この規格ページの目次
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R 2206-2 : 2007
2) 一辺50±2 mmの立方体
3) 一辺75±2 mmの立方体
4) 一辺60±2 mmの立方体
5) 標準形れんがの半切(114 mm×114 mm×高さ65 mm)
なお,供試試料から上記の試験片が採取できない場合には,採取可能な最も大きな円柱(高さと直
径が同一寸法の円柱)又は立方体を用いることができる。しかし,材料中の最大粒の10倍以下の試験
片を用いることはできない。
c) 試験片は,れんがの成形圧方向が既知の場合,試験片にれんがの成形時の加圧方向と同じ方向の荷重
を加えることができるように,試料から切断又はくりぬいて採取する。供試試料中の試験片の採取位
置を記録する。表面にクラック又は肉眼で確認できる欠陥が含まれる試験片は,破棄して,そのこと
を報告する。
d) 試験片は,加圧軸面(試験片側面)が可能な限り平行で,しかも可能な限り加圧方向に垂直になるよ
うに採取する。
e) 試験片の平行度は,試験片が円柱の場合,試験片の上部に想定した2本の直行する直径の端部が円周
部と接した4か所で,ノギスを用いて高さを測定する[図2 a)参照]。また,試験片が立方体の場合,
加圧軸間の四つのりょう(稜)にそって,加圧両面間の高さを4か所(A−A',B−B',C−C',D−
D')ノギスを用いて測定する[図2 b)参照]。これらの測定によって得られた測定値間の最大と最小の
差が高さの2 %を超えてはならない。
a) 円柱試験片の平行度の測定 b) 立方体試験片の平行度の測定
(A-A',B-B',C-C',D-D' 間) (A-A',B-B',C-C',D-D' 間)
図2−試験片の平行度の測定方法
f) 試験片の垂直性は,平たん(坦)な面に試験片を置き,高さの測定と同じ4か所を試験片の側面に直
角定規を当てて調べる(図3参照)。試験片の側面間にすきまがなく,すきまゲージで測った直角定規
と試験片とのすきまdが高さの2 %を超えてはならない。
――――― [JIS R 2206-2 pdf 6] ―――――
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R 2206-2 : 2007
図3−試験片の垂直性の測定方法(dをすきまゲージによって測定する。)
g) 上記a) f)の条件を満たすように試験片を調製する。調製後の試験片は,110±5 ℃の乾燥器中で恒量
になるまで加熱する。試験片は,室温まで冷却し,測定まで吸湿しないように保存する。
注記 恒量とは,まず,加工後の試験片を2時間加熱し,デシケータ中で冷却後,質量をはかり,
その後30分間加熱後,冷却・ひょう(秤)量を繰り返して,各測定前後の質量の差が0.3 g
以内になった点をいう。
8 操作
操作は,次による。
a) ノギスを用いて試験片の上下面の直径又は各加圧面の中点の長さを0.1 mmの精度で測定する。それ
らの四つの測定値から,測定前断面積,Aoを計算する。
b) 試験片の各加圧面と加圧板間に一枚のパッキングをはさみ,試験片が試験機又は補助アダプタの加圧
板の中央になるように置く。パッキングは,試験片の加圧軸面(試験片側面)の角を10 mm以上超え
る広さのものを用いる。
注記 使用するパッキングの寸法を下部加圧板に施された線刻に合わせて決定するなどして,試験
片を正確に加圧板中央に設置するようにするとよい。
c) 予想される破壊荷重が選択したレンジ容量の20 %以上となるように,装置の測定レンジ容量範囲を
選定する。
d) 荷重を滑らかに連続的に,圧縮応力度を1.0±0.1 MPa/sで増加させながら試験片が破壊して荷重がか
けられなくなるまで負荷する。指示された最大荷重を記録する。
注記 荷重は,手動又は自動によって負荷することができる。
9 結果の表示
試験片の圧縮強さは,次の式によって算出し,JIS Z 8401によって小数点以下1けたに丸める。
Fmax
σ
Ao
ここに, σ : 試験片の圧縮強さ(MPa)
Fmax : 記録された最大荷重(N)
Ao : 試験片の測定前の平均断面積(mm2)
――――― [JIS R 2206-2 pdf 7] ―――――
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R 2206-2 : 2007
10 試験報告
試験結果の報告には,次の事項を記録する。
a) 試験実施事業所名
b) 試験年月日
c) この規格番号(JIS R 2206-2)
d) 試験された試料名称(製造業者名,寸法,品質など)
e) 供試試料数
f) 各供試試料から採取した試験片数
g) 試験片の寸法[箇条7のb)参照]
h) 試料における試験片の採取場所(成形方向との関係)[箇条7のc) 参照]
i) 試験片の採取位置
j) 採取試験片の内のクラック又は欠陥によって破棄された試験片の数。また,クラック及び欠陥の状態
は,写真又はスケッチによって示す[箇条6のc)参照]
k) 各試験片の圧縮強さ
l) 各試料の平均圧縮強さ(一つの試料から複数の試験片を採取した場合だけ,その平均値を求め報告す
る。)
m) 全試料から求められた圧縮強さの平均値
注記 圧縮強さのばらつきは,1ロットの試料(れんが)間及びそれらの試料から採取した試験片
間のばらつきに起因する。それらのばらつきは,材質,試験試料の製造手順及びこの試験方
法の繰返し測定精度並びに試料間精度によって決まる。
繰返し測定精度及び試料間精度の値を記す場合,それらの値が全試験片の個々の値に関し
て妥当であるか,一つの供試試料の個々の値から算出された平均値から妥当であるかどうか
を検証して記述するとよい。
n) パッキングの厚さ及び密度
参考文献 JIS B 7512 鋼製巻尺
JIS B 7516 金属製直尺
――――― [JIS R 2206-2 pdf 8] ―――――
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R 2206-2 : 2007
R2
3
附属書JA
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(参考)
6-
2 : 2
JISと対応する国際規格との対比表
007
ISO 10059-2:2003 Dense, shaped refractory products ― Determination of cold
JIS R 2206-2:2007 耐火れんがの圧縮強さの試験方法−第2部 : パッキングを用いる
方法 compressive strength ― Part 2: Test with packing
(I) ISの規定 (II) (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差
