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X 6255 : 2019 (ISO/IEC 29121 : 2018)
ディスク
ディスク
レベル3 : 使用してはならない。
レベル3 : 使用してはならない。
最大データエラー レベル2 : 使用しない方がよい。
レベル2 : 使用しない方がよい。
テストドライブ
試験ドライブ
レベル1 : 使用を推奨する。
レベル1 : 使用を推奨する。
初期性能試験
データを記録した後,
データを記録した後,
ディスクはしかるべき環境で保存される。
ディスクはしかるべき環境で保存される。
ディスク
ディスク
レベル6 : 直ちにデータ移行する。
レベル6 : 直ちにデータ移行する。
最大データエラー レベル5 : できるだけ早くデータ移行する。
レベル5 : できるだけ早くデータ移行する。
テストドライブ
試験ドライブ
定期性能試験 レベル4 : 引き続き使用してよい。
レベル4 : 引き続き使用してよい。
図1−長期保存用の光ディスクのデータ移行のフローチャート
7 劣化の予防
ディスクの使用,保存,取扱い又は搬送の間,ディスクの性能が完全であることを保証するために,デ
ィスクが劣化しないように必要な予防策を行う。劣化の原因及びそれらの影響について,附属書Aに記載
している。長期保存のために,附属書B及び附属書Dの推奨を実行することが望ましい。
長期保存用のディスクは,再生装置に置いたままにするとか,光,ほこり又は極端な温度若しくは湿度
にさら(曝)したままにするといった取扱いをしないことが望ましい。
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X 6255 : 2019 (ISO/IEC 29121 : 2018)
附属書A
(参考)
長期保存用の光ディスクの劣化の原因
A.1 劣化
長期保存用の光ディスクは,記録層及び反射層から構成される。記録層及び反射層の劣化は,次の環境
で起こる可能性がある。
− 高温及び/又は高湿での保存
− 日光又は紫外線の下での保存
− 高密度の腐食ガス(硫化水素など)の中での保存
− 環境変化がある中での保存(気温の変化,湿度の変化など)
さらに,使用中にディスクのレーザ入射面が損傷,又は汚れる可能性がある。
この劣化は,ディスクのエラー率を増加させることになる。
A.2 ディスクの構造
DVD-Rディスク,DVD-RWディスク,DVD-RAMディスク,+Rディスク及び+RWディスクは,片面
ディスクでは記録基板がダミー基板と貼り合わされ,両面ディスクでは2枚の記録基板がお互いに貼り合
わされた構造となっている。記録基板は,記録層及び反射層に覆われている。2枚の基板の間の角度は,
環境条件の変化によって生じるひずみが最小になるように制御される。2枚の基板を貼り合わせる接着剤
は,基板の貼合せ工程に起因するストレスが最少になるように選ばれる。
DVD-Rディスク及び+Rディスクは,有機色素の記録層を用い,DVD-RAMディスク,DVD-RWディス
ク及び+RWディスクは,無機の相変化記録層を用いている。
CD-Rディスク及びCD-RWディスクは,記録層,反射層及び樹脂の被覆層に覆われた1枚の記録基板の
構造となっている。
CD-Rディスクは,有機色素の記録層を用い,一方CD-RWディスクは,無機の相変化記録層を用いてい
る。
BDレコーダブル3層両面ディスクを除くBDレコーダブルディスク及びBD書換形ディスクは,1枚の
記録基板の構造となっている。BDレコーダブル3層両面ディスクは,2枚の記録基板がお互いに貼り合わ
された構造となっている。記録基板は,記録層,反射層及び樹脂の被覆層に覆われている。
BDレコーダブルディスク及びBD書換形ディスクは,無機の相変化記録層を用いている。幾つかのタ
イプのBDレコーダブルディスクは,無機の相変化記録層の代わりに有機色素の記録層を用いている。
A.3 劣化の原因
記録層及び反射層の劣化は,上記A.1に示すような厳しい環境条件での長期保存中に劣化する可能性が
ある。
記録層は,腐食,亀裂,変質などで劣化する可能性がある。結果として,反射率及び記録した信号の品
