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JIS T 8001 : 2006
参 考
番号 用語 定義
対応英語 同義語
3119 呼吸抵抗ピーク値 呼吸用保護具を着用して呼吸したとき,又は呼 breathing peak resistance
吸用保護具に呼吸模擬装置を接続して作動させた
ときの呼吸抵抗は,下図のように似た波形を繰り
返す。
この場合,各波ごとのプラス側及びマイナス側
の最高値をそれぞれ呼気(排気)抵抗ピーク値及
び吸気抵抗ピーク値という。また,これらを総称
して呼吸抵抗ピーク値という。
備考 単位記号Paで表す。
3120 死積 dead space
面体を着用したとき面体(ノーズカップをもつ
面体にあってはノーズカップ)と顔面又は試験用
人頭との間に形成される空間の容積。
備考 単位記号mlで表す。
3121 視野 頭を動かさずに見える範囲。上下左右の角度で visual field
表す。
参考 慣用語の視界は、用いない方がよい。
3122 最高充てん圧力 温度35 ℃において,高圧ガス容器に充てんでき maximum filling pressure
るガスの最高圧力。
備考 高圧ガス保安法容器保安規則参照。
3123 陽圧 面体,ホースなどの内部圧力が,環境空気の気 positive pressure 正圧
圧より高いこと。
備考 単位記号Paで表す。
3124 陰圧 面体,ホースなどの内部圧力が,環境空気の気 negative pressure 負圧
圧より低いこと。
備考 単位記号Paで表す。
2) 試験
参 考
番号 用語 定義
対応英語 同義語
3201 試験用コンタミナ 呼吸用保護具の全漏れ率,ろ過材の粒子捕集効 test contaminant
ンツ 率,吸収缶の除毒能力などを測定するための粒子
又はガス。粒子としては,フタル酸ジオクチル
(DOP)粒子,塩化ナトリウム(NaCl)粒子など
を,ガスとしては,シクロヘキサン,アンモニア,
塩素などを用いる。
――――― [JIS T 8001 pdf 16] ―――――
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JIS T 8001 : 2006
参 考
番号 用語 定義
対応英語 同義語
3202 個数基準中央径 粒子状物質の粒径に対する個数分布における中 count median diameter (CMD)
央径。個数基準中央径より小さい粒子の個数と,
個数基準中央径より大きい粒子の個数とが,共に
総個数の半分となる。
3203 質量基準中央径 粒子状物質の粒径に対する質量分布における中 mass median diameter (MMD)
央径。質量基準中央径より小さい粒子の質量と,
質量基準中央径より大きい粒子の質量とが,共に
総質量の半分となる。
3204 試験用人頭 面体の死積,視野,気密などの試験を行うとき dummy head,
用いる人頭模型。 test head,
head form
3205 試験用面型 マスクの吸気抵抗,呼気抵抗などを測定すると faceform,
き用いる顔面の模型。必ずしも人の顔形を基準と test fixture
はしていない。
3206 呼吸模擬装置 人の呼吸量,呼吸回数などを模擬する装置。呼 breathing machine, 人工肺
吸用保護具の性能を試験するのに用いる。 artificial lung
3207 フィットテスト フィットネスが良好であることを確認するため fit test, 密着性試験,
の試験。定性的試験と定量的試験とがある。fitness test フィットネ
ステスト
呼吸用保護具を着用した際に,フィットネスが fit check
3208 フィットチェック
良好であることを確認するために着用者が行う定
性的試験。
3209 最高許容透過濃度 吸収缶に試験ガス含有空気を通した場合,吸収缶 maximum allowable penetration
を通過した空気中の試験ガスの濃度が破過と判定
されない最高の濃度。
3) 使用環境
参 考
番号 用語 定義
対応英語 同義語
3301 短時間ばく(曝)露 dangerous
immediately
生命と健康に直ちに危険を及ぼす環境空気の状 to life
or health,
で生命・健康に態。
IDLH
危険がある環境
空気
3302 酸素欠乏 環境空気中の酸素濃度が,正常値より著しく低oxygen deficiency, 酸欠
下した状態。鉱山保安法では19 %未満,労働安全 oxygen deficient atmosphere,
衛生法では18 %未満である状態をいう。 oxygen lack
3303 閉鎖空間 出入口が限られた,換気が不良な閉じられた空confined space
間。
