JIS A 8421-2:1998 土工機械―ローダ―第2部:仕様書様式及び性能試験方法 | ページ 10

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d) 風速が8m/sを超えるとき
なお,風速が1m/sを超えるときは,マイクロホンに風防を付けて用い,その影響を適宜補正する。
5. 等価騒音レベルの測定
5.1 測定面の寸法 測定に用いる測定面は半球状とする。半球の半径は機械の基本寸法tによって定める
(附属書2図1参照)。
機械の基本寸法はバケットなどのアタッチメントを除いた,機械本体の全長とする。
測定面の半径は
− 基本寸法lが1.5m未満の場合は4mとする。
− 基本寸法lが1.5m以上,4m未満の場合は10mとする。
− 基本寸法lが4m以上の場合は16mとする。
附属書2図1 ローダ
5.2 測定面上のマイクロホンの位置 6か所の測定点を用いる。マイクロホンの位置とその座標寸法につ
いては附属書2図2に示す。
5.3 走行路及び機械の配置
5.3.1 走行路 : 次に示す場合を除くすべての機械の試験に用いる。
− 定置油圧動作モード(5.3.2参照)
機械の走行路を附属書2図3に示す。機械の走行の中心線はX軸とし,機械の前後方向の中心線は,こ
の軸と一致させる。走行路の長さABは半球の半径の1.4倍とする。走行路の中心はX軸沿いとし,機械
の中心が附属書2図3に示す走行路のA点とB点の間を走行している間だけ測定する。機械の前進走行モ
ードはA点からB点方向とし,後進モードはB点からA点の方向とする。
5.3.2 機械の配置 : 定置油圧動作モードの試験の場合 ローダの前後方向の中心線はX軸と一致させ,
機械の前方はB点を向かせる。附属書2図1に示す機械の基本寸法lの中点を,附属書2図3に示す半球
の中心Cと一致させる。機械を配置した位置での機械の動作は附属書2Cに示す。

――――― [JIS A 8421-2 pdf 46] ―――――

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No. x y z
r r (m)
1 0.7 0.7 1.5
2 −0.7 0.7 1.5
3 −0.7 −0.7 1.5
4 0.7 −0.7 1.5
5 −0.27 0.65 0.71r
6 0.27 −0.65 0.71r
附属書2図2 測定面上のマイクロホン位置

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附属書2図3 走行路
6. 音響測定
6.1 測定機器 データを得るための測定機器システムはJIS C 1505に対する要求に合致する積分平均形
の精密騒音計を推奨する。等価騒音レベルLpAeq, Tの値は,次の式による。
1 P2A (t)
LpAeq,T10 lg
T 0
TP20
dt (1)
ここに, T : 測定時間で,機械を測定のために運転している時間
PA (t) : 音響信号のA特性音圧の瞬時値
Po : 基準音圧 (20 愀
又は,上記に示す式の代わりに,数値積分を,次の式によって行う。
n
ti
LpAeq,T10 lg 10 1.0LpAi
i 1
100

(pdf 一覧ページ番号 )

                                   it :  全測定時間丁を音圧レベル差が1dB以内となるように区
ここに,
100
切ったセルの音圧レベル。
LPAiの継続時間のパーセンテージの数値。
LPAi : JIS C 1505の要求に合致する機器の遅い動特性を用いて
得られた騒音レベル。
6.2 動的試験の回数 6か所のマイクロホン位置のそれぞれにおいて,3回の測定結果が得られるように
3回の動的試験を行う。7.3の要求に合致させるため,動的試験の回数を追加する場合がある。
騒音測定のやり方に対するガイドラインを,附属書2Eに示す。

――――― [JIS A 8421-2 pdf 48] ―――――

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7. 測定表面上の平均等価騒音レベルを用いたA特性音響パワーレベルの計算
LpAeq,の計算
T 等価騒音レベルの測定値を用いて,測定表面上の
7.1 測定表面上の平均等価騒音レベル
LpAeq,(dB,基準値20
T 懿 を計算するのは,次の式による。
平均等価騒音レベル
N
1
LpAeq,T10 lg 10 1.0LpA i
Ni1

(pdf 一覧ページ番号 )

                      ここに,    LPAi :  i番目マイクロホン位置での等価騒音レベル(dB,基準値
20 懿 。
N : マイクロホン位置の総数(この測定方法では6位置)。
7.2 A特性音響パワーレベルの計算 機械の,A特性音響パワーレベルLWA (dB) の計算は,次の式によ
る。
S
LWA LpAeq,T K 10 lg
S0

