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X 6255 : 2019 (ISO/IEC 29121 : 2018)
(出典 : JIS X 6256:2019,3.4)
3.3
(B5ライフ) [(B5 Life) L]
B5ライフの95 %下側信頼限界。
(出典 : JIS X 6256:2019,3.5)
3.4
B50ライフ(B50 Life)
寿命(3.9)分布の第50分位点(母集団の50 %が故障する時間),すなわち,母集団の50 %が生存する
時間。
(出典 : JIS X 6256:2019,3.6)
3.5
データ移行(data migration)
ある記録媒体又は記録デバイスから別の記録媒体又は記録デバイスにデータを複写するプロセス。
3.6
誤り訂正符号,ECC(Error Correction Code)
データの誤りを検出,訂正するために用いられる照合バイトを生成するための数学的計算。
注記 DVD-Rディスク,DVD-RWディスク,DVD-RAMディスク,+Rディスク及び+RWディスク
の場合は,DVD-ROMシステム用にJIS X 6241で定義したリードソロモン積符号が使用される。
BDレコーダブルディスク及びBD書換形ディスクの場合は,JIS X 6230,JIS X 6231,JIS X 6232
及びJIS X 6233で定義した長距離符号(LDC)及びバースト検出サブコード(BIS)が使用さ
れる。CD-Rディスク及びCD-RWディスクの場合は,JIS X 6281で定義したリードソロモン符
号(CIRC)及びリードソロモン積符号(RSPC)が使用される。
3.7
エラーレート(error rate)
誤り訂正を適用する前のディスク上に記録したデータに対する誤り率。
3.8
初期性能試験(initial performance test)
データを保存する前にディスクに記録したデータの記録性能を評価する試験。
3.9
寿命(lifetime)
システム(3.18)で情報が復元可能である時間。
3.10
最大BER(Max BER)
エラー訂正前のデコーダ(復号器)の最初のパスで測定される,ディスク上の連続した32個のECC(3.6)
ブロックでの最大バイト誤り率(3.7)。
注記 最大BERは,DVD-RAMディスクに適用される。
3.11
最大C1 Ave 10(Max C1 Ave 10)
任意の10秒間にわたって平均した,エラー訂正前の1秒当たりのC1エラー数の最大値。
注記 JIS X 6281,JIS X 6282及びJIS X 6283を参照。
――――― [JIS X 6255 pdf 6] ―――――
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X 6255 : 2019 (ISO/IEC 29121 : 2018)
3.12
最大データエラー(Maximum Data Error)
光ディスクの指定した領域で測定されたデータエラーの最大値。
(出典 : JIS X 6256:2019,3.13で注記を削除したもの。)
3.13
最大PI SUM 8(Max PI SUM 8)
エラー訂正前のデコーダの最初のパスで測定される,ディスク上の任意の連続した8 ECC(3.6)ブロッ
クでの内符号(PI)パリティエラー数の最大値。
注記 JIS X 6241,JIS X 6248,JIS X 6249,JIS X 6250及びJIS X 6251参照。
3.14
最大RSER(Max RSER)
40バイト以上の長さのバーストエラーを除いた,エラー訂正前でのランダムシンボルエラーレートの最
大値。
注記 JIS X 6230,JIS X 6231,JIS X 6232,JIS X 6233及びJIS X 6256参照。
3.15
定期性能試験(periodic performance test)
保存期間中にディスクに記録したデータの記録性能を評価する定期試験。
3.16
復元性(retrievability)
記録したとおりに物理情報を回復する能力。
3.17
保存期間(storage time)
ディスクにデータが記録された以降のディスクにデータが保存されている期間。
3.18
システム(system)
情報の記録,復元及び再生に使用するハードウェア,ソフトウェア,保存用のメディア及び関連文書の
組合せ。
(出典 : JIS X 6256:2019,3.20)
3.19
訂正不能エラー(uncorrectable error)
誤り訂正回路で訂正できない再生データのエラー。
3.20
Xmigライフ,Xmig(Xmig Life)
ユーザが決めるデータ移行の間隔(年)。
注記 附属書F参照。
4 試験方法
4.1 試験パラメタ
JIS X 6252及びJIS X 6249に規定するDVD-Rディスク,JIS X 6248及びISO/IEC 13170に規定する
DVD-RWディスク,JIS X 6251及びISO/IEC 25434に規定する+Rディスク,JIS X 6250,ISO/IEC 26925
――――― [JIS X 6255 pdf 7] ―――――
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X 6255 : 2019 (ISO/IEC 29121 : 2018)
及びISO/IEC 29642に規定する+RWディスクの場合は,エラー訂正する前のデコーダ(復号器)の最初の
パスにおける任意の連続する8 ECCブロックの最大の内符号パリティエラー(最大PI SUM 8)を測定する。
