JIS T 8150:2006 呼吸用保護具の選択,使用及び保守管理方法 | ページ 4

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T 8150 : 2006
付表 1 環境空気の有害の程度による呼吸用保護具の選択(保護具が正しく機能している場合に適用する。)
保護具の種類
給気式保護具 ろ過式保護具
送気マスク 自給式呼吸器
環境空気中の酸素濃度
ホースマスク エアラインマスク 開放式呼吸器 循環式呼吸器
及び 緊急時給気切替
複合式 圧縮空気形 圧縮酸素形
有害物質濃度 肺力 プレッ 警報装置付き 酸素 動力なし 動力付き
デマ
シャデ プレッ
吸引 送風機形 一定流量形 ンド デマ デマ デマ
プレッシ プレッシ 発生
形 マンド シャデ 陽圧 陰圧
形 ンド ンド ンド
ャデマン ャデマン
形 形 マンド 形 ド形 形 ド形 形 形 形

面体等の半 全 半 全 フ フ 半 全 フ フ 半 全 半 全 半 全 半 全 半 全 半 全 半 全 半 全 半 全 半 全 半 全 半 全 半 全 フ フ
面 面 面 面 ー ェ 面 面 ー ェ 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 ー ェ
種類(3)形 形 形 形 ド イ 形 形 ド イ 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 ド イ
形 ス 形 ス 形 ス
シ シ シ
ー ー ー
ル ル ル
ド ド ド
形 形 形
IDLH,1 000<有害物質
の濃度倍率及び有害物
× × × × × × × × × × × × × × × × × ○ × × × ○ × × × ○ × ○ × × × × × × × × × ×
質の種類,有害作用又は
濃度が不明 (4)
100<有害物質の濃度倍
× × × × × × × × × × × × × ○
(5) × × × ○ × × × ○ × × × ○ × ○ × × × × × × × × × ×
率≦1 000
50<有害物質
の濃度倍率× × × × × × × × × × × × × × × × × ○ × × × ○ × × × ○ × ○ × × × × × × × × × ×
酸 ≦100

又 濃 有害物質の濃
は 度 度倍率≦50× × × × × × × × × × × × × × × ○ × ○ × ○ × ○ × ○ × ○ × ○ × ○ × ○ × × × × × ×
不 14 (6)(7)
明 %
未 有害物質の濃
満 度がばく(曝)
× × × × × × × × × × × × × × × ○ × ○ × ○ × 〇 × ○ × ○ × ○ × ○ × ○ × × × × × ×
露限界濃度以
下(6)(7)
50<有害物質
酸 の濃度倍率× × × ○ × × × ○ × × × × × ○ × × × ○ × × × ○ × × × ○ × ○ × × × × × × × × × ×
素 ≦100(8)
14 濃 有害物質の濃
度 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × × × × × ×
% 度倍率≦50(8)
以 18
上 % 有害物質の濃
未 度がばく(曝)
満 露限界濃度○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ × × × × × ×
以下(8)

――――― [JIS T 8150 pdf 16] ―――――

                                                                                                                                          15
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T8
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付表 1 環境空気の有害の程度による呼吸用保護具の選択(保護具が正しく機能している場合に適用する。)(続き)
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保護具の種類
: 2
給気式保護具 ろ過式保護具
006
送気マスク 自給式呼吸器
環境空気中の酸素濃度
ホースマスク エアラインマスク 開放式呼吸器 循環式呼吸器
及び 緊急時給気切替
複合式 圧縮空気形 圧縮酸素形
有害物質濃度 肺力 プレッ 警報装置付き 酸素 動力なし 動力付き
デマ
シャデ プレッ
吸引 送風機形 一定流量形 ンド デマ デマ デマ
プレッシ プレッシ 発生
形 マンド シャデ 陽圧 陰圧
形 ンド ンド ンド
ャデマン ャデマン
形 形 マンド 形 ド形 形 ド形 形 形 形


