JIS K 6322:2018 布層コンベヤゴムベルト | ページ 4

                                                                                             13
K 6322 : 2018
単位 mm
A つかみ部の長さ
1 標線
図11−試験片の形状T形
b) 試験機 試験機は,JIS K 6272に規定するものを使用する。
c) 試験手順 試験手順は,次による。
1) ) に規定するいずれかの試験片を用い,試験片が試験中にゆがみ,つかみ切れ,滑り,その他の不
都合が生じないように正しくつかみに取り付ける。
2) つかみ具の移動速度は100±10 mm/minとし,ベルトの強力の呼びの10 %負荷時伸び及び試験片が
切断に至るまでの最大引張力を読み取る。
3) 読み取った最大引張力を試験片の幅で除して引張強さを求める。ただし,ベルトの強力が大きく,
つかみ切れ及び滑りが生じる場合は,試験片の厚さ方向に2分割して試験してもよい。この場合,
分割した布層数の差は1層以内とする。
4) 試験時につかみ切れなどの異常な切れが発生した場合には,再度,試験を行う。
d) 試験結果のまとめ方 試験結果は,試験片3個の測定値の平均で表す。2分割して試験を行った場合
は,そのことを記載し,2分割した6個の試験片の測定値の合計を3で除した値で表す。
10.5 離試験
離試験は,次による。
a) 試験片 試験片は,試料の布層の両耳側端末から100 mm以上離れ,布の継ぎ目を除いた位置から採
取し,幅25±0.5 mm,長さ200 mm以上のものを2個作製する。
b) 試験方法 試験においては,試験片の一端で層間を縦方向に少し離してつかむ。試験は,つかみ具
の移動速度100±10 mm/minで,ISO 252の箇条6(Procedure)に規定するA法又はB法(図12参照)
によって層間ごとに行い,そのときの離力を試験片の幅で除して離強さを求める。
なお,離長さは,離力の極大値が8点以上得られる長さとする。

――――― [JIS K 6322 pdf 16] ―――――

14
K 6322 : 2018
1 上面カバーゴム
2 下面カバーゴム
図12−離試験方法(5層の例)
c) 試験結果のまとめ方 試験結果は,JIS K 6274の3.6(E法)によってまとめる。
10.6 トラフ性試験
トラフ性試験は,次による。
a) 試料の一端からベルトの幅b,長さ150±2 mmで全厚の長方形のものを2個採取し,試験片とする。
b) 試験片の上面を上に向けて,その四隅を試験装置(図13参照)のつり具で,正しくつかみ,つり具が
鉛直になるように試験片をつり下げ,つり具が鉛直になったときから5分間経過後に中央部のたわみ
Fを測定する(図14参照)。
c) トラフ指数Tは,式(2)によって算出し,2個の試験片の平均値を求める。
1 t
T F (2)
b 2

――――― [JIS K 6322 pdf 17] ―――――

                                                                                             15
K 6322 : 2018
単位 mm
1 つり具
2 横棒
3 つかみ具
4 試験片
5 基準線となる棒
図13−トラフ性試験装置の例
1 基準線
図14−Fの測定位置

10.7 ベルトの直線性の測定

  ベルトの長さ方向の直線性の測定は,次による。
a) ベルトを平らな面に凹凸のないように広げ,任意の位置で図15のようにベルト耳部に長さ7 mの糸
を張ってベルトの曲がり量
b) ベルトの長さが20 m以下又はベルトの幅が450 mm以下の場合の張り糸の長さは,5 mとする。

――――― [JIS K 6322 pdf 18] ―――――

16
K 6322 : 2018
単位 mm
δ ベルトの曲がり量
1 張り糸
2 ベルト試料
b ベルトの幅
図15−ベルトの曲がり量δの測定位置

11 製品の呼び方

  製品の呼び方は,次による。
例 布層コンベヤゴムベルト JIS K 6322 400m−1000 E P 1000 / 5 4+2 H
カバーゴムの種類
下面カバーゴムの
厚さ(mm)
上面カバーゴムの厚さ(mm)
布層数
ベルトの強力の呼び
芯体の横糸の材質記号
芯体の縦糸の材質記号
ベルトの幅(mm)
ベルトの長さ
規格番号
なお,ベルトの芯体材質は,表15の記号を用いる。
表15−芯体材質の記号
記号 芯体材質
R レーヨン
P ポリアミド
E ポリエステル
D アラミド
G ガラス

12 表示

12.1 製品の表示

  ベルトの上面又は下面に25 m以下の間隔で次の事項を表示する。

――――― [JIS K 6322 pdf 19] ―――――

                                                                                             17
K 6322 : 2018
a) ベルトの強力の呼び又はその略号
b) カバーゴムの種類
c) 製造年月又はその略号
d) 製造業者名又はその略号

12.2 包装の表示

  包装した場合は,その外面に次の事項を表示する。
a) ベルトの強力の呼び又はその略号
b) その他必要事項

――――― [JIS K 6322 pdf 20] ―――――

次のページ PDF 21

JIS K 6322:2018の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 14890:2013(MOD)

JIS K 6322:2018の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 6322:2018の関連規格と引用規格一覧