(pdf 一覧ページ番号 )

                      ここに,            K :  音場補正値(6.2及び6.3.1参照)
S : 測定表面の面積で平方メートルで表す。すなわち,
S=2 S0=1m2
Sの値 : 半径4mに対して20,半径10mに対して28,半径
10 lg
S0
16mに対して32
7.3 測定結果の算出 全部のマイクロホン位置で得られた3回分のデータを用いて,音響パワーレベル3
回分の値を計算する(8.2参照)。得られた3回分の値のうち,2回分の値が1dBを超えて違わなければ,
これ以上計測しなくてもよい。しかし,そうでない場合は,2回分の差がそれぞれ1dB以内となるまで計
測を続ける。その差が1dB以内となった値のうち大きい方の算術平均値をもって,そのA特性音響パワー
レベルの値を報告する。
8. 記録すべき事項
8.1 供試機械 下記事項を記録する。
a) 製造業者名
b) 形式名
c) 製造番号
d) 機械の概要で,主要なアタッチメント,エンジン無負荷最高回転速度,使用変速段又は車速コントロ
ール方法を含む。
8.2 音響環境 下記事項を記録する。
a) 測定場所,測定場所地表面(測定面の地上への投影面)の種類,機械の配置を表すスケッチを含む記
述。
b) 測定場所の気温,気圧,湿度及び風速
8.3 測定機器 下記事項を記録する。
a) 測定に用いた機器の名称,形式,製造番号及び製造業者名
b) 測定システムの校正方法
c) 音響校正器の校正日及び場所
8.4 音響データ 下記事項を記録する。
a) マイクロホン位置

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b) 6.2によって計測した各マイクロホン位置での等価騒音レベル
c) マイクロホン位置での暗騒音の騒音レベルについて,音圧や表面積についての計算などの途中の結果
は,小数点以下1位まで表示する。
d) 測定表面上の平均等価騒音レベルで,計算は7.1による。
e) 特性音響パワーレベルで,計算は,7.2による。
9. 報告事項 次の事項を報告する。
a) 特性音響パワーレベルで,7.3によって求め,四捨五入して整数に丸めた値
b) 機械の製造業者名,型式名称,製造番号,JIS D 1001に定めるエンジン正味出力 (kW),機械の概要
で,主要なアタッチメント,及び測定に用いた測定場所地表面の種類を含む。
c) 機械は定置し,変速機が中立のときの,エンジンハイアイドル回転速度

――――― [JIS A 8421-2 pdf 50] ―――――

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JIS A 8421-2:1998の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 8421-2:1998の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISA5005:2009
コンクリート用砕石及び砕砂
JISA5005:2020
コンクリート用砕石及び砕砂
JISA8303:1998
土工機械―ホイール式機械の回転半径測定方法
JISA8304:2001
土工機械―運転員の座席の振動評価試験
JISA8308:2003
土工機械―基本機種―用語
JISA8309:1993
土工機械―けん引力測定方法
JISA8311:2018
土工機械―運転員の視野―測定方法及び性能基準
JISA8421-1:1998
土工機械―ローダ―第1部:用語及び仕様項目
JISA8421-3:1998
土工機械―ローダ―第3部:バケット定格容量
JISA8421-4:1998
土工機械―ローダ―第4部:最大掘起し力及び持上げ力測定方法
JISA8421-5:1998
土工機械―ローダ―第5部:定格積載質量の計算及び検証方法
JISA8915:1995
土工機械の重心位置測定方法
JISB7505:1999
ブルドン管圧力計
JISB7507:2016
ノギス
JISB7510:1993
精密水準器
JISB7512:2018
鋼製巻尺
JISB7516:2005
金属製直尺
JISC1502:1990
普通騒音計
JISC1505:1988
精密騒音計
JISD0006:1994
建設機械用ディーゼルエンジンの仕様書様式及び性能試験方法
JISD1001:1993
自動車用エンジン出力試験方法
JISD1007:1995
建設機械及び産業車両用流体トルクコンバータ性能試験方法
JISD5301:2019
始動用鉛蓄電池
JISD8201:1994
自動車用タイヤゲージ
JISK2202:2012
自動車ガソリン
JISK2204:2007
軽油
JISZ8704:1993
温度測定方法―電気的方法
JISZ8705:1992
ガラス製温度計による温度測定方法
JISZ8731:2019
環境騒音の表示・測定方法