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(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
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国際規格 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
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番号
: 2
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
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及び題名 の評価
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− − 4.1 硝酸とふっ化水素酸の混 削除 JISではふっ化水素酸を使用し(ふっ化水素酸+硝酸)と(ふっ
酸。 ない。 化アンモニウム+硝酸)とでは差
異がないことを確認しており,危
険なふっ化水素酸を過去(1995
年)の改正で削除した。
4.1 硝酸 濃度 : 2.000±0.004 4.2 硝酸濃度 : 2.00±0.01 変更 JISの方が範囲が狭い。 JISに規定する条件で調製する
(2 mol/L)mol/L mol/L と,熱容量の再測定の必要がな
ふっ化アンモニウムの純 い。
4.2 ふっ 純度95 %以上のも 度の規定なし。 追加 JISには純度の規定がある。 仕様を明確にした。
化アンモ の。
ニウム
4.3 酸化 JIS K 8405に規定す 4.3 等級の規定なし。 追加 試薬自身がJISに規定されて 規格体系の相違。通常,化学分析
亜鉛 る特級又は同等以 950±25 ℃で1時間加熱 おり,等級がある。 では試薬級を用いるため。
上。 後,125 mのふるいを全 JISでは目開きの大きい150 JISに規定する目開きのふるいで
950±25 ℃で1時間 通。 mを使用できる。 も十分溶解することを実験的に
加熱後,150 m又は 確認したため追加した。
125 mのふるいを
全通。
4.4 未水 試験試料の抜き取 4.4 鉄分を除去する。 追加 ISO規格には試料の採取方法 代表試料を正しく採取すること
和セメン り方法及び保管方 試料の保管方法を規定。 が規定されていない。 は測定の基本であり,従来のJIS
ト 法を規定。 の規定を追加した。
鉄分を除去する。
――――― [JIS R 5203 pdf 16] ―――――
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及び題名 の評価
4.5 水和 配合 : 未水和セメン 4.5 配合 : 未水和セメント 変更 未水和セメントと水の量り採り
養生温度の範囲,未水和セメン
セメント ト250.0 g+水100.0 100.0 g+水40.0 g ト及び水の量り採り量に差異 量とに差異があるものの,比率又
g(同一質量比であ 練り混ぜ : 3分間 がある。 は練り混ぜ時間が同じなので技
れば量り採り量を 一材齢につき3個の養生 術的相違はない。
変更してもよい) 用瓶に同量ずつ入れ密 養生温度はこの表のJISの箇条
練り混ぜ : 3分間 封,20.0±0.2 ℃で養生す 5.2の理由に同じ。
必要とする数の養 る。
生用瓶に同量ずつ
入れ密封,20.0±
0.5 ℃で養生する。
5.1 熱量 熱量計の構成を規 5.1 JISに同じ。 一致 − −
計 定。
5.1.1 真空熱漏れ試験に合格 − − 追加 ISO規格には真空瓶自体の熱 JISの規定を満たした熱量計は
瓶 した真空瓶を使用 ISO規格の規定を満たすことを確
漏れの規定がなく,熱量計全体
することを規定。 の熱漏れを規定している。 認した。また,JISの規定の方が
厳しい。
0.001 ℃/分<0.004 K/分
真空瓶の取捨は必要であり,従来
のJISの規定を維持し,ISO規格
の熱量計の熱漏れの規定を,確認
用の規定として6.3に盛り込ん
だ。
5.1.1.3 内断熱材に覆われた, 5.1.1 JISに同じ。 一致 ISO規格でいう溶解容器はJIS −
筒 真空瓶を入れる容 の内筒に一致する。
器について規定。
内筒を使用しない
場合について規定。
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及び題名 の評価
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5.1.2 温度センサー方式の場 5.1.2 ベックマン温度計又はそ 変更 温度計の読み 0.001 ℃の変化は溶解熱として
計 合は0.001 ℃までの れと同等以上の精度をも JIS : 酸液は0.001 ℃,酸液以0.5 J/gに相当する。許容差を考慮
分解能。 つもの。ベックマン温度 外は0.1 ℃ すると,0.001 ℃刻みで読む必要
ベックマン温度計 計はJISに同じ。 ISO規格 : 0.002 ℃ がある。
は最小目盛0.01 ℃。 水浴温調用は0.01 ℃で 酸液以外は0.1 ℃までで十分な
酸液温度以外の測 校正。 ため,従来の0.1 ℃とした。
定用は最小目盛 酸液の温度計の読みは
0.1 ℃,校正済みの 0.002 ℃。
もの。
温度計の読みは,
酸液 : 0.001 ℃,
酸液以外 : 0.1 ℃。
5.1.3 漏斗 試料を酸液に適切 5.1.3 耐酸性のプラスチック製 変更 ISO規格では材質を規定。 ISO規格の規定の材質では試料の
に投入できるもの。 投入が困難になるおそれがある
ため,材質の規定を削除した。
5.1.4 酸液ダイレクトドライ 5.1.4 ダイレクトドライブ式 選択 ISO規格ではモータ軸とかく ダイレクトドライブ式及びベル
かき混ぜ ブ式及びベルトド 回転数 : 450±50 rpm はん軸とが同じものを規定し トドライブ式を併記した。回転数
装置 ライブ式を併記。 モーター出力は発熱がな ている。 はISO規格と整合した。
回転数 : 450±50 rpm いくらいの低出力。
5.1.5 熱量内筒は20±1 ℃に − − 追加 ISO規格には内筒の周りの温 より正確に測定できると考えら
