JIS Z 8801-1:2019 試験用ふるい―第1部:金属製網ふるい | ページ 2

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Z 8801-1 : 2019
表2−ふるい網の目開き及び線径(公称目開き1 mm未満)
単位 m
公称目開きa) 目開きの許容差 目開きの 線径
W 最大目開き 平均目開き 最大標準偏差 推奨線径 最大線径 最小線径
主寸法 補助寸法 +X ±Y σ0 dnom dmax dmin
850 113.9 26.2 43.7 500 580 430
710 710 101.1 22.2 38.4 450 520 380
600 90.6 19.0 34.0 400 460 340
500 500 80.5 16.2 30.0 315 360 270
425 72.5 14.0 26.8 280 320 240
355 355 64.7 12.0 23.7 224 260 190
300 58.2 10.4 21.2 200 230 170
250 250 52.0 8.9 18.8 160 190 130
212 47.1 7.8 16.9 140 170 120
180 180 42.7 6.8 15.3 125 150 106
150 38.3 6.0 13.6 100 115 85
125 125 34.5 5.2 12.2 90 104 77
106 31.4 4.7 11.1 71 82 60
90 90 28.6 4.2 10.1 63 72 54
75 25.9 3.7 9.1 50 58 43
63 63 23.6 3.4 8.3 45 52 38
53 21.5 3.1 7.6 36 41 31
45 45 19.7 2.8 6.9 32 37 27
38 18.1 2.6 6.4 30 35 24
R10
32 16.6 2.4 5.9 28 33 23
25 14.8 2.2 5.2 25 29 21
20 13.3 2.1 4.7 20 23 17
注a) 公称目開きは,ISO 565の表2(主寸法 : R20/3,補助寸法 : R40/3)による。
表3−ふるい網の目開き及び線径(表1及び表2に含まれないもの)
公称目開きa) 目開きの許容値 目開きの 線径
W 最大目開き 平均目開き 最大標準偏差 推奨線径 最大線径 最小線径
主寸法 補助寸法 +X ±Y σ0 dnom dmax dmin
単位 mm
1.6 0.175 0.047 0.070 0.8 0.92 0.68
単位 m
160 39.8 6.3 14.2 112 130 95
100 30.4 4.5 10.7 71 82 60
80 26.8 3.9 9.5 56 64 48
注a) 公称目開きは,ISO 565の表1及び表2(補助寸法 : R20)による。
5.1.1 目開きの許容差及び標準偏差
5.1.1.1 表1,表2及び表3の最大目開きの公称目開きに対する許容差X,平均目開きの公称目開きに対
する許容差Y及び最大標準偏差σ0は,縦線方向及び横線方向にそれぞれふるい目の中央線上で測定した目
開きに適用する(図1及び図2参照)。X,Y及びσ0は,式(1)式(7)から求めるが,表1,表2及び表3に
規定する値を適用する。

――――― [JIS Z 8801-1 pdf 6] ―――――

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5.1.1.2 全ての目開きは,公称目開きWからの差が,式(1)から求まるXの値を超えてはならない。
2W.075
X 4W.025 9.0 (1)
3
ここに, W : 公称目開き(m)
X : 最大目開きの許容差(m)
5.1.1.3 平均目開きwは,公称目開きWからの差が,式(2)から求まる±Yの値を超えてはならない。
.098
Y 6.1 9.0 (2)
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ここに, W : 公称目開き(m)
Y : 平均目開きの許容差(m)
5.1.1.4 目開きの標準偏差は,縦線方向及び横線方向とも,表1,表2及び表3のσ0の値を超えてはなら
ない。
この最大標準偏差σ0は,式(3)のように,平均値をW,標準偏差をσ0,最小値を0,最大値をW+Xとす
る切断正規分布FTN (x, W, σ0, 0, W+X) において,W+ZとW+Xとの間に入る目開きが全ての目開きの5 %
以下となるように規定した。
X Z
Φ Φ
σ0 σ0 X Y
F(W X) F(W Z) 5 %, Z (3)
X W 2
Φ Φ
σ0 σ0
x W 0
ここで,Φ は,平均値をW,標準偏差をσ0とする正規分布の積算表示である。また,F(x)=FTN
σ
(x, W, σ0, 0, W+X) として定数部分を略した。
標準偏差sは,表5に示す最小測定個数又はそれ以上のふるい目の数n個を測定し,式(4)によって計算
する。
n
1
s (wiw2) (4)
n 1i 1
この場合,標準偏差の推定値σsは,式(5)によって計算する。
σs=K×s (5)
ここで,Kの値は,表5の“合格証明書又は検査証明書のとき”の係数K又は“校正証明書のとき”の
係数Kによる。
“合格証明書又は検査証明書のとき”の係数Kの値は,式(6)によって計算してもよい。
5.2
K 2.1 (6)
2n
“校正証明書のとき”の係数Kの値は,式(7)によって計算してもよい。
0.3
K 2.1 (7)
2n

