この規格ページの目次
JIS K 0135:2003 規格概要
この規格 K0135は、物質の分取に用いる分取液体クロマトグラフィーの通則について規定。
JISK0135 規格全文情報
- 規格番号
- JIS K0135
- 規格名称
- 分取液体クロマトグラフィー通則
- 規格名称英語訳
- General rules for preparative liquid chromatography
- 制定年月日
- 2003年12月20日
- 最新改正日
- 2018年10月22日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 71.040.50
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 化学分析 2021, 環境測定 II 2021
- 改訂:履歴
- 2003-12-20 制定日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
- ページ
- JIS K 0135:2003 PDF [14]
K 0135 : 2003
まえがき
この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,財団法人バイオインダストリー協会(JBA)
/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,
日本工業標準調査会の審議を経て,大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS K 0135 pdf 1] ―――――
K 0135 : 2003
pdf 目 次
ページ
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 定義・・・・[1]
- 4. 装置・・・・[3]
- 4.1 装置の構成・・・・[4]
- 4.2 試料保存部,移動相保存部及び画分保存部・・・・[4]
- 4.3 送液部・・・・[4]
- 4.4 カラム部・・・・[5]
- 4.5 検出部・・・・[6]
- 4.6 分画部・・・・[6]
- 4.7 装置制御部・・・・[6]
- 4.8 温度制御部・・・・[6]
- 4.9 データ処理部・・・・[6]
- 4.10 配管部・・・・[6]
- 5. 溶離液・・・・[7]
- 6. カラム及び分離方式・・・・[7]
- 7. 操作・・・・[7]
- 7.1 装置の設置・・・・[7]
- 7.2 安全性・・・・[7]
- 7.3 負荷溶液の調製・・・・[8]
- 7.4 移動相・・・・[8]
- 7.5 溶媒・・・・[8]
- 7.6 操作・・・・[8]
- 8. 妥当性確認・・・・[9]
- 9. スケールアップ・・・・[11]
- 10. 分取結果の表示項目・・・・[12]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS K 0135 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
K 0135 : 2003
分取液体クロマトグラフィー通則
General rules for preparative liquid chromatography
1. 適用範囲
この規格は,物質の分取に用いる分取液体クロマトグラフィーの通則について規定する。
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0114 ガスクロマトグラフ分析通則
JIS K 0124 高速液体クロマトグラフ分析通則
JIS K 0127 イオンクロマトグラフ分析通則
JIS K 0211 分析化学用語(基礎部門)
JIS K 0214 分析化学用語(クロマトグラフィー部門)
JIS K 3600 バイオテクノロジー用語
JIS K 3610 生体工学用語(生体化学部門)
JIS Z 8103 計測用語
JIS Z 8122 コンタミネーションコントロール用語
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 0114,JIS K 0124,JIS K 0127,JIS K 0211,JIS K
0214,JIS K 3600,JIS K 3610,JIS Z 8103及びJIS Z 8122によるほか,次による。
a) 一般的な用語 一般的な用語の定義は次による。
1) 分取液体クロマトグラフィー(preparative liquid chromatography) 移動相として液体を用いるクロ
マトグラフィーによって目的物を分取する方法。
2) 精製(purification) 目的物から不純物を除去し,目的物の純度を高める操作。
3) 充てん層(packing layer) カラムに充てんされた充てん剤の層。
4) 負荷(load), 試料注入(sample injection) 試料をカラムに注入する操作。
