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この規格による測定及び計算によって求めた結果は,一般に表5に示す項目についてまとめて整理し,
記録する。
表5−測定値の記録項目
測定項目 注記
1 測定日時
2 測定場所
3 発生源の条件
一
般 (1) 発生源の種類
項 (2) 使用燃料又は熱源の種類
目 (3) 燃料使用量,運転状況
(4) 測定位置,高さ 図示する。
(5) ダクト断面形状,概略寸法 図示する。
(6) 測定点の位置及び数 図示する。
4 ダスト試料の採取条件
(1) 試料採取装置の種類 普通形又は平衡形のいずれかを明記する。
(2) 試料採取方法の種類 1形又は2形のいずれかを明記する。
(3) 吸引ノズルの内径
(4) ろ過材質,形状,寸法
ダ 5 測定及び計算項目
ス (1) 大気圧
ト (2) 排ガス温度 各測定点
濃 (3) 排ガス水分量
度
(4) 排ガス組成
の
測 (5) 排ガス密度
定 (6) 排ガス動圧 各測定点
に (7) 排ガス静圧
係 (8) 排ガス流速 各測定点
る (9) 等速吸引流量 各測定点
項
(10) ガスメーターの吸引ガス温度
目
(11) 同上温度の水の飽和蒸気圧 乾式ガスメーターでは不要。
(12) ガスメーターのゲージ圧
(13) 吸引ガス量
(14) 吸引時間
(15) 捕集ダストの質量
6 ダスト濃度
7 ダスト濃度以外の測定項目 必要に応じて計算するもの。
(1) 湿り排ガス量
(2) 乾き排ガス量
そ (3) ダスト流量
の 8 測定の精度
他
(1) ガスメーターの校正
(2) 天びんの校正
(3) リークテストの結果
(4) トラベルブランク試験の結果
注記 平衡形試料採取装置を用いてダスト濃度だけ測定する場合,この表の5(1)(9)についての記録
は,省略してもよい。
――――― [JIS Z 8808 pdf 36] ―――――
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附属書A
(規定)
普通形自動試料採取装置及び平衡形試料採取装置に関する
性能及び性能試験方法
A.1 要旨
この附属書は,9.3.2,9.5.1及び9.5.2に規定する普通形自動試料採取装置並びに平衡形手動及び自動試
料採取装置(以下,装置という。)に関する性能及び性能試験方法について規定する。
A.2 装置の性能
装置の等速吸引の相対誤差は,A.3.2の試験を行ったときに,10.4 b) 2)に規定する−5+10 %の範囲内
でなければならない。
A.3 性能試験方法
A.3.1 試験条件及び試験装置
A.3.1.1 試験条件
試験条件は,次のとおりとする。
a) 温度 許容温度範囲内で温度変化幅が5 ℃以内
b) 湿度 相対湿度(60±20)%
c) 大気圧変化 大気圧の変化幅が2 kPa以内
d) 電源電圧 定格電圧±2 %
e) 電源周波数 定格周波数±0.5 Hz
f) 暖機時間 装置をダスト試料を採取する状態に設定し,電源投入から15分間以上暖機する。
A.3.1.2 試験装置
試験装置は,次のとおりとする。
a) 試験風洞
1) 流速設定範囲 030 m/s
2) 流速分布 有効測定断面において±1 %
3) 流速変動 ±5 %/h
4) 乱れ率 0.5 %以内
b) 測定計器
1) ピトー管 JIS B 8330に規定するL形ピトー管
2) 圧力計 8.2 b)に規定する圧力計又はアスカニア形微圧計などで,1 Pa以上の分解能をもつ。
3) ガスメーター 7.1.2 c)に規定するガスメーター
4) その他の機器 JIS B 7411,JIS Z 8704に規定する温度計,JIS T 8202に規定する熱式風速計など。
A.3.2 装置の等速吸引の相対誤差試験方法
A.3.2.1 一般
この装置の等速吸引の相対誤差試験方法は,A.3.2.2による。ただし,試験風洞がない場合には,A.3.2.3
によっても差し支えない。
――――― [JIS Z 8808 pdf 37] ―――――
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Z 8808 : 2013
A.3.2.2 試験風洞を用いる試験方法
試験風洞において,5 m/s,10 m/s,15 m/s,20 m/s及び30 m/s付近の一定流速のうち,装置の吸引ノズ
ルの内径に応じて吸引可能な任意の流速3点を選んで設定し,各流速ごとに装置を用いて等速吸引を行い,
ガスメーターで測定した吸引空気量と吸引時間とから吸引流量を求める。一方,同時にピトー管を用いて
8.3の規定によって空気の流速,及び等速吸引流量の計算に必要な空気の諸条件(温度,圧力,湿度など)
を測定する。
等速吸引の相対誤差は,次のa)又はb)の方法によって求める。
a) 流速を比較する方法 吸引空気の流速は,次の式(A.1)によって求める。
q1 1 000
v1 2
(A.1)
/4d 60
ここに, v1 : 吸引空気の流速(m/s)
q1 : 吸引空気の流量(L/min)
