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A 9526 : 2015
雰囲気温度及び相対湿度は,試験結果とともに試験報告書に明記する。
c) 必要に応じ,下吹きを行う場合は試料用ボードの表面上にあらかじめ厚さ5 mm以下で下吹きする。
d) 試料用ボードの表面に1層当たり厚さ30 mm以下で積層し,吹付け硬質ウレタンフォームの総厚さが
約60 mmになるまで吹き付ける。試料には,下吹きのスキンを除く内部スキンを1層又は2層含める。
6.2.2 試料の状態調節
試料は,試験片の採取及び試験まで,試料用ボードに吹付け硬質ウレタンフォームを吹き付けたまま,
20 )%]の雰
JIS K 7100に規定する標準温度状態3級(23±5 ℃)及び標準湿度状態3級[相対湿度(50 +
−
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囲気で,16時間以上48時間以内の間状態調節する。
6.2.3 試験片の作製
試験片は,6.2.1に示す試料用ボードに吹付け作製した試料から採取する。硬質ウレタンフォーム部には,
内部スキンを1層含むものとする。ただし,試験項目によって,次のとおりとすることができる。
a) 熱伝導率及び燃焼性用試験片は,その一部において内部スキンが欠けていてもよい。
b) 圧縮強さ及び接着強さ用試験片には内部スキンを2層含んでいてもよい。
6.2.4 試験場所
試験場所は,JIS K 7100に規定する標準温度状態3級及び標準湿度状態3級に維持できる場所とする。
6.2.5 圧縮強さ
圧縮強さの測定は,JIS K 7220による。ただし,試験片の厚さは,30±1 mm又は50±1 mmとする。
試験片の数は5個とし,平均値を求め,四捨五入によって整数に丸める。
6.2.6 熱伝導率
熱伝導率は,JIS A 1412-1又はJIS A 1412-2による。ただし,平均温度23±1 ℃で測定する。試験片の
数は,1個とする。
6.2.7 接着強さ
接着強さの測定は,次による。
6.2.3に示す試料から底面が一辺50±1 mmの正方形で,硬質ウレタンフォーム部の厚みが30±1 mmと
なるように試験片を採取し,図1に示すように試験片の両面に接着剤を用いて,底面の一辺が50±1 mm
の正方形の金属ジグを取り付ける。金属ジグは,試験片に取り付けられるように,フックなどが付いたも
のを使用する。
これを10 mm/minの一定速度で引っ張り,硬質ウレタンフォーム部の破壊又は硬質ウレタンフォーム部
と試料用ボードとの離が発生するときの荷重を破壊荷重(F)として求める。
接着強さを次の式によって算出する。試験片は3個とし,平均値を求め,四捨五入によって,整数に丸
める。
F
S= 103
A
ここに, S : 接着強さ(kPa)
F : 破壊荷重(N)
A : 試験片の断面積(mm2)
――――― [JIS A 9526 pdf 6] ―――――
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A 9526 : 2015
荷重(50±1 mm×50±1 mm の断面積にかかる)
硬質ウレタンフォーム部
金属ジグ
厚み : 30±1 mm
試料用ボード
接着剤
図1−接着強さ試験
6.2.8 透湿率
透湿率の測定は,JIS A 1324又はJIS K 7225による。ただし,温度は,23±1 ℃,相対湿度勾配は,低
┰ 度側を50±2 %とする。試験片の厚さは,25±3 mmとする。
湿度側を002
試験片の数は,JIS A 1324又はJIS K 7225による。ただし,これらが適用できない場合は3個以上とし,
平均値を求め,四捨五入によって,有効数字2桁に丸める。
6.2.9 燃焼性
燃焼性の測定は,JIS A 9511の5.13.2(測定方法B)による。ただし,試験片の数は5個とし,平均値を
求め,四捨五入によって,整数に丸める。
7 検査
検査は,合理的な抜取検査方式によって行い,箇条5の規定に適合したものを合格とする。
なお,箇条5の品質における,吹付け硬質ウレタンフォームの試験(6.2)の検査は,新しく設計した場
合又は技術的生産条件を変更した場合を除き,省略することができる。
8 表示
この規格の全ての要求事項に適合した吹付け硬質ウレタンフォーム原液の容器には,次の事項を記載し
なければならない。
a) 規格番号,種類の区分,種類の記号及び製品名
b) 製造業者名又は略号
c) 正味質量
d) 製造年月又はその略号(ロット番号など)
e) その他必要事項
――――― [JIS A 9526 pdf 7] ―――――
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A 9526 : 2015
9 吹付け硬質ウレタンフォーム原液製造業者からの提供情報
吹付け硬質ウレタンフォーム原液製造業者は,次の情報を吹付け硬質ウレタンフォーム施工業者に提供
し,施工条件が適切に管理されるよう周知しなければならない。
a) 原液使用標準
b) 施工上遵守すべき事項
c) 原液の取扱い及び廃棄上の安全に関する事項
d) 施工上の安全に関する情報
e) 安全データシート(SDS)
f) 試験報告書
――――― [JIS A 9526 pdf 8] ―――――
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A 9526 : 2015
附属書A
(参考)
技術上重要な改正に関する新旧対照表
現行規格(JIS A 9526:2015) 旧規格(JIS A 9526:2013)
改正理由
箇条番号及び題名 内容 箇条番号及び題名 内容
3 用語及び定義 クロロフルオロカーボン(CFC),ハ− 規定なし。 新たに“フロン類”の項目を設け,これ
3.2 フロン類 イドロクロロフルオロカーボン を定義した。
(HCFC)及びハイドロフルオロカー フロン類の対象となる物質を具体的に明
ボン(HFC)の総称。国内では,現時 示し,現時点での日本国内の対象物質は
点でHFCだけが使用できる。 HFCであることを特定した。
