JIS A 1439:2016 建築用シーリング材の試験方法 | ページ 4

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d) 金属製直尺 5.1.1 e) に規定するもの。
5.6.2 試験体の作製
試験体の作製は,5.3.2の規定による。
5.6.3 試験体の養生
試験体の養生は,次による。
a) 養生 5.2.3 a) に規定するA養生とする。
b) 後養生 養生後,5.6.1 c) に規定する空気循環式恒温器内で温度70±2 ℃で14日間静置した後,温度
23±2 ℃,湿度(50±5)% RHの環境に1日間静置する。
5.6.4 試験方法
試験方法は,次による。
a) 試験体から5.6.1 a) に規定する試験体作製用スペーサーを外し,試験体を5.6.1 b) に規定する引張試
験機に取り付け,拡大・縮小サイクル試験を行う。温度23±2 ℃の環境で,サイクル数は100回,速
度は1.0±0.2 mm/minとし,拡大率・縮小率は±12.5 %又は±7.5 %とする。ただし,1回の拡大・縮小
を1サイクルとする。
b) 拡大・縮小サイクル試験終了後,試験機から試験体を取り外し,1時間静置後,試験体の破壊の有無
を記録する。破壊している場合は,破壊の状況(接着破壊又は凝集破壊)及び破壊の深さを5.6.1 d) に
規定する金属製直尺を用いて測定し記録する。

5.7 高温及び湿潤状態でのガラス越しの人工光暴露後の接着性試験

5.7.1  試験器具
試験器具は,次による。
a) 試験体作製用スペーサー 5.2.1 b) に規定するもの。
b) 人工光源付試験機 室温で湿潤な状態及び高温で乾燥した状態での人工光暴露を,サイクルとして試
験できるもので,次による。
1) 人工光を,ガラスの片方の表面に直接照射できるもの。
2) 湿潤は,水噴霧又は水浸せきのいずれかの方法とし,使用する水は,25±3 ℃を初期温度として
33 ℃以下に保たれたJIS K 7350-2の4.5.3(凝縮及び噴霧システム)に規定するものを用いる。
3) フィルター付人工光源は,JIS K 7350-2の4.1.1(表1のA法)に規定する相対分光放射照度の分布
をもつキセノンアーク光源とし,試験体表面への300 nm400 nm波長域の放射照度は,60±2 W/m2
となるもの。
c) ブラックスタンダード温度計又はブラックパネル温度計 JIS K 7350-1の5.1.5.1(ブラックスタンダ
ード温度計)又はJIS K 7350-1の5.1.5.2(ブラックパネル温度計)の規定による。温度は,換気量に
よって調節できるものとする。
d) 引張試験機 5.2.1 g) に規定するもの。
e) 変形保持用スペーサー 5.2.1 c) に規定するもの。
f) せん断変形試験に用いる変形保持用スペーサー 5.2.1 d) に規定するもの。
g) 金属製直尺 5.1.1 e) に規定するもの。
5.7.2 試験体の作製
試験体の作製は,5.3.2の規定による。ただし,被着体は4.3に規定するガラス被着体とする。
5.7.3 試験体の養生
試験体の養生は,5.2.3の規定による。