――――― [JIS Z 8801-1 pdf 7] ―――――

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5.1.2 線径
5.1.2.1 表1,表2及び表3の線径は,ふるいの枠に網を張った状態で適用する。
5.1.2.2 線径は,表1,表2及び表3の推奨線径dnomであることが望ましい。この推奨線径dnomから外れ
る場合でも,表1,表2及び表3の最大線径dmax及び最小線径dminの範囲に収まらなければならない。こ
れらは推奨線径dnomの約±15 %である。

5.2 検査方法

  ふるい網の検査は,次による。
a) 検査機器 検査機器は,次による。
1) 公称目開きが5.6 mm以上のふるい網は,JIS B 7507に規定するノギス又はこれと同等以上の性能を
もつ測定器を用いて測定する。
2) 公称目開きが4.75 mm以下のふるい網は,JIS B 7184に規定する測定投影機又はこれと同等以上の
性能をもつ拡大装置によって,表4に規定する拡大倍率以上にふるい目を拡大し,1)と同じノギス
又はこれと同等以上の性能をもつ測定器を用いて測定する。
3) 形状解析装置を使用する場合は,その測定精度は,1)又は2)の測定方法と同等又はそれ以上でなけ
ればならない。
b) 検査方法 検査方法は,次による。
1) 5.1のふるい網の目開き及び線径の検査を行うに当たっては,偏りなくサンプリングを行わなければ
ならない。
2) ふるい目の個数が20個以下の場合は,全てのふるい目を縦線方向及び横線方向の両方向で測定する
(図3参照)。
3) ふるい目の個数が20個を超える場合は,次の3.1)3.3)の検査を行う。3.2)及び3.3)では,目量が1
mの装置又は平均目開きの許容差Yの1/4以下の目量をもつ装置のうち,いずれか適切な装置を使
用して目開きを測定する。
3.1) 検査1 : ふるい網の外観の目視検査 ふるい網背面から均一な光を照らし,目視で検査する。この
とき,例えば,織りきず,しわ,たるみのような欠陥による透過光のむらがあってはならない。
3.2) 検査2 : 最大目開きの検査(許容差X) 最大目開きの許容差を超えるふるい目を検出するために,
全てのふるい目を注意深く観察し,最大目開きのふるい目を測定する。目開きの小さいふるい目
は,光学的に拡大すると正確に検査することができる。光学的方法の場合,表4に示した倍率を
使用することが望ましい。全てのふるい目は,許容差Xを超える寸法であってはならない。
表4−光学的方法による場合の倍率
公称目開き 5 mm500 m 500 m250 m 250 m20 m
倍率 520 2050 50500
3.3) 検査3 : 許容差Yと比較するための平均目開きw,最大標準偏差σ0と比較するための標準偏差及
び線径dの測定 図3,図4及び図5に,直径200 mmの試験用ふるいの場合について,ふるい目
を測定する場所を示す。
ふるいが3.1)及び3.2)に適合している場合,平均目開きの測定を次によって行う。
− 直径200 mmの試験用ふるいの縦線方向及び横線方向の両方向で測定するふるい目の最小個数
は,合格証明書,検査証明書又は校正証明書のときは,それぞれ表5に規定する個数とする。
− 直径200 mm以外の寸法の試験用ふるいの場合は,ふるい面の面積に比例して表5に規定した測

