この規格ページの目次
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G 3571 : 2020
a) 試験片の長さは,300 mm600 mmとする。
b) 試験液は,JIS H 0401の5.2.3(試験液)による。
c) 試験片の清浄は,JIS H 0401の5.2.4(試験片の清浄)による。
d) 清浄にした試験片の質量を0.01 gの桁まで量る。試験片が容器に比べて長すぎるときは,試験片を適
切に曲げるか,又は巻くかして,試験片が完全に試験液に浸るようにする。水素の発生が少なくなり,
めっき皮膜が除去された後に取り出し,水洗いし,綿布でよく拭った後,十分に乾燥する。再び試験
片の質量を0.01 gの桁まで量った後,試験片の線径を同一箇所で互いに直角の方向に0.01 mmの桁ま
で測定し,その平均値を求める。
なお,試験液は,めっき皮膜が容易に除去される範囲内で繰り返し用いてよい。
e) めっき付着量は,次の式によって算出する。算出結果は,JIS Z 8401によって丸め,丸めの幅は整数
とする。
W1 W2
M ds 1 960
W2
ここに, M : めっき付着量(g/m2)
W1 : 試験片のめっき皮膜を除去する前の質量(g)
W2 : 試験片のめっき皮膜を除去した後の質量(g)
ds : 試験片のめっき皮膜を除去した後の径(mm)
1 960 : 定数[g/(mm・m2)]
9.1.7 めっき付着性試験
めっき付着性試験は,ISO 7802による。
試験片を巻き付ける心金の径は,試験片の線径(d)の5倍とし,心金の周囲に8回以上密接して巻き付
けたときのめっき被膜の表面状態を調べる。巻き付ける速度は,60回/分以下とする。
なお,巻付け試験で異常がない場合には,この試験を省略してよい。
9.1.8 外観試験
外観試験は,目視によって実施する。
9.1.9 直線性試験
直線性試験は,平面的なフリーコイル径及び三次元的なフリーリングリフトを測定する。その方法は,
次による。
a) フリーコイル径(D)は,鋼線のコイルの片端から約5 mの試験片を採取し,平たん(坦)面に放置
したときの,図1のh1,h2及びh3の3か所を測定して平均値を求め,次の式によって算出し,算出結
果は0.1 m単位に丸める。
h1 h2 h3
h
3
2
h 1
D
h
ここに, h1,h2,h3 : 任意の円弧の鋼線内径側と弦との間の円弧の高さ(m)
h : h1,h2及びh3の平均値(m)
D : フリーコイル径(m)
b) フリーリングリフト(H)は,フリーコイル径を測定するときの,図1の試験片端部と平たん(坦)
面との距離を測定する。
――――― [JIS G 3571 pdf 11] ―――――
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G 3571 : 2020
L 弦の長さ=2 m
図1−直線性試験
9.2 特別品質特性の試験
9.2.1 めっきの均一性試験(浸せき試験)
めっきの均一性試験は,JIS H 0401による。
なお,硫酸銅溶液への浸せき回数は,4回とする。
9.2.2 めっき耐食性(塩水噴霧)試験
めっき耐食性(塩水噴霧)試験は,JIS Z 2371による。
9.2.3 引張疲労試験
引張疲労試験は,附属書Aによる。
9.2.4 リラクセーション試験
リラクセーション試験は,附属書Bによる。
10 出荷条件
出荷条件は,受渡当事者間の協定による。
――――― [JIS G 3571 pdf 12] ―――――
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G 3571 : 2020
附属書A
(規定)
引張疲労試験
A.1 試験の原理
試験片に,弾性領域内で一定周波数の正弦波状の繰返し軸方向引張力を与える。試験は,試験片が破断
するまで,又は要求される繰返し回数に破断せずに到達するまで実施する。
A.2 試験片
最小のつかみ間隔は,140 mm又は14 dのいずれか大きい方とし,グリップ間のつかみ間隔には,いか
なる加工も施してはならない。
A.3 試験条件
試験条件は,次による。
− 上限応力は,公称引張強さ×0.45とする。
− 下限応力は,上限応力から,公称断面積によって求めた応力の範囲350 MPaを減じた値とする。
− 繰返し回数は,200万回とする。
A.4 試験手順
試験手順は,JIS Z 2273による。
――――― [JIS G 3571 pdf 13] ―――――
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G 3571 : 2020
附属書B
(規定)
リラクセーション試験
B.1 試験の原理
試験片を規定された温度に保持して,試験片の長手方向に試験力を加えて規定の初期試験力に達した後,
全ひずみが一定に保たれた条件の下で,試験力の時間的変化を求める。
B.2 試験片
試験片は,直線状態を保持し,グリップ間のつかみ間隔には,いかなる機械的な変形又は加工も施して
はならない。
B.3 試験条件
試験条件は,次による。
− 試験温度は,常温(20±5 ℃)とする。
− 引張強さは,公称引張強さ×0.7とする。
− 試験時間は,1 000時間とする。
B.4 試験手順
試験手順は,JIS Z 2276による。
B.5 用語
用語は,JIS Z 2276の箇条3による。
――――― [JIS G 3571 pdf 14] ―――――
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G 3571 : 2020
附属書C
(参考)
鋼線の密度及び裸鋼線の線径の計算
鋼線の密度は,次の式(C.1)によって求める。
2 2 2
4a s z 4a zd 2a
w s 2 2
(C.1)
z d
ここに, γw : めっき鋼線の密度(g/m3)
γs : 鋼の密度7 850(kg/m3)
γz : 亜鉛アルミニウム合金めっき(Zn95Al5)の密度6 580
(kg/m3)
亜鉛めっき(Zn)の密度7 140(kg/m3)
d : めっき鋼線の線径(m)
a : 最小めっき付着量(kg/m2)
裸鋼線の線径d1は,次の式(C.2)によって求める。
2
4a2 zd2 2a
d1 (C.2)
z
――――― [JIS G 3571 pdf 15] ―――――
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JIS G 3571:2020の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 19203:2018(MOD)
JIS G 3571:2020の国際規格 ICS 分類一覧
- 77 : 金属工学 > 77.140 : 鉄及び鋼製品 > 77.140.65 : 鋼線,ワイヤロープ及びリンクチェーン
JIS G 3571:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG0201:2000
- 鉄鋼用語(熱処理)
- JISG0202:2013
- 鉄鋼用語(試験)
- JISG0203:2009
- 鉄鋼用語(製品及び品質)
- JISG0415:2014
- 鋼及び鋼製品―検査文書
- JISG3504:2020
- 橋りょう(梁)用線材
- JISH0401:2013
- 溶融亜鉛めっき試験方法
- JISH2107:2015
- 亜鉛地金
- JISZ2241:2011
- 金属材料引張試験方法
- JISZ2273:1978
- 金属材料の疲れ試験方法通則
- JISZ2276:2012
- 金属材料の引張リラクセーション試験方法
- JISZ2371:2015
- 塩水噴霧試験方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方