JIS R 3213:2018 鉄道車両用安全ガラス | ページ 5

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6.3.6 露点試験
複層ガラスの露点試験は,次による。
a) 供試体 製品又は試料を用いる。
なお,試料の寸法及び形状は,約350 mm×500 mmの長方形とする。また,試料は,製品と同じ方
法で製造したものを用い,原則として材料板ガラスの厚さを5 mm,空気層の厚さを6 mmとする。
b) 器具 図11に示すような銅板製の容器及び棒状のガラス製温度計[一目の読み(目量)が1 ℃,測
定範囲+30−70 ℃]又はこれと同等以上の性能をもつ温度指示計を用いる。
c) 測定 測定は,供試体を常温の室内に24時間以上保持した後に行う。
1) 供試体をほぼ鉛直に保ち,任意の測定位置を定めて布で清浄にする。
2) 容器にA面の上端の高さが十分に没する量の有機溶剤3)を入れ,かき混ぜながらドライアイスの小
片を加えて徐々に冷却し,液温を所定の温度にする。
注3) 有機溶剤は,アセトン,エチルアルコールなどの,凝固点が−35 ℃より低いもので,かつ,
複層ガラスの封止材に悪影響を与えないものを選ぶ。
3) 容器のA面を有機溶剤でぬらし,その面に供試体を表24の時間密着させ,その間容器にドライア
イスの小片を加えて液温を所定の温度の上下2 ℃以内の範囲に保つ。
4) 次に,供試体を容器から離し,ガラス表面についた霜を手早く拭き取り,供試体内面の結露又は結
霜の有無をスポットライトを用いて観察する。
なお,この作業の所要時間は,30秒間以内とする。
a : 約100 mm
b : 約50 mm
h : 約150 mm
t : 3 mm
t' : 3 mm
表面Aa) : 50 mm×60 mm
注a) 厚さ3 mmの銅板をろう付けして製作した容器(約100 mm×50 mm×150 mm)の大きな側面の中心に,
約50 mm×60 mmの厚さ3 mmの銅板をろう付けする。このとき,容器の表面と銅板の裏面とが全面にわ
たってろう付けされるように施工する。銅板の表面Aは,供試体のガラス面が密着するように平滑に研
磨する。
図11−露点試験器具

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表24−密着時間
材料板ガラスの 密着時間
厚さの呼び
mm min
3以下 3
3を超え5以下 4
5を超え6以下 5
6を超え8以下 7
8を超える 10

7 検査

  安全ガラスの検査は箇条6によって試験を行い,箇条5の規定に適合したものを合格とする。ただし,
必要に応じ受渡当事者間の協定によって,検査項目の一部を省略してもよい。
なお,試料の抜取方式は,受渡当事者間の協定による。

8 包装

  安全ガラスには,通常,適切な緩衝材を用いて包装する。

9 表示

  安全ガラスには,製品1枚ごとに次の項目を所定の位置4)に容易に消えない方法で表示する。
a) 安全ガラスの種類又はその記号
b) 製造業者名又はその略号
注4) 所定の位置とは,附属書Aで規定した位置をいう。

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附属書A
(規定)
鉄道車両用安全ガラスのマーク表示位置基準
A.1 概要
この附属書は,車両の窓,間仕切などに用いる強化ガラス,合わせガラス及び複層ガラスに表示するマ
ークの位置の基準について規定する。
A.2 表示位置の示し方
図面などで表示位置を指定する場合は,A.3及び図A.1図A.4を参照して表示の中心位置で示すものと
する。
A.3 表示位置の基準
A.3.1 表示個数・表示面
表示は,ガラス1枚に1か所とし,表示面は表A.1による。
表A.1−ガラス表示面
分類 強化ガラス 合わせガラス 複層ガラス
平 室内側表面に表示する。ただし,対称形状の場合は,A.3.3.2による。

曲 凹面側に表示する。

A.3.2 読み方向
表示は,室内側から正常に読めるように表示する。ただし,対称形状の場合は,A.3.3.2による。

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A.3.3 表示位置
A.3.3.1 正規位置
表示は,通常,表A.2に定める位置に表示する。
表A.2−表示の正規位置
分類 短辺a)が356 mm以下の場合 短辺a)が356 mmを超える場合
平面 下辺直線部の中点から50 mm上 室内から見て右肩部分又は右下
側に表示する。 部分50 mm×50 mmの位置b)に表
示する。
曲面 図面に指定する位置に表示する。ただし,対称形状の場合は,A.3.3.2
による。
注a) 短辺とは,ガラスに外接する最小く(矩)形の辺のうち短い方をいう。
例 図A.1
b) 50 mm×50 mmの位置とは,上辺直線部分から50 mmの距離にある平
行線上にあり,かつ,この直線とガラス右端との交点から50 mm左側
の点の位置をいう。
例 図A.2
単位 mm
注記 下辺直線部の中点上側50 mmの位置の例を示す。いずれの場合もaが短辺寸法である。
図A.1−短辺が356 mm以下の場合の表示位置

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単位 mm
注記 右肩部 50 mm×50 mmの位置1)の例を示す。
注1) 例には,右肩50 mm×50 mmの場合を示したが,これ以外の場合も同様に考える(以下,図
A.3及び図A.4も同様。)。
図A.2−短辺が356 mmを超える場合の表示位置
A.3.3.2 対称形状の場合の表示位置
次のa)又はb)に該当するものを対称形状という。
a) 同一ガラスが,取付けによって左側にも右側にも共用できる場合(天地又は内外逆にして取り付ける
ときも含む。)。
例 図A.3
b) ガラスは,左右共用できないが,形状が左右対称の場合。
例 図A.4
対称形状の場合の表示位置は,車内から見て左側を正とし表A.3による。
表A.3−対称形状の場合の表示位置
分類 取付位置 ガラスを取付けによって左側ガラスは左右共用できない
にも右側にも共用できる場合が,形状が左右対称の場合
(図A.3) (図A.4)
平面 左側 A.3.3.1の正規位置に表示する。
及び 右側 左側ガラスを使用する。ただ左側ガラスの対称位置にす
曲面 し,表示は,天地又は内外逆る。
になることがある。

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