d : 吸引ノズルの内径(mm)
等速吸引の相対誤差は,次の式(A.2)によって求める。
v1 v0
E 100 (A.2)
v0
ここに, E : 等速吸引の相対誤差(%)
v0 : 試験風洞内の空気流速(m/s)
b) 吸引流量を比較する方法 計算によって求める等速吸引流量を,10.3.1に規定する式(11)によって算出
し,等速吸引の相対誤差を,次の式(A.3)によって求める。
qm q1
E 100 (A.3)
q1
ここに, E : 等速吸引の相対誤差(%)
qm : 計算によって求めた等速吸引流量(L/min)
q1 : ガスメーターで測定した吸引空気流量(L/min)
A.3.2.3 試験風洞を用いない試験方法
試験風洞を用いない試験方法は,次による。
a) 現場で行う試験方法
1) 現場試験条件 測定場所は,ダクトの直管部で,箇条5に規定する測定位置及び測定点において,
排ガスの状態(温度,密度,静圧,流速など)が安定している場所とする。
2) 試験方法 選定した現場において,10.4に規定するダスト試料の採取方法によって,一定時間排ガ
スを吸引して,ガスメーターで測定した吸引ガス量から吸引流量を求める。一方,同時に併設した
ピトー管によって測定した排ガスの流速,及び等速吸引流量の計算に必要な排ガス並びに吸引ガス
の測定値から10.3.1に規定する式(11)によって等速吸引流量を算出し,等速吸引の相対誤差をA.3.2.2
b)の式(A.3)から求める。
b) 室内で行う試験方法
1) 普通形自動試料採取装置及び平衡形試料採取装置 送風機などを用いて作られた流速が安定,かつ,
一定に保たれた空気流れに対して,装置の吸引ノズルを通して一定時間吸引し,ガスメーターで測
定した吸引空気量から吸引流量を求める。一方,同時に併設したピトー管によって測定した空気の
流速及び等速吸引流量の計算に必要な諸条件の測定値から,10.3.1に規定する式(11)によって等速吸
引流量を算出し,等速吸引の相対誤差をA.3.2.2 b)の式(A.3)から求める。
――――― [JIS Z 8808 pdf 38] ―――――
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2) 平衡形動圧式試料採取装置 室内の空気を一定時間吸引し,ガスメーターで空気の吸引量及び吸引
時間を測定し,同時にベンチュリ管の差圧を測定する。次に,空気の吸引量及び吸引時間から吸引
流量を算出し,A.3.2.2 a)の式(A.1)からノズル内の吸引空気の流速を求める。一方,ベンチュリ管の
差圧と同じ動圧がピトー管で得られるものとして,空気の流速を8.3の規定によって計算し,等速
吸引の相対誤差を,A.3.2.2 a)の式(A.2)から求める。
注記 A.3.2.2及びA.3.2.3の試験において,ピトー管による流速の計算に必要な空気の密度は,
次の式(A.4)によって求めてもよい。
.0378
.1293 Pa Pv
100 (A.4)
a
1 101.32
273.15
ここに, ρ : 空気の密度(kg/m3)
Pa : 大気圧(kPa)
相対湿度(%)
懿 大気の温度(℃)
Pv : 愀‡ 溘 和蒸気圧(kPa)
なお,Pvについては,表3によって,単位をPaからkPaに換算する。
参考文献 JIS K 0301 排ガス中の酸素分析方法
JIS K 2301 燃料ガス及び天然ガス−分析・試験方法
JIS Z 8808:2013の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.040 : 気質 > 13.040.40 : 固定施設からの発生ガス
JIS Z 8808:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7411:1997
- 一般用ガラス製棒状温度計
- JISB7551:1999
- フロート形面積流量計
- JISB8330:2000
- 送風機の試験及び検査方法
- JISG3448:2016
- 一般配管用ステンレス鋼鋼管
- JISG4303:2012
- ステンレス鋼棒
- JISG4303:2021
- ステンレス鋼棒
- JISK0901:1991
- 気体中のダスト試料捕集用ろ過材の形状,寸法並びに性能試験方法
- JISK8125:1994
- 塩化カルシウム(水分測定用)(試薬)
- JISK8230:2016
- 過酸化水素(試薬)
- JISM8813:2004
- 石炭類及びコークス類-元素分析方法
- JISR3503:1994
- 化学分析用ガラス器具
- JIST8202:1997
- 一般用風速計
- JISZ8103:2019
- 計測用語
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8704:1993
- 温度測定方法―電気的方法
- JISZ8705:1992
- ガラス製温度計による温度測定方法
- JISZ8762-1:2007
- 円形管路の絞り機構による流量測定方法―第1部:一般原理及び要求事項