JIS G 0567:2020 鉄鋼材料及び耐熱合金の高温引張試験方法 | ページ 3

                                                                                             9
G 0567 : 2020
に置き換える。
a) 方法A b) 方法B
: ひずみ速度
t : 引張試験の経過時間
tC : クロスヘッド変位制御時間
teC : 伸び計による制御時間又はクロスヘッド変位制御時間
tel : 記載された特性を測定する時間範囲(弾性挙動)(定義については,JIS Z 2241の図9参照)
tf : 記載された特性を測定する時間範囲(通常,破断まで)(定義については,JIS Z 2241の図9参照)
1 範囲1 : =0.000 07 s−1(0.004 2 min−1)±20 %
2 範囲2 : =0.000 25 s−1(0.015 min−1)±20 %
3 範囲3 : =0.001 4 s−1(0.084 min−1)±20 %
4 範囲4 : =0.006 7 s−1(0.4 min−1)±20 %
注a) 推奨される範囲
図1−ReH,ReL,Rp,Rm,A及びZを測定する場合の引張試験中に用いるひずみ速度の説明図

15 附属書

  次のJIS Z 2241の附属書は,この規格でも有効である。
− JIS Z 2241 附属書B : 厚さ0.1 mm3 mm(未満)の薄板材料に使用される試験片の種類
− JIS Z 2241 附属書C : 径又は辺が4 mm未満の線及び棒に使用される線状又は棒状試験片の種類
− JIS Z 2241 附属書D : 厚さ3 mm以上の板及び径又は対辺距離が4 mm以上の線及び棒の試験片の種
類(ただし,図D.7を除く。)
− JIS Z 2241 附属書E : 管に使用する試験片の種類
− JIS Z 2241 附属書F : 試験機の剛性を考慮したクロスヘッド変位速度の見積り
この規格の附属書Aに,試験片の形状及び可能性のある試験片のつかみ方法についての追加情報を示す。

――――― [JIS G 0567 pdf 11] ―――――

           10
G 0567 : 2020
附属書A
(参考)
JIS Z 2241の附属書B附属書Eに対する追加事項
A.1 一般
通常,JIS Z 2241の附属書B附属書Eの規定に従う全ての試験片形状は,この規格の試験に使用でき
る。次に,試験片形状に関する詳細な情報を幾つかの例とともに記載する。
A.2 厚さ0.1 mm以上3 mm未満の薄板材料に使用される試験片
実際には,異なるつかみの方法[例えば,くさび形(wedge grip),平行形(parallel grip),肩付き(shoulder
grip)など]が適用可能である。高温(T>250 ℃)では,くさび形及び平行形(friction gripping)は,非
常に問題となる可能性がある。それゆえ,試験片は,図A.1に示すようなボルト又は肩部(form fit)でつ
かむことがよくある。
試験片を肩部(form fit)でつかむ場合は,穴は,不要である。肩部の半径の許容差は,±0.1 mmが望ま
しい。
薄板材料に使用される試験片の例を,図A.1及び表A.1に示す。
注記 穴が裂けたり,部分的な座屈をしたりすることを防止するために穴の周りを補強するのは,よ
い方法である。
ao 試験前の試験片の厚さ Lo 原標点距離(Lo=50 mm)
bo 試験前の平行部の幅 Lc 平行部長さ(Lc≧Lo+bo)
r 肩部半径 Lt 試験片の全長
B つかみ部の幅 D 穴の直径
C つかみ部の長さ E 試験片端から穴までの距離
図A.1−厚さ0.1 mm以上3 mm未満の薄板材料に使用される試験片の例
表A.1−厚さ0.1 mm以上3 mm未満の薄板材料に使用される試験片の例
単位 mm
ao bo Lo r B C D E Lc Lt a)
0.1以上 3.0未満 12.5 50 25 35 50 15 17 62.5以上 205以上
注a) 平行部長さLcが規定の下限値の場合,試験片の全長Ltも下限値でよい。