5) 負荷量(load mass,load volume) カラムに注入する試料の質量,又は容量。
6) 負荷溶媒(load solvent,sample solvent) 試料を溶解する液体。
7) 溶離(elution) カラム内に保持されている成分を展開,溶出させる操作。
8) 溶出(elution) 液体を用いてカラム内に保持されている成分をカラム外へ流出させる操作。
9) 洗浄(cleaning) 目的物が分取された後,カラム内に残っている保持成分を溶出させる操作。
10) 洗浄溶媒(cleaning solvent) 目的物が分取された後,カラム内に残っている保持成分を溶出するた
めに用いる液体。
11) 再生(regeneration) 分取に用いた充てん剤の状態を初期状態に戻す操作。
12) 平衡化(reequilibration)分取に用いたカラムを初期状態に戻す操作。
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13) 分画(fractionation) カラムで分離され,溶出してきた成分を分け取る操作。
14) 画分,フラクション(fraction) 分画した溶液。
15) 溶媒回収(solvent recovery) 分取に用いた溶媒を再利用を目的に回収する操作。
16) チャレンジテスト(challenge test) 重要な製造工程において,最悪の事例を想定して製造条件が標
準の限界値にあるときの製品品質を確認するテスト。
b) 装置に関連する用語 装置に関する用語の定義は,次による。
1) プレカラム(precolumn) 不要な成分を除去し,必要な成分を含む画分をメインカラムに送るため
に,メインカラムの前に設置するカラム。
2) ガードカラム(guard column) 試料中の不純物や強吸着成分によるメインカラムの劣化を防ぐため
に,メインカラムの前に設けるカラム。
移動相溶媒由来の不純物及び粒子状物質を除去する
3) スカベンジャーカラム(scavenger column)
ためにメインカラムの前に設けるカラム。
4) フリット,カラムフィルタ(frit,column filter) 充てん剤をカラム内に保持し,移動相を通過させ
る多孔板。
5) 分散板(distributor) カラム断面方向に試料及び/又は移動相が均一に負荷,通液するようにカラ
ムの入口及び/又は出口に設ける整流板。
6) カラム槽(column oven) カラムの温度を一定に保つために,カラムを収容する槽。
7) カラムジャケット(column jacket) カラムの温度を一定に保つためにカラムの周囲に取り付けるも
の。
8) カラム管(empty column) カラムを収納している管。空カラムともいう。
9) カラム栓(column end fitting, column terminator) 溶液をカラムに導入又は流出するための構造物。
カラムの大きさに
10) 可動栓型カラム(end fitting adjustable column, adjustable-terminator column)
よってカラム栓の位置を調節できるように設計したカラム。
11) アクシャルコンプレッション型カラム (axial compression column) 可動カラムで,溶媒の流れ方向
に圧力をかけられるカラム。
12) ラジアルコンプレッション型カラム(radial compression column) カラムに対して溶媒の流れの垂直
方向から圧力をかけられるカラム。
13) オートサンプラ(automatic sampler) 自動的にカラムに試料を負荷する装置。
14) 多波長検出器(photodiode array detector) 移動相中での試料成分の吸光スペクトル及び吸光度の
時間変化を移動相の流れを止めることなく連続的に測定する装置。
15) ダンパ(damper) ポンプによる脈流を低減する装置。
c) 方法に関する用語 方法に関する用語の定義は,次による。
1) シングルカラムシステム(single column separation system)1本のカラムを用いて分取するクロ
マトグラフ法システム。
2) マルチカラムシステム(multiple column separation system) 2本以上のカラムを組み合わせて分取
するクロマトグラフ法システム。
3) カラムスイッチング(column switching) 2本以上のカラムを切り替えて分取する方法。最初のカ
ラムで分離した必要な画分を他のカラムに負荷し,さらに分離を行って分取する。この場合,カラ
ムを切り替えるために切り替えバルブを用いる。また,異なる分離モードを組み合わせたりする。
4) 半連続試料注入法(semi-continuous sample injection method) 最初に負荷した試料の目的物ピーク