面体等の 全 半 全 フ フ 半 全 フ フ 半 全 半 全 半 全 半 全 半 全 半 全 半 全 半 全 半 全 半 全 半 全 半 全 半 全 フ フ
面 面 面 面 ー ェ 面 面 ー ェ 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 面 ー ェ
種類(3)形 形 形 形 ド イ 形 形 ド イ 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 形 ド イ
形 ス 形 ス 形 ス
シ シ シ
ー ー ー
ル ル ル
ド ド ド
形 形 形
50<有害物質 × ×
の濃度倍率× × × ○ × × × ○ × × × × × ○ × × × ○ × × × ○ × × × ○ × ○ × × × × × (9) × (9) × ×
≦100(4)
18 酸 有害物質の濃
% 素 ○ ○ ○ ○ ○ ○
濃 濃度倍率≦50
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ (10)(10)(10)(10)(10)(10)
以 (4)
上 度
有害物質濃度 ○ ○ ○ ○ ○ ○
がばく(曝)露
限界濃度以下 ○○○○○○○○○○○○○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ (10)(10)(10)(10)(10)(10)
注(3) 有害物質が目に障害を与える物質である場合には,目を保護することができる全面形面体,フード,フェイスシールドなどが取り付けられているものとする。
(4) 防護係数が濃度倍率以上の呼吸用保護具を選択する。
(5) 酸素濃度14 %未満又は不明の場合,送気される空気の供給停止の場合に脱出するための,予備空気源をもつ複合式エアラインマスク又は緊急時給気切替警報装置付きエアラインマスク
を使用する。
(6) 送気される空気の供給停止の場合に脱出するための,予備空気源をもつ複合式エアラインマスク又は緊急時給気切替警報装置付きエアラインマスクを使用する。
(7) 防護係数が30以上,かつ,濃度倍率以上の呼吸用保護具を選択する。
(8) 防護係数が10以上,かつ,濃度倍率以上の呼吸用保護具を選択する。
(9) 防護係数の実測値が50以上の場合だけ,防護係数の実測値に相当する濃度倍率の場所で使用できる。対象物質が粒子状物質の場合は,捕集効率が99 %以上のフィルタをもつものとす
る。
(10) 対象物質を除去できる種類とする。
T8
備考 表中の記号は,次の意味を示す。
15
○ : 使用可
0 : 2
× : 使用不可
00
1
6
5

――――― [JIS T 8150 pdf 17] ―――――

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付表 2 呼吸用保護具の面体等の種類ごとの指定防護係数
呼吸用保護具の種類 面体等の種類 指定防護係数(11)
半面形 10
ホ 肺力吸引形
全面形 50

ス 半面形 50
マ 全面形 100
ス 送風機形
ク フード形 25
フェイスシールド形 25
半面形 50
全面形 100
一定流量形
フード形 25
送 フェイスシールド形 25
気 半面形 10
マ デマンド形
ス エ 全面形 50
ク ア 半面形 50
ラ プレッシャデマンド形
イ 全面形 1 000
ン デマンド形 半面形 10

給 ス (緊急時給気切替警報装置付き) 全面形 50
気 ク
式 プレッシャデマンド形 半面形 50
(緊急時給気切替警報装置付き) 全面形 1 000
半面形 10
デマンド形
全面形 50
複合式
半面形 50
プレッシャデマンド形
全面形 1 000
半面形 10
開 デマンド形
全面形 50
放 圧縮空気形
式 半面形 50
自 プレッシャデマンド形
全面形 5 000

式 半面形 10
呼 陰圧形
全面形 50
吸 圧縮酸素形
器 循 半面形 50
環 陽圧形
式 全面形 5 000
半面形 10
酸素発生形
全面形 50
半面形 310
動力なし
全面形 450

過 半面形 450

全面形 4100
(12) 動力付き
フード形 425
フェイスシールド形 425
注(11) 呼吸用保護具が正常に機能している場合に,期待される最低の防護係数。
(12) ろ過式の防護係数は,面体等の漏れ率[Lm(%)]及びフィルタの透過率[Lf(%)]から,100/(Lm+Lf)に
よって算出。
備考1. 給気・ろ過両用式は,その使用状態の機能によって防護係数を割り当てなければならない。
2. 半開放式(避難脱出用)及び半閉鎖循環式は,製造業者のカタログなどを参考とする。

――――― [JIS T 8150 pdf 18] ―――――

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付表 3 呼吸用保護具の機能,特徴及び使用上の注意事項
機能及び特徴の概要 使用上の注意事項
給 給気式及びろ過式の両方の機能をもつ呼吸用保護具。 酸素欠乏環境で使用中に送気が停止すると,極
気 めて危険となるため,使用は適切ではない。
・ 通常は,給気式として使用するが,送気が停止したときに,
ろ ろ過式として使用する場合,附属しているフ
ろ過式に切り替えて,附属しているフィルタによって,環境
過 中に存在する有害物質を除去する。 ィルタが,作業環境に存在する有害物質を除去

