JIS T 6506:2005 レジン歯 | ページ 2

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度になるように植え付け,これを重合用フラスコに石こう埋没する。次に,ろうを除去し,歯面の
ろうは,洗剤を含む沸騰水で流し取り,更に,沸騰水ですすぐ。
2) 石こう面に分離材を塗布した後,JIS T 6501に規定する床用材料をてん入,圧接し,締めたフラス
コを70±20 ℃の温湯に90分間浸せきし,最後に沸騰水に30分間浸せきする。
3) これを室温まで冷却し,試験片を取り出した後,付図2に示すように試験片を固定し,荷重を加え
る。荷重速度は,毎分120±12 N又はクロスヘッドスピード毎分0.51.0 mmとする。
4) 測定は,10本の試験片について行い,その総平均値の−15 %以下の数値を除いた残りの平均値をも
って結合力とする。ただし,総平均値の−15 %以下の数値の試験片が2本以上のときは,再試験を
行う。
5.9.2 結合性質試験 結合性質試験は,次による。
a) 器具 器具は,次による。
1) 付図3に示した寸法のろう(蝋)型を作製する金属フォーマ及び引張試験ジグ。
2) 床義歯のフラスコ埋没及び作製に用いる通常の歯科技工器具。
3) IS T 6501に規定する義歯床用アクリル系レジン
4) 歯科固定用ワックス
b) 手順 手順は,次による。
1) 6歯一組の上がく前歯を,付図3 a),b)のようにワックスを用いて,歯の接端部の舌面のほぼ半分が
出るように金属フォーマの上に固定する。これを重合用フラスコに石こう埋没する。金属フォーマ
を取り外し,洗剤を含む沸騰水で流し取り,更に,沸騰水ですすぐ。
2) 石こう面に分離材を塗布した後,JIS T 6501に規定する義歯床用アクリル系レジンをてん入,圧接
し,締めたフラスコを70±20 ℃の温湯に90分間浸せきする。次に,沸騰水に30分間浸せきする。
3) これを室温まで冷却し,試験片を取り出した後,付図3 c)に示すように試験片を固定し,クロスヘ
ッドスピード毎分0.51.0 mmで荷重を加える。

5.10 色調安定性試験

 5色の同色同形の上がく中切歯又は68歯を一組とした同色,かつ,同形のレジ
ン歯二組について,JIS T 6003によって試験を行う。

5.11 退色・変形・き裂試験

5.11.1 器具 器具は,次による。
a) 水槽 室温の水を520分間で加熱して沸騰させ,沸騰状態を3時間以上維持できるもの。
b) 試験管 5本のレジン歯を収容できるもの。
c) デシケータ 相対湿度 (50±5) %を維持できるもの。
d) メチルメタクリレート 架橋材の添加されていないもの。
e) フレキシブル白色光源 光源は光学顕微鏡に接続できることが望ましい。
f) 拡大鏡 810倍率のもの。
g) 吸取り紙
5.11.2 試験片 供給されたままの5本のレジン歯と,次の手順で加熱処理した5本のレジン歯を試験片と
する。
a) 5本のレジン歯を,水を満たした試験管にすべて浸す。
b) この試験管を水槽の中に入れる。このとき,試験管は水槽の壁に接触してはならない。
c) 水槽中の室温の水を520分間加熱して沸騰させ,沸騰状態を3時間維持する。
d) 冷却時にレジン歯の表面から水分が失われるのを防止するために,23±2 ℃になるまで水中で徐冷す

――――― [JIS T 6506 pdf 6] ―――――

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る。
e) レジン歯を試験管から取り出し,表面の水をぬぐい,デシケータ内に1時間保管する。
5.11.3 手順 二組の各5本のレジン歯を,架橋剤を含まないメチルメタクリレートモノマーに5秒間浸し
た後取り出し,直ちに吸取り紙で表面のモノマーをぬぐう。1分後に再び,このモノマーに5秒間浸した
後,吸取り紙でぬぐうことなくタオル(特に指定はない)の上に置き,室温(指定が室温である)で2時
間乾燥する。倍率810倍の拡大鏡を用いて,退色,変形及びき裂を調べる。

5.12 硬さ試験

5.12.1 機器 試験機は,ビッカース硬さ試験機を用いる。
5.12.2 手順 前歯については,しん側面及び舌側面を,きゅう歯については,こう(咬)合面及びその基
底面を平行に削って研磨し,厚さは2 mm以上とする。試験は,JIS Z 2244による。

6. 表示

6.1   レジン歯の座板には,次の事項を表示しなければならない。
a) 製品名
b) 製造業者が定める形態名及び色調番号
c) 製造業者名又は商標名
d) 製造番号又は製造記号
e) 他の法定表示事項
6.2 レジン歯の包装には,次の事項を表示しなければならない。
a) 製品名及び種類
b) 製造業者が定める形態名及び色調番号
c) 内容量
d) 製造業者名及び所在地
e) 製造番号又は製造記号
f) 他の法定表示事項

7. モールドチャート及びシェードガイド

 製造業者は,要求があった場合には,モールドチャート及び
シェードガイドを提供しなければならない。また,モールドチャートには,次の事項が記載されていなけ
ればならない。
a) レジン歯の形態名
b) レジン歯の寸法 (mm)
1) 前歯は,上がく及び下がくの6歯全幅径(直線)又は製造業者の基準による6歯排列横径(湾曲),
及び左側中切歯の幅径と長径(歯冠寸法)
2) きゅう歯は,上がく及び下がく片側4歯全幅径
c) 前歯は左側上がく及び下がく中切歯,きゅう歯は左側上がく第1小きゅう歯のきょう(頬)舌側面輪

――――― [JIS T 6506 pdf 7] ―――――

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単位 mm
付図1 ろう型の寸法
付図2 レジン歯の結合力試験
参考図 1 人工歯試験片固定器具(一例)

――――― [JIS T 6506 pdf 8] ―――――

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単位 mm
a)
b)
引張り
c)
ワックス 金型フォーマ 義歯床用レジン レジン歯 石こう
付図 3 結合性質試験のジグ及び金属フォーマ

――――― [JIS T 6506 pdf 9] ―――――

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T6
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附属書(参考)JISと対応する国際規格との対比表
6 : 2
005
JIS T 6506 : 2005 レジン歯 ISO 3336 : 1993 歯科材料−合成人工歯
(I) ISの規定 (II) 国際 (III) 国際規格の規定 (V) ISと国際規格との技術的差異の理由
(IV) ISと国際規格との技術的差異の
規格番号 項目ごとの評価及びその内容 及び今後の対策
表示箇所 : 本体
表示方法 : 側線又は点線の下線
項目 内容 項目 内容 項目ごと 技術的差異の内容
番号 番号 の評価
1.適用範 ISO 3336 1 JISに同じ IDT −

2.引用規 JIS B 7502 2 − MOD/追加 JISを7規格追加。 新規品質項目,試験方法の追加及び我
格 JIS B 7507 − が国で制定している規格を優先適用す
JIS R 6253 − るため。
JIS T 0993-1 −
JIS T 6001 −
JIS T 6501 ISO 1567
JIS T 6604 ISO 6873
JIS T 6003 ISO 7491
JIS Z 2244 −
JIS Z 8902 −

――――― [JIS T 6506 pdf 10] ―――――

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JIS T 6506:2005の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3336:1993(MOD)

JIS T 6506:2005の国際規格 ICS 分類一覧

JIS T 6506:2005の関連規格と引用規格一覧