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S 5005 : 2015
表2−寸法
種類 足長a) 本底 胴部
(cm) (mm) (mm)
踏まず部 踏み付け部 かかと部
ゴム製一般用長靴 22以上 1.8以上 4.5以上 6.0以上 1.0以上
22未満 1.6以上 3.0以上 4.0以上 0.8以上
ゴム製労働用長靴 22以上 2.0以上 7.0以上 8.0以上 1.0以上
ゴム製軽労働用長靴 22以上 1.2以上 1.2以上 1.2以上 0.8以上
軟質塩化ビニル製 22以上 3.0以上 4.5以上 6.0以上 1.6以上
一般用長靴 22未満 2.0以上 3.0以上 3.0以上 1.0以上
注a) 足長は,JIS S 5037による。
7 裏布
長靴の裏布は,8.9及び8.10によって試験したとき,表3に適合しなければならない。
表3−裏布の性能
項目 性能 試験箇条
破裂試験(破裂強さ) kPa 400 以上 8.9
熱湯に対する染色堅ろう度 3級 以上 8.10
8 試験方法
8.1 試験場所の標準状態
試験室の温度は,通常,25 ℃±5 ℃とする。また,保管室の温度は,試験室の標準状態とする。
8.2 製品の防水性
長靴の開口部から空気を注入し,9.81 kPa±1.96 kPaの内圧をかけ,水に開口部50 mm下まで浸せきし,
空気の漏れの有無を調べる。空気漏れがない場合,水漏れがないと判断する。
8.3 引張試験
ゴム製一般用長靴,ゴム製労働用長靴及びゴム製軽労働用長靴の引張試験は,JIS K 6251に規定する方
法によって行い,試験片は,ダンベル状2号形とする。
軟質塩化ビニル製一般用長靴の引張試験については,JIS K 7161-2に規定する方法によって行う。試験
片の寸法及び形状は,図2とし,試験速度は200 mm/min±10 %とする。
ただし,いずれの種類の長靴も試験片は,試料の本底,胴部の縦の方向に採り,研磨仕上げ後の平行部
分の厚さは均一とし,その厚さは1 mm3 mmとする。
――――― [JIS S 5005 pdf 6] ―――――
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S 5005 : 2015
単位 mm
A : 全長 115 E : 小半径 14±1
B : 両端の幅 25±1 F : 大半径 25±2
C : 平行部分の長さ 33±2 G : 標線間距離 25±1
D : 平行部分の幅 6±0.4 H : つかみ具間距離 80±5
図2−軟質塩化ビニル製一般用長靴の試験片形状
8.4 老化試験
8.3と同様に調製した試験片を採取し,JIS K 6257に規定するAA-2法によって70 ℃±1 ℃で連続96
時間促進老化させた後,引張強さを測定し,JIS K 6257の箇条11(試験結果の表示)によって処理前に対
する保持率を算出する。
8.5 耐寒試験
8.3と同様に調製した試験片1個と直径10 mm±2 mmの丸棒とを−20 ℃±2 ℃に設定できる低温恒温
器又は起寒剤1)によって規定の温度に保たれた容器中に30分間放置直後,試験片の平行部分を丸棒の円周
に沿い170°180°折り曲げ,ひび割れ又はその他の異状の有無を調べる。
注1) 変性アルコールにドライアイスを添加したもの。
8.6 加熱試験
8.3と同様にして調製した試料から40 mmの短冊状の試験片を2個採取し,JIS K 8124に規定する塩化
カルシウムを入れたデシケータ中に24時間放置後,その質量を測定する。次に,この試験片を100 ℃±2 ℃
に保たれた空気恒温槽中に6時間放置後,その質量を小数点以下3桁まで測定する。加熱減量は,次の式
によって算出し,得られた値の平均値で表し,JIS Z 8401の規則Aによって小数点1桁に丸める。
mS−mA
H 100
mS
ここに, H : 加熱減量(%)
mS : 加熱前の試験片の質量(g)
mA : 加熱後の試験片の質量(g)
8.7 塗膜試験
8.3と同様に調製した試験片を2個採取し,塗膜面を外にして180°に曲げ5秒間保持し,塗膜の亀裂の
有無を調べる。
8.8 厚さの測定
本底及び胴部の厚さの測定は,次による。
