JIS K 6877:2010 接着剤―接着接合部を試験するための標準老化条件選定指針

JIS K 6877:2010 規格概要

この規格 K6877は、接着接合部が各種環境(気候又は薬液)に暴露された場合に接着接合部の特性が受ける影響の程度を評価するための,標準老化条件選定についての指針。

JISK6877 規格全文情報

規格番号
JIS K6877 
規格名称
接着剤―接着接合部を試験するための標準老化条件選定指針
規格名称英語訳
Adhesives-Guide to the selection of standard laboratory ageing conditions for testing bonded joints
制定年月日
2010年9月21日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
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対応国際規格

ISO

ISO 9142:2003(MOD)
国際規格分類

ICS

83.180
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
接着 2021
改訂:履歴
2010-09-21 制定日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS K 6877:2010 PDF [26]
                                                                                   K 6877 : 2010

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 材料・・・・[2]
  •  4 装置・・・・[2]
  •  5 試験片・・・・[3]
  •  5.1 数及び種類・・・・[3]
  •  5.2 状態調節・・・・[3]
  •  6 手順・・・・[3]
  •  6.1 老化前試験・・・・[3]
  •  6.2 老化・・・・[3]
  •  6.3 老化後試験・・・・[3]
  •  6.4 対照試験・・・・[3]
  •  7 計算及び結果の表示・・・・[3]
  •  7.1 計算・・・・[3]
  •  7.2 結果の表示・・・・[4]
  •  8 試験報告・・・・[4]
  •  附属書A(規定)老化の一般条件・・・・[5]
  •  附属書B(規定)単一変動条件老化に対する雰囲気条件・・・・[6]
  •  附属書C(規定)複数変動条件老化に対する雰囲気条件・・・・[7]
  •  附属書D(規定)サイクル暴露に対する雰囲気条件・・・・[8]
  •  附属書E(規定)特別手順・・・・[21]
  •  附属書F(規定)薬品暴露・・・・[22]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[23]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 6877 pdf 1] ―――――

K 6877 : 2010

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,特定非営利活動法人接着剤・接着評価技術研
究会(ECAA),日本プラスチック工業連盟(JPIF)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原
案を具して日本工業規格(日本産業規格)を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣
が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権又は出願公開後の実用新案登録出願に
抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許
権,出願公開後の特許出願,実用新案権及び出願公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責
任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 6877 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                                JIS
K 6877 : 2010

接着剤−接着接合部を試験するための標準老化条件選定指針

Adhesives-Guide to the selection of standard laboratory ageing conditions for testing bonded joints

序文

  この規格は,2003年に第2版として発行されたISO 9142を基に,技術的内容を変更して作成した日本
工業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,接着接合部が各種環境(気候又は薬液)に暴露された場合に接着接合部の特性が受ける影
響の程度を評価するための,標準老化条件選定についての指針を示す。
老化条件は,接着剤が使われる特定用途に合致させた条件とすることが望ましい。これらの老化条件は,
接着組立物に適用でき,また,接着剤の評価試験法を構成する際にも用いることができる。
試験結果と,使用条件下に一定期間置かれた接着組立物の挙動との間には,直接的な相関がないことか
ら,この規格に記載する手順を用いて得た試験結果は,必ずしも接着組立物の使用寿命の決定に適用でき
るとは限らない。
注記1 この規格の老化条件で得られる特性の変化から,接着組立物の使用寿命を求めるためには,
多くの実績との相関データが必要となる。
注記2 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 9142:2003,Adhesives−Guide to the selection of standard laboratory ageing conditions for
testing bonded joints(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0130 電気伝導率測定方法通則
JIS K 6848-1 接着剤−接着強さ試験方法−第1部 : 通則
JIS K 6858 接着剤の耐薬品性試験方法

