JIS G 0567:2020 鉄鋼材料及び耐熱合金の高温引張試験方法 | ページ 4

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G 0567 : 2020
附属書B
(参考)
測定の不確かさ
試験結果の測定の不確かさを見積もる場合には,ISO 6892-1の附属書J[棒,線材及び線のネッキング
を伴わない場合の組成伸び(%)の測定]及び次の情報を参照する。
表B.1は,ISO 6892-1に温度及びひずみ速度の成分を追加して作り直したものである。温度及びひずみ
速度のばらつきは,室温におけるよりも高温において,引張試験に大きな影響を及ぼす可能性がある。そ
れゆえ,試験結果の測定の不確かさを見積もる場合には,試験中の温度及びひずみ速度のばらつきに関す
る不確かさの成分を考慮することが望ましい。表B.1に示すように,温度及びひずみ速度は,表にある全
ての材料特性の結果に影響する可能性がある。
表B.1−測定結果に寄与する不確かさ
試験結果
因子 ReH ReL Rm Rp A Z
試験力 X X X X − −
伸び − − − X X −
標点距離 − − − X X −
So X X X X − X
Su − − − − − X
温度 X X X X X X
ひずみ速度 X X X X X X
注記 X : 関連する
− : 関連しない
表B.1に記載された試験結果の不確かさを決定するために,試験装置に関連する不確かさの寄与は,試
験結果の測定に用いた装置の校正証明書の値を用いる(ISO 6892-1を参照)。しかしながら,温度及びひ
ずみ速度のばらつきによって影響を受ける試験結果の不確かさは,これらの不確かさの値が材料に非常に
大きく左右されるため,試験によって決めなければならない。この理由から,現時点で,例として用いる,
温度及びひずみ速度の成分に対する予測値を与えることはできない。図B.1及び図B.2に,一つの特定の
合金に対する,二つの異なる試験温度における応力−ひずみ曲線への異なるひずみ速度の影響例を示す。
試験結果の測定の拡張不確かさを見積もるために,不確かさの成分の決定,数学的な結合及び表し方を
どのようにするかは,ISO 6892-1を参照する。

――――― [JIS G 0567 pdf 16] ―――――

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G 0567 : 2020
R 応力(MPa)
e 伸び(%)(ひずみ)
図B.1−室温における異なるひずみ速度に対する応力−ひずみ曲線の例
図B.1は,室温で,異なるひずみ速度に対して示している。材料特性への影響は小さい
( e1 e2 e3 e4 e5 )。
R 応力(MPa)
e 伸び(%)(ひずみ)
図B.2−850 ℃における異なるひずみ速度に対する応力−ひずみ曲線の例
e2
図B.2は,高温で,異なるひずみ速度に対して示している。材料特性は大きく異なる( e1 e3 e4 e5 )。

――――― [JIS G 0567 pdf 17] ―――――

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G 0567 : 2020
R 応力(MPa)
e 伸び(%)(ひずみ)
図B.3−異なる温度及び所定のひずみ速度に対する応力−ひずみ曲線の例
図B.3は,所定のひずみ速度及び異なる温度に関するものである。材料特性は,大きく異なる(T1参考文献
[1] ISO 377,Steel and steel products−Location and preparation of samples and test pieces for mechanical testing
[2] ISO 2142 1),Wrought aluminium, magnesium and their alloys−Selection of specimens and test pieces for
mechanical testing
注1) 廃止
[3] ISO 2566-1,Steel−Conversion of elongation values−Part 1: Carbon and low alloy steels
[4] ISO 2566-2,Steel−Conversion of elongation values−Part 2: Austenitic steels
[5] ISO 6892-1,Metallic materials−Tensile testing−Part 1: Method of test at room temperature

――――― [JIS G 0567 pdf 18] ―――――

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G 0567 : 2020
附属書JA
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS G 0567:2020 鉄鋼材料及び耐熱合金の高温引張試験方法 ISO 6892-2:2018,Metallic materials−Tensile testing−Part 2: Method of test at elevated
temperature
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
3 用語及び JIS G 0202及びJIS Z 3 ISO 6892-1を引用。 追加 JISでは,引用規格にJIS G 0202を技術的な差異はない。
定義 2241を引用 追加した。
4 記号及び JIS Z 2241の表1を引 4 ISO 6892-1を引用。 追加 技術的な差異は,軽微である。
JISでは,“表1(記号及び内容)”
内容 用 を追加した。
6 試験片 JIS Z 2241の箇条6を 6 ISO 6892-1を引用。 追加 同上。
JISでは,“箇条6(試験片)”を追
引用 加した。
つば付き試験片とする − JISでは,つば付き試験片を許容す同上。
ことができる。 ることを明確にした。
7 原断面積 JIS Z 2241の箇条7を 7 ISO 6892-1を引用。 追加 JISでは,“箇条7(原断面積の測 同上。
S0の測定 引用 定)”を追加した。
8 原標点距 JIS Z 2241の箇条8を 8 ISO 6892-1を引用。 追加 同上。
JISでは,“箇条8(原標点距離のマ
離Loのマー 引用 ーキング)”を追加した。
キング
9.2 伸び計 JIS B 7741の等級2級 9.2 耐力の測定は,等級1 変更 耐力測定時の伸び計の等級がJIS 国内の実態を考慮した。将来JIS
以上を使用する。 級以上とし,その他の特 は,2級も認めている。 の改正を行う。
性は,等級2級以上とす
る。
10.2.1 試験 試験片のつかみ方法を 10.2.1 試験片のつかみ方法を 変更 ISO規格ではNOTEとして記載し 技術的な差異はない。
G0
片のつかみ 規定 規定 ている箇所を,JISでは規定事項と
方法 して本文に移した。
567 : 2020
2

――――― [JIS G 0567 pdf 19] ―――――

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G 0567 : 2020
G0
2
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
567
規格
: 2
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
0
及び題名 番号 の評価
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10.3 ひずみ ひずみ速度制御による 10.3.2 ひずみ速度制御による 追加 JISでは,ひずみ速度を直接制御でISOへの提案を検討する。
速度制御に 試験速度を規定 試験速度を規定 きない場合,クロスヘッド変位速度
よる試験方 を用いることを追加した。
法(方法A)
12 試験報 試験報告項目を規定 12 試験報告項目を規定 追加 JISでは,試験報告書は,必要な場技術的な差異は,軽微である。
告書 合にだけ発行することを明記し,更
に受渡当事者間の協定で項目を削
除してよいことを追記した。
追加 破断伸びの丸めについて追記した。 国内の実態を反映した。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 6892-2:2018,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 追加 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD 国際規格を修正している。

JIS G 0567:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 6892-2:2018(MOD)

JIS G 0567:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 0567:2020の関連規格と引用規格一覧