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Z 8801-1 : 2019
− 平織又はあや織のいずれかの旨
注記 ここでいう校正証明書は,認定機関からJIS Q 17025(試験所及び校正機関の能力に関する一般
要求事項)又はISO/IEC 17025(General requirements for the competence of testing and calibration
laboratories)の認定を受けた校正機関が,認定の範囲内で発行する試験用ふるいの認定校正証
明書をいう。
5.3.3 定期検査
この規格における寸法及び許容差は,新しい試験用ふるいに適用する。ふるいは,使用しているうちに
摩耗するので,毎回使用前にきず及び目詰まりを目視検査することが必要である。試験用ふるいは,使用
頻度に応じて定期的に再検査することが望ましい。
検査の方法は,5.2の手順を使用してふるい目を再測定することである。使用者に定期的な検査の体制が
ない場合は,試験用ふるいの製造業者,販売業者又は検査の専門家に依頼してもよい。
6 試験用ふるいの枠
試験用ふるいの枠(以下,ふるい枠という。)は,特に公称目開き4 mm以下のふるい網に対しては,直
径200 mmの丸形の金属製枠を使用することが望ましい。
ふるい分ける物質の量が少ない場合又は多い場合には,それぞれ直径が200 mmより小さい枠又は大き
い枠で,適切なものを使用してもよい。
ふるい枠の形状及び寸法は,ふるい分け操作の結果にはほとんど影響はない。
試験用ふるいは,蓋及び受器を付けて一組に完成させた場合,ふるい分け試験の操作中に試料が漏れな
いように組み立てることができなければならない。
ふるい枠は,滑らかに仕上げ,同一の公称枠寸法の他の試験用ふるい,蓋及び受器と容易に積み重ねて
使用できなければならない。
ふるい網とふるい枠とのシールは,ふるい分ける物質が入り込まない構造とする(図6参照)。
試験用ふるいの直径が300 mm,200 mm,150 mm及び75 mmの場合の枠の寸法及び許容差は,表6の
とおりとする。
1 金属製ふるい網
2 上枠
3 下枠
4 ふるい枠
図6−試験用ふるいの断面の例
――――― [JIS Z 8801-1 pdf 11] ―――――
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Z 8801-1 : 2019
表6−試験用ふるいの枠の寸法及び許容差
単位 mm
枠の直径 有効なふるい面の直径 深さ(約) 枠板の厚さ(約)
D1 D2 最小 最大 H1 上枠t1 下枠t2
0.6
300+ 0.1
300−
0 −0.7 285 300 100,又は60 0.6 1.0
0.1
200+00.6 200−
−0.7 185 200 100,60,50,45,又は25 0.6 1.0
150+00.6 0.1
150−
−0.7 135 150 60,45,又は25 0.6 1.0
0.6
75+ 0.1
75−
0 −0.7 65 75 20 0.4 0.4
7 材料
ふるい網及びふるい枠の材料は,表7に規定するいずれか又はこれと同等以上の品質のものとする。
表7−ふるいの材料
項目 材料
ふるい網 JIS H 3260のC 2700W
JIS H 3270のC5212W
JIS G 4309のSUS304-W1又はSUS304-W2
ふるい枠 JIS H 3100のC2720R
JIS G 4305のSUS304
8 表示
この規格の全ての要求事項に適合した試験用ふるいには,次の事項を容易には消えない方法で表示する。
a) 公称目開き,線径及び織り方
例1 目開き355 m,線径200 m,平織
b) 規格番号
例2 JIS Z 8801-1
c) ふるい網及びふるい枠の材料名
d) 製造業者名若しくはその略号又は販売業者名若しくはその略号
e) 製造番号
――――― [JIS Z 8801-1 pdf 12] ―――――
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Z 8801-1 : 2019
附属書A
(参考)
試験用ふるいの記録カードの例
試験用ふるいの記録カードの例を,表A.1に示す。
表A.1−試験用ふるいの記録カード
JIS Z 8801-1 試験用ふるい記録カード 日付 :
氏名 :
ふるいの製造番号 : 公称目開き 証明書
証明書番号 : W=250 μm 合格 □
日付 使用時間 目視状況 平均目開き許容差 最大標準偏差 検査 □
±Y=8.9 μm σ0=18.8 μm 校正 □
縦線方向 横線方向 縦線方向 横線方向 □にチェック。
2004-6-2 新製品 合格 5.7 μm −2.3 μm 10.2 μm 15.3 μm 合格
2005-6-2 500 h 合格 5.8 μm −3.3 μm 11.0 μm 17.2 μm 合格
備考 使用中のふるいは,使用者の責任において,環境に応じて,又は使用程度に応じて再検査して確認する。
――――― [JIS Z 8801-1 pdf 13] ―――――
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Z 8801-1 : 2019
Z8
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附属書JA
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(参考)
1-
1 : 2
JISと対応国際規格との対比表
019
JIS Z 8801-1:2019 試験用ふるい−第1部 : 金属製網ふるい ISO 3310-1:2016,Test sieves−Technical requirements and testing−Part 1: Test sieves of
metal wire cloth
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごとの評