JIS X 6246に規定するDVD-RAMディスクの場合は,最大のバイトエラー(最大BER)を測定する(附
属書C参照)。
JIS X 6282に規定するCD-Rディスク,JIS X 6283に規定するCD-RWディスクの場合は,最大のC1 Ave
10(最大C1 Ave 10)を測定する。
JIS X 6230及びJIS X 6231に規定するBDレコーダブルディスク並びにJIS X 6232及びJIS X 6233に規
定するBD書換形ディスクの場合は,最大のランダムシンボルエラーレート(最大RSER)を測定する(附
属書H参照)。
4.2 試験領域
初期性能試験の試験領域は,全てのディスクの全てのデータを記録した領域とする。
定期性能試験の試験領域は,全てのディスクの全てのデータを記録した領域が望ましい(附属書G参照)。
4.3 試験ドライブ
4.3.1 一般
JIS X 6252及びJIS X 6249に規定するDVD-Rディスクの場合は,試験ドライブは各規格に従う。JIS X
6248及びISO/IEC 13170に規定するDVD-RWディスクの場合は,試験ドライブは各規格に従う。JIS X 6251
及びISO/IEC 25434に規定する+Rディスクの場合は,試験ドライブは各規格に従う。JIS X 6250,ISO/IEC
26925及びISO/IEC 29642に規定する+RWディスクの場合は,試験ドライブは各規格に従う。試験ドライ
ブは,最大PI SUM 8を測定できるようにする。
DVD-RAMディスクの場合は,試験ドライブはJIS X 6246に従う。試験ドライブは,最大BERを測定
できるようにする。
CD-Rディスク及びCD-RWディスクの場合は,試験ドライブは各々JIS X 6282及びJIS X 6283に従う。
試験ドライブは最大C1 Ave 10を測定できるようにする。
JIS X 6230及びJIS X 6231に規定するBDレコーダブルディスクの場合は,試験ドライブは各規格に従
う。JIS X 6232及びJIS X 6233に規定するBD書換形ディスクの場合は,試験ドライブは各規格に従う。
試験ドライブは,最大RSERを測定できるようにする。
注記 JIS X 6231及びJIS X 6233に記載されたRSERの測定回路は,JIS X 6230及びJIS X 6232に記
載されたものと異なり,特にHF信号の信号処理回路が異なる。JIS X 6230:2017の附属書H及
びJIS X 6231:2017の附属書H参照。
4.3.2 試験ドライブの校正
試験ドライブは,製造業者が定めた校正手順に基づき,製造業者が用意した校正ディスクを使用して校
正する。この校正は,製造業者が推奨する間隔で行う。
4.4 ディスクの準備
ディスクは試験実施に先立ち,ほこり,指紋,その他で汚れていないことを確認する。それらの汚れが
あった場合,適切であるならば,ディスク製造業者の推奨方法に従って除去する。適用可能なクリーニン
グ方法については,附属書Bに記載している。顕微鏡検査を行って,保護コーティングの離,穴などの
物理的劣化を明らかにできることもある。
4.5 試験の実施
試験ドライブは,ディスクを試験する前に,試験ドライブ附属の校正ディスク又は公の機関で検証した
校正ディスクを使って検証する。ドライブが検証をパスした場合,試験するディスクは,このドライブに
――――― [JIS X 6255 pdf 8] ―――――
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X 6255 : 2019 (ISO/IEC 29121 : 2018)
よって試験されなければならない。
ディスクを試験する際には,予期しない欠陥が入り込むことを避けるために,取扱いに注意をする。附
属書I参照。
試験結果は,最大データエラーによって判断する。最大データエラーは,DVD-Rディスク,DVD-RW
ディスク,+Rディスク及び+RWディスクでは最大PI SUM 8,DVD-RAMディスクでは最大BER,CD-R
ディスク及びCD-RWディスクでは最大C1 Ave 10及びBDレコーダブルディスク及びBD書換型ディスク
では最大RSERである。
5 定期性能試験の試験間隔
ディスクの推定寿命が既知の場合は,試験間隔を推定寿命によって決めてもよいが,推定寿命が分から
ない場合は,ディスクは,3年以下の間隔で試験を行うことが望ましい。
JIS X 6256:2019に従った推定寿命が与えられる場合は,ディスクは,附属書E及び附属書Fに従って試
験を行うことが望ましい。
附属書Bに示す推奨条件で保存し,注意して取り扱い,頻繁にデータへのアクセスを行わないなど,デ
ィスクが良好に扱われる場合は,3年から5年に一度の試験にしてもよい。類似のディスクの推定寿命が
十分であると分かっていれば,試験の間隔を更に長くすることもできる。
復元性に問題がある場合,又は読取りに時間がかかる場合は,すぐに試験を実施することが望ましい。
試験の結果,あるディスクが劣化を示した場合は,同じ型,同じ推定寿命,又は同じロットの別のディ
スクで追加の性能試験を実施して確認してもよい。追加試験で重大な問題が分かった場合は,同様に影響
を受けた全てのディスクを別のディスクに代えることが望ましい。
6 試験結果の評価
6.1 一般
ディスクに記録したデータの読取性能は,初期性能試験及び定期性能試験によって検査される。データ
をディスクに初めて記録するときに,初期記録性能を初期記録性能試験によって検査する。初期記録性能