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が,次に負荷する試料の目的物ピークとカラム内で重ならないような時間間隔で負荷する方法。
5) 擬似移動床クロマトグラフィー(simulated moving bed chromatography)原料及び溶離液の供給
排出位置を切り替えて固定相を動かすことなく行う連続クロマトグラフィー。
6) アイソクラチック溶離法(isocratic elution) 一定組成の溶離液を用いて試料成分を展開,溶出させ
る方法。
d) 操作パラメータに関する用語 操作パラメータに関する用語は,次による。
1) 充てん密度(packing density) カラム管内の充てん剤の質量をベッドボリュームで除した値。
2) ベッドボリューム(bed volume,略号 : BV) カラム内の充てん剤の容積(充てん層の高さにカラ
ム断面積を乗じた値)。
3) 溶媒強度(solvent strength) カラム内に保持した試料成分を溶出するときの溶媒の溶出力を表す。
試料成分を早く溶出させる溶媒は,遅く溶出させる溶媒より“溶媒強度が強い”という。
4) 線速度(linear velocity,略号 : LV) カラム内の移動相の速度で,その大きさは単位時間当たりの
流量をカラム断面積で除した値。
5) 空間速度(space velocity,略号 : SV) 1時間にカラムに通液する移動相容量をカラム内の充てん
剤容積で除した値。
6) 負荷率(load ratio) 負荷量とカラムに充てんしている充てん剤量との比率。ここで,充てん剤量
とは,シリカゲル系充てん剤などの乾燥状態で市販されている充てん剤は,充てん剤質量,ポリマ
ー系充てん剤などの湿潤状態で市販されている充てん剤は,充てん剤体積を用い,混乱防止のため,
負荷率の単位(質量%又は質量/体積%)を明記する。
7) 精製速度(purification rate) 単位時間当たりの目的物の精製質量。
8) ピークの広がり(peak broadening) 試料成分の溶出液中の分布幅。
9) ピーク対称度(asymmetry factor,略号 : As) ベースラインから10%のピーク高さの位置におけ
るピーク幅をピークトップからベースラインへ下ろした垂線で二分したとき,ピーク立ち下がり側
の距離をピーク立ち上がり側の距離で除した値(As 0.1)。
10) スケールアップファクター(scale up factor) スケールアップする倍率。
11) 精度管理(quality control) 併行精度(repeatability),再現精度(reproducibility),変動係数(coefficient
of variation,略号 : CV)などにより構成される管理手法。(参照JIS Z 8103)
e) その他の用語 その他の用語は,次による。
1) 排除限界 (exclusion limit) 充てん剤の細孔径に入り込める分子サイズの上限。
2) EC校正曲線(SEC Calibration curve) サイズ排除クロマトグラフィーにおいて用いる試料成分の
溶出体積と分子量の対数値との関係を示す線。
3) 強吸着成分(highly retained sample) 保持容量が大きくて洗浄を行っても容易に溶出しない成分。
4) イオン対試薬(ionpairing reagent) イオン性の成分及びイオン対を形成するイオン性化合物。
5) デッドスペース(dead space) 移動相の流れが滞留する部分。
4. 装置
4.1 装置の構成
分取液体クロマトグラフは,試料保存部,移動相保存部,送液部,カラム部,検出部,
分画部,画分保存部,廃液部,データ処理部,装置制御部,温度制御部及び配管部で構成する。基本構成
の一例を図1に示す。
a) 試料又は移動相と接する部分の材料は,試料の変質及び吸着を生じさせない,試料又は移動相によって
――――― [JIS K 0135 pdf 5] ―――――
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JIS K 0135:2003の国際規格 ICS 分類一覧
JIS K 0135:2003の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0114:2012
- ガスクロマトグラフィー通則
- JISK0124:2011
- 高速液体クロマトグラフィー通則
- JISK0127:2013
- イオンクロマトグラフィー通則
- JISK0211:2013
- 分析化学用語(基礎部門)
- JISK0214:2013
- 分析化学用語(クロマトグラフィー部門)
- JISK3600:2000
- バイオテクノロジー用語
- JISK3610:1992
- 生体工学用語(生体化学部門)
- JISZ8103:2019
- 計測用語
- JISZ8122:2000
- コンタミネーションコントロール用語