国際 価及びその内容 異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
1 適用範囲 1 JISとほぼ同じ 追加 特になし。
適用する分野,対象製品を具体的に追記
した。技術的差異はない。
2 引用規格
4 呼び方 試験用ふるいの呼び方 4 公称目開きを規定 追加 ISO規格にはない,“規格番号又は製品ISO規格の呼び方だけでは不十分
を規定 なので,JISの記載内容を提案す
の名称”,“枠の直径及び深さ”及び“織
り方”を追加した。 る。
5 金属製ふ 5.0A 平織及びあや織 5 JISとほぼ同じ 追加 ISO規格では表の注記となっている,ふふるい目の形状が正方形であるこ
るい網 の目開きなどを規定 るい目の形状を正方形とする規定を本 とは規定したほうがよいので,
文に移動し明記した。 ISOに提案する。
5.1 目開きに関する要 5.1 JISとほぼ同じ 変更 ISO規格では,目開きの補助系列に 国内事情のため,既に2系統を混
求事項 R40/3及びR20を示しているが,ISO 565用しているISOには提案しない。
では,混用を避け,いずれか一方の採用
を求めているので,JISではR40/3を採
用した。ただし,一部の目開きではR20
を別表にして採用した。
5.1 表2 最大標準偏差 5.1 JISとほぼ同じ 変更 公称目開き850 mの最大標準偏差を ISO規格の計算が間違っているの
43.6から43.7に変更した。 で修正を提案する。
公称目開き150 mの最大標準偏差を
13.7から13.6に変更した。
5.1.1.4 許容標準偏差 5.1.1.4 JISとほぼ同じ 変更 ISO規格の記述が不正確なのでより明解ISOに修正を提案する。
の計算式 な表現に修正した。
− 5.1.2.3 縦方向及び横方向 削除 ISOに修正を提案する。
重複しており,また,曖昧な記載のため
の線径を規定 削除した。
――――― [JIS Z 8801-1 pdf 14] ―――――
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Z 8801-1 : 2019
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごとの評
国際 価及びその内容 異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
番号
及び題名 番号 の評価
5 金属製ふ 5.2 a) 検査機器 − − 追加 具体的な測定器具を追記した。 ISOに修正を提案する。
るい網(続 5.2 b) 3.3) 検査3 5.2 JISとほぼ同じ 削除 ISO規格では,測定はあや織で網線に垂あや織の場合の垂直に測定の記載
き) の削除を提案する。
直に測定としているが,垂直に行うこと
は当然であり,また,平織でも同じであ
る。JISでは記載を削除した。
表5 ふるい目の最小 Table JISとほぼ同じ 変更 “校正証明書のとき”に対し,ISO規格目開き22.416 mmのふるいで
測定個数 4 のTable 4を変更し,目開き22.4 mmで は,ISO規格に規定されているふ
は全数検査,1916 mmで,ふるい目の るい目個数を採取できない。ISO
測定個数24個,K値1.63とした。 に修正を提案する。
5.3 試験用ふるいの適 5.3 JISとほぼ同じ 追加 校正証明書の定義として“JIS Q 17025計測におけるトレーサビリティー
合性の書類 の認定を受けた校正機関が発行するも の規定の整備が近年進んだことに
の”である旨の注記を追加した。 よって,校正証明書の位置付けが
変化している。ISOにJISと同等
の定義を加えることを提案する。
5.3.3 定期検査 Annex 参考情報 変更 ISO規格でも本文の規定とするよ
ふるい再検査の必要性の記述は,規定的
B う提案する。
内容であるとの判断から,規定項目とし
て本体に記載した。
6 試験用ふ 表6 試験用ふるいの 6 JISとほぼ同じ 追加 JISでは公称枠200 mmに4種類の枠を ISOに提案はしない。
るいの枠 枠の寸法及び許容差 追加した。ISO規格でも200 mm以外は
認めており,技術的差異はない。
7 材料 ふるい網及びふるい枠 − − 追加 材料規定はISO規格でも議論されたが,ISOに規定するように提案する。
の材料 見送りとなったもの。JISでは規定した。
8 表示 試験用ふるいの表示 7 JISとほぼ同じ 追加 JISでは,線径及び織り方を追加。技術ISOに提案はしない。
的差異はない。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : ISO 3310-1:2016,MOD
Z8 801-
1 : 2019
2
――――― [JIS Z 8801-1 pdf 15] ―――――
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JIS Z 8801-1:2019の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 3310-1:2016(MOD)
JIS Z 8801-1:2019の国際規格 ICS 分類一覧
- 19 : 試験 > 19.120 : 粒度分析.ふるい分け
JIS Z 8801-1:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7184:1999
- 測定投影機
- JISB7184:2021
- 測定投影機
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4309:2013
- ステンレス鋼線
- JISH3100:2018
- 銅及び銅合金の板及び条
- JISH3260:2018
- 銅及び銅合金の線
- JISH3270:2018
- ベリリウム銅,りん青銅及び洋白の棒及び線