――――― [JIS T 8001 pdf 17] ―――――
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JIS T 8001 : 2006
参 考
番号 用語 定義
対応英語 同義語
3304 有害物質 生命及び健康にとって有害となる物質。 hazardous material,
次のように分類される。 HAZMAT,
a) 少量で有害となる毒物・劇物。 hazardous substance
b) 多量に存在すると有害となる窒息性ガス(窒
素,メタン,二酸化炭素など)及び低毒性であ
るが長期間ばく(曝)露によって障害を及ぼす
粉じん・蒸気・ガスなど。
3305 エアロゾル 空気中に液体又は固体の粒子が分散した状態。 aerosol エーロゾル
3306 粒子状物質 粉じん,ヒューム及びミストの総称。 particulate matter,
particulate,
particles
3307 粉じん 固体がその化学的組成が変わらないまま物理的dust
な過程で粉砕され、空気中に浮遊した状態。
3308 ヒューム 固体が気化した後,冷却されたときに凝縮によ fume
って生成する粒子が空気中に分散した状態。
3309 ミスト 空気中に浮遊する液体粒子の総称。酸ミスト, mist
オイルミスト,スプレーミストなどがある。
3310 繊維状粉じん 石綿,木綿,合成繊維,ガラス繊維など繊維状 fibrous dust
の粉じん。
3311 有毒ガス 少量で人体に有害なガス,蒸気の総称(例えば、toxic gas
塩素,シアン化水素など。)。
3312 蒸気 常温,常圧の下で液体又は固体で安定している (英) vapour ベーパ
物質が気化し,気体状態で存在するもの。 (米) vapor
3313 煙 物質の燃焼,熱分解又は化学反応によって生成smoke
した空気中の固体・液体粒子及びガス状物質の総
称。
3314 放射性核種 自発的に素粒子,γ線又はX線を放射する原子 radionuclide
核の種類。
3315 汚染 対象として考えている物体又は物質に何らかの contamination
物質が付着,混入,発生することなどによって,
そのものが本来もっている機能,性能などに好ま
しくない影響が与えられること又は与えられてい
る状態。
3316 汚染物質 汚染を引き起こす物質。 contaminant コンタミ
ナンツ
3317 ばく(曝)露限界 ばく露される空気中の汚染物が人の健康に影響 exposure limit、
を及ぼさないと思われる最高許容濃度。時間荷重TLV,
平均ばく露限界濃度,短時間ばく露限界濃度,天permissible exposure limit
井値がある。 PEL,
recommended exposure limit
――――― [JIS T 8001 pdf 18] ―――――
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JIS T 8001 : 2006
付図1 呼吸用保護具の系統図
――――― [JIS T 8001 pdf 19] ―――――
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JIS T 8001 : 2006
関連法規
昭和41年 通商産業省令第50号 高圧ガス保安法 容器保安規則
昭和63年労働省告示第19号 防じんマスクの規格
平成2年労働省告示第68号 防毒マスクの規格
平成14年国土交通省告示第510号 船舶向非常脱出用呼吸器 船舶野脱出設備の基準
JIS T 8001:2006の国際規格 ICS 分類一覧
- 11 : 医療技術 > 11.040 : 医療設備 > 11.040.10 : 麻酔設備,呼吸設備及び蘇生設備
- 01 : 総論.用語.標準化.ドキュメンテーション > 01.040 : 用語集 > 01.040.11 : 医療技術(用語集)
JIS T 8001:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISM7601:2001
- 圧縮酸素形循環式呼吸器
- JISM7611:1996
- 一酸化炭素用自己救命器(COマスク)
- JISM7651:1996
- 閉鎖循環式酸素自己救命器
- JIST8150:2006
- 呼吸用保護具の選択,使用及び保守管理方法
- JIST8150:2021
- 呼吸用保護具の選択,使用及び保守管理方法
- JIST8151:2018
- 防じんマスク
- JIST8152:2012
- 防毒マスク
- JIST8153:2002
- 送気マスク
- JIST8155:2014
- 空気呼吸器
- JIST8156:1988
- 酸素発生形循環式呼吸器
- JIST8157:2018
- 電動ファン付き呼吸用保護具