JIS X 6230:2017 情報の交換及び蓄積用のデジタル記録媒体―120mm単層(25ギガバイト/ディスク)及び2層(50ギガバイト/ディスク)BDレコーダブルディスク | ページ 33

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X 6230 : 2017 (ISO/IEC 30190 : 2016)
たアドレスは,エラーなしで読み取れる最初の完全なDFLが記録されたことを示す。
クラスタ14のデータフレーム1(22.4.3参照)は,SRRIに指定され,TDMSから最新のSRRIの複製
を記録する。残りのデータフレーム231は,全て00hとする。
DFLは,クラスタ58に記録され,最新のTDFLの複製を記録する。ここに,TDFLは,4クラスタの
長さになるまで,“0”データを埋める。DFLは,堅ろう(牢)さを確保するために,各DMAの中の続き
の4クラスタグループに繰り返してもよい。
22.6.3.3 2層ディスクのディスク管理構造(DMS)
2層ディスクでは,DMAは,図122に示すとおりに,二つの記録層に分かれた64クラスタで構成され
る。
トラッキング方向
L0層 クラスタ クラスタ クラスタ ... クラスタ クラスタ
1 2 3 31 32
L1層 クラスタ クラスタ ... クラスタ クラスタ クラスタ
64 63 35 34 33
トラッキング方向
図122−2層ディスクのDMAのクラスタ
DDS+SRRIは,各DMAの最初の4クラスタに,繰り返して記録する(図123参照)。DFLは,各DMA
のクラスタ916へ記録され,任意でクラスタ1764へも繰り返してもよい(繰返しが適用されない場合
は,クラスタ1764は,全て00hを記録する。)。
クラスタ1~
4 DDS+ SRRI 4 回繰り返し
クラスタ5
~ 8 リザーブ(領域)
~ 16
クラスタ9 DFLの最初の位置 DFL
任意でDFLの複製
クラスタ17 ~ 24 DFLの2番目の位置 又は00h
任意でDFLの複製
クラスタ25 ~ 32 DFLの3番目の位置 又は00h
: :
任意でDFLの複製
クラスタ57 ~ 64 DFLの7番目の位置 又は00h
図123−2層ディスクのDMAゾーンの例
各クラスタ14の最初のデータフレーム0は,DDSに指定され,このDDSをもつDMAゾーンのクラ
スタ9,17 .. 57のいずれかの最初のPSNに設定する欠陥リストの最初のPSNを除き,最新のTDDSの複
製を含む。指定されたアドレスは,エラーなしで読み取れる最初の完全なDFLの記録場所を示す。
クラスタ14のデータフレーム1(22.4.3参照)は,SRRIに指定され,TDMSから最新のSRRIの複製
を記録する。残りのデータフレーム231は,全て00hとする。
DFLは,クラスタ916に記録され,最新のTDFLの複製を記録する。ここに,TDFLは,8クラスタ
の長さになるまで“0”データを埋める。DFLは,堅ろう(牢)さを確保するために,各DMA内の続きの
8クラスタグループに繰り返してもよい。

――――― [JIS X 6230 pdf 161] ―――――

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23 論理セクタ番号(LSN)の割当て

  使用者データを保存するために使用できる全てのクラスタに対しては,連続する使用者データフレーム
ごとに,LSN 0から始まって一つずつ増加する論理セクタ番号を連続で割り当てる(図124参照)。
LSN 0は,(PSN=1 048 576において)リードインゾーンの後の最初のクラスタの,最初の使用者データ
フレームに割り当てられる。
L0層の最後のLSNは,(PSN=8×LAA+15=Xにおいて)8×LAA+15−1 048 576に等しく,外側ゾー
ン0の前の最後のクラスタの最後の使用者データフレームに割り当てられる。
L1層の最初のLSNは,( PSN 8 FAA X FE 00 00 00h において)L0層の最後のLSNよりも一つ大
きくし,外側ゾーン1の後の最初のクラスタの最初の使用者データフレームに割り当てる。
L1層の最後のLSNは,(PSN=01 EF FF FFhにおいて)16×LAA+31−2 097 152に等しく,リードイン
ゾーンの前の最後のクラスタの最後の使用者データフレームに割り当てられる。
内周 外周 外周 内周
L0層 L1層
LSN
使用者データ領域
使用者データ領域
00 000h
リードイン 外側 外側 リードアウト
0
ゾーン ゾーン0 ゾーン1 ゾーン
PSN
00 10 00 00h X X+ FE 00 00 00h 01 EF FF FFh
図124−論理セクタ番号の割当て