――――― [JIS K 6877 pdf 3] ―――――

2
K 6877 : 2010
JIS K 7350-1 プラスチック−実験室光源による暴露試験方法 第1部 : 通則
注記 対応国際規格 : ISO 4892-1,Plastics−Methods of exposure to laboratory light sources−Part 1:
General guidance(IDT)
JIS K 7350-2 プラスチック−実験室光源による暴露試験方法−第2部 : キセノンアークランプ
注記 対応国際規格 : ISO 4892-2,Plastics−Methods of exposure to laboratory light sources−Part 2:
Xenon-arc lamps(MOD)
JIS K 7350-3 プラスチック−実験室光源による暴露試験方法−第3部 : 紫外線蛍光ランプ
注記 対応国際規格 : ISO 4892-3,Plastics−Methods of exposure to laboratory light sources−Part 3:
Fluorescent UV lamps(MOD)
JIS K 7350-4 プラスチック−実験室光源による暴露試験方法−第4部 : オープンフレームカーボン
アークランプ
注記 対応国際規格 : ISO 4892-4,Plastics−Methods of exposure to laboratory light sources−Part 4:
Open-flame carbon-arc lamps(MOD)
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
JIS Z 2371 塩水噴霧試験方法
注記 対応国際規格 : ISO 9227,Corrosion tests in artificial atmospheres−Salt spray tests(MOD)
ISO 483:2005,Plastics−Small enclosures for conditioning and testing using aqueous solutions to maintain the
humidity at a constant value

3 材料

3.1 脱イオン水 脱イオン水は,JIS K 0130に規定する方法で測定した電気伝導率200 μS/m未満のもの
を用いる。
3.2 試験材料 老化試験実施のための試験材料は,附属書A附属書Fの中から選択した特定環境条件に
応じたものを用いる。

4 装置

4.1   状態調節槽 状態調節槽は,ISO 483:2005の規定によるもので,温度(23±2)℃及び相対湿度(50
±10)%を維持できるものを用いる。
4.2 恒温槽 恒温槽は,空気循環式で,温度20 ℃200 ℃の範囲で温度調節でき,表A.1による温度許
容差を維持できるものを用いる。
4.3 恒湿槽 恒湿槽は,ISO 483:2005の要求事項を満足し,相対湿度25 %100 %の範囲で湿度調節が
できるもので,次の計測器をもつものを用いる。
a) 1 ℃以内の温度を計測できる装置
b) 3 %以内の相対湿度を計測できる装置
4.4 低温槽 低温槽は,温度(−20±3)℃及び(−40±3)℃に調節できるものを用いる。
4.5 圧力調節槽 圧力調節槽は,ゲージ圧力0.6 MPa及び−0.092 MPaで操作できるものを用いる。

――――― [JIS K 6877 pdf 4] ―――――

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K 6877 : 2010

5 試験片

5.1 数及び種類

  用いる試験片の数及び種類は,測定しようとする特性及び要求老化条件によって決める。試験片は,そ
の特性の試験方法を規定した規格(以下,該当規格という。)の要求事項に従って調整する。該当規格には,
JIS K 6848-1の表1に示す規格がある。
老化前試験,老化後試験及び対照試験に十分な数の均一なものを作製する。

5.2 状態調節

  試験片は,老化させる前に少なくとも24 h,状態調節槽(4.1)中で,状態調節する。状態調節は,接着
剤製造業者が規定した方法によって接着剤を硬化させた後に行う。

6 手順

6.1 老化前試験

  5.2によって状態調節した試験片を用いて,該当規格の手順に従って,老化前の特性を求める。

6.2 老化

  5.2によって状態調節した試験片を,附属書A附属書Fの中から選択した老化に対する雰囲気条件に
暴露する。

6.3 老化後試験

  該当規格の手順に従い,老化後の特性を求める。附属書A附属書Fに特別の指示がなければ,次によ
って,特性を求める前に試験片を状態調節槽(4.1)内で状態調節する。
− 相対湿度50 %以上に暴露された試験片の場合は,(3±1)h。
− その他の試験片に対しては,24 h以上。

6.4 対照試験

  対照試験のために,試験項目に規定する本数の試験片を,選択した老化に対する雰囲気条件に規定する
期間,状態調節槽(4.1)内に保持する。該当規格の手順に従い,対照試験片の特性を求める。この前後で
の特性変化を固有老化という。

7 計算及び結果の表示

7.1 計算

  測定した特性値の変化率(%)は,次の式(1)式(3)によって計算する。
A B
X (1)
A
A C
Y (2)
A
B C
Z (3)
A
ここに, X : 固有老化による特性値変化率(%)
Y : 固有老化による特性値変化率と暴露による特性値変化率とを
合計した,全特性値変化率(%)
Z : 老化による特性値変化率(%)
A : 老化前の特性値(6.1参照)
B : 対照試験での特性値(6.4参照)

――――― [JIS K 6877 pdf 5] ―――――

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