この規格ページの目次
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Z 8808 : 2013
ベンチュリ管の構造
a) 動圧式
b) 静圧式
図21−等速吸引機構の構造及び構成例
――――― [JIS Z 8808 pdf 31] ―――――
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Z 8808 : 2013
9.6 平衡形試料採取装置の性能及び性能試験方法
平衡形試料採取装置の性能及び性能試験方法は,附属書Aによる。
10 ダスト試料の採取方法
10.1 測定点
ダスト試料を採取する測定点は,5.3の規定によって選定する。
10.2 ダスト試料の採取方法及びトラベルブランク試験
10.2.1 ダスト試料の採取方法の種類
ダスト試料の採取方法は,次のいずれかによる。
a) 各点採取法 測定点ごとに1個のダスト捕集器を用いてダスト試料を採取する。
b) 移動採取法 1個のダスト捕集器を用いて測定点を移動し,それぞれ同じ吸引時間でダスト試料を採
取する。
c) 代表点採取法 小規模ダクト(断面積0.25 m2以下)及びあらかじめこの規格によって求めたダスト濃
度分布の測定結果が得られており,その中の1か所又は数箇所の測定点で平均のダスト濃度が求めら
れることが確認されている場合は,代表点で,1個又は数個のダスト捕集器を用いてダスト試料を採
取する。
10.2.2 トラベルブランク試験
ダスト試料を採取する以外は,試料と全く同様な操作を行う。試料採取前に準備したろ紙の質量と,試
料採取以外の一連の操作後のろ紙の質量との差を測定する。トラベルブランク試験を行う場合は,少なく
とも3試料以上行い,一連の操作前後のろ紙の質量差の平均値をトラベルブランク値とする。
10.3 ダスト試料の採取準備
10.3.1 等速吸引のための吸引流量の計算
普通形試料採取装置を使用する場合には,等速吸引のための吸引流量は,次の式(11)によって求める。
xw 273.15 Pa Ps
qm d2v 1 m
60 10 3
(pdf 一覧ページ番号 )
4 100 273.15 s Pa Pm Pv
ここに, qm : ガスメーターにおける等速吸引流量(L/min)
d : 吸引ノズルの内径(mm)3)
v : 排ガスの流速(m/s)4)
xw : 排ガス中の水蒸気の体積分率(%)4)
ガスメーターにおける吸引ガスの温度(℃)4)
排ガスの温度(℃)4)
Pa : 大気圧(kPa)4)
Ps : 測定点における静圧(kPa)4)
Pm : ガスメーターにおける吸引ガスのゲージ圧(kPa)4)
Pv : 溘 和蒸気圧(kPa)
なお,Pvについては,表3によって,単位をPaからkPaに換算する。
ただし,乾式ガスメーターを使用し,その前でガスを乾燥させた場合は,式(11)のPvの項を除いて計算
する。
注3) の選定は,10.3.2 a)の規定による。
4) 愀 xw, Pm及びPvは箇条7,v,Pa及びPsは箇条8によって測定された値
を用いてもよい。
10.3.2 ダスト捕集器の準備
――――― [JIS Z 8808 pdf 32] ―――――
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Z 8808 : 2013
ダスト捕集器の準備は,次による。
a) ろ紙を通るガスの見掛けの流速が,一般に0.5 m/s以下になるように,10.3.1の計算を参照して吸引ノ
ズル内径及びろ紙の寸法を選ぶ。
b) ろ紙は,105110 ℃で十分に乾燥し,デシケーター中で室温まで冷却した後,ひょう量する。ただし,
排ガス温度が100 ℃以上の場合は,あらかじめろ紙が排ガスと同程度の温度で恒量となるまで加熱し,
上記と同じ方法でひょう量する。
なお,ひょう量用の天びんは,感量0.1 mg以下のものを用いる。また,ひょう量用天びんは,定期
的に校正しておかなければならない。
注記 ひょう量は,相対湿度50 %前後の環境で行うことが望ましい。また,ひょう量のとき,帯電
による影響について十分に注意する。
c) ひょう量したろ紙は,使用時までダストが付着しないように防じん容器などに保存しておく。
10.4 ダスト試料の採取
ダスト試料の採取は,次による。
a) ダスト試料採取装置は,箇条9に規定するものを用い,準備したダスト捕集器を支持金具によって装
着して,装置全体の気密を確認する。
b) 吸引ノズルを測定点まで排ガスの流れに逆向きに挿入し,吸引開始と同時に吸引ノズルと排ガスの流
れに正しく直面させ,等速吸引によって排ガスを吸引する。許容範囲は,次のとおりとする。
1) 測定点における排ガスの流れ方向と吸引ノズルの方向との偏りは,10゜以下とする。