質が劣化する。記録マークも,そのような厳しい環境条件での長期保存中に変形する可能性がある。相変
化ディスクの場合,非晶質の記録マークの一部がランダムに結晶化する可能性があり,各マークの端部の
ふらつき及び反射率の低下が生じる可能性がある。それらの現象の結果,検出記号の変調度の低下又はジ
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X 6255 : 2019 (ISO/IEC 29121 : 2018)
ッタノイズの増加となる。色素ディスクの場合,記録マークは,色素層の屈折率の変化又は基板材料の変
形で形成される。環境のストレスが加わると,色素材料の退色又はマークの変形の緩和が生じる可能性が
ある。それらの現象の結果も,検出信号の変調度の低下又はジッタノイズの増加となる。
反射層は,腐食,亀裂,変質などで劣化する可能性がある。結果として,反射率及び記録された信号の
品質が劣化する。
全ての光ディスクは,製造時の小さな欠陥は許容される。長期間にわたって,厳しい環境にさら(曝)
した場合,これらの欠陥は大きくなる可能性がある。欠陥の成長は,上記の記録層及び反射層の劣化と同
様に,アレニウス法が適用でき,そのアレニウス法は,長期保存用の光ディスクの寿命の予測確認に使用
することができる。
変動する環境下で保存すると,ディスクのそり,軸方向及び半径方向の振れ量などの機械的特性が劣化
する可能性がある。
ディスクのレーザ入射面の損傷又は汚れは,光ビームがぼけて記録層がはっきりとしなくなり,データ
のドロップアウトの原因ともなる。さらに,微粒子の付着又は汚れは,ドライブがフォーカス及びトラッ
キングを要求される精度で維持するために使用するサーボ信号の変動の原因となる可能性がある。予期せ
ぬ汚れの最もよくある原因の一つに,不適切な材料及び方法によるディスクのクリーニングがある。ディ
スクのクリーニングは,附属書Bの方法に従ってだけ実行することが望ましい。
A.4 劣化の性質
動作環境は,ディスクの劣化に影響を与える。ライブラリシステムで使用するディスクの場合,環境は
良好に制御されているが,スタンドアローンドライブでのディスクの操作の場合は,潜在的にディスクを
より広い範囲の汚れ及びより厳しい環境に置くことになる。特に,管理されていない環境に放置されたデ
ィスクの場合,製造業者の推奨に反して不適切な取扱い及び汚れの影響を受ける可能性がある。
A.5 劣化の影響
ビームのぼけ及びサーボ信号の乱れが組み合わされると,デコーダに入力されるデータに欠落が生じる
可能性がある。誤り訂正符号は,非常に高いバースト訂正能力があるが,ほこりの粒子が大きければ,こ
の能力を超える可能性がある。
A.6 想定外の劣化
ディスクの想定外の深刻な劣化から保護するために,データの性質及び重要性に応じてデータ長期保存
のためのバックアップシステムを用意することを推奨する。
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X 6255 : 2019 (ISO/IEC 29121 : 2018)
附属書B
(参考)
長期データ保存用光ディスクの取扱い,保存及びクリーニングのための
推奨条件
B.1 取扱い
レーベル面のもろい保護コートは損傷を受けやすいので,読取面とともに保護することが望ましい。デ
ィスクは注意深く取り扱い,ディスクの外側の縁部及び内側の孔部だけ触ることを推奨する。読取面には
決して触れないように,強く推奨する。
ディスクは,ほこり(埃)及びちり(塵)が付かないように保護することが望ましい。このことは,追
記形及び書換形ディスクを記録する過程において特に重要である。遊離している汚染物質を引き付けて定
着させやすい静電気を中和するために,イオンを取り除く環境(帯電防止環境)を使用することを推奨す
る。
B.2 保存
オフィス環境など通常保存の場合,保存環境を表B.1に示す範囲に限定することを推奨する。
表B.1−推奨する通常保存条件
環境条件 推奨範囲
温度 5 ℃ 30 ℃
相対湿度 15 % 80 %
絶対湿度 1 g/m3 24 g/m3
大気圧 75 kPa 106 kPa
温度勾配 最大10 ℃/時間
相対湿度勾配 最大10 %/時間