24 グルーブ領域の特性

  箇条24箇条27で規定する信号値は,他に規定する場合を除き,全てのディスク容量で有効である。
この規格では,次の二つのタイプの信号を区別している。
− ディスクのグルーブ構造を再生した信号
− 使用者が記録した,マークを再生した信号
箇条25箇条27は,グルーブ構造を再生した信号を定義し規定する(グルーブのフォーマットは,箇
条15に規定されている。)。
箇条25箇条27の全ての要求事項を,他の層の記録状態(未記録,記録又は部分記録)に関係なく,
公称半径22.4 mmのエンボスHFM領域(PICゾーンの開始又は終了)の内径と外側ゾーンの半径+20 μm
(dDZO/2+20 μm)との間で,全ての層で満たす。要求事項は,外周ゾーンの残りの領域でも満たすことが
望ましい。

――――― [JIS X 6230 pdf 162] ―――――

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25 グルーブ領域の試験方法

25.1 一般

  試験は,記録領域で行う。試験に必要な記録及び読取りの動作は,同じ基準ドライブで行う。
信号の測定をする場合は,ほこり,きずなどの局所欠陥の影響は,除外される。局所欠陥は,トラッキ
ングエラー及び訂正不能データの原因となる可能性がある(箇条34参照)。

25.2 環境条件

  ディスクが8.1.1に規定した許容される環境条件外の場合を除き,全ての信号は,規定する範囲内とする。

25.3 基準ドライブ

25.3.1 一般
全ての信号は,基準ドライブの適したチャネルで,箇条9及び附属書Hの規定に従って測定する。
25.3.2 読取りパワー
読取りパワーは,ディスクの入射面に照射し情報を読み取るためだけに用いる光パワーである。読取り
パワーは,単層ディスクでは,(0.35±0.1) W及び2層ディスクでは,(0.70±0.1) Wとする。
25.3.3 読取りチャネル
ドライブは,9.5及び9.6に規定する,二つの読取りチャネルをもつ。HF読取りチャネルからのHF信
号は,ジッタ測定以外は波形等化しない(附属書H参照)。
プッシュプル信号の測定には,半径方向PP読取りチャネルに,次の特性をもつ1次のLPFを通す。
f−3dB=30 kHz
ウォブル信号の測定には,半径方向PP読取りチャネルに,次の特性をもつ1次のLPFを通す。
f−3dB=8 MHz
25.3.4 トラッキング要求事項
信号を測定する間に,光ビームの焦点と記録層との間の軸方向のトラッキングエラーは,emax(axial)とし,
次による。
emax(axial)=80 nm
光ビームの焦点とトラック中心との間の半径方向のトラッキングエラーは,emax(radial)とし,次による。
emax(radial)=20 nm
4x及び6xディスクで,大きなトラッキングエラーを起こす局所欠陥の扱いは,附属書Iの規定に従う。
25.3.5 走査速度
実際のディスクの回転速度は,平均チャネルビットレートが66.000 Mbit/sとなるか又は平均ウォブル周
波数が956.522 kHzとなる速度とする。

25.4 信号の規定

  全ての信号の振幅は,フォトディテクタの電流と線形関係にあり,したがって,ディテクタに当たる光
パワーと線形関係にある。
幾つかの信号は,未記録のグルーブ領域の全ディテクタ電流で正規化される。
この全ディテクタ電流は,次による。
IG=(I1+I2) groove
プッシュプル信号は,次による。
− プッシュプル信号は,光ビームの焦点がトラックを横切る場合の,低域通過フィルタを通した半径方
向PP読取りチャネルの正弦波状差信号(I1−I2)(図7参照)である。プッシュプル信号は,ドライブ
の半径方向のトラッキング動作に使用できる(図125参照)。