――――― [JIS A 1439 pdf 16] ―――――

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5.7.4 試験方法
試験は,試験体から5.7.1 a) に規定する試験体作製用スペーサーを外し,次の手順によって行う。
a) 試験体を5.7.1 b) に規定する人工光源付試験機に入れ,暴露サイクルにかける。照射時間,5.7.1 c) に
規定するブラックスタンダード温度計又はブラックパネル温度計の乾燥状態の温度,乾燥・湿潤時間
及び湿潤方法(水噴霧又は水浸せき)の暴露条件は,次による。
1) 照射時間 : 500時間
2) 乾燥状態のブラックスタンダード温度 : 65±3 ℃[JIS K 7350-2のA法のサイクルNo.2の暴露サイ
クル(表3参照)],又は乾燥状態のブラックパネル温度 : 63±3 ℃[JIS K 7350-2のA法のサイク
ルNo.10の暴露サイクル(表4参照)]
3) 乾燥・湿潤時間 : 1サイクル120分中,水噴霧又は水浸せきを行う湿潤時間を18±0.5 minとし水噴
霧又は水浸せきを停止する乾燥時間を102±0.5 minとする。
4) 湿潤方法 : 水噴霧又は水浸せきのいずれかの方法とする。
b) ) による暴露サイクル終了後,試験体を温度23±2 ℃,湿度(50±5)% RHの環境に24時間静置す
る。
c) 試験体を5.7.1 d) に規定する引張試験機に取り付け,5.5±0.7 mm/minの速度で目地幅が60 %又は
100 %の伸び率になるまで伸長し,5.7.1 e) に規定する変形保持用スペーサーを用いて,規定の伸長時
の目地幅に24時間保持する。
d) せん断変形の場合には,b) の手順終了後,試験体を目地幅の30 %のせん断変形を長さ方向に加え,
5.7.1 f) に規定するせん断変形試験に用いる変形保持用スペーサーを用いて,規定のせん断変形量に
24時間保持する。
e) ) 又はd) の手順終了後,試験体の破壊の有無を記録する。破壊している場合は,破壊の状況(接着
破壊又は凝集破壊)及び破壊の深さを5.7.1 g) に規定する金属製直尺で測定し記録する。

5.8 水浸せき後の定伸長下での接着性試験

5.8.1  試験器具
試験器具は,次による。
a) 試験体作製用スペーサー 5.2.1 b) に規定するもの。
b) 変形保持用スペーサー 5.2.1 c) に規定するもの。
c) せん断変形試験に用いる変形保持用スペーサー 5.2.1 d) に規定するもの。
d) 引張試験機 試験時の最大荷重が試験機の能力の15 %85 %の範囲で,引張速度が5.5±0.7 mm/min
に調節できるもので,荷重及び変位を連続モニターして荷重・変位曲線が作成できる記録計を備えた
もの。
e) 金属製直尺 5.1.1 e) に規定するもの。
5.8.2 試験体の作製
試験体の作製は,5.3.2の規定による。
5.8.3 試験体の養生
試験体の養生は,5.2.3の規定による。
5.8.4 試験方法
試験方法は,次による。
a) 試験体を温度23±2 ℃の水中に4日間静置する。その後,試験体を水から取り出し,温度23±2 ℃,
湿度(50±5)% RHの環境に1日間静置する。

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b) 目地幅の伸長は,23±2 ℃の温度条件とし,a) の状態の試験体から5.8.1 a) に規定する試験体作製用
スペーサーを外し,試験体を5.8.1 d) に規定する引張試験機に取り付け,5.5±0.7 mm/minの速度で
60 %又は100 %の伸び率になるまで伸長する。5.8.1 b) に規定する変形保持用スペーサーを用いて,規
定の伸長時の目地幅に24時間保持する。
c) せん断変形の場合には,23±2 ℃の温度条件とし,a) の状態の試験体から5.8.1 a) に規定する試験体
作製用スペーサーを外し,試験体に目地幅の30 %のせん断変形を長さ方向に加え,5.8.1 c) に規定す
るせん断変形試験に用いる変形保持用スペーサーを用いて,規定のせん断変形量に24時間保持する。
d) ) 又はc) の手順終了後,試験体の破壊の有無を記録する。破壊している場合は,破壊の状況(接着
破壊又は凝集破壊)及び破壊の深さを5.8.1 e) に規定する金属製直尺を用いて測定し記録する。

