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K 6322 : 2018
表13−試料の採取個数
ベルトの長さa) 試料の採取個数
m
500以下 1
500を超え 1000以下 2
1000を超え 2000以下 3
2000を超え 3500以下 4
3500を超え 5000以下 5
5000を超え 7000以下 6
7000を超え 10000以下 7
注a) ベルトの長さ10 000 mを超えるものは8個とし,更に5 000 mごとに1個追加する。
試料の大きさは,試験を行うのに必要な大きさとする。
なお,試料の採取個数が2個以上の場合は,同一箇所から採取してはならない。
9.2 寸法の測定
9.2.1 測定器具
ベルトの寸法の測定には,表14に示す測定器具を用いる。
表14−寸法の測定器具
寸法の測定項目 測定器具
JIS B 7512に規定する鋼製巻尺の1級又はこれと同等の精度をもつ測定器具
ベルトの幅及びエンド
レスベルトの長さ
オープンベルトの長さ 0.1 m単位で測定できる測定器具
ベルトの厚さ JIS B 7503に規定するダイヤルゲージで,直径10 mmの測定子をもち,試料に
22±5 kPaの圧力を加えたとき,0.1 mm単位で測定できるもの
カバーゴムの厚さ JIS B 7507に規定するノギス又はこれと同等の精度をもつ測定器具
9.2.2 ベルトの幅の測定
ベルトの幅は,少なくともベルトの長さ方向の両端末及び中央の合計3か所以上で測定する。1ロット
のベルトが複数本からなる場合には,1本ごとに測定する。
9.2.3 ベルトの長さの測定
ベルトの長さの測定は,次による。
a) オープンベルト オープンベルトでは,ベルトの両端末間の長さを測定する。
b) エンドレスベルト エンドレスベルトでは,ベルトを平らな所に図3のように置き,ab cd になるよ
うに印を付けてab間の長さをはかった後,ベルトを動かしてac及びbdの長さをはかり,エンドレス
ベルトの長さを式(1)によって算出する。
L ab ac bd (1)
ここに, ab : ベルトab間の長さ(m)
ac : ベルトac間の長さ(m)
bd : ベルトbd間の長さ(m)
――――― [JIS K 6322 pdf 11] ―――――
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1 ベルト
図3−エンドレスベルトの長さの測定
9.2.4 ベルトの厚さの測定
ベルトの厚さの均一性を求めるための厚さの測定は,採取試料の一端において,ベルトの幅に応じて図
4図6に示す箇所で行い,その最大値,最小値及び平均値から均一性を算出する。
9.2.5 カバーゴムの厚さの測定
上面カバーゴムの厚さt1,及び下面カバーゴムの厚さt2の測定は,採取試料の一端においてベルトを破
壊することなく,ベルトの幅に応じて図4図6に示す箇所で行う。この場合,カバーゴムの厚さt1及び
t2はそれぞれ布層の波形状の頂点からベルトの表面までの寸法の平均値で表す。
図4−ベルトの厚さ及びカバーゴムの厚さの測定位置(ベルトの幅650 mm以下)
図5−ベルトの厚さ及びカバーゴムの厚さの測定位置(ベルトの幅650 mm超え1 200 mm以下)
――――― [JIS K 6322 pdf 12] ―――――
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図6−ベルトの厚さ及びカバーゴムの厚さの測定位置(ベルトの幅1 200 mm超え)
10 試験方法
10.1 カバーゴムの引張試験
カバーゴムの引張試験は,JIS K 6251の箇条13(試験手順)に規定する方法による。ただし,試験片は,
試料の任意の位置からぎ取った上面カバーゴム及び下面カバーゴムから,JIS K 6251の6.2(ダンベル状
試験片)に規定するダンベル状3号形試験片を,ベルト長さ方向に各々3個以上作製する。
10.2 カバーゴムの老化試験
カバーゴムの老化試験は,JIS K 6257の3.3(試験方法)の表1(試験の種類及び試験方法)のA法の
AtA-1に規定する方法による。ただし,10.1と同様に試験片を作製し,温度70±1 ℃で連続168時間促進
老化させた後,10.1と同じ引張試験を行う。引張強さ及び伸びの変化率は,JIS K 6257の箇条10(試験結
果の表示)によって算出する。
10.3 カバーゴムの摩耗試験
カバーゴムの摩耗試験は,JIS K 6264-2の6.(DIN摩耗試験)に規定する方法による。ただし,試験片
は,試料の任意の位置からぎ取った上面カバーゴム及び下面カバーゴムから,JIS K 6264-2の6.3(試験
片)に規定する試験片を,3個以上作製する。
10.4 ベルトの引張試験
ベルトの引張試験は,次による。
なお,試験はベルト全厚状のまま行うが,ベルトの厚さが厚く,試験機のつかみ具でつかみにくい場合
は,つかみ部分の上面カバーゴム及び下面カバーゴムをつかみ具に入る程度の厚さにそぎ取ってもよい。
a) 試験片 試験片は,図7図11に示すA形,B形,C形,D形及びT形のうち,いずれか1種類の形
状の試験片を試料の布層の両耳側端末から内側に50 mm以上離れた所から採取し,3個以上作製する。
試験片は,その長さの軸がベルトの長さ方向と平行で,布層の継ぎを含まないものとする。
――――― [JIS K 6322 pdf 13] ―――――
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単位 mm
A つかみ部の長さ
1 標線
図7−試験片の形状A形
単位 mm
(415±10)+A
A つかみ部の長さ
1 標線
図8−試験片の形状B形
――――― [JIS K 6322 pdf 14] ―――――
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K 6322 : 2018
単位 mm
(240±10)+A
A つかみ部の長さ
1 標線
図9−試験片の形状C形
単位 mm
A つかみ部の長さ
1 標線
2 切断線(ベルトを幅方向に切断する位置)
図10−試験片の形状D形
――――― [JIS K 6322 pdf 15] ―――――
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JIS K 6322:2018の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 14890:2013(MOD)
JIS K 6322:2018の国際規格 ICS 分類一覧
- 83 : ゴム及びプラスチック工業 > 83.140 : ゴム及びプラスチック製品 > 83.140.99 : その他のゴム及びプラスチック製品
JIS K 6322:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7503:2017
- ダイヤルゲージ
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB7512:2018
- 鋼製巻尺
- JISK6200:2019
- ゴム―用語
- JISK6250:2019
- ゴム―物理試験方法通則
- JISK6251:2017
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―引張特性の求め方
- JISK6257:2017
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―熱老化特性の求め方
- JISK6264-2:2005
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―耐摩耗性の求め方―第2部:試験方法
- JISK6272:2003
- ゴム―引張,曲げ及び圧縮試験機(定速)―仕様
- JISK6274:2018
- ゴム及びプラスチック―引裂強さ及び接着強さの求め方における波状曲線の解析