2) 吸引ノズルから吸引するガスの流速は,測定点における排ガスの流速に対して相対誤差−5+
10 %の範囲内とする。
3) 普通形手動試料採取装置を用いる場合には,あらかじめ10.3.1によって求めておいた等速吸引流量
に速やかに合わせ,等速吸引を行う。
4) 平衡形手動試料採取装置を用いる場合には,速やかに排ガスの動圧と排ガスの差圧とが等しくなる
ように吸引ガス流量を調節し,等速吸引を行う。
c) 吸引ガス量は,ダストの捕集量が次のようになるように選ぶ。あらかじめダスト濃度が低いことが予
想される場合は,適切なノズル口径の選定,排ガスの吸引時間の調整などから十分な吸引ガス量を確
保する。
なお,それでも十分な排ガス量の吸引が困難で,標準状態における乾きガス量として1 000 L以上
の排ガスを吸引してもダスト捕集量が次の1)又は2)に満たない場合は,濃度の計算は次のようにする。
トラベルブランク値の5倍の値をダスト捕集量としてダスト濃度を計算し,その値を検出下限値と
する。実試料におけるダスト捕集量がトラベルブランク値の5倍以下の場合は,ダスト濃度は検出下
限値以下とする。
1) 円形ろ紙の場合には,捕集面積1 cm2当たり0.5 mg程度とする。
2) 円筒ろ紙の場合には,全捕集量を5 mg以上とする。
注記 1)及び2)は,特にろ紙の管理,取扱い及びひょう量に注意する。
d) 排ガスを吸引した後,吸引を止めて吸引ガス量を測定し,吸引ノズルを再び逆向きにして速やかにダ
クト外に取り出す。ダスト捕集器後方の配管は,それまで外してはならない。ただし,ダクト内の負
圧が大きい場合は,吸引ノズルを逆向きにした時点で吸引ガス量を測定し,吸引ポンプを作動させた
まま速やかに吸引ノズルをダクト外に取り出してから停止する。
e) ダストを捕集したろ紙は,一般に105110 ℃で1時間乾燥した後,デシケーター中で室温まで冷却
――――― [JIS Z 8808 pdf 33] ―――――
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し,ひょう量する。
f) 排ガス中にミストが共存する場合は,9.3.1.2 b) 6)に規定する方式を用いるとともに,分離したミスト
中にダストが含まれる場合,又は可溶性物質(粒子)が含まれているおそれがある場合には,ミスト
を回収し,通常105110 ℃で十分に乾燥して,デシケーター中で室温まで冷却した後,ひょう量し
て捕集ダストに加える。
g) 排ガス中に硫酸ミストなどを含み,測定値に影響を及ぼすおそれがある場合には,硫酸ミストなどと
反応を起こさないろ紙5) を用い,試料を採取したろ紙は,250 ℃程度で約2時間加熱し,デシケータ
ー中で室温まで冷却した後,ひょう量する。
注5) ふっ素樹脂製ろ紙及び硫酸によって処理したシリカ繊維製ろ紙がある。
注記 ダストを含むろ紙を温水で抽出し,化学分析によって硫酸を定量し,ダスト質量から硫酸相
当量を差し引いてもよい。
h) 試料採取装置2形の場合は,吸引ノズルからろ紙までの吸引管内面に付着したダストを,捕集された
ダスト量に加える。
i) 捕集前後のろ紙又はダスト捕集器の質量差から,捕集したダストの質量を求める。
10.5 吸引ガス量の測定方法
10.4 d)の吸引ガス量の測定には,7.1.2 c)に規定した積算流量計又は瞬間流量計を用いて測定する。測定
方法は次による。
a) 吸引時間を確認するため,吸引開始及び終了の時刻を記録する。
b) 吸引開始及び終了時において,ガスメーターの目盛を0.1 Lの単位まで読み取る。
c) 吸引期間中,ガスメーターにおける吸引ガスの温度及び圧力を測定する。
d) 標準状態における吸引した乾きガス量は,次の式(12)によって求める。乾式ガスメーターを使用し,
その前でガスを乾燥させた場合は,式(12)のPvの項を除き,Vmを吸引した乾きガス量(乾式ガスメー
ターの読み)として計算する。
273.15 Pa Pm Pv 3
VN Vm 10 (12)
273.15 m 101.32
ここに, V'N : 標準状態における吸引した乾きガス量(m3)
Vm : 吸引したガス量(湿式ガスメーターの読み)(L)
ガスメーターにおける吸引ガスの温度(℃)
Pa : 大気圧(kPa)
Pm : ガスメーターにおけるガスのゲージ圧(kPa)
Pv : 溘 和蒸気圧(kPa)
なお,Pvについては,表3によって,単位をPaからkPaに換算する。
11 ダスト濃度の計算
11.1 各測定点の乾き排ガス中のダスト濃度
排ガス中のダスト濃度は,標準状態[273.15 K(0 ℃),101.32 kPa]に換算した乾き排ガス1 m3中に含
まれるダストの質量で表し,次の式(13)によって求める。
md
CN (13)
VN
ここに, CN : 標準状態における乾き排ガス中のダスト濃度(g/m3)
