JIS R 6252:2022 研磨紙

JIS R 6252:2022 規格概要

この規格 R6252は、主に金属,木材及びプラスチックの研削・研磨加工に使用する研磨紙について規定。ただし,耐水研磨紙には適用しない。

JISR6252 規格全文情報

規格番号
JIS R6252 
規格名称
研磨紙
規格名称英語訳
Abrasive papers
制定年月日
1952年4月14日
最新改正日
2022年3月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

ISO 21948:2001(MOD), ISO 21950:2001(MOD), ISO 3366:1999(MOD)
国際規格分類

ICS

25.100.70
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
‐ 
改訂:履歴
1952-04-14 制定日, 1955-03-05 確認日, 1956-12-15 改正日, 1959-12-15 確認日, 1960-03-01 改正日, 1960-09-01 改正日, 1964-02-15 確認日, 1966-02-01 改正日, 1968-11-01 確認日, 1971-01-01 改正日, 1976-01-01 確認日, 1976-12-01 改正日, 1979-12-01 確認日, 1985-09-01 確認日, 1992-03-01 確認日, 1994-08-01 改正日, 1999-11-20 改正日, 2006-03-25 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認日, 2020-10-20 確認日, 2022-03-22 改正
ページ
JIS R 6252:2022 PDF [10]
                                                                                   R 6252 : 2022

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 研磨紙の構造・・・・[2]
  •  5 種類・・・・[2]
  •  6 品質・・・・[3]
  •  6.1 外観・・・・[3]
  •  6.2 引張強さ・・・・[3]
  •  7 寸法及び寸法許容差・・・・[4]
  •  7.1 寸法・・・・[4]
  •  7.2 寸法許容差・・・・[4]
  •  8 材料・・・・[4]
  •  8.1 基材・・・・[4]
  •  8.2 研削研磨材・・・・[5]
  •  8.3 接着剤・・・・[5]
  •  9 試験方法・・・・[5]
  •  9.1 引張強さ・・・・[5]
  •  9.2 寸法・・・・[5]
  •  9.3 基材の坪量・・・・[5]
  •  10 検査・・・・[5]
  •  11 製品の呼び方・・・・[5]
  •  12 表示・・・・[6]
  •  12.1 製品への表示・・・・[6]
  •  12.2 包装への表示・・・・[6]
  •  附属書JA(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[7]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS R 6252 pdf 1] ―――――

           R 6252 : 2022

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,研削砥石工業
会(JGWA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正す
べきとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。
これによって,JIS R 6252:2006は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,令和5年3月21日までの間は,産業標準化法第30条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS R 6252:2006を適用してもよい。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本産業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS R 6252 pdf 2] ―――――

                                      日本産業規格                            JIS
R 6252 : 2022

研磨紙

Abrasive papers

序文

  この規格は,1999年に第2版として発行されたISO 3366並びに2001年に第1版として発行されたISO
21948及びISO 21950を基とし,我が国の市場の実態を反映させるため,技術的内容を変更して作成した
日本産業規格である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
技術的差異の一覧表にその説明を付けて,附属書JAに示す。

1 適用範囲

  この規格は,主に金属,木材及びプラスチックの研削·研磨加工に使用する研磨紙について規定する。
ただし,耐水研磨紙には適用しない。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 3366:1999,Coated abrasives−Abrasive rolls
ISO 21948:2001,Coated abrasives−Plain sheets
ISO 21950:2001,Coated abrasives−Plain discs(全体評価 : MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”こと
を示す。

2 引用規格

  次に掲げる引用規格は,この規格に引用されることによって,その一部又は全部がこの規格の要求事項
を構成している。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS P 0001 紙·板紙及びパルプ用語
JIS P 8124 紙及び板紙−坪量の測定方法
JIS R 6004 研削研磨材,といし及び研磨布紙−用語及び記号
JIS R 6010 研磨布紙用研磨材の粒度
JIS R 6111 人造研削研磨材
JIS R 6251 研磨布
JIS Z 8401 数値の丸め方