a) 胴部の厚さ 貼合せ部又はパーティングラインに接する部分を除いて,図3に示すように試料胴部を
横に2分する線Aの断面について,最も薄い部分の厚さをJIS B 7507に規定するノギスを用いて測定
する。ただし,裏付き製品については,裏布の厚さを含めないものとする。
――――― [JIS S 5005 pdf 7] ―――――
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S 5005 : 2015
図3−胴部の厚さ測定位置
b) 本底の厚さ 試料の両端を結ぶ直線上において,本底の縁辺部を除いて,接地面と直角をなす断面に
ついて,各部の厚さをJIS B 7507に規定するノギスを用いて測定する。この場合,図4に示すように,
踏み付け部C及びかかと部の厚さは最も高い山の部分を,踏まず部の厚さBは,最も薄い部分の厚さ
とする。ただし,中空部(ぬすみ)のあるものは中空部を除く正味の厚さDとする。
図4−本底部の厚さ測定位置
8.9 裏布の破裂試験
試料は,原反から5枚採取し,JIS P 8112又はJIS P 8131に規定する試験機を用いて試験し,試験結果
は得られた値の平均値で表す。
8.10 裏布の熱湯に対する染色堅ろう度試験
試料は,原反から採取し,JIS L 0845に規定する方法によって試験を行う。この場合,試験結果の判定
は,24時間後に行う。ただし,使用する水については,JIS K 0557に規定するA1の水又は厚生労働省告
示第65号第一六改正日本薬局方の精製水を使用する。
9 検査
長靴の検査は,形式検査2)と受渡検査3)とに区分し,検査の項目はそれぞれ次のとおりとする。
なお,形式検査及び受渡検査の抜取検査方式は,受渡当事者間の協定による。
a) 形式検査項目
1) 外観検査
2) 性能
3) 寸法検査
4) 裏布
b) 受渡検査項目
1) 外観検査
2) 寸法
注2) 製品の品質が,設計で示す全ての特性を満足するかどうかを判定するための検査。
3) 既に形式検査の合格したものと同じ設計・製造による製品の受渡しをする場合,必要と認める
――――― [JIS S 5005 pdf 8] ―――――
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S 5005 : 2015
特性が満足するものであるかを判定するための検査。
10 表示
長靴には,本体の見やすい場所に次の事項を表示しなければならない。ただし,a),e)及びf)の事項に
ついては,1足ごとの包装に表示してもよい。
a) この規格の番号
b) サイズ
c) 製造業者名又はその略号
d) 製造年又はその略号
e) 種類
f) 保管方法,使用上の注意事項
使用上の注意事項の例を,次に示す。
例1 洗剤で洗浄する場合は,中性洗剤を使用し,直射日光を避け,風通しのよい日陰に干してくだ
さい。
例2 保管する場合は,変形防止のため厚紙等を入れ,ポリ袋などに収納して暗所に置いてください。
JIS S 5005:2015の国際規格 ICS 分類一覧
JIS S 5005:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK6251:2017
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―引張特性の求め方
- JISK6257:2017
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―熱老化特性の求め方
- JISK7161-2:2014
- プラスチック―引張特性の求め方―第2部:型成形,押出成形及び注型プラスチックの試験条件
- JISK8124:2018
- 塩化カルシウム(乾燥用)(試薬)
- JISL0845:1998
- 熱湯に対する染色堅ろう度試験方法
- JISP8112:2008
- 紙―破裂強さ試験方法
- JISP8131:2009
- 板紙―破裂強さ試験方法
- JISS5037:1998
- 靴のサイズ
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方