JISG0951 : 2020 鋼構造物への循環式ショットピーニング用ショット

JIS G 0951:2020の規格概要

この規格 G0951は、鋼構造物の表面に主として圧縮残留応力を付与するなどの表面改質によって、溶接部及び溶接部周辺熱影響部の疲労強度向上を図ることを目的とした循環式ショットピーニング加工に用いるショットについて規定。

JISG0951 規格全文情報

規格番号
JIS G0951 
規格名称
鋼構造物への循環式ショットピーニング用ショット
制定年月日
2020/09/23
最新改正日
JIS 閲覧
 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

77.140.80
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
改訂:履歴
  • 2020-09-23制定日

G 0951:2020

目 次

ページ

1 適用範囲 [ p.1 ]

2 引用規格 [ p.1 ]

3 用語及び定義 [ p.1 ]

4 種類 [ p.2 ]

5 品質 [ p.2 ]

5.1 鋳鋼製ショット(SS) [ p.2 ]

5.2 コンディションドカットワイヤショット(CCW) [ p.3 ]

5.3 コンディションドステンレスカットワイヤショット(SCCW) [ p.3 ]

6 試験 [ p.4 ]

6.1 ショットの試験項目 [ p.4 ]

6.2 化学成分試験 [ p.4 ]

6.3 外観試験 [ p.4 ]

6.4 質量試験 [ p.4 ]

6.5 累積残留粒度分布試験 [ p.4 ]

6.6 ショット硬さ試験 [ p.4 ]

6.7 寿命試験 [ p.5 ]

6.8 密度試験 [ p.5 ]

7 検査 [ p.5 ]

8 表示 [ p.5 ]

附属書A(規定)耐久性試験機 [ p.6 ]

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G 0951:2020

まえがき

この規格は,産業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本鋼構造物循環式ブラスト技

術協会(JSCB)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を制定

すべきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本産業規格である。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意

を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実

用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

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日本産業規格 JIS

G 0951:2020

鋼構造物への循環式ショットピーニング用ショット

Shot media of circulation type shot peening for steel structure

1

適用範囲

この規格は,鋼構造物の表面に主として圧縮残留応力を付与するなどの表面改質によって,溶接部及び

溶接部周辺熱影響部の疲労強度向上を図ることを目的とした循環式ショットピーニング加工に用いるショ

ットについて規定する。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS B 0103 ばね用語

JIS B 2711 ばねのショットピーニング

JIS G 3502 ピアノ線材

JIS G 3506 硬鋼線材

JIS G 3560 ばね用オイルテンパー線

JIS G 3561 弁ばね用オイルテンパー線

JIS G 4308 ステンレス鋼線材

JIS G 5903 鋳鉄製又は鋳鋼製のショット及びグリット

JIS Z 0311 ブラスト処理用金属系研削材

JIS Z 8801-1 試験用ふるい−第1部:金属製網ふるい

3

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS B 0103による。

3.1

ショットピーニング

金属表面に球形又は球形に近い硬質粒子を高速度で衝突させ,表面近傍を塑性変形させる加工方法。

ショットピーニング効果には,疲労強度向上,耐応力腐食割れ性向上などがある。

3.2

循環式ショットピーニング

エアブラスト工法(噴射加工)で,噴射材を回収して再利用するシステムを使用して,鋼構造物へショ

ットピーニングを施す方法。

3.3

ショット

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2

G 0951:2020

循環式ショットピーニングに用いる,球形又は球形に近い硬質粒子。

3.4

表面改質

ショットピーニングによる圧縮残留応力の付与,組織の微細化及び変態,加工硬化など。

3.5

粒径

コンディションドカットワイヤショット(CCW)及びコンディションドステンレスカットワイヤショッ

ト(SCCW)の場合は鋼線の公称径。呼び径ともいう。

3.6

寿命

循環式ショットピーニングにおいて,品質,作業性及び経済性が確保できるショットの耐久性を示す指

標。

3.7

円形度

コンディションドカットワイヤショット(CCW)及びコンディションドステンレスカットワイヤショッ

ト(SCCW)の場合に用いる球形の程度。

4

種類

ショットの種類は3種類とし,その種類及び記号は,表1による。以下,ショットの種類は記号で表す。

表1−種類及び記号

種類

記号

説明

鋳鋼製ショット

SS

溶鋼を噴霧することによって球形とする鋳造プロセスで

製造する鋳鋼製のショット

コンディションドカットワ

イヤショット

CCW

鋼線を線径と同等の長さに切断した円柱形状のカットワ

イヤの角の部分を丸めたショット

コンディションドステンレ

スカットワイヤショット

SCCW

ステンレス鋼線を線径と同等の長さに切断した円柱形状

のカットワイヤの角の部分を丸めたショット

5

品質

5.1

鋳鋼製ショット(SS)

SSの品質は,次による。

a) 化学成分 化学成分は,6.2.1によって試験したとき,JIS Z 0311の表2(品質)の“高炭素鋳鋼ショ

ット”の“化学組成(質量分率)”による。

b) 累積残留粒度分布 累積残留粒度分布は,6.5によって試験したとき,JIS G 5903の表2(ショットの

累積残留粒度分布)の粒度番号30から粒度番号120までのいずれかとする。

c) ショット硬さ ショット硬さは,6.6.1によって試験したとき,600 HV以上とする。

d) 寿命 寿命は,6.7.1及び6.7.2によって試験したとき,JIS Z 0311の表2の“高炭素鋳鋼ショット”

の“欠陥粒子数”及び“金属組織”による。

e) 見掛け密度 見掛け密度は,6.8によって試験したとき,7.0 g/cm3以上とする。

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JIS G 0951:2020の国際規格分類一覧

  • 77.140.80

JIS G 0951:2020の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
B0103
ばね用語
B2711
ばねのショットピーニング
G3502
ピアノ線材
G3506
硬鋼線材
G3560
ばね用オイルテンパー線
G3561
弁ばね用オイルテンパー線
G4308
ステンレス鋼線材
G5903
鋳鉄製又は鋳鋼製のショット及びグリット
Z0311
ブラスト処理用金属系研削材
Z8801-1
試験用ふるい-第1部:金属製網ふるい