用 する性能をもっていないと危険である。

着用者が環境空気とは別の空気又は酸素を呼吸する形式の
呼吸用保護具。酸素欠乏の場合又は有害物質の種類及び濃度

が不明の場合も使用可能なものがある。
着用者の行動は,ホースなどの長さによって制
ホース又は中圧ホースを通じて,作業区域外から空気
を供給する。 限される。引き返すときは,進入時と同じコー
スを戻る。
空気の供給に制限が少なく,着用する部分が比較的
軽量であるため,長時間使用に適する。 送気停止の場合には,直ちに危険区域から脱
消耗部品が少ない。 出しなければならない。
ホース又は中圧ホースが,圧縮又は切断され
ることによる送気の遮断を防止する処置をし
なければならない。
なお,送気停止の場合の対策も講じなければ
ならない。
ホースの長さが最長10 mと短いため,有害環
面体,腰バンド,大口径のホースなどを
境空気を吸入する可能性が高いことに注意を
もっており,着用者の肺力で吸気する形
給 肺 式。 要する。
気 力 電源がないところでも使用可能。
送 面体内が吸気時に陰圧になるので,面体のフ
式 吸
気 引 ィットネスなどに十分注意する。
マ 形
ス 空気取入口は,呼吸に適する空気のあるとこ
ク ろにしっかり固定し,使用中であることを示す
表示が必要である。
ホ 送風機は,呼吸に適する空気のあるところに設
電動又は手動の送風機によって,ホース,
ー 置しなければならない。
面体,フード又はフェイスシールド(手

マ 動の場合は面体だけ)を通じて送気する 電動送風機の電源スイッチに送風機使用中
ス であることを表示する。
構造。中間に送風を調節する装置又は空

気調節袋を備えている。 有害物質の種類によっては,フードを透過す
送 ることもあるので注意しなければならない。
面体形及びフード形にあっては,通常

機 内部が陽圧となるため環境空気の侵入が
形 少ない。
面体形は送風機が停止したときも自己
の肺力で呼吸可能。
電動送風機は,安定した送風が可能。
手動送風機は,電源がないところでも
使用可能。

――――― [JIS T 8150 pdf 19] ―――――

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付表 3 呼吸用保護具の機能,特徴及び使用上の注意事項(続き)
機能及び特徴の概要 使用上の注意事項
デマンド形は,吸気時に面体内が陰圧になるの
コンプレッサ,高圧空気容器などからの圧縮空
で,面体のフィットネスに注意しなければなら
気を中圧ホース,面体等を通じて送気する構造
ない。
で,中間に風量を調節するための装置を備えて
いる。 コンプレッサは,呼吸に適する空気のあると
ころに設置しなければならない。
圧縮空気中の粉じん,オイルミストなどのろ
過装置付きのものもある。 有害物質の種類によっては,フード及びスー

ア ツの材質から透過することもあるので注意す
一定流量形,デマンド形及びプレッシャデマ

気 ラ ンド形がある。 る。

マ 一定流量形は,面体のほかフード又はフェイ緊急時に,自動的に給気源を他のものに切り
ス ン
マ 換える緊急時給気切替警報装置を設置するこ
スシールドの使用が可能。また,面体形及びフ


ク とが望ましい。
ード形にあっては,通常内部が陽圧になるため
環境空気の侵入が少ない。
デマンド形及びプレッシャデマンド形は面体
だけ使用が可能。
プレッシャデマンド形の面体内は,常に陽圧
を保っているので,特に環境空気の侵入が少な
い。
使用時間は携行している空気量又は酸素量で
着用者が環境空気とは別の空気源又は酸素源を携行
制限を受ける。
している呼吸用保護具。給気源の容器を背負う構造の
ものが多い。 作業強度によって使用時間が変わる。
使用時間は5120分。 避難用として製作されたものを作業用又は

気 緊急時の使用に適している。 救出用に使用してはならない。
式 残り使用可能時間が少なくなったことを知
らせる警報器を備えたものを使用することが
望ましい。
空気呼吸器に高圧酸素容器を取り付けてはな
高圧空気容器から,供給弁を通して面体内に放
らない。
出された空気を吸気し,呼気は呼気弁を通じて
排出する空気呼吸器。 空気呼吸器(大気圧・高気圧兼用のもの)を
自 デマンド形とプレッシャデマンド形とがあ高気圧環境下で使用する場合は,使用時間は環
給 開
式 る。 境の絶対圧力に反比例して短くなる[5.8 b)参

呼 式 照]。
プレッシャデマンド形は,面体内が吸気中で
吸 呼 も陽圧であるため,環境空気の侵入が少ない。デマンド形は,吸気時に面体内が陰圧になる
器 吸
器 JIS T 8155参照。 ので,面体のフィットネスに注意しなければな
らない。
プレッシャデマンド形は,空気が外部に漏出
しないよう面体のフィットネスに注意しなけ
ればならない。
半 その呼吸に適した混合ガスを使用しなければ
着用者の呼気中の二酸化炭素を除去し,酸素と
閉 ならない。
鎖 窒素などとの混合ガスを補給し,かつ,排気さ
循 せながら適切な酸素分圧に調整して,再呼吸すまた,定められた最高圧力以下の環境で使用
環 る方式の呼吸器で,高気圧下の特殊用途用。する。



――――― [JIS T 8150 pdf 20] ―――――

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