JIS G 1641:1998 フェロアロイの粒度用試料のサンプリング方法及び粒度測定方法 | ページ 2

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6.3 インクリメントの採取個数 インクリメントの採取個数は,表3.1及び表3.2による。
表3.1 インクリメントの最小必要個数
(フェロマンガン,フェロシリコン,フェロクロム,シリコマン
ガン及びシリコクロムの場合)
コンサインメントの質量 インクリメントの最
t 小必要個数
を超え 以下
5 000 10 000 33
2 500 5 000 30
1 000 2 500 28
500 1 000 25
250 500 23
100 250 20
50 100 18
25 50 15
10 25 10
5 10 8
− 5 6
表3.2 インクリメントの最小必要個数
(フェロタングステン,フェロモリブデン,フェロバナジウム,フェロチタン,
フェロホスホル,金属マンガン,金属けい素,金属クロム,カルシウムシリコン,
フェロニッケル,フェロボロン及びフェロニオブの場合)
コンサインメントの質量 インクリメントの最小必
t 要個数
を超え 以下
40 64 28
25 40 24
16 25 20
10 16 17
5 10 14
3 5 11
1 3 9
0.5 1 7
− 0.5 5
6.4 試験試料・測定試料の調製 試験試料・測定試料の調製は,5. c)による。
7. ふるい分け ふるい分けは,次による。
7.1 一般手順 ふるい分け実施の前に次の事項を確かめておく。
a) 測定試料の確認
b) ふるい分け方法の決定
c) 使用機器の選択
この手順の例を図1に示す。

――――― [JIS G 1641 pdf 6] ―――――

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図1 ふるい分け操作確認手順(例)
7.2 測定試料の状態 測定試料がインクリメントであるか,小口試料又は大口試料であるかを確かめる。
7.3 ふるい分け方法の決定 測定試料の質量,個数,状態などによって,手動,機械など適用するふる
い分け方法をあらかじめ決める。
7.4 使用機器の選択 測定試料の質量,粒度区分などによって,ふるいの大きさ,種類及びふるい分け
機器を選ぶ。
製品の粒度によって,次のふるい分け機器が望ましい。
7.4.1 50mm以上の塊の場合
a) 手動単体ふるい分け
b) 機械ふるい分け : 連続式ふるい分け機及び非連続式ふるい分け機。
7.4.2. 50mm未満 25mm以上の塊の場合
a) 手動ふるい分け
b) 機械ふるい分け : 連続式ふるい分け機及び非連続式ふるい分け機。
7.4.3. 25mm未満の場合
a) 手動ふるい分け
b) 機械ふるい分け : 連続式ふるい分け機及び非連続式ふるい分け機
8. 装置及び器具 装置及び器具は,次による。
8.1 ふるい
a) ふるいの種類 ふるいの種類は,板ふるいとする。
b) ふるい目の形状 ふるい目の形状は,角孔とする。
c) ふるいの目開き及び許容差 ふるいの目開き及び許容差は,JIS Z 8801に準拠し,表4による。

――――― [JIS G 1641 pdf 7] ―――――

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表4 板ふるいの目開き及び許容差
呼び寸法 ふるい目開き 呼び寸法 ふるい目開き
mm mm
基準寸法 許容差(±) 基準寸法 許容差(±)
125 125 1.00 22.4 22.4 0.30
112 112 0.95 20 20.0 0.30
100 100 0.85 18 18.0 0.28
90 90.0 0.80 16 16.0 0.27
80 80.0 0.70 14 14.0 0.26
71 71.0 0.65 12.5 12.5 0.24
63 63.0 0.60 11.2 11.2 0.23
56 56.0 0.55 10 10.0 0.21
50 50.0 0.55 9 9.0 0.20
45 45.0 0.50 8 8.0 0.19
40 40.0 0.45 7.1 7.1 0.18
35.5 35.5 0.40 6.3 6.3 0.17
31.5 31.5 0.40 5.6 5.6 0.15
28 28.0 0.35 5 5.0 0.14
25 25.0 0.35
d) ふるいの枠 JIS Z 8801に準拠した枠を付ける。
e) ふるいの検査及び保守
1) 検査
1.1) ふるいの目開きは購入時に検査する。その後は定期的に点検し,規定の許容差が保たれているかど
うかを確かめる。
1.2) 点検の頻度は,ふるいの使用頻度,製品の種類などの要因で決まるが,ふるいごとに記録しておく
とよい。
1.3) 検査の方法は,JIS Z 8801による。
2) 保守
2.1) ふるいは使用前に十分に脱脂し,微粉の製品などが付着しないようにしておく。
2.2) ふるいの掃除は,ふるい面に損傷を与えないように注意して,軟らかい黄銅製ワイヤブラシなどで
行うか,又は圧縮空気による洗浄を行う。
8.2 ふるい分け機器 ふるい分け機器は,連続式と非連続式とがあり,それぞれ単一又は段重ねふるい
のものがある(11.参照)。
これらは規定粒度又は合意した粒度区分について,手動ふるい分けによる粒度 (%) に比べ,絶対値で
2%以上の差がなければ,いずれの形式のふるい分け機器を用いてもよい。
8.3 はかり はかりは,試料の質量に近いひょう量のものを用い,その感度はひょう量の1 000分の1
以下とする。
9. ふるい分けによる粒度測定方法
9.1 装入試料の粒子の大きさ 装入試料の粒子の大きさは,ふるいの破損を避けるため,ふるいに装入
する試料の最大の粒子は10×W0.7を超えてはならない。Wはふるいの目開き (mm) で,この関係の例を表
5に示す。

