JIS K 6745:2015 プラスチック―硬質ポリ塩化ビニル板 | ページ 2

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6.2.3 厚さ
厚さの許容差は,一般用途向け(T1)及び特定用途向け(T2)に区分し,それぞれ表4及び表5による。
表4−厚さの許容差 : 一般用途向け(T1)
厚さd 許容差
mm %
押出板(E) プレス板(P)
1.0 ≦d≦ 5.0 ±13 ±15
5.0 20 表5−厚さの許容差 : 特定用途向け(T2)
許容差
mm
押出板(E) ±(0.1+0.03×厚さd)
プレス板(P) ±(0.1+0.05×厚さd)

6.3 性能

  板の機械的特性,熱的特性,光学的特性及び化学的特性の要求値は,表6による。
注記 表6以外の追加可能な性能については,附属書JBを参照する。
表6−要求性能
性能 要求値 試験
押出板(E) プレス板(P) 方法
グルー グルー グルー グルー グルー グルー グルー グルー グルー グルー
プ1 プ2 プ3 プ4 プ5 プ1 プ2 プ3 プ4 プ5
汎用 汎用透 高剛性 高衝撃 耐熱 汎用 汎用透 高剛性 高衝撃 耐熱
明 明
引張降伏応 ≧50 ≧45 ≧60 ≧45 ≧50 ≧50 ≧45 ≧60 ≧45 ≧50 7.4.1
力 MPa
引張破壊時 ≧8 ≧5 ≧3 ≧8 ≧10 ≧5 ≧5 ≧8 ≧10 ≧8 7.4.1
呼びひずみ
%
引張弾性率 7.4.2
≧2 500 ≧2 000 ≧3 200 ≧2 300 ≧2 500 ≧2 500 ≧2 500 ≧3 000 ≧2 000 ≧2 500
MPa
ノッチ付き ≧2 ≧1 ≧2 ≧5 ≧2 ≧2 ≧1 ≧2 ≧10 ≧2 7.4.3
試験片のシ
ャルピー衝
撃強さ
kJ/m2
ビカット軟 ≧70 ≧60 ≧70 ≧70 ≧85 ≧75 ≧65 ≧78 ≧70 ≧90 7.5.1
化温度 ℃
加熱寸法変 厚さ1.0 mm ≦d≦ 2.0 mm : ±10 厚さ 1.0 mm≦d : ±3 7.5.2.2
化率 % 厚さ2.0 mm 厚さ5.0 mm 厚さ10 mm

――――― [JIS K 6745 pdf 6] ―――――

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表6−要求性能(続き)
性能 要求値 試験
押出板(E) プレス板(P) 方法
グルー グルー グルー グルー グルー グルー グルー グルー グルー グルー
プ1 プ2 プ3 プ4 プ5 プ1 プ2 プ3 プ4 プ5
汎用 汎用透 高剛性 高衝撃 耐熱 汎用 汎用透 高剛性 高衝撃 耐熱
明 明
積層性[層 適用しない。 膨れ,ひび及び層間離を生じない。 7.5.2.3
間離]
全光線透過 厚さ1.0 mm ≦d≦ 2.0 mm : ≧82 7.6
率a) % 厚さ2.0 mm 厚さ6.0 mm 厚さ10 mm 耐薬品性b) 合格 − − − − 合格 − − − − 附属
書JA
注a) 押出板グループ2及びプレス板グループ2にだけ適用する。
b) 押出板グループ1及びプレス板グループ1にだけ適用する。

7 試験方法

7.1 一般的事項

7.1.1  サンプリング及び試験頻度
外観検査及び寸法測定のサンプリングは,表7に規定する各ロットの製品から1枚以上とする。
性能試験のサンプリングは,任意のロットの製品から1枚以上採取し,各試験の試験片は,試験方法ご
との規定(7.47.7参照)に従って作製する。性能試験の試験頻度は,年1回以上とする。
7.1.2 試験片の作り方
試験片の作り方は,JIS K 7144による。
ノッチ効果の発生を防ぐため,試験片の表面には,損傷又は欠陥があってはならない。ばりがある場合
は,表面にきずを付けないように取り除く。必要ならばサンドペーパーで仕上げる。
板を規定の厚さに切削する場合には,片面だけを切削する。
7.1.3 試験片の状態調節及び試験
試験片は,JIS K 7100に規定する標準雰囲気2級[温度23 ℃±2 ℃及び相対湿度 (50±10) %]で,16
時間以上状態調節を行う。試験は,状態調節と同じ条件下で行う。ただし,外観及び寸法には適用しない。

7.2 外観

  板の外観は,約60 cm離れて目視で試験する。外観試験の頻度は,表7による。
注記 ボイド(空隙)の検査には,超音波又はX線検査を利用することがある。

7.3 寸法

7.3.1  長さ,幅及び直角性
板の長さ,幅及び直角性は,JIS B 7516に規定する金属製直尺又はJIS B 7512に規定する鋼製巻尺でmm
単位で測定し,小数点以下は切り捨てる。
板の寸法測定は,23 ℃を基準とする。23 ℃以外の温度(t ℃)で測定した場合は,次の式によって23 ℃
に換算した値とする。
l
l23 5
1[ 7 10 (t 23) ]