4 種類 吹付け硬質ウレタンフォーム原液の 4 種類 吹付け硬質ウレタンフォーム原液の 箇条3(用語及び定義)に追加した“フロ
種類は,次の発泡剤,用途及び断熱性 ン類”の定義に伴い,“種類の区分”の名
種類は,発泡剤の種類及び用途によっ
の区分の組合せによって表1のとおり て表1のとおり区分する。 称追加と“主な用途”の記載内容の見直
とする。 しを実施した。
a) 発泡剤の区分 さらに“表1−種類”の区分の仕方の説明
A種 : フロン類を含まないもの。 を追加した。
B種 : フロン類を含むもの。 ここで発泡剤はA種(フロン類を含まな
b) 用途による区分 いもの),及びB種(フロン類を含むもの)
1 : 非耐力性で壁,屋根裏などの用 と定義し,種類名でフロン類の含有を明
途に適したもの 確にした。
2 : 耐力性で冷蔵倉庫などの用途に
適したもの
3 : 低密度非耐力性で壁などの充
断熱工法の用途に用いるもの
c) 断熱性による区分
H : 高い断熱性をもつもの
(空白) : 一般の断熱性をもつもの
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0 15
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――――― [JIS A 9526 pdf 9] ―――――
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A9
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現行規格(JIS A 9526:2015) 旧規格(JIS A 9526:2013)
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改正理由
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箇条番号及び題名 内容 箇条番号及び題名 内容
6 : 2
0
4 種類 種類の区分 : 種類の記号 : 主な用途 4 種類 種類 : 記号 : 発泡剤の種類及び用途 従来の種類と新たに加える新発泡剤HFO
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表1−種類 A種1 : NF1 : 表1−種類 A種1 : NF1 : を用いる種類とを統一的に表記するた
A種1H : NF1H : 発泡剤として二酸化炭素(CO2)を用め,用途でくくり,さらに,その中で断
壁,屋根裏などの用途に適する非耐力 熱性による区分を追加した。
い,フロン類を用いないもの。壁,屋
性吹付け硬質ウレタンフォーム原液。 根裏などの用途に適する非耐力性吹 箇条3(用語及び定義)に追加した“フロ
A種2 : NF2 : 付け硬質ウレタンフォーム原液。 ン類”の定義に伴い,表中からは発泡剤
A種2H : NF2H : A種2 : NF2 : に関する記載を削除した。
冷蔵倉庫などの用途に適する耐力性 発泡剤として二酸化炭素(CO2)を用
吹付け硬質ウレタンフォーム原液。 い,フロン類を用いないもの。冷蔵倉
庫などの用途に適する耐力性吹付け
硬質ウレタンフォーム原液。
4 種類 A種3 : NF3 : 4 種類 A種3 : NF3 : 箇条3(用語及び定義)に追加した“フロ
表1−種類 壁などの充断熱工法用途に用いる 表1−種類 発泡剤として二酸化炭素(CO2)を用ン類”の定義に伴い,表中からは発泡剤
ことができる低密度非耐力性吹付け に関する記載を削除した。
い,フロン類を用いないもの。壁など
硬質ウレタンフォーム原液。 の充断熱工法用途に用いることが
B種 : FC : できる低密度非耐力性吹付け硬質ウ
冷蔵倉庫などの用途に適する耐力性 レタンフォーム原液。
吹付け硬質ウレタンフォーム原液。 B種 : FC :
発泡剤としてフロン類を用いたもの。
住宅を除く高い断熱性が求められる
冷蔵倉庫などの用途に適する耐力性
吹付け硬質ウレタンフォーム原液。
5 品質 粘度(20 ℃)mPa・s 規格幅 5 品質 粘度(20 ℃)mPa・s 規格幅 新発泡剤による新カテゴリー2種分の項
表2−品質 A種1,A種2,A種3,B種に加え, 表2−品質 A種1,A種2,A種3,B種 目を追加した。
原液 新カテゴリーA種1H,A種2Hの枠を 原液 共通表記で801 500 なお,A種1,A種2,A種3,B種につ
追加。共通表記で801 500 いては従来値どおりとした。
順序は用途ごとでくくるため,A種1,
A種1H,A種2,A種2H,A種3,B
種の順。
――――― [JIS A 9526 pdf 10] ―――――
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JIS A 9526:2015の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 9526:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1324:1995
- 建築材料の透湿性測定方法
- JISA1412-1:2016
- 熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法―第1部:保護熱板法(GHP法)
- JISA1412-2:1999
- 熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法―第2部:熱流計法(HFM法)
- JISA9511:2017
- 発泡プラスチック保温材
- JISK7100:1999
- プラスチック―状態調節及び試験のための標準雰囲気
- JISK7117-1:1999
- プラスチック―液状,乳濁状又は分散状の樹脂―ブルックフィールド形回転粘度計による見掛け粘度の測定方法
- JISK7117-2:1999
- プラスチック―液状,乳濁状又は分散状の樹脂―回転粘度計による定せん断速度での粘度の測定方法
- JISK7220:2006
- 硬質発泡プラスチック―圧縮特性の求め方
- JISK7225:2018
- 硬質発泡プラスチック―水蒸気透過性の求め方