5.9 水浸せき後の接着性試験

5.9.1  試験器具
試験器具は,次による。
a) 試験体作製用スペーサー 5.2.1 b) に規定するもの。
b) 引張試験機 5.2.1 g) に規定するもの。
5.9.2 試験体の作製
試験体の作製は,5.3.2の規定による。
5.9.3 試験体の養生
試験体の養生は,5.2.3の規定による。
5.9.4 試験方法
試験方法は,次による。
a) 試験体を温度23±2 ℃の水中に4日間静置する。その後,試験体を水から取り出し,温度23±2 ℃,
湿度(50±5)% RHの環境に1日間静置する。
b) 引張試験の温度条件は,温度23±2 ℃とする。試験体から5.9.1 a) に規定する試験体作製用スペーサ
ーを外し,試験体を5.9.1 b) に規定する引張試験機に取り付け,5.5±0.7 mm/minの速度で試料が破壊
するまで引っ張り,荷重及び変位を連続モニターして荷重・変位曲線を記録する。
c) 記録された荷重・変位曲線から破壊時の伸び(Lb)を求め,これを引張接着性試験前の目地幅(Ls)
で除した式(4)によって,破壊時の伸び率(Eb)を計算する。各試験体の計算値,及び計算値を四捨五
入によって整数に丸めた平均値を記録する。

5.10 圧縮応力試験

5.10.1 試験器具
試験器具は,次による。
a) 試験体作製用スペーサー 5.2.1 b) に規定するもの。
b) 圧縮試験機 圧縮速度を5.5±0.7 mm/minに調節できるもの。
5.10.2 試験体の作製
試験体の作製は,5.3.2の規定による。
5.10.3 試験体の養生
試験体の養生は,5.2.3の規定による。
5.10.4 試験方法
試験方法は,次による。
a) 圧縮試験の温度条件は,温度23±2 ℃とする。試験体から5.10.1 a) に規定する試験体作製用スペー

――――― [JIS A 1439 pdf 18] ―――――

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サーを外し,試験体を5.10.1 b) に規定する圧縮試験機に取り付け,5.5±0.7 mm/minの速度で25 %又
は20 %の圧縮率になるまで,試験体を圧縮する。
b) 記録された荷重・変位曲線から一定の圧縮率での荷重(Pc)を求め,これを圧縮試験前の試料の断面
積(A)で除した式(5)によって,一定の圧縮率での圧縮応力( を計算する。各試験体の計算値,
及び計算値を四捨五入によって小数点以下2桁に丸めた平均値を記録する。
c Pc
σ (5)
A
ここに, 一定の圧縮率での圧縮応力(N/mm2)
Pc : 一定の圧縮率での荷重(N)
A : 圧縮試験前の試料の断面積(600 mm)

5.11 質量・体積変化(損失)及び密度測定試験

5.11.1 試験器具
試験器具は,次による。
a) リング 外径約34 mm,内径約30 mm,及び高さ約10 mmの耐食性金属で作製したもので,フック又
はつり輪が附属したもの。
b) 離型材 試験体の作製に用いるためのもので,ぬらした紙など。
c) 空気循環式恒温器 5.2.1 h) に規定するもの。
d) はかり(秤) 水中での見掛けの質量及び空気中での質量を,最小単位10 mgまで測れるもの。
e) 試験液 質量分率0.25 %以下のスルホンこはく酸ジオクチルナトリウムなどの低泡性界面活性剤を加
えた温度が23±2 ℃の水とする。ただし,水に溶解するおそれのある試料の場合には,JIS K 9703に
規定する2, 2, 4-トリメチルペンタン(別名 : イソオクタン)とする。
5.11.2 試験方法
試験方法は,次による。
a) 試験には,5.11.1 a) に規定するリングを3個準備する。
b) 5.11.1 a) に規定するリングの空気中での質量及び5.11.1 e) に規定する試験液中での見掛けの質量を,
5.11.1 d) に規定するはかり(秤)を使用して測定し,それぞれm1及びm2とする。5.11.1 a) に規定す
るリングに試験液が付着している場合は,十分に拭き取り,5.11.1 b) に規定する離型材の上に置き,
あらかじめ温度23±2 ℃,湿度(50±5)% RHの環境に24時間以上静置した試料を充する。充
するときの注意事項は,5.1.2 b) による。ただし,溝形容器をリングと読み替える。
c) 速やかに5.11.1 b) に規定する離型材を取り除き,空気中での試験体の質量(m3)及び試験液中での試
験体の見掛けの質量(m4)を5.11.1 d) に規定するはかり(秤)を使用して測定する。
d) 試験体の質量を測定した後,試験体をつるし,次の条件で試験体を養生する。
1) 温度23±2 ℃,湿度(50±5)% RHの環境に28日間養生する。
2) 1) の完了後5.11.1 c) に規定する空気循環式恒温器を用いて温度70±2 ℃で7日間養生する。
3) 2) の完了後,温度23±2 ℃,湿度(50±5)% RHの環境に1日間養生する。
e) ) の完了後,速やかに空気中での試験体の質量及び5.11.1 e) に規定する試験液中での見掛けの質量
を,5.11.1 d) に規定するはかり(秤)を使用して測定し,それぞれm5及びm6とする。
f) 質量変化率( を,式(6)によって計算する。各試験体の計算値,及び計算値を四捨五入によって小
数点以下1桁に丸めた平均値を記録する。

