JIS R 1711:2019 ファインセラミックス―全有機体炭素(TOC)試験による光触媒材料のフェノール酸化分解性能試験方法

JIS R 1711:2019 規格概要

この規格 R1711は、全有機体炭素(Total Organic Carbon : TOC)試験による,光触媒機能を利用し水中の汚濁物質を分解して浄化することを目的とした光触媒材料の,水中におけるフェノールの酸化分解性能試験方法について規定。

JISR1711 規格全文情報

規格番号
JIS R1711 
規格名称
ファインセラミックス―全有機体炭素(TOC)試験による光触媒材料のフェノール酸化分解性能試験方法
規格名称英語訳
Fine ceramics (Advanced ceramics, advanced technical ceramics) -- Test method for determination of phenol oxidative decomposition performance of photocatalytic materials by total organic carbon analysis
制定年月日
2019年3月20日
最新改正日
2019年3月20日
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対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

81.060.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
2019-03-20 制定
ページ
JIS R 1711:2019 PDF [12]
                                                                                   R 1711 : 2019

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 試験装置及び器具・・・・[2]
  •  4.1 試験装置・・・・[2]
  •  4.2 試験試料水供給装置及び使用器具・・・・[3]
  •  4.3 試験容器・・・・[3]
  •  4.4 試験試料水槽・・・・[4]
  •  4.5 通気器具・・・・[5]
  •  4.6 TOC測定機器・・・・[5]
  •  4.7 光源・・・・[5]
  •  4.8 紫外光照射装置・・・・[5]
  •  4.9 紫外放射照度・・・・[5]
  •  4.10 pH計・・・・[6]
  •  5 試薬・・・・[6]
  •  6 試験片の準備・・・・[6]
  •  6.1 試験片・・・・[6]
  •  6.2 試験片の前処理・・・・[6]
  •  7 試験条件,準備及び手順・・・・[6]
  •  7.1 試験条件・・・・[6]
  •  7.2 試験準備・・・・[7]
  •  7.3 試験手順・・・・[7]
  •  8 試験結果の表し方・・・・[7]
  •  8.1 数値の丸め方・・・・[7]
  •  8.2 暗条件・・・・[7]
  •  8.3 明条件・・・・[8]
  •  8.4 試験片のフェノールの酸化分解性能・・・・[8]
  •  8.5 試験成立条件・・・・[8]
  •  9 試験結果の報告・・・・[8]
  •  10 試験結果の例・・・・[9]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS R 1711 pdf 1] ―――――

R 1711 : 2019

まえがき

  この規格は,工業標準化法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本ファインセラミックス協会
(JFCA)及び国立研究開発法人産業技術総合研究所(AIST)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)
を制定すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)
である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS R 1711 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
R 1711 : 2019

ファインセラミックス−全有機体炭素(TOC)試験による光触媒材料のフェノール酸化分解性能試験方法

Fine ceramics (Advanced ceramics, advanced technical ceramics)-Test method for determination of phenol oxidative decompositionperformance of photocatalytic materials by total organic carbon analysis

1 適用範囲

  この規格は,全有機体炭素(Total Organic Carbon: TOC)試験による,光触媒機能を利用し水中の汚濁物
質を分解して浄化することを目的とした光触媒材料の,水中におけるフェノールの酸化分解性能試験方法
について規定する。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7414 ガラス製温度計
JIS K 0551 超純水中の有機体炭素(TOC)試験方法
JIS K 0557 用水・排水の試験に用いる水
JIS K 0805 有機体炭素(TOC)自動計測器
JIS K 8798 フェノール(試薬)
JIS R 1600 ファインセラミックス関連用語
JIS R 1701-1 ファインセラミックス−光触媒材料の空気浄化性能試験方法−第1部 : 窒素酸化物の除
去性能
JIS R 1708 ファインセラミックス−半導体光触媒材料の溶存酸素消費量による光触媒活性測定方法
JIS R 1709 ファインセラミックス−紫外線励起形光触媒試験用光源
JIS Z 8401 数値の丸め方
JIS Z 8704 温度測定方法−電気的方法
JIS Z 8802 pH測定方法

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS R 1600及びJIS R 1708によるほか,次による。
3.1
試験片

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2
R 1711 : 2019
JIS R 1600に規定する光触媒材料を用いた板状,球状,フレーク状,ブロック状などの水質浄化用光触
媒材料。
3.2
精製水
JIS K 0557に規定するA3又はA4の水。
3.3
溶存酸素飽和水
JIS R 1708に規定する溶存酸素飽和水の調製手順によって,試験試料水の水温±1.0 ℃の精製水に溶存
酸素を飽和させた精製水。
3.4
溶存酸素供給空気
大気中の空気をフィルタなどによってほこり,揮発性有機化合物などを除去した空気,又はJIS R 1701-1
に規定する高圧容器入りの合成空気。
3.5
明条件
光源を点灯しながら行う試験条件。
3.6
暗条件
光源を点灯せず,外部の光も入射しない試験条件で,明条件の結果と対比させるための測定条件。

4 試験装置及び器具

4.1 試験装置

  試験装置は,光触媒材料の機能発現に必要な光を試験片に入射させながら,試験試料水を連続的に供給・
循環し,試験片による試験試料水中のフェノールの減少をTOC計測することによって,光触媒材料による
フェノールの酸化分解性能を評価するもので,次に示す試験容器,光源,試験試料水槽,液送ポンプ及び
恒温槽で構成する。
この試験は,試験容器を傾斜させることから,試験試料水が漏れないように窓板ガラスを固定する蓋を
設ける。また,試験試料水の気化を制限するために蓋が試験試料水槽に設けてあるが,通気のための排気
口を設けた準閉鎖系となる。
試験装置の構成例を図1に示す。

――――― [JIS R 1711 pdf 4] ―――――

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R 1711 : 2019
図1−試験装置構成例

4.2 試験試料水供給装置及び使用器具

  試験装置は,図1に示すように,試験試料水槽から試験容器に試料試験水を一定の速度で連続的に循環
するための流量を制御する液送ポンプ及びその配管から構成される。
配管は,フェノールに対する耐薬品性及び耐紫外光特性をもつ材質を用いる。例えば,熱可塑性エラス
トマーなどの材質の配管を用いる。液送ポンプは,一定量の試験試料水を長時間一定速度で試験容器内に
送液・循環できて,フェノールに対する耐薬品性があり,液送ポンプ構造内にフェノールによって浸食さ
れる素材又はフェノールが吸着するような素材が使用されていないものを用いる。例えば,フェノールに
対する耐薬品性及び耐紫外光特性をもつ材質で構成された液送チューブをローラーによって圧迫移動させ
ることによって,試験試料水を液送するペリスタティック式の構造のものを用いる。

4.3 試験容器

  試験容器の窓板は,石英ガラスとする。また,試験容器本体及びOリングは,近紫外線の照射に耐え,
フェノールに対する耐薬品性がなくてはならない。Oリングの素材は,ふっ素ゴム製,その他の部品は,
ポリテトラフルオロエチレン樹脂(PTFE)製が望ましい。
試験容器は,図1に示すように傾斜をさせる。したがって,傾斜しても試験片が試験試料水に浸る構造
にする。また,試験片がずり落ちたり,試験試料水の循環によって試験片が流されないようにせき(堰)
01
を設ける。せきの高さは,窓板ガラスと試験片の表面との隙間が 5− mmになるように設ける。試験容器
の構成例を図2に示す。

――――― [JIS R 1711 pdf 5] ―――――

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