JISA5523 : 2021 溶接用熱間圧延鋼矢板

JIS A 5523:2021の規格概要

この規格 A5523は、土留め、締切り、構造物の基礎などに使用する熱間圧延鋼矢板であって、特に溶接性に優れたものについて規定。

JISA5523 規格全文情報

規格番号
JIS A5523 
規格名称
溶接用熱間圧延鋼矢板
制定年月日
2000/11/20
最新改正日
2021/02/22
JIS 閲覧
 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

25.160.20,77.140.70,91.100.15
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
改訂:履歴
  • 2000-11-20制定日
  • 2006-01-20改正日
  • 2010-10-01確認日
  • 2012-04-20改正日
  • 2017-10-20確認日
  • 2021-02-22改正日

A 5523:2021

目 次

ページ

1 適用範囲 [ p.1 ]

2 引用規格 [ p.1 ]

3 用語及び定義 [ p.1 ]

4 種類の記号 [ p.1 ]

5 化学成分 [ p.2 ]

6 炭素当量 [ p.2 ]

7 機械的性質 [ p.3 ]

7.1 降伏点又は耐力,引張強さ及び伸び [ p.3 ]

7.2 直線形鋼矢板の継手引張強度 [ p.3 ]

7.3 シャルピー吸収エネルギー [ p.3 ]

8 形状,寸法の許容差及び単位質量 [ p.3 ]

9 外観 [ p.6 ]

10 試験 [ p.6 ]

10.1 分析試験 [ p.6 ]

10.2 機械試験 [ p.6 ]

10.3 直線形鋼矢板の継手引張試験 [ p.8 ]

11 検査 [ p.8 ]

12 再検査 [ p.8 ]

13 表示 [ p.9 ]

14 報告 [ p.9 ]

附属書A(規定)鋼−窒化物型窒素定量方法 [ p.10 ]

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A 5523:2021

まえがき

この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人

日本鉄鋼連盟(JISF)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正すべきとの申出があり,日本産業

標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。これによって,JIS A 5523:2012

は改正され,この規格に置き換えられた。

なお,令和4年2月21日までの間は,産業標準化法第30条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ

ーク表示認証において,JIS A 5523:2012を適用してもよい。

この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。

この規格に従うことは,次の者の有する特許権等の使用に該当するおそれがあるので,留意する。

− 氏名:日本製鉄株式会社,住所:東京都千代田区丸の内二丁目6番1号

上記の,特許権等の権利者は,非差別的かつ合理的な条件でいかなる者に対しても当該特許権等の実施

の許諾等をする意思のあることを表明している。ただし,この規格に関連する他の特許権等の権利者に対

しては,同様の条件でその実施が許諾されることを条件としている。

この規格に従うことが,必ずしも,特許権の無償公開を意味するものではないことに注意する必要があ

る。

この規格の一部が,上記に示す以外の特許権等に抵触する可能性がある。経済産業大臣及び日本産業標

準調査会は,このような特許権等に関わる確認について,責任はもたない。

なお,ここで“特許権等”とは,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権をいう。

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日本産業規格 JIS

A 5523:2021

溶接用熱間圧延鋼矢板

Weldable hot rolled steel sheet piles

1

適用範囲

この規格は,土留め,締切り,構造物の基礎などに使用する熱間圧延鋼矢板(以下,鋼矢板という。)で

あって,特に溶接性に優れたものについて規定1) する。

注1) この規格では,JIS A 5528(熱間圧延鋼矢板)では規定していない炭素当量,フリー窒素及びシ

ャルピー吸収エネルギーについても規定している。

2

引用規格

次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの

引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。

JIS G 0320 鋼材の溶鋼分析方法

JIS G 0321 鋼材の製品分析方法及びその許容変動値

JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件

JIS G 0415 鋼及び鋼製品−検査文書

JIS G 1201 鉄及び鋼−分析方法通則

JIS G 1228 鉄及び鋼−窒素定量方法

JIS G 3192 熱間圧延形鋼の形状,寸法,質量及びその許容差

JIS R 6010 研磨布紙用研磨材の粒度

JIS Z 2241 金属材料引張試験方法

JIS Z 2242 金属材料のシャルピー衝撃試験方法

3

用語及び定義

この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。

3.1

フリー窒素

窒素と親和性の高い合金元素(アルミニウム,チタン,バナジウムなど)と化合して鋼中に析出した窒

化物に含まれる窒素(窒化物型窒素)以外の鋼中固溶窒素。ただし,窒化けい素の窒素は,フリー窒素に

含む。

4

種類の記号

鋼矢板は,3種類とし,種類の記号は,表1による。

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2

A 5523:2021

表1−種類の記号

種類の記号

SYW295

SYW390

SYW430

5

化学成分

鋼矢板は,10.1の試験を行い,その溶鋼分析値は,表2による。

表2−化学成分

単位 %

種類の記号

C

Si

Mn

P

S

フリー窒素a)

SYW295

0.18以下

0.55以下

1.50以下

0.040以下

0.040以下

0.006 0以下b)

SYW390

SYW430

必要に応じて,この表以外の合金元素を添加してもよい。この表以外の化学成分のうち,箇条6で定める炭素当

量の計算式に含まれる成分については,10.1の試験を行う。

注a) フリー窒素は,鋼中の全窒素定量値から窒化物型窒素定量値を減じた窒素として求める。全窒素定量方法は,

JIS G 1228による。窒化物型窒素定量方法は,附属書Aによる。ただし,窒化けい素は,この方法では定量

されないため,窒化けい素の窒素は,フリー窒素に含む。窒化物型窒素の定量は,製品から採取した試料に

よって行う。フリー窒素含有率の値は,全窒素含有率に置き換えてもよい。

b) フリー窒素が,0.006 0 %を超え,0.010 0 %以下の鋼材については,ひずみ時効(3 %ひずみを与えた後,250 ℃

で1時間保持)した試験片でシャルピー衝撃試験を行い,その結果が表5を満足する場合には,フリー窒素

の規定値を0.010 0 %以下としてもよい。

6

炭素当量

鋼矢板の炭素当量は,式(1)によって10.1の溶鋼分析値を用いて算出し,その値は表3による。

14V

4

Mo

5Cr

40

Ni

24

Si

6

Mn

C

eq

C

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (1)

ここに,

Ceq: 炭素当量(%)

表3−炭素当量

単位 %

種類の記号

炭素当量

SYW295

0.44以下

SYW390

0.45以下

SYW430

0.46以下

なお,受渡当事者間の協定によって,式(2)を用い,表3に代えて炭素当量を協定してもよい。ただし,

この場合,式(1)による炭素当量は,表3の規定も満足しなければならない。

15Cu

Ni

5

V

Mo

Cr

6

Mn

C

)

IIW

(

eq

C

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ (2)

ここに,

Ceq (IIW): IIW 2) の式による炭素当量(%)

注2) International Institute of Welding

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JIS A 5523:2021の国際規格分類一覧

  • 25.160.20
  • 77.140.70
  • 91.100.15

JIS A 5523:2021の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
G0320
鋼材の溶鋼分析方法(追補2)
G0321
鋼材の製品分析方法及びその許容変動値
G0404
鋼材の一般受渡し条件
G0415
鋼及び鋼製品−検査文書
G1201
鉄及び鋼−分析方法通則
G1228
鉄及び鋼−窒素定量方法(追補1)
G3192
熱間圧延形鋼の形状,寸法,質量及びその許容差
R6010
研磨布紙用研磨材の粒度
Z2241
金属材料引張試験方法
Z2242
金属材料のシャルピー衝撃試験方法