――――― [JIS K 6745 pdf 7] ―――――

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ここに, l23 : 23 ℃に換算した長さ又は幅(mm)
t : 測定したときの温度(℃)
l : t ℃で測定した長さ又は幅(mm)
7×10−5 : 板の線膨張係数(1/℃)
7.3.2 厚さ
板の厚さは,JIS B 7503に規定するダイヤルゲージ又はJIS B 7502に規定するマイクロメータで0.01 mm
の単位で測定した値で表す。
7.3.3 測定頻度及び測定部位
板の寸法の測定頻度及び測定部位は,表7による。
表7−外観試験及び寸法測定の頻度並びに測定部位
押出板(E) プレス板(P)
外観試験及び寸法 同一寸法の連続切断品を1ロットとし,
同一寸法の連続生産品を1ロットとし,
測定の頻度 1ロットにつき1枚以上の板を測定。 1ロットにつき1枚以上の板を測定。
板の端部から50 mm内側の矢印の4か所及び4隅の対角線2か所。
長さ,幅及び直角性
の測定部位
厚さの測定部位 板の端部から10 mm以上50 mm以内, 板の端部から10 mm以上50 mm以内の
4隅及び各辺中央の8か所。
及び中央部並びにその中間点の5か所。

7.4 機械的特性

7.4.1  引張降伏応力及び引張破壊時呼びひずみ
引張降伏応力及び引張破壊時呼びひずみは,JIS K 7161-2によって板の長手方向及び直交方向から採取
したそれぞれ5個以上の1B形試験片について,試験速度50 mm/minで測定する。結果は,長手方向及び
直交方向それぞれの試験片の平均値で表す。
7.4.2 引張弾性率
引張弾性率は,JIS K 7161-2によって板の長手方向及び直交方向から採取したそれぞれ3個以上の1B
形試験片について,試験速度1 mm/minで測定する。結果は,長手方向及び直交方向それぞれの試験片の
平均値で表す。
7.4.3 ノッチ付き試験片のシャルピー衝撃強さ
厚さ4.0 mm以上の板に適用する。ノッチ付き試験片のシャルピー衝撃強さは,JIS K 7111-1によって板
の長手方向及び直交方向から採取したそれぞれ10個以上の1epA形試験片について測定する。結果は,長

――――― [JIS K 6745 pdf 8] ―――――

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手方向及び直交方向それぞれの試験片の平均値で表す。1.0 mm以上4.0 mm未満の板の取扱いは,受渡当
事者間の協定による。

7.5 熱的特性

7.5.1  ビカット軟化温度
ビカット軟化温度は,JIS K 7206に規定するB50法(試験荷重50 N及び昇温速度50 ℃/h)による。た
だし,厚さ1.5 mm以上の板に適用する。1.0 mm以上1.5 mm未満の板の取扱いは,受渡当事者間の協定に
よる。
7.5.2 加熱寸法変化率及び積層性
7.5.2.1 試験片
試験片は,図2に示す位置から,120 mm×120 mmの試験片を3枚以上採取する。
a) 押出板(E) b) プレス板(P)
1 試験片
2 押出方向
3 カレンダ加工方向
図2−試験片の採取位置
採取した試験片に,図3に示すように,押出方向又はカレンダ加工方向にAB,直交方向にCDの長さ
100 mm±2 mmの直線(標線)を,それぞれ最低1本描き,AB及びCDの長さをJIS B 7507に規定するノ
ギスで0.1 mmまで測定する。このとき,ABの長さをL0,CDの長さをT0とする。

――――― [JIS K 6745 pdf 9] ―――――

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単位 mm
図3−試験片の標線
7.5.2.2 加熱寸法変化率
規定温度±2 ℃に保つことができる強制通風循環式オーブンに試験片を入れ,表8に規定する加熱温度
及び加熱時間で保持する。
表8−加熱温度及び加熱時間
厚さd 加熱温度 加熱時間a)
mm ℃ 分
1.0 ≦d≦ 2.0 140±2 30±1
2.0 4.0 6.0 10 30 注a) 加熱時間とは,決められた試験温度での
滞留時間をいう。
規定時間加熱した試験片をオーブンから取り出し,室温になるまで冷却する。
標線AB及びCDの長さを,JIS B 7507に規定するノギスを用いて0.1 mm単位まで測定し,ABの長さ
をL,CDの長さをTとする。
加熱寸法変化率ΔL及びΔTは,次の式によって計算する。
L L0
ΔL 100
L0
T T0
ΔT 100
T0
ここに, ΔL : 標線ABの加熱寸法変化率(%)
ΔT : 標線CDの加熱寸法変化率(%)

――――― [JIS K 6745 pdf 10] ―――――

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JIS K 6745:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 11833-1:2012(MOD)

JIS K 6745:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 6745:2015の関連規格と引用規格一覧