試験の結果によって,長期データ保存に使用するディスクが選別される。それらのディスクに記録したデ
ータの性能は,保存期間中に定期性能試験によって定期的に試験することが望ましい。定期性能試験の試
験結果によって,データ移行の必要性が判断される。
6.2 初期性能試験
初期記録性能は,最大データエラーを用い,表1に示すとおりレベル1,レベル2及びレベル3に区分
される。
初期記録性能は,少なくともレベル1の範囲とする。初期記録性能がレベル2を示すディスクは,保存
用に使用しないほうがよい。初期記録性能がレベル3のディスクは,規格の範囲外であり,使用してはな
らない。
初期記録性能がレベル1より悪い場合は,最大データエラーがディスク及びドライブの両方の性能に左
右されるので,データの記録に使用するディスク及びドライブの性能を検証することが望ましい。ドライ
ブの状態がよくない場合には置き換えることが望ましい。ディスクの状態がよくない場合は,別のロット
のディスクを使用することが望ましい。
――――― [JIS X 6255 pdf 9] ―――――
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X 6255 : 2019 (ISO/IEC 29121 : 2018)
表1−初期記録性能の区分
DVD-R,DVD-RW, BDレコーダブル,
レベル ステータス DVD-RAM CD-R,CD-RW
+R,+RW BD書換形
1 使用を推奨する。 < 140 < 5.0×10−4 < 110 < 5.0×10−4
5.0×10−4 5.0×10−4
2 使用しない方がよい。 140 280 110 220
1.0×10−3 1.0×10−3
3 使用してはならない。 > 280 > 1.0×10−3 > 220 > 1.0×10−3
最大データエラー 最大PI SUM 8 最大BER 最大C1 Ave 10 最大RSER
6.3 定期性能試験
定期性能試験の記録したデータの性能は,表2に示すとおり最大データエラーによって,レベル4,レ
ベル5及びレベル6に区分される。
記録したデータの性能がレベル4の範囲内である場合は,ディスクの性能は引き続き使用できる良好な
状態である。
記録したデータの性能がレベル5の範囲内である場合は,ディスクに保存されたデータをできるだけ早
く別のディスクに移行する。
記録したデータの性能がレベル6である場合は,データが読取可能ならばディスクに保存されたデータ
を即座に別のディスクに複製する。最大データエラーがレベル6でも大きな値になると,訂正不能エラー
が生じてデータ復元ができなくなることに注意が必要である。
表2−定期性能試験時の記録したデータの性能の区分
DVD-R,DVD-RW, BDレコーダブル,
レベル ステータス DVD-RAM CD-R,CD-RW
+R,+RW BD書換形
引き続き使用してよ
4 < 200 < 7.1×10−4 < 160 < 7.1×10−4
い。
できるだけ早くデー 7.1×10−4 7.1×10−4
5 200 280 160 220
タ移行する。 1.0×10−3 1.0×10−3
直ちにデータ移行す
6 > 280 > 1.0×10−3 > 220 > 1.0×10−3
る。
最大データエラー 最大PI SUM 8 最大BER 最大C1 Ave 10 最大RSER
初期性能試験及び定期性能試験のデータ移行のフローチャートを図1に示す。
――――― [JIS X 6255 pdf 10] ―――――
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JIS X 6255:2019の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 29121:2018(IDT)
JIS X 6255:2019の国際規格 ICS 分類一覧
JIS X 6255:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX6232:2017
- 情報の交換及び蓄積用のデジタル記録媒体―120mm単層(25ギガバイト/ディスク)及び2層(50ギガバイト/ディスク)BD書換形ディスク
- JISX6233:2017
- 情報の交換及び蓄積用のデジタル記録媒体―120mm3層(100ギガバイト/ディスク)BD書換形ディスク
- JISX6246:2005
- 120mm(4.7GB/面)及び80mm(1.46GB/面)DVD―書換形ディスク(DVD-RAM)
- JISX6248:2007
- 80mm(1.46GB/面)及び120mm(4.70GB/面)DVD リレコーダブルディスク(DVD-RW)
- JISX6249:2009
- 80mm(1.46GB/面)及び120mm(4.70GB/面)DVDレコーダブルディスク(DVD-R)
- JISX6250:2009
- 120mm(4.7GB/面)及び80mm(1.46GB/面)+RWフォーマット光ディスク(4倍速まで)
- JISX6251:2009
- 120mm(4.7GB/面)及び80mm(1.46GB/面)+Rフォーマット光ディスク(16倍速まで)
- JISX6252:2011
- 120mm(8.54Gbytes/面)及び80mm(2.66Gbytes/面)2層DVDレコーダブルディスク(DVD-R for DL)
- JISX6282:2009
- 情報交換用120mm追記形光ディスク(CD-R)
- JISX6283:2009
- 情報交換用120mmリライタブル光ディスク(CD-RW)