――――― [JIS Z 8801-1 pdf 8] ―――――

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定個数を修正することが望ましい。
− 平均目開きは,縦線及び横線にそれぞれに平行に,ふるい網の中心線に沿って2方向で別々に
測定する。測定するふるい目は,ふるい面の直径全体にわたるような箇所を選定する(図4及
び図5参照)。
線径の測定を目開き測定と同時ではなく別に行う場合は,縦線及び横線について,それぞれ少なく
とも10本の金属線の直径を測定する。
全てのふるい目を測定した場合は,標準偏差sを最大標準偏差σ0と比較する。また,表5に従って
全てのふるい目から少数個のふるい目を採用して測定した場合は,標準偏差σsをσ0と比較する。
平均目開きw,標準偏差σs及び線径dは,表1,表2及び表3の平均目開きの許容差,最大標準偏
差,最大線径及び最小線径に適合していなければならない。
目開きの大きいふるいでは,表5に規定する目開き個数を採取できないことがある。その場合には,
図4及び図5の方法において,直交方向及び対角線方向の各2方向を組み合わせて,目開きを採取し
てもよい。
全てのふるい目を測定する。 直径全長にわたって無作為にふる 対角線全長にわたって無作為にふ
るい目を採取する。一つのふるい目に
い目を採取する。縦線方向(垂直)及
対して縦線方向及び横線方向の両方
び横線方向(水平)の目開きは,別々
のふるい目について測定する。 向の寸法を測定してもよい。
図3−目開き20個以下の場合 図4−直交方向の検査の例 図5−対角線方向の検査の例

――――― [JIS Z 8801-1 pdf 9] ―――――

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表5−直径200 mmの試験用ふるいの場合のふるい目の最小測定個数
公称目開き 合格証明書又は検査証明書のとき 校正証明書のとき
W a) 最小測定個数 係数K b) 最小測定個数 係数K b)
単位 mm
12526.5 縦横それぞれについて全数を計測する。
縦横それぞれについて全数を計測する。
(直径200 mm以上のふるいの場合,計測
(直径200 mm以上のふるいの場合,計測
するふるい目個数は最大50個とする。)
するふるい目個数は最大25個とする。)
22.4 2×15 1.66
1916 2×15 1.66 2×24 1.63
13.54 2×15 1.66 2×30 1.59
3.352.36 2×20 1.60 2×40 1.54
21.6 2×25 1.55 2×50 1.50
1.41 2×40 1.48 2×80 1.44
単位 m
850 2×40 1.48 2×80 1.44
710600 2×50 1.45 2×100 1.41
500425 2×60 1.43 2×120 1.39
355212 2×80 1.40 2×160 1.37
18090 2×100 1.38 2×200 1.35
8045 2×100 1.38 2×250 1.33
3820 2×100 1.38 2×300 1.32
注a) 表1,表2及び表3による。
b) は,式(5)によって標準偏差の推定値σsを計算する場合に用いる係数である。標準偏差の信頼区間を,
“合格証明書又は検査証明書のとき”は,99 %,“校正証明書のとき”は,99.74 %とする。

5.3 試験用ふるいの適合性の書類

5.3.1  試験用ふるいの記録カード
製造業者は,新しい試験用ふるいの場合に,5.2の手順によって検査したことを確認できるように,記録
カードを添付してもよい。この記録カードは,定期検査及び性能照合の結果を記録するために,その後の
検査にも使用できる。
記録カードの例を,附属書Aに示す。
5.3.2 証明書
次の証明書には,試験用ふるいの製造業者名,製造年月日及び製造番号を記載する。
a) 合格証明書 特別に要求がない場合には,製造業者は,試験用ふるいを5.2に従って検査し,この規
定に合格していることを示す合格証明書を発行する。この証明書は,試験用ふるいの記録カードと一
緒にしてもよい(5.3.1参照)。
b) 検査証明書 顧客からの要求がある場合には,製造業者は,ふるい網の縦線方向及び横線方向の両方
向に分けて,平均目開きの値を記載した試験用ふるいの検査証明書を発行することができる。
c) 校正証明書 顧客からの要求がある場合には,製造業者は,検査結果を記載した試験用ふるい校正証
明書を添付することができる。検査結果としては,次を記載する。
− 測定したふるい目個数及び網線の本数(表5参照)
− ふるい目の縦線方向及び横線方向の両方向それぞれに対する平均目開き
− 標準偏差
− 平均線径

――――― [JIS Z 8801-1 pdf 10] ―――――

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JIS Z 8801-1:2019の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 3310-1:2016(MOD)

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