下,同じ。)
c) プライマリカップ,セコンダリカップ及びプレッシャカップは,JIS D 2605の1種,2種又は3種の
性能に適合しなければならない。
d) リターンスプリングは,JIS B 2704の規定に適合しなければならない。

5.2 組立品の性能

 組立品の性能は,次による。
なお,試験液は,JIS K 2233に適合する液とする。
a) チェックバルブの作動圧 チェックバルブの作動圧は,次による。
1) リザーバから100 kPaの空気を送ったときに,空気が液圧送出口から流出しなければならない。
2) 規定値以下の圧力で液圧送出口から空気を送ったとき,空気のリザーバへの流出があってはならな
い。この規定値は,表2に示すマスタシリンダの残留圧力から選ぶのがよい。
表 2 マスタシリンダの残留圧力
単位 KPa
残留圧力
0 50±30 90±40
b) リリーフポートを閉じるまでの行程 液圧送出口から空気圧50150 kPaの範囲内の圧力空気を送り,
リリーフポートからリザーバ内に流出させておき,ピストン(2)を静かに押し込む。プライマリカップ
がリリーフポートを閉じ,リザーバへの空気の流出が止まったときのプライマリピストン及びセコン
ダリピストンの行程は,それぞれ3 mm以下で,かつ,受渡当事者間の協定による値を満足しなけれ
ばならない。ただし,ポートレス形の場合には,インレットバルブが給液口を閉じるまでの行程とす
る。
注(2) タンデムマスタシリンダのプライマリピストン及びセコンダリピストン,又はシングルマスタ
シリンダのピストン若しくはプランジャをいう(以下,同じ。)。
c) 送出し機能 シリンダボデー内及びリザーバに試験液を満たし,プライマリピストンを連続往復作動
させたときに,それぞれの液圧送出口から液が継続的に出なければならない。ただし,プライマリピ

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ストンの後退時には,液圧送出口を閉じておく。
d) 液圧発生機能 シリンダボデー内及びリザーバに試験液を満たし,液圧送出口を密閉して,プライマ
リピストンを押し込んだときに,分離したそれぞれの圧力室に最高使用液圧が発生し,かつ,液漏れ
その他の異状があってはならない。また,いずれか一方の圧力室を開放にした場合でも,残る一方の
圧力室に最高使用圧力が発生しなければならない。
e) セコンダリカップの気密性 シリンダボデー内及びリザーバに試験液を満たし,プッシュロッドを数
回往復させたときに,プライマリピストン側のセコンダリカップから液漏れがあってはならない。
f) 戻り速さ シリンダボデー内及びリザーバに試験液を満たし,プッシュロッドを押してプライマリピ
ストンを有効行程にわたって前進させた後,それぞれの液圧送出口を密閉し,プッシュロッドを速や
かに戻したときに,プライマリピストンが完全に戻り位置まで戻る時間は,1.5秒以下でなければなら
ない。
g) 耐圧性 プライマリカップがリリーフポートを通過するまで,又はインレットバルブが給液口を閉じ
るまでピストンを前進させた後,分離したそれぞれの圧力室に通じる液圧送出口を,同時に又は交互
に密閉し,更に,プライマリピストンを前進させ,分離したそれぞれの圧力室に,同時に又は交互に
最高使用圧力の130 %の圧力を発生させ,それぞれ5秒間保持したときに,各部に液漏れ,その他の
異状があってはならない。
h) ピストンの作動円滑性 マスタシリンダを,JIS K 2228に適合する潤滑剤又は受渡当事者間の協定に
よる組付け液を用いて組み立てる。各液圧送出口を開放状態にし,プライマリピストンを数回作動さ
せた後,約1 mm/sの速さで往復させたときに,ピストンは有効行程にわたって滑らかに作動しなけれ
ばならない。
なお,ピストンが動き始めるときのプライマリピストンを動かす力は,受渡当事者間の協定による。

5.3 低温作動性

 マスタシリンダの低温作動性は,JIS D 2605の6.7(耐寒漏れ試験)に規定する試験を
行ったときに,セコンダリカップからの液漏れがあってはならない。

5.4 作動耐久性

 マスタシリンダの作動耐久性は,JIS D 2605の6.8(作動耐久性試験)に規定する試験
を行ったときに,JIS D 2605の4.2(性能)に規定する1種,2種又は3種の規定に適合しなければならな
い。試験条件は表3による。また,各部には,有害な変形,損耗,欠陥などがなく,5.2に規定する各性能
に適合しなければならない。

――――― [JIS D 2603 pdf 5] ―――――

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JIS D 2603:2005の国際規格 ICS 分類一覧

JIS D 2603:2005の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB0209-1:2001
一般用メートルねじ―公差―第1部:原則及び基礎データ
JISB0401-1:2016
製品の幾何特性仕様(GPS)―長さに関わるサイズ公差のISOコード方式―第1部:サイズ公差,サイズ差及びはめあいの基礎
JISB0633:2001
製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―表面性状評価の方式及び手順
JISB2704:2000
圧縮及び引張コイルばね ― 設計・性能試験方法
JISD2605:2005
自動車部品-非鉱油系液圧ブレーキシリンダのゴムカップ
JISD2608:2012
自動車部品―非鉱油系液圧ブレーキホイールシリンダのゴムブーツ
JISG3101:2015
一般構造用圧延鋼材
JISG3101:2020
一般構造用圧延鋼材
JISG3141:2017
冷間圧延鋼板及び鋼帯
JISG3141:2021
冷間圧延鋼板及び鋼帯
JISG3521:2018
硬鋼線
JISG3522:2014
ピアノ線
JISG4051:2016
機械構造用炭素鋼鋼材
JISG4303:2012
ステンレス鋼棒
JISG4303:2021
ステンレス鋼棒
JISG4313:2011
ばね用ステンレス鋼帯
JISG4401:2009
炭素工具鋼鋼材
JISG5501:1995
ねずみ鋳鉄品
JISH3100:2018
銅及び銅合金の板及び条
JISH3110:2018
りん青銅及び洋白の板及び条
JISH4040:2015
アルミニウム及びアルミニウム合金の棒及び線
JISH5202:2010
アルミニウム合金鋳物
JISK2228:2017
自動車ブレーキ用非鉱油系ラバー潤滑剤
JISK2233:2017
自動車用非鉱油系ブレーキ液
JISK6259:2004
加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―耐オゾン性の求め方