長期間保存が望まれる場合には,保存条件を更に厳しく制御することが望ましく,保存環境を表B.2で
示す範囲に限定することを推奨する。
表B.2−推奨する管理保存条件
環境条件 推奨範囲
温度 10 ℃ 25 ℃
相対湿度 30 % 50 %
絶対湿度 3 g/m3 12 g/m3
大気圧 75 kPa 106 kPa
温度勾配 最大10 ℃/時間
相対湿度勾配 最大10 %/時間
ディスク上に結露がないことが望ましい。涼しく乾燥した保存条件が望ましい。望ましい温度及び湿度
の変動許容レベルを維持し,強い光及び汚れから保護するために,長期データ保存用の光ディスクの保存
には,清浄で遮光された保存容器の使用を推奨する。動作時又は保存時のほこり(埃)及びちり(塵)は,
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X 6255 : 2019 (ISO/IEC 29121 : 2018)
適切な保守管理及び監視手順によって最小限にすることが望ましく,特に記録動作中は厳密に管理するこ
とが望まれる。
B.3 クリ−ニング
有益なデータが入っているディスクのクリーニング操作を実行する前に,クリーニングで逆に悪い影響
が生じないことを確実にするために,同じタイプかつ同じ提供元のデータを含まないディスクで試験を実
行することが望ましい。
遊離性の汚染物質は,低温の高圧ガスは避けて,清浄な乾燥空気を1秒程度の短い時間,間欠的に吹き
かけることで取り除ける可能性がある。製造業者がクリーニングのための情報を提供していない場合でも,
有機ポリマー基板をもつディスクでは,低発じん(塵)性の不織布(リントフリー布)及び清浄水又は石
けん水を使用して拭き取ることができる可能性がある。合成洗剤,アルコールなどの溶剤を使用しないこ
とが推奨される。拭取りは全て半径方向で行い,離させるような圧力をかけたり,ディスクをきずつけ
たりすることがないように注意することが望ましい。研磨剤は使用しないように強く推奨する。いずれの
面にもアクリル系液体,ワックス剤又はその他のコート剤を使用しないように推奨する。
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JIS X 6255:2019の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 29121:2018(IDT)
JIS X 6255:2019の国際規格 ICS 分類一覧
JIS X 6255:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX6232:2017
- 情報の交換及び蓄積用のデジタル記録媒体―120mm単層(25ギガバイト/ディスク)及び2層(50ギガバイト/ディスク)BD書換形ディスク
- JISX6233:2017
- 情報の交換及び蓄積用のデジタル記録媒体―120mm3層(100ギガバイト/ディスク)BD書換形ディスク
- JISX6246:2005
- 120mm(4.7GB/面)及び80mm(1.46GB/面)DVD―書換形ディスク(DVD-RAM)
- JISX6248:2007
- 80mm(1.46GB/面)及び120mm(4.70GB/面)DVD リレコーダブルディスク(DVD-RW)
- JISX6249:2009
- 80mm(1.46GB/面)及び120mm(4.70GB/面)DVDレコーダブルディスク(DVD-R)
- JISX6250:2009
- 120mm(4.7GB/面)及び80mm(1.46GB/面)+RWフォーマット光ディスク(4倍速まで)
- JISX6251:2009
- 120mm(4.7GB/面)及び80mm(1.46GB/面)+Rフォーマット光ディスク(16倍速まで)
- JISX6252:2011
- 120mm(8.54Gbytes/面)及び80mm(2.66Gbytes/面)2層DVDレコーダブルディスク(DVD-R for DL)
- JISX6282:2009
- 情報交換用120mm追記形光ディスク(CD-R)
- JISX6283:2009
- 情報交換用120mmリライタブル光ディスク(CD-RW)