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m5 m3
Δm 100 (6)
m3 m1
ここに, 質量変化率(%)
m1 : 試料を充する前に,空気中で測定した金属製リングの質量
(g)
m3 : 試験体作製直後に,空気中で測定した試験体の質量(g)
m5 : 養生直後に,空気中で測定した試験体の質量(g)
g) 体積変化(損失)率( 囿 を,式(7)によって計算する。各試験体の計算値,及び計算値を四捨五入に
よって小数点以下1桁に丸めた平均値を記録する。
m5 m6 m3 m4
ΔV (7)
m3 m4 m1 m2
ここに, 囿 体積変化(損失)率(%)
m1 : 試料を充する前に,空気中で測定した金属製リングの質量
(g)
m2 : 試料を充する前に,試験液中で測定した金属製リングの見掛
けの質量(g)
m3 : 試験体作製直後に,空気中で測定した試験体の質量(g)
m4 : 試験体作製直後に,試験液中で測定した試験体の見掛けの質量
(g)
m5 : 養生直後に,空気中で測定した試験体の質量(g)
m6 : 養生直後に,試験液中で測定した試験体の見掛けの質量(g)
h) 23 ℃における密度(D)は,式(8)による。各試験体の計算値,及び計算値を四捨五入によって小数点
以下2桁に丸めた平均値を記録する。
m3 m1
D Dw (8)
m3 m4 m1 m2
ここに, D : 23 ℃における密度(g/ml)
m1 : 試料を充する前に,空気中で測定した金属製リングの質量
(g)
m2 : 試料を充する前に,試験液中で測定した金属製リングの見掛
けの質量(g)
m3 : 試験体作製直後に,空気中で測定した試験体の質量(g)
m4 : 試験体作製直後に,試験液中で測定した試験体の見掛けの質量
(g)
Dw : 23 ℃における試験液の密度(g/ml)

5.12 耐久性試験

5.12.1 試験器具
試験器具は,次による。
a) 被着体 被着体は,図7に示す形状の箇条4に規定するアルミニウム被着体,モルタル被着体及びガ
ラス被着体の3種類とし,その中から1種類を選定する。被着体は,5.3.1 a) に示す方法で,被着面
を清浄にする。
b) 恒温器 器内温度を−10±2 ℃,30±2 ℃,50±2 ℃,70±2 ℃,80±2 ℃,90±2 ℃及び100±2 ℃
に調節できるもの。
c) 恒温水槽 試験体が完全に水没できる大きさで水槽内の水温を50±1 ℃に調節できるもの。
d) 試験体作製用スペーサー シーリング材が接着しない材質又は表面をふっ素樹脂系テープなどで離型
処理したものとし,形状及び寸法は,図8による。シーリング材の硬化のために,スペーサー面から

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