JIS A 1408:2017 建築用ボード類の曲げ及び衝撃試験方法 | ページ 2

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A 1408 : 2017
表2−スパン
形状 試験体 スパンL(mm)
長方形 1号 1 000
2号 600
3号 400
3b号 350
4号 250
5号 150
短冊形 − 製品表示厚さの15倍
c) 載荷 スパン中央の試験体表面に1線荷重を加え,その載荷速度は,100 N/min以上又は13分で最
大荷重に達するものとする。荷重の測定は,最大荷重に達して明らかに下降するまで行い,曲げ破壊
荷重を求める。ただし,荷重の増加がなくてもたわみ量が増大する状態になった場合には,このとき
の荷重を最大荷重としてもよい。この場合,たわみ量は,JIS B 7503に規定するダイヤルゲージ又は
これと同等の精度をもつ電気式変位計を,所定の位置に設置して変位を測定し,式(1)によって求める。
なお,必要に応じて,試験体裏面についても上記と同様の試験を行う。
2 3
d 1 (1)
2
ここに, d : たわみ量(mm)
δ1 : スパン中央の変位(mm)
δ2,δ3 : 支持部の変位(mm)
d) このほか,必要に応じて,次の事項を求める。
1) 曲げ強さ(N/mm2) 曲げ強さは式(2)から算出し,四捨五入によって有効数字3桁まで求める。
3Pb L
σb 2

(pdf 一覧ページ番号 )

                             2bt
ここに, 拿 曲げ強さ(N/mm2)
L : スパン(mm)
Pb : 曲げ破壊荷重(N)
b : 試験体の幅(mm)
t : 試験体の厚さ(mm)
2) 破壊時のたわみ量(mm) 5.1.2 c) の式(1)によって,破壊時のたわみ量を求める。
3) 曲げ破壊荷重時のたわみ量(mm) 5.1.2 c) の式(1)によって,曲げ破壊荷重時のたわみ量を求める。
4) 自重によるたわみ量(mm) 5.1.2 c) の式(1)によって,自重によるたわみ量を求める。
5) 荷重及びたわみ量の関係 荷重及びたわみ量の関係(図3参照)は,載荷開始から試験体が破壊に
至るまでの荷重及びたわみ量を,測定間隔が等間隔で少なくとも20点以上記録する。
6) 曲げ弾性係数(N/mm2) 曲げ弾性係数は,載荷開始から最大荷重に至るまでの荷重及びたわみ量を
等間隔で測定し,図3に示す荷重及びたわみ量の関係の直線部分から式(3)によって算出し,四捨五
入によって有効数字3桁に丸める。
なお,直線部分における荷重及びたわみの測定は,少なくとも5点以上とする。
3
P2 P1 L
Eb 3

(pdf 一覧ページ番号 )

                             4bt d2  d1

――――― [JIS A 1408 pdf 6] ―――――

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ここに, Eb : 曲げ弾性係数(N/mm2)
P2−P1 : 直線部分の荷重の増加量(N)
L : スパン(mm)
d2−d1 : P2−P1に対応した直線部分のたわみ量の増加量(mm)
b : 試験体の幅(mm)
t : 試験体の厚さ(mm)
Pb
Pb
))
(N
荷重(N
荷重
P2
P2
P1
P1
d1
d1 d2
d2
たわみ量(mm)
たわみ(量)(mm)
図3−荷重及びたわみ量の関係(一例)
5.1.3 試験結果の記録
試験結果の記録には,次の項目のうち必要なものを記載する。
a) ボードの名称
b) 試験体の寸法(厚さ×幅×長さ)及び採取方向(長さ方向,幅方向)
c) 試験体の状態(必要に応じて含水率を付記する。)
d) 試験体の製造日
e) 荷重面(表面又は裏面)及び化粧の有無
f) 曲げ破壊荷重(N)
g) 5.1.2 d) で求めた数値

5.2 衝撃試験

5.2.1  試験装置 試験装置は,支持装置及びおもりで構成され,それぞれ次による。
a) 支持装置 試験体の支持装置は,表3の支持方法が可能な1)3) のいずれかとする。対辺単純支持
(S2)及び対辺固定支持(S3)のスパンは,表4による。また,対辺単純支持(S2)及び対辺固定支
持(S3)の支持装置は,JIS G 3101に規定する棒鋼及び形鋼でSS400以上の品質の鋼製とし,衝撃に
よる変形が生じない十分な剛性をもつものとする。
表3−試験体の支持方法
記号 支持方法
S1 砂上全面支持
S2 対辺単純支持
S3 対辺固定支持

――――― [JIS A 1408 pdf 7] ―――――

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表4−対辺単純支持(S2)及び対辺固定支持(S3)のスパン
試験体 スパン(mm)
1号 900
2号 450
3号 400
4号 300
1) 砂上全面支持装置(S1) 砂上全面支持装置は,図4に示すとおり,砂及び砂を入れる容器で構成
し,容器に砂を敷き詰めたものとする。支持装置に使用する砂は,JIS R 5201に規定する標準砂,
又は豊浦産砂若しくは1.2 mmふるいを通過した乾燥状態の川砂とする。容器の大きさは,高さ(内
のり寸法)100 mm以上とし,長さ及び幅(内のり寸法)は,試験体よりも200 mm以上大きいもの
とする。
なお,砂は,容器に厚さ100 mm以上に敷き詰めて使用する。
2) 対辺単純支持装置(S2) 対辺単純支持装置は,図5に示すとおり,試験体に対して十分なスパン
がとれるものとし,支持台は試験体の幅よりも十分に長いものとする。
3) 対辺固定支持装置(S3) 対辺固定支持装置は,図6に示すとおり,試験体に対して十分なスパン
がとれるものとし,支持台は試験体の幅よりも十分に長いものとする。試験体端部の固定は押さえ
板を介して均一な力で固定できるものとする。
単位 mm
100以上
b
100以上
100以上 l 100以上
P
100以上
0
注記 P : 荷重,l : 試験体の長さ,b : 試験体の幅
図4−砂上全面支持装置(S1)の一例

――――― [JIS A 1408 pdf 8] ―――――

                                                                                              7
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b
L
l
P
注記 L : スパン,l : 試験体の長さ,b : 試験体の幅,P : 荷重
図5−対辺単純支持装置(S2)の一例

――――― [JIS A 1408 pdf 9] ―――――

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b
L
l
P
注記 L : スパン,l : 試験体の長さ,b : 試験体の幅,P : 荷重
図6−対辺固定支持装置(S3)の一例
b) おもり おもりは鋼製とし,形状及び質量によって,表5のように区分する。
表5−おもりの区分
形状 記号 質量(g) 呼び 直径(mm)
なす形おもりa) W1-500 500 − 42
W1-1000 1 000 − 52
W1-2000 2 000 − 66
球形おもりb) W2-300 (286) 15/8 (41)
W2-500 (533) 2 (51)
W2-1000 (1 042) 21/2 (64)
注a) なす形おもりの形状・寸法は,図7による。
b) 球形おもりは,JIS B 1501に規定するG 60の鋼球とする。括
弧内の数値は,参考値である。

――――― [JIS A 1408 pdf 10] ―――――

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JIS A 1408:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 1408:2017の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB1501:2009
転がり軸受―鋼球
JISB7503:2017
ダイヤルゲージ
JISB7507:2016
ノギス
JISB7512:2018
鋼製巻尺
JISG3101:2015
一般構造用圧延鋼材
JISG3101:2020
一般構造用圧延鋼材
JISR5201:2015
セメントの物理試験方法