――――― [JIS G 0567 pdf 12] ―――――

                                                                                            11
G 0567 : 2020
A.3 厚さ3 mm以上の板に使用される試験片
実際には,異なるつかみの方法[例えば,くさび形(wedge grip),平行形(parallel grip),肩付き(shoulder
grip)など]が適用可能である。高温(T>250 ℃)では,くさび形及び平行形(friction gripping)は,非
常に問題となる可能性がある。それゆえ,試験片は,図A.2にその一つを示すようなボルト又は肩部(form
fit)でつかむことがよくある。
試験片を肩部(form fit)でつかむ場合は,穴は,不要である。肩部の半径の許容差は,±0.1 mmが望ま
しい。
厚さ3 mm以上の板に使用される試験片の例を,図A.2及び表A.2に示す。
ao 試験前の試験片の厚さ Lo 原標点距離(Lo=50 mm)
bo 試験前の平行部の幅 Lc 平行部長さ(Lc≧Lo+bo)
r 肩部半径 Lt 試験片の全長
B つかみ部の幅 D 穴の直径
C つかみ部の長さ E 試験片端から穴までの距離
図A.2−厚さ3 mm以上の板に使用される試験片の例
表A.2−厚さ3 mm以上の板に使用される試験片の例
単位 mm
ao bo Lo r B C D E Lc Lt a)
3以上 3.5以下 35 48以上 190以上
3.5を超え 4.5以下 40 54以上 196以上
4.5を超え 5.7以下 12.5 45 25 35 50 15 17 61以上 203以上
5.7を超え 6.9以下 50 67以上 209以上
6.9を超え 8.3以下 55 73以上 215以上
注a) 平行部長さLcが規定の下限値の場合は,試験片の全長Ltも下限値でよい。
A.4 径又は辺が4 mm以上の線及び棒の試験片
これらの試験片には,ねじ付きのグリップがよく用いられる(図A.3及び表A.3参照)。

――――― [JIS G 0567 pdf 13] ―――――

           12
G 0567 : 2020
do 試験前の平行部の径 Lo 原標点距離(Lo=5do)
d1 メートルねじの径 Lc 平行部長さ(Lc≧Lo+do)
r 肩部の半径 Lt 試験片の全長
h つかみ部の長さ
図A.3−ねじ付きのつかみ部をもった棒状試験片の例
表A.3−ねじ付きのつかみ部をもった棒状試験片の例
単位 mm
do Lo d1 a) r h Lc Lt b)
4 20 M6 3以上 6以上 24以上 41以上
5 25 M8 4以上 7以上 30以上 51以上
6 30 M10 5以上 8以上 36以上 60以上
8 40 M12 6以上 10以上 48以上 77以上
10 50 M16 8以上 12以上 60以上 97以上
12 60 M18 9以上 15以上 72以上 116以上
14 70 M20 11以上 17以上 84以上 134以上
16 80 M24 12以上 20以上 96以上 154以上
18 90 M27 14以上 22以上 108以上 173以上
20 100 M30 15以上 24以上 120以上 191以上
25 125 M33 20以上 30以上 150以上 234以上
注a) メートルねじの呼び。
b) 肩部の半径r,つかみ部の長さh及び平行部長さLcが規定の下限値の場合は,
試験片の全長Ltも下限値でよい。
加熱装置によっては,試験片が大きいために,試験片内の温度差が規定を満足できない場合がある。こ
のような場合には,より小さな試験片を使用することが望ましい。

――――― [JIS G 0567 pdf 14] ―――――

                                                                                            13
G 0567 : 2020
A.5 つば付き(環状のナイフエッジをもつ)試験片
つば付き試験片の例を,図A.4及び表A.4に示す。
注記 A部の詳細な個々の部分に関する目標値は,次による(単位 mm)。
d2=do+0.2
d3=do+1.8
d4=do+2.0
r2=0.5
θ=90°
図A.4−つば付き(環状のナイフエッジをもった)棒状試験片の例
表A.4−つば付き(環状のナイフエッジをもった)棒状試験片の例
単位 mm
do Lo d1 a) r b) h Lc Lt c)
6 30 M10以上 4.5以上 8以上 5.5 do7.5 do 57以上
8 40 M12以上 6以上 10以上 5.5 do7.5 do 73以上
10 50 M16以上 7.5以上 12以上 5.5 do7.5 do 91以上
12 60 M18以上 9以上 15以上 5.5 do7.5 do 110以上
注a) メートルねじの呼び
b) IS Z 2241による下限値
c) 肩部の半径r及びつかみ部の長さhが規定の下限値で,かつ,平行部長さLc
が5.5 doの場合は,試験片の全長Ltも下限値でよい。

――――― [JIS G 0567 pdf 15] ―――――

次のページ PDF 16

JIS G 0567:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 6892-2:2018(MOD)

JIS G 0567:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 0567:2020の関連規格と引用規格一覧