――――― [JIS R 6252 pdf 3] ―――――

           2
R 6252 : 2022

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,次によるほか,JIS P 0001,JIS P 8124及びJIS R 6004による。
3.1
原反(abrasive jumbo rolls)
製品の形状に加工する前のロール状の研磨紙
注釈1 “ジャンボロール”ともいう。
3.2
縦方向(machine direction)
基材となる紙を抄紙機で抄造するときの進行方向に並行な紙の方向
注釈1 原反,研磨紙ロールなどのロール状の研磨紙では,長さ方向が縦方向となり,シート状の研磨
紙では“長辺”と基材の“縦方向”とは,関連していない。
(出典 JIS P 0001:1998の4011を変更)
3.3
横方向(cross direction)
基材となる紙を抄紙機で抄造するときの進行方向に直角な紙の方向
注釈1 原反,研磨紙ロールなどのロール状の研磨紙では,幅方向が横方向となり,シート状の研磨紙
では“短辺”と基材の“横方向”とは,関連していない。
(出典 JIS P 0001:1998の4016を変更)
3.4
ガーネット研削研磨材(garnet abrasives)
モース硬度6以上のガーネット構造をもつ天然研削研磨材

4 研磨紙の構造

  研磨紙は,基材,接着剤及び研削研磨材によって構成し,その代表的な構造の例を図1に示す。
研削研磨材
接着剤
基材(紙)
図1−研磨紙の構造の例

5 種類

  研磨紙の種類は,形状,基材の坪量,研削研磨材の材質及び研削研磨材の粒度によって区分し,表1に
よる。

――――― [JIS R 6252 pdf 4] ―――――

                                                                                             3
R 6252 : 2022
表1−研磨紙の種類
形状による種類 基材の坪量 研削研磨材の材質による種類b)及び 研削研磨材の粒度による種類d)
による種類a) その記号c)
P40,P50,P60,P80,P100,P120,
アルミナ質研削研磨材(A,WA,PA,HA)
炭化けい素質研削研磨材(C,GC) P150,P180,P220,P240,P280,
ガーネット研削研磨材(G) P320,P360,P400,P500,P600,
研磨紙シート Aw,Cw,Dw P800,P1000,P1200,P1500,P2000,
P2500
アルミナジルコニア質研削研磨材(AZ) P40,P50,P60,P80,P100,P120,
P150,P180,P220
P30,P36,P40,P50,P60,P80,
アルミナ質研削研磨材(A,WA,PA,HA)
炭化けい素質研削研磨材(C,GC) P100,P120,P150,P180,P220,
ガーネット研削研磨材(G) P240,P280,P320,P360,P400,
研磨紙ロール Cw,Dw,Ew P500,P600,P800,P1000,P1200,
P1500,P2000,P2500
アルミナジルコニア質研削研磨材(AZ) P30,P36,P40,P50,P60,P80,
P100,P120,P150,P180,P220
P40,P50,P60,P80,P100,P120,
アルミナ質研削研磨材(A,WA,PA,HA)
炭化けい素質研削研磨材(C,GC) P150,P180,P220,P240,P280,
ガーネット研削研磨材(G) P320,P360,P400,P500,P600,
Aw,Cw,Dw,
研磨紙ディスク P800,P1000,P1200,P1500,P2000,
Ew
P2500
アルミナジルコニア質研削研磨材(AZ) P40,P50,P60,P80,P100,P120,
P150,P180,P220
注a) 基材の坪量による種類は,JIS R 6004の箇条4(用語,記号及び定義)のc) 3)(記号及びその定義)による。
注b) ガーネット研削研磨材(G)を除く研削研磨材の材質による種類は,JIS R 6111の表1(人造研削研磨材の
種類)参照。
注c) 研削研磨材の材質による種類の記号は,JIS R 6004の箇条4のc) 3)による。
注d) 研削研磨材の粒度による種類は,JIS R 6010の表1(粒度の種類)による。

6 品質

6.1 外観

  研磨紙の外観は,目視によって試験し,使用上有害なきず,しわ,破れ,穴及び研削研磨材の塗装むら
のいずれもあってはならない。

6.2 引張強さ

  研磨紙の引張強さは,9.1によって試験を行い,表2による。

――――― [JIS R 6252 pdf 5] ―――――

次のページ PDF 6

JIS R 6252:2022の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 21948:2001(MOD)
  • ISO 21950:2001(MOD)
  • ISO 3366:1999(MOD)

JIS R 6252:2022の国際規格 ICS 分類一覧

JIS R 6252:2022の関連規格と引用規格一覧