JIS M 8706:2015 鉄鉱石及び還元鉄―ふるい分けによる粒度分布の測定方法 | ページ 5

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表4及び表5に,それぞれ9.2.2及び9.2.3の適用例を示す。
注記 平均粒度(APS)が必要な場合は,附属書Jによって計算する。
表4−大口試料又は大口試料からの測定試料をふるった場合の計算,評価の例(9.2.2参照)
測定試料質量 14 528 g
ふるい目開き 各粒度区分の試料質量及び質量分率
mm g 質量分率(%)
40 83 0.6
31.5 507 3.5
25 1 228 8.5
20 2 188 15.2
12.5 4 615 32.0
9.5 2 693 18.7
8 1 440 10.0
6.3 990 6.9
−6.3 682 4.7
合計 14 426 100.0
最初の質量 14 528
粒度区分ごと質量の合計 14 426
質量差(9.1参照) 102 102÷14 528=0.7 %
表5−小口試料から又はインクリメントからの測定試料をふるった場合の計算,評価の例(9.2.3参照)
インクリメント番号 1 2 3 4 合計
測定試料質量 g 14 528 14 400 14 220 15 201 58 349
ふるい目開き 各粒度区分の試料質量及び質量分率
mm g g g g g 質量分率(%)
40 83 70 65 70 288 0.5
31.5 507 465 444 452 1 868 3.2
25 1 228 1 201 1 185 1 986 5 600 9.6
20 2 188 2 189 2 150 2 199 8 726 15.0
12.5 4 615 4 598 4 430 4 603 18 246 31.4
9.5 2 693 2 700 2 852 2 698 10 943 18.8
8 1 440 1 439 1 429 1 426 5 734 9.9
6.3 990 998 982 1 002 3 972 6.8
−6.3 682 678 700 650 2 710 4.7
合計 14 426 14 338 14 237 15 086 58 087 100.0
最初の質量 14 528 14 400 14 220 15 201 58 349
粒度区分ごと質量の合計 14 426 14 338 14 237 15 086 58 087
質量差(9.1参照)g 102 62 17 115 262
質量差(9.1参照)% 0.7 0.4 0.1 0.8 0.4

9.3 併行精度及び測定値の採択

9.3.1  測定試料を,大口試料,小口試料及びインクリメントから採取する場合,縮分は粒度測定手順の一
部である。したがって,測定値の採択は,調製・測定精度から求めた許容差を基準とした次の手順(附属
書H)によって行う。
9.3.2 採用した縮分方法に従って4個の測定試料を用意する。一つの規定量の試料を,例えば機械縮分で

――――― [JIS M 8706 pdf 21] ―――――

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採取した場合,次に4個の測定試料を得るための縮分は,同様の縮分方法をとるのがよい。
9.3.3 4個の試料のうち,最初に2個の試料を試験する。2個の測定値の範囲が9.3.8に示す許容差r以下
の場合,2個の測定値の平均をもってロットの代表値とする。
9.3.4 2個の測定値の範囲が許容差r以上で,許容差1.2 r以下の場合,3個目の試料を測定する。3個の
測定値の範囲が許容差1.2 r以下の場合,3個の測定値の平均をもってロットの代表値とする。
なお,2個の測定値の範囲が許容差r以上の場合,9.3.5の手順に進み,3及び4個目の試料を測定して
もよい。
9.3.5 3個の測定値の範囲が許容差1.2 rを超える場合,4個目の試料を測定する。また,9.3.3で最初の2
個の測定値の範囲が1.2 rを超える場合,3及び4個目の試料を測定する。
9.3.6 4個の測定値の範囲が許容差1.3 r以下の場合,4個の測定値の平均をもってロットの代表値とする。
9.3.7 4個の測定値の範囲が許容差1.3 rを超える場合,4個の測定値の中央値をもってロットの代表値と
する。4個の測定値の中央値は,中央の二つの測定値の平均とする。
9.3.8 rは規定粒度又は指定されたふるい目開きでのβPMの2倍とする。βPMは調製・測定精度で,表3
の値を超えてはならない。

10 試験報告書

  試験報告書には,測定手順及び計算根拠を明確に記載するとともに,次の内容を含まなければならない。
・ 試験機関名及び所在地
・ 試験担当者名
・ 試験の日付
・ 試料の内容,状態及び形態
・ 試料調製の詳細
・ 手順の詳細(ふるい分けの方法及びふるい分け機器を含む。)
・ 重要な観察結果を付記した試験結果

11 精度

11.1 総合精度,βSPM

  ふるい分けの総合精度は,JIS M 8702に規定する総合精度の必要条件を満たさなければならない。ふる
い分けの総合精度は表6による。総合精度は,JIS M 8708によって定期的に求め確認するのがよい。