md : 捕集したダストの質量(g)
V'N : 標準状態における吸引した乾き排ガス量(m3)
――――― [JIS Z 8808 pdf 34] ―――――
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Z 8808 : 2013
11.2 全断面の乾き排ガス中の平均ダスト濃度
平均ダスト濃度は,区分した各断面のダスト濃度から,次の式(14)によって求める。
CN1 A1 v1 CN 2 A2v2 CNn An vn
CN (14)
A1 v1 A2 v2 An vn
ここに, C :
N全断面の標準状態における平均ダスト濃度(g/m3)
CN1,CN2,···,CNn : 各断面の標準状態におけるダスト濃度(g/m3)
A1,A2,···,An 各断面の面積(m2)
v1,v2,···,vn 各断面におけるガス流速(m/s)
なお,移動採取法で測定した場合の全断面の平均ダスト濃度は,これと同様に計算する。
11.3 ダスト濃度測定値の丸め方
ダスト濃度の測定値は,有効数字2桁にJIS Z 8401によって丸める。
例 湿り排ガス中のダスト濃度 排ガス中のダスト濃度を,ダクト内のガス状態における湿り排ガス
1 m3中に含まれるダストの質量で表す場合には,次の式(15)によって求めることができる。
md
C (15)
Vs
100 273.15 s Pa Pm Pv 3
Vs Vm 10
100 xw 273.15 m Pa Ps
ここに, C : ダクト内のガス状態における湿り排ガス中のダスト濃度
(g/m3)
md : 捕集したダストの質量(g)
Vs : 吸引したガス量をダクト内のガス状態に換算した値(m3)
Vm : 吸引したガス量(湿式ガスメーターの読み)(L)
xw : 排ガス中の水蒸気の体積分率(%)
排ガスの温度(℃)
湿式ガスメーターにおける吸引ガスの温度(℃)
Pa : 大気圧(kPa)
Ps : 測定点における静圧(kPa)
Pm : 湿式ガスメーターにおけるガスのゲージ圧(kPa)
Pv : 溘 和蒸気圧(kPa)
なお,Pvについては,表3によって,単位をPaからkPaに換算する。
12 ダスト流量の計算
排ガス中のダスト流量は,標準状態[273.15 K(0 ℃),101.32 kPa]に換算した乾き又は湿り排ガス流
量中に含まれるダストの質量で表し,次の式(16)によって求める。
3 xw 3
S CNQN 10 CNQN 1 10 (16)
100
ここに, S : 排ガス中のダスト流量(kg/h)
C :
N 全断面の標準状態における平均ダスト濃度
(g/m3)
QN : 標準状態における湿り排ガス流量(m3/h)
Q'N : 標準状態における乾き排ガス流量(m3/h)
xw : 排ガス中の水蒸気の体積分率(%)
13 測定値の記録
――――― [JIS Z 8808 pdf 35] ―――――
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JIS Z 8808:2013の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.040 : 気質 > 13.040.40 : 固定施設からの発生ガス
JIS Z 8808:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7411:1997
- 一般用ガラス製棒状温度計
- JISB7551:1999
- フロート形面積流量計
- JISB8330:2000
- 送風機の試験及び検査方法
- JISG3448:2016
- 一般配管用ステンレス鋼鋼管
- JISG4303:2012
- ステンレス鋼棒
- JISG4303:2021
- ステンレス鋼棒
- JISK0901:1991
- 気体中のダスト試料捕集用ろ過材の形状,寸法並びに性能試験方法
- JISK8125:1994
- 塩化カルシウム(水分測定用)(試薬)
- JISK8230:2016
- 過酸化水素(試薬)
- JISM8813:2004
- 石炭類及びコークス類-元素分析方法
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JIST8202:1997
- 一般用風速計
- JISZ8103:2019
- 計測用語
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8704:1993
- 温度測定方法―電気的方法
- JISZ8705:1992
- ガラス製温度計による温度測定方法
- JISZ8762-1:2007
- 円形管路の絞り機構による流量測定方法―第1部:一般原理及び要求事項