――――― [JIS X 6230 pdf 163] ―――――

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X 6230 : 2017 (ISO/IEC 30190 : 2016)
− 通常,差信号(I1−I2)は,低域通過フィルタを通した全ディテクタ電流(I1+I2)で正規化される。この実
時間の正規化プッシュプル信号の両ピーク値は,次による。
I1 t I2 t I1 I2 at t2I1 I2 at t1
PPnorm
I1 t I2 t I1
peak peak
I2 at t2I1 I2 at t1
ディテクタ
電流
(mA)
(I+
1 I)
2
和信号
(I-I)
1 2 max
0
(I-I) t1 t2
1 2
差信号 半径方向位置
(時間)
(I-I)
1 2 min
オントラック オントラック
図125−プッシュプル信号の規定
ウォブル信号は,次による。
− ウォブル信号IWppは,光ビームの焦点が25.3.4に従ってトラックを追いかける場合の,半径方向PP
読取りチャネルの正弦波状差信号(I1−I2)(図7参照)の両ピーク値である。測定方法については,附
属書M及び附属書Eも参照。
− ウォブル信号は,プッシュプル信号の両ピーク値(I1−I2) ppで正規化し(正規化ウォブル信号 : NWS),
次による。
IWpp
NWS
I1 I2
HFMグルーブ領域及びウォブルグルーブ領域の正規化プッシュプル信号の比は,次による。
HFMグルーブ領域及び未記録グルーブ領域の,正規化プッシュプル信号の比は,次による。
PPnorm,HFM
RHWG
PPnorm,WG,Unrec

26 HFMグルーブの信号

26.1 プッシュプルの極性

  プッシュプル信号の極性は,信号が次のピット又はグルーブ構造から検出したプッシュプル信号の極性
と同じ場合は,正極性という。
− “オングルーブ記録”(15.2参照)

――――― [JIS X 6230 pdf 164] ―――――

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X 6230 : 2017 (ISO/IEC 30190 : 2016)
− グルーブの単一経路の位相深さが,90°未満の場合
規定した場合と,極性が反対の場合は,負極性という。
ディスクの各記録層のプッシュプル信号の極性は,ディスク情報に示す(15.8.3参照)

26.2 プッシュプル信号

  実時間の,正規化プッシュプル信号の両ピーク値PPnorm,HFMは,エンボスHFM領域で,次による。
0.26≦PPnorm,HFM≦0.52

26.3 ウォブル信号

  正規化HFMウォブル信号は,グルーブトラックの平均中心線からの偏移量を表している。隣接トラッ
クのウォブルとの干渉によって,HFMウォブル信号の振幅は,変動している(ウォブルビートと呼ばれる。)。
HFMウォブル信号が,ウォブルビートによって最小の振幅を示す場所では,正規化HFMウォブル信号
(NHWS)は,次による。
0.30≦NHWSmin≦0.60
HFMウォブル信号が,ウォブルビートによって最大の振幅を示す場所では,正規化HFMウォブル信号
は,次による。
NHWSmax≦3×NHWSmin
注記 エンボスHFM領域で検出するHFMウォブル信号の形は,記録領域のウォブル信号と非常に違
うため,附属書Eに規定した測定方法は,これらのHFMウォブル信号を測定することに適さ
ない。

26.4 HFM信号のジッタ

  HFMグルーブからのウォブル信号を2値化したものは,PICゾーンのエンボスHFM情報を表している。
この2値信号の,前エッジ及び後エッジのジッタは,別々に,PLLクロックを基準に測定する。
前エッジ及び後エッジ両方のジッタは,4.5 %以下とする。
ジッタは,次に示す条件で測定する。
− ac結合(高域通過フィルタ) : 1次のフィルタで,f−3dB=10 kHz
− 波形等化なし
− 18Tクロック周期で正規化(15.5.4.2参照)

27 ウォブルグルーブからの信号

27.1 位相深さ

  グルーブの単一経路位相深さは,90度を超えない。

27.2 プッシュプル信号

  正規化プッシュプル信号(PPnorm)の実時間の両ピーク値は,次に示す要求事項を各層で満たす。
− 未記録領域(全ての隣接トラックが未記録)で,次による。
− HTLディスク :
0.21≦PPnorm,unrec≦0.45
− LTHディスク :
0.21≦PPnorm,unrec≦0.60
− 未記録領域の150トラック内でのプッシュプル信号の最大変動量は,次による。

――――― [JIS X 6230 pdf 165] ―――――

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JIS X 6230:2017の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO/IEC 30190:2016(IDT)

JIS X 6230:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS X 6230:2017の関連規格と引用規格一覧