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JIS A 9526:2015 規格概要
この規格 A9526は、主として建築現場での断熱施工及び工場で生産する断熱製品に用いる,吹付け硬質ウレタンフォーム原液について規定。
JISA9526 規格全文情報
- 規格番号
- JIS A9526
- 規格名称
- 建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム
- 規格名称英語訳
- Spray-applied rigid polyurethane foam for thermal insulation
- 制定年月日
- 1989年11月1日
- 最新改正日
- 2017年12月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 91.100.60, 91.120.10
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 建築 I-1(材料・設備) 2021, 建築 I-2(材料・設備) 2021, 建築 II-1(試験) 2021, 建築 II-2(試験) 2021, プラスチック II(材料) 2021
- 改訂:履歴
- 1989-11-01 制定日, 1994-02-01 改正日, 1999-02-20 確認日, 2006-07-20 改正日, 2010-10-20 改正日, 2013-05-20 改正日, 2015-12-21 改正日, 2017-12-20 改正
- ページ
- JIS A 9526:2015 PDF [14]
A 9526 : 2015
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[1]
- 4 種類・・・・[2]
- 5 品質・・・・[3]
- 6 試験・・・・[3]
- 6.1 吹付け硬質ウレタンフォーム原液の試験・・・・[3]
- 6.2 吹付け硬質ウレタンフォームの試験・・・・[3]
- 7 検査・・・・[5]
- 8 表示・・・・[5]
- 9 吹付け硬質ウレタンフォーム原液製造業者からの提供情報・・・・[6]
- 附属書A(参考)技術上重要な改正に関する新旧対照表・・・・[7]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS A 9526 pdf 1] ―――――
A 9526 : 2015
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,ウレタンフォーム
工業会(JUFA),日本プラスチック工業連盟(JPIF)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標
準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業
大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これによって,JIS A 9526:2013は改正され,この規格に置き換えら
れた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS A 9526 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
A 9526 : 2015
建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム
Spray-applied rigid polyurethane foam for thermal insulation
序文
この規格は,1989年に制定され,その後5回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は2013年に
行われたが,今回はオゾン破壊係数(ODP)が0,かつ,地球温暖化係数(GWP)が50未満である発泡剤
ハイドロフルオロオレフィン(HFO)1)を使用した処方技術が開発されたことを受けて改正した。この発
泡剤ハイドロフルオロオレフィン(HFO)は,フロン類には該当しない。また,技術上重要な改正に関す
る新旧対照表を,附属書Aに示す。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。
注1) ハイドロフルオロオレフィン(HFO)とは,HFO-1233zd,HFO-1336mzzなどをいう。
1 適用範囲
この規格は,主として建築現場での断熱施工及び工場で生産する断熱製品に用いる,吹付け硬質ウレタ
ンフォーム原液について規定する。この規格は,実際の施工を想定した一定条件の下で吹付け施工したと
きに得られる吹付け硬質ウレタンフォームの品質を特定することによって,原液の品質を規定する。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 1324 建築材料の透湿性測定方法
JIS A 1412-1 熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法−第1部 : 保護熱板法(GHP法)
JIS A 1412-2 熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法−第2部 : 熱流計法(HFM法)
JIS A 9511 発泡プラスチック保温材
JIS K 7100 プラスチック−状態調節及び試験のための標準雰囲気
JIS K 7117-1 プラスチック−液状,乳濁状又は分散状の樹脂−ブルックフィールド形回転粘度計によ
る見掛け粘度の測定方法
JIS K 7117-2 プラスチック−液状,乳濁状又は分散状の樹脂−回転粘度計による定せん断速度での粘
度の測定方法
JIS K 7220 硬質発泡プラスチック−圧縮特性の求め方
JIS K 7225 硬質発泡プラスチック−水蒸気透過性の求め方
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
――――― [JIS A 9526 pdf 3] ―――――
2
A 9526 : 2015
3.1
吹付け硬質ウレタンフォーム
ポリイソシアネート成分及びポリオール成分を主成分として,吹付け発泡した硬質発泡プラスチック。
注記 吹付け硬質ウレタンフォームは,ポリイソシアネート成分及びポリオール成分を吹付け発泡さ
せるとき,液化二酸化炭素などの補助発泡剤を用いることがある。
3.2
フロン類
クロロフルオロカーボン(CFC),ハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)及びハイドロフルオロカ
ーボン(HFC)の総称。国内では,現時点でHFCだけが使用できる。
3.3
吹付け硬質ウレタンフォーム原液
ポリイソシアネート成分とポリオール成分との一対からなる原液。