――――― [JIS G 1641 pdf 8] ―――――

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表5 ふるいの目開きと装入試料の大きさ(例)
ふるいの目開き 最大粒子の大きさ
mm
31.5mm 110
10.0mm 50
5.00mm 30
1.00mm 10
250 3.8
45 1.2
9.2 装入試料の質量 試験試料は,通常数個の装入試料に分ける。装入試料の質量は,ふるいの目開き,
ふるい面の大きさ及び試料のかさ密度によって次の式で算出する。よく用いるふるいについての例を表6
に示す。
a) ふるいの目開きが22.4mmを超える場合の最大装入質量 (m) の計算
m=2× (0.005+0.000 4W) 爰 kg)
ここに, W : ふるいの目開き (mm)
製品のかさ密度 (kg/m3)
A : ふるい面の面積 (m2)
b) ふるいの目開きが500 下の場合の最大装入質量 (m0) の計算
m0=0.001 4W・ 爰 kg)
この最大質量は非連続式機械ふるい及び段重ねふるいにも適用できる。
段重ねふるいの場合は最も大きい目開きに適用するが,より小さい目開きのふるいで過多にならないよ
うに配慮する。
表6 ふるいの目開きと装入試料の最大質量(例)
ふるいの目開き 最大質量
mm kg
450×450mm 600×600mm
角形ふるい 角形ふるい
50.0 − 29
31.5 11.5 20
22.4 9 16
10.0 4.5 8
6.3 3 5
備考 試料のかさ密度は1 600kg/m3を用いてある。
9.3 ふるい分け時間 ふるい分け操作の終了時の判定は,ふるい下の質量が一定時間につき一定百分率
以下になったときを終了時とする。ふるい分け終了時の判定が困難な場合には,受渡当事者間の協議によ
ってふるい分け時間を決める。
9.4 ふるい分け操作 ふるい分け操作は,次による。
9.4.1 手動ふるい分け 手動ふるい分け操作は,次の手順による。
a) ふるいの目開きの大きい順にふるい分ける。
b) 9.2に示す規定質量以下の装入試料をふるいに入れる。
c) 目開き50mm以上のふるいを用いて試料をふるい分けた場合,ふるい上をそれぞれ手動単体ふるい分
けする。
備考 c)の代わりにふるい目と同じ寸法の角形ゲージで測定することができる。
d) ふるい下がほとんど認められなくなったとき,ふるい下を集めて質量をはかる。

――――― [JIS G 1641 pdf 9] ―――――

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e) ふるい分け操作を更に1分間続け,ふるい下の質量をはかる。
f) ふるい分けの終点は,1分間にふるいを通過するふるい下の質量が,装入試料の質量の0.1%以下にな
ったときとする。
g) ふるい分けが終わった試料は,粒度区分ごとにそれぞれの質量をはかる。
9.4.2 機械ふるい分け 機械ふるい分けは,9.4.1に規定した手動ふるいとの差がないようあらかじめ操
作条件を決めておく。
a) 連続式機械ふるい分け機への装入試料質量は,ふるいの面積,試料のふるい面通過速度及び試料の性
状に応じて適正量を決める。
b) 非連続式機械ふるい分け機を用いる場合はa)に準じる。
c) 機械ふるい分けの方法を11.に示す。
10. 結果の表示 結果の表示は,次による。
10.1 計算 計算は,次による。
a) インクリメントごとに粒度 (%) を測定した場合は,次のいずれかによる。
1) インクリメントの質量のばらつきが小さい (CV<20%) ときは,粒度区分ごとに粒度 (%) を式 (1)
によって計算し,小数第2位まで求める。
m1
= 100 (1)
m2
ここに, 柿 粒度 (%)
m1 : インクリメントの粒度区分の質量の合計 (kg)
m2 : インクリメントの質量の合計 (kg)
2) インクリメントの質量のばらつきが大きい (CV≧20%) ときは,インクリメントごとに各粒度 (%)
を式(2)によって小数第3位まで計算し,更に式(3)によって粒度区分ごとに粒度 (%) をインクリメ
ント個数による算術平均を行い,小数第2位まで求める。
m1i
1i= 100 (2)
m2i
Σγ1i
= , i=,1 n (3)
・・・・・・・・・,
n
ここに, 最 槿 i番目のインクリメントの粒度 (%)
mli : i番目のインクリメントの粒度区分の質量 (kg)
m2i : i番目のインクリメントの質量 (kg)
n : インクリメントの個数
備考 CV<20%のとき,式(2)及び式(3)を用いてもよい。
b) 小口試料ごとに粒度 (%) を測定した場合は,各粒度区分について式(4)によって小数第3位まで計算
し,更に式(5)によって,これらの小口試料を構成するインクリメント個数による重みつき平均値を小
数第2位まで求める。
m3 j
=
2 jm 100 (4)
4j
Σγ2 j,vj
= , i=,1 k
・・・・・・・・・,

(pdf 一覧ページ番号 )

                             Σvj
ここに, r2j : j番目の小口試料の粒度 (%)
m3j : j番目の小口試料の粒度区分の質量 (kg)

――――― [JIS G 1641 pdf 10] ―――――

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JIS G 1641:1998の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 4551:1987(MOD)

JIS G 1641:1998の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 1641:1998の関連規格と引用規格一覧