JIS K 8893:2020 メチルオレンジ(試薬) | ページ 2

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K 8893 : 2020
0.01 : 既定の試料量(g)
e) 判定 吸光度が,0.33以上のとき,“吸光度(5 mg/L,pH 4.8)(乾燥後) : 試験適合(規格値)”とす
る。

6.4 乾燥減量(105 ℃)

  乾燥減量(105 ℃)の試験方法は,次による。
a) 器具及び装置 主な器具及び装置は,次による。
1) 平形はかり瓶 JIS R 3503の付図57に規定するもの又は類似のもので,試料を入れた場合,試料の
厚さが5 mm以下になる容量のもの。
2) デシケーター 乾燥剤としてJIS Z 0701に規定するシリカゲル(A形1種)を入れたもの。
3) 定温乾燥器 105 ℃±2 ℃に調節できるもの。
b) 操作 操作は,次による。
1) 試料1.0 gをあらかじめ恒量にした平形はかり瓶(W0 g)に0.1 mgの桁まではかりとる(W1 g)。こ
の場合,試料量m gは,(W1−W0)gとする。
なお,試料の質量を別途はかり込んでから平形はかり瓶に加えてもよい(m g)。
2) 平形はかり瓶の蓋をずらすなどし,定温乾燥器に入れ,105 ℃で4時間乾燥する。
3) 乾燥後,平形はかり瓶に蓋をしてデシケーターに入れ,室温まで放冷する。
4) その質量を0.1 mgの桁まではかる(W2 g)(残分は,6.3及び6.5の試験に用いる。)。
c) 計算 乾燥減量(105 ℃)は,次の式によって算出する。
W1 W2
A 100
m
ここに, A : 乾燥減量(105 ℃)(質量分率 %)
d) 判定 計算して得られた値が規格値以下であるとき,“乾燥減量(105 ℃) : 質量分率15.0 %以下(規
格値)”とする。

6.5 強熱残分(硫酸塩)(乾燥後)

  強熱残分(硫酸塩)(乾燥後)の試験方法は,次による。
a) 試薬 試薬は,次による。
・ 硫酸 JIS K 8951に規定するもの。
b) 器具及び装置 主な器具及び装置は,次による。
1) るつぼ JIS R 1301に規定する磁器るつぼ。るつぼの大きさは,試料がその容量の1/3以下になる
もの。
2) デシケーター 6.4 a) 2)による。
3) 電気炉又は湿式灰化装置 500 ℃±50 ℃に調節できるもの。
c) 操作 操作は,次による。
なお,有害な硫酸ミストが発生するため,排気に注意する。
1) 6.4の残分0.5 gをあらかじめ恒量としたるつぼ(W3 g)に0.1 mgの桁まではかりとる(W4 g)。こ
の場合,試料量m gは,(W4−W3)gとする。
なお,試料の質量を別途はかり込んでからるつぼに加えてもよい(m g)。
2) 硫酸0.5 mLを可能な限り試料全体に行き渡るように加える。
3) 熱板(ホットプレート)上又は湿式灰化装置で硫酸の白いミストが生じなくなるまで加熱する。炭

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化が不十分な場合,冷却後に硫酸1 mLを加え,再び硫酸の白いミストが生じなくなり,炭化する
まで加熱する。
4) るつぼを電気炉又は湿式灰化装置で,500 ℃±50 ℃で炭化物が無くなるまで強熱する。
5) 電気炉又は湿式灰化装置から取り出したるつぼを速やかにデシケーターに入れる。
なお,強熱後のるつぼをデシケーターに入れるとデシケーター内部の空気が膨張し,デシケータ
ーの蓋が落下しやすいため,蓋をずらして空気を抜くとよい。
6) デシケーター内で放冷後,るつぼを取り出し,0.1 mgの桁まで質量をはかる(W5 g)。
d) 計算 強熱残分(硫酸塩)(乾燥後)は,次の式によって算出する。
W5 W3
B 100
m
ここに, B : 強熱残分(硫酸塩)(乾燥後)(質量分率 %)
注記 メチルオレンジに理論上含まれるナトリウムから計算した強熱残分(硫酸塩)は,21.7 %で
ある。
e) 判定 計算して得られた値が規格値以内であるとき,“強熱残分(硫酸塩)(乾燥後) : 質量分率20.0 %
23.0 %(規格値)”とする。

6.6 変色範囲(pH)

  変色範囲(pH)の試験方法は,次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次による。
1) 緩衝液(pH 3.1) JIS K 8001のJA.7(緩衝液)による。
2) 緩衝液(pH 4.4) JIS K 8001のJA.7(緩衝液)による。
b) 器具 主な器具は,次による。
・ 共通すり合わせ平底試験管 6.2 c)による。
c) 操作 操作は,次による。
1) 2本の共通すり合わせ平底試験管の一方に緩衝液(pH 3.1)10 mLをとり,もう一方の共通すり合わ
せ平底試験管に緩衝液(pH 4.4)10 mLをとり,6.2のA液0.5 mLをそれぞれに加えて,混合する。
2) 直ちに,共通すり合わせ平底試験管の上方又は側方から色を観察する。
d) 判定 次の1)及び2)に適合するとき,“変色範囲(pH) : 試験適合(規格値)”とする。
1) 緩衝液(pH 3.1)の溶液の色は,赤又は黄みの赤となる。
2) 緩衝液(pH 4.4)の溶液の色は,黄又は赤みの黄となる。

7 容器

  容器は,気密容器とする。

8 表示

  容器には,次の事項を表示する。
a) この規格の番号
b) 名称“メチルオレンジ”及び“試薬”の文字
c) 種類
d) 化学式及び式量

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K 8893 : 2020
e) 内容量
f) 製造番号
g) 製造業者名又はその略号

JIS K 8893:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 8893:2020の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISK0050:2019
化学分析方法通則
JISK0115:2004
吸光光度分析通則
JISK0115:2020
吸光光度分析通則
JISK0117:2017
赤外分光分析通則
JISK8001:2017
試薬試験方法通則
JISK8541:2015
硝酸(試薬)
JISK8541:2021
硝酸(試薬)
JISK8550:2006
硝酸銀(試薬)
JISK8550:2021
硝酸銀(試薬)
JISK8951:2006
硫酸(試薬)
JISR1301:1987
化学分析用磁器るつぼ
JISR3503:1994
化学分析用ガラス器具
JISZ0701:1977
包装用シリカゲル乾燥剤