――――― [JIS M 8706 pdf 22] ―――――

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表6−ふるい分けの総合精度βSPM
単位 質量分率(%)
粒度特性 総合精度(βSPM)
ロットの質量
×1 000 t
270以上 210以上150以上 100以上 70以上 45以上 30以上 15以上 15未満
270未満210未満 150未満 100未満 70未満 45未満 30未満
−200 mm鉱石 −10 mm区分 3.4 3.5 3.6 3.7 3.9 4.0 4.2 4.4 5.0
−50 mm鉱石 平均20 %
−31.5+6.3 mm −6.3 mm区分1.7 1.75 1.8 1.85 1.95 2.0 2.1 2.2 2.5
鉱石 平均10 %
焼結用粉鉱 −6.3 mm区分
平均10 %
ペレット用 −45 μm区分
粉鉱 平均70 %
ペレット −6.3 mm区分 0.68 0.70 0.72 0.74 0.78 0.80 0.84 0.88 1.00
平均5 %
−31.5+6.3 mm −6.3 mm区分 − − − − − 2.0 2.2 2.2 2.5
DRI塊鉱 平均10 %
DRIペレット −6.3 mm区分 − − − − − 0.8 0.9 0.9 1.0
平均5 %
注記 データは,JIS M 8702の表1及びISO 10835の表1から抜粋。

11.2 調製・測定精度,βPM

  JIS M 8702に規定する総合精度βSPMに対応するサンプリング精度βS及び調製・測定精度βPMは,表3
による。調製及び測定の精度を分離して評価することは,実際上は難しい。調製・測定精度βPMは,JIS M
8708によって定期的に求め確認するのがよい。

――――― [JIS M 8706 pdf 23] ―――――

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附属書A
(参考)
ふるい分けによる粒度分布測定の操作条件決定手順
表A.1−粒度分布測定の操作条件決定手順
手順 内容 参照箇所
A.1 ふるい分け対象の特性値確認
A.1.1 ふるい分け対象のかさ密度を確認する。 4.7.2
A.1.2 ふるい分け対象の見掛け密度を確認する。 附属書G[式(G.1)]
A.1.3 ふるい分け対象の要求βPMを確認する。 附属書G[式(G.1)]
A.1.4 ふるい分け対象の最大粒度を確認する。 附属書G[式(G.2)]
A.1.5 附属書G[式(G.2)]
ふるい分け対象の規定粒度及び試料中の割合を確認する。
注記 規定粒度がない場合は,要求される最小のふるい目
開きに適用する。
A.2 ふるい分け試料の最小質量の算出 附属書G[式(G.1)]
A.3 4.6
ふるいの損傷を防止するため,単一ふるい又は段重ねふる
いのいずれかを選択する。
A.4 ふるい分け回数の決定
A.4.1 A.3の単一ふるい又は段重ねふるいに対応して,試験試料の
大体の粒度分布を把握する。
A.4.2 単一ふるい又は段重ねふるいに対するふるい上試料の残留
質量を,A.2の最小質量及びA.4.1の粒度分布によって計算
する。
A.4.3 4.7.2
A.4.2で求めたふるい上試料の残留質量と4.7.2で求めた試
料の最大装入量とを比較し,ふるい分け回数を決定する。
A.5 ふるい分け時間を決定する。 4.8
A.6 手動ふるい分けを基準方法として,ふるい装置をJIS M 5.2
8709に基づいて偏りがないことを確認する。

――――― [JIS M 8706 pdf 24] ―――――

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附属書B
(規定)
試料調製及びふるい分け手順の構成
表B.1−試料調製及びふるい分け手順の構成
試料の状態 測定試料の ふるい分け方法 粒度区分ごとの 結果の表示
事前調製 試料の乾燥処理
受け入れたまま 受け入れたまま 乾式 なし 受入れ時水分基準a)
計算受入れ時水分基準
あり 乾量基準
湿式 あり 乾量基準
[7.5.2 b) 及びc) 参照]
乾燥処理 湿式 あり 乾量基準
[7.5.2 a) 参照]
乾式 なし 乾量基準
乾燥試料 乾燥処理 湿式 あり 乾量基準
[7.5.2 a) 参照]
乾式 なし 乾量基準
注記1 “受け入れたまま”は,自然乾燥処理を含む。
注記2 乾燥処理の用語で言う乾燥は,恒量乾燥を意味する。
注記3 一つの測定方法で一つの粒度分布測定を行うことが困難な場合,複数の方法による試験結果が比較で
きるよう,複数の方法間で粒度区分を重複して測定するのがよい(JIS Z 8815参照)。
注記4 試験の途中でふるい分け方法を変更した場合,その旨を報告書に明記するのがよい。
注a) 4 mm以下のふるい分けには推奨しない。

――――― [JIS M 8706 pdf 25] ―――――

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JIS M 8706:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 4701:2008(MOD)

JIS M 8706:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS M 8706:2015の関連規格と引用規格一覧