(IV) ISと国際規格との技術的差異の箇条
国際規格 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
番号
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び名称 の評価
3 用語及 用語を引用規格に 3 耐圧強さと緻密耐火物製 一致 JISには,充実した関連規格があ
び定義 よって定義 品を定義している。 る。規格体系の違い。
6 装置及 装置内容を規定 6 圧縮試験機の性能が± 変更 ISO改正時に,±1 %を提案する。
JIS B 7721があり,一等級の精
び器具 2%となっている。 度は±1 %と規定されている。
ISO 10059-1に規定の上 追加 JIS R 2206-1と-2のJIS内でのISO改正時に,ISO 10059-1とISO
下加圧板の記述の一部が 整合化を図るためにISO 10059-2間の不整合を修正する。
ISO 10059-2に記載され 10059-1の記述に統一した。
ていない
球面座に関する記述がな 追加 圧縮試験機本体の球面座につ 圧縮試験機本体の記述について
い JISの優れている点は,ISO規格改
いて,より具体的に規定する必
要がある。 正時に提案する。
ノギスのISOがない 追加 実質的な差異はない。
JISには,ノギスに関するJIS B
7507がある。
直角定規のISOがない 追加 JISには,直角定規に関する 実質的な差異はない。
JIS B 7526及びJIS S 6032があ
る。
すきまゲージのISOがな 追加 JISには,すきまゲージに関す実質的な差異はない。
い るJIS B 7524がある。
R2
乾燥機のみの記述 追加 自動温度調節器付き電気恒温 実質的な差異はない。
206
器を規定した。
-
2 : 2
はかりに関する条項なし 追加 はかりの精度を規定した。 実質的な差異はない。
007
7
――――― [JIS R 2206-2 pdf 9] ―――――
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R 2206-2 : 2007
R2
8
(I) ISの規定 (II) (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差
(IV) ISと国際規格との技術的差異の箇条
国際規格 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
206
番号
-
2
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
: 2
及び名称 の評価
00
7 試験片 試験片の形状及び 7 試験片形状として一辺60 追加 旧JIS R 2207との整合化のた ISO改正時にJISの形状を追加す
7
製作方法と精密さ ±2 mmの立方体はない。 め。 る。
を規定 ISOの標準形状を規定 変更 実質的な差異はない。
JISの標準形状に変更(ISOは,
H64 mm,JISは,H65 mm)
図なし 追加 図2を設けて試験片の平行度 技術的差異はないが,図があるほ
及び垂直性の測定方法を図示 うが分かりやすい。次回のISO規
格改正時に図の掲載を提案する。
恒量についての説明がな 追加 実質的な差異はない。
注記を設けて恒量を説明して,
い より具体的である。
8 操作 8 測定荷重範囲をレンジ容 変更 JISでは,箇条6の規定によっ ISO規格改正時に箇条6と併せて
量の10 %以上とする。 て20 %になる。 提案する。
9 結果の 結果を小数点1けた 9 結果を有効けた数3けた 変更 JISとISO規格で100 MPa以上 耐圧強さが100 MPaを超える耐火
表示 にまるめ表示 で表示 物は多いのでISO規格改正時に提
での有効けた数に差が生じる。
案する。
10 試験報 欠陥で破棄された 10 破棄した試験片の数と欠 追加 ISOでも箇条6のc)の規定によ ISOの記載漏れ,ISO規格改正時
告 試験片の報告 陥の状態が報告されるよ って報告することになってい に提案する。
うになっていない る。
注記 ISO 10059-1にある圧縮 追加 JIS R 2206-1と-2のJIS内でのISO改正時に,ISO 10059-1とISO
強さ試験値のばらつきに 整合化を図るためにISO 10059-2間の不整合を修正する。
関する注記が ISO 10059-1の記述に統一した。
10059-2に記載されてい
ない
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 10059-2:2003,MOD
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
R2
− 追加··················国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
2
− 変更·················· 国際規格の規定内容を変更している。
06-
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
2 : 2
− MOD··············· 国際規格を修正している。
007
3
JIS R 2206-2:2007の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 10059-2:2003(MOD)
JIS R 2206-2:2007の国際規格 ICS 分類一覧
- 81 : ガラス及びセラミック工業 > 81.080 : 耐火物
JIS R 2206-2:2007の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0621:1984
- 幾何偏差の定義及び表示
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB7524:2008
- すきまゲージ
- JISB7526:1995
- 直角定規
- JISB7721:2018
- 引張試験機・圧縮試験機―力計測系の校正方法及び検証方法
- JISR2001:1952
- 耐火レンガの一般通則
- JISR2001:1985
- 耐火物用語
- JISR2206-1:2007
- 耐火れんがの圧縮強さの試験方法―第1部:パッキングを用いない方法
- JISS6032:2004
- プラスチック製定規
- JISZ8103:2019
- 計測用語
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方