計の恒温 温調された槽に入 度に対する規定がない。 れるため,従来の規定を維持し
槽 れる。 た。
5.2 養生 温度範囲 : 20.0± 5.2 温度範囲 : 20.0±0.2 ℃ 変更 ISO規格の方が範囲が狭い。 水和熱に有意な差がない温度範
用恒温水 0.5 ℃ 囲を検討し,±0.5 ℃が実務的に
槽 適切であると判断し,規定した。
5.3 水和 粉砕機,鉄製又はス 5.3 粉砕機 追加 ISO規格には乳鉢の規定はな 乳鉢は水和セメントの粉砕に適
セメント テンレス製の乳鉢。 い。 しているため,従来のJISの粉砕
粉砕用機 器具を追加した。
器
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箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 の評価
5.4 養生 ポリプロピレン製 5.4 プラスチック製又はガラ 変更 JISは寸法で規定,ISO規格は ガラス製は破損しやすいため削
用瓶 内径約25 mm ス製 容量で規定している。 除した。
高さ約55 mm 容量約20 mL 容積で規定すると水和試料の形
状が変わり,ばらつきの要因とな
ると考えられ,おおむねの寸法を
規定した。
5.5 ふる 酸化亜鉛の調製 5.5 酸化亜鉛の調製用 : 目開 選択 JISでは目開きの大きい150 従来のJISの規定でも試料は十分
い 用 : 目開き150 μm 5.6 き125 μm 追加 m及び850 mを使用でき, に溶解し,水和熱測定結果に差異
又は125 μm 水和セメントの試料の調 未水和セメントの異物の除去 がなく,目開きが大きい方が試料
未水和セメントの 製用 : 目開き600 μm にふるいを使用する。 調製の時間が短くてすむため,
異物の除去 : 目開き ISO規格の規定するものに加え,
850 μm 従来のものも使用できるように
水和セメントの試 した。
料の調製用 : 目開き 未水和セメントの異物の除去に
850 μm又は600 μm ついては,この表のJISの箇条4.4
の理由に同じ。
5.6 計時 温度の読み時間を 5.7 JISに同じ。 一致 − −
装置 秒単位で計測でき
るもの。
5.7 その 5.8 変更 JIS K 0050で網羅されるためで,
他の装置 5.9 ISO規格との実質的な差異はな
及び器具 5.10 い。
5.11
6.1 測定 試験室の温度より 4.2 溶解反応後の混酸の温度 変更 基本的な差異はないものの, 試験室の温度より低くなる程度
準備 約5 ℃低い硝酸を 6.1 が室温より少なくとも ISO規格では溶解反応後の酸 で十分である。
用いて酸液を準備 0.5 ℃低くなるようにし 液の温度に対する規定がある。
する。 なければならない。
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酸液の液面が蓋の 酸液量はJISに同じ。
20
下面から2 cm程度。
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(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条
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箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
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及び題名 の評価
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6.1 測定 20分間かくはん後, 6.2 4050分間かくはんし, 変更 ISO規格の方が予備かくはん JISの規定で十分温度が一定とな
準備 5分間の温度上昇が 温度上昇が一定になった 時間が長い。 ることを実験的に確認したため,
(続き) 一定になることを 時点で温度を測定し,そ 従来のJISの規定を維持した。
確認する。 の15分後に試料を投入す
る。
6.2 熱容 4.3に規定する酸化 4.3に規定する酸化亜鉛 変更 測定直前の加熱時間に違いがまた,測定直前に5分間加熱する
量の測定 亜鉛を,測定の直前 を,測定の直前に5分間 ある。 と固結することがあり,12分間
に12分間加熱す 加熱する。 の強熱で十分であることを確認し
る。 酸化亜鉛の量り採り量は たため変更した。
酸化亜鉛の量り採 JISに同じ。
り量について規定。
酸化亜鉛の投入は1 酸化亜鉛の投入は1分以 変更 投入時間に違いがある。 ISO規格の規定は実務的に無理が
分以上2分以内。 内。 あるため,1分以上2分以内とし
た。
熱量計の熱容量の 6.3.3 JISに同じ。 一致 − −
再測定について規
定。
2回測定を行い,5 5回測定の平均。 変更 許容差の有無。 許容差を規定すれば,2回測定で
J/K以内で一致した 測定回数の違い。 十分である。
ものの平均。
6.2.1 ポル酸化亜鉛の溶解熱 酸化亜鉛の溶解熱 変更 溶解熱の計算に用いる係数がJIS R 5203はASTM C186を参考
トランド 1 072.0+温度補正 1 077.43+温度補正分 違う。 にして制定された。そのため,
セメント 分 ASTMに規定されている酸化亜鉛
及び高炉 の溶解熱1 072.0を用いている。水
セメント 和熱測定では,未水和セメントの
の場合 溶解熱から水和セメントの溶解熱
を差し引くので,熱容量の項はキ
ャンセルされるため,熱容量の測
定に用いる酸化亜鉛の係数の違い
は,影響をほとんど及ぼさない。
よって,従来の値を維持した。
――――― [JIS R 5203 pdf 20] ―――――
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JIS R 5203:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 29582-1:2009(MOD)
JIS R 5203:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 91 : 建設材料及び建築物 > 91.100 : 建設材料 > 91.100.10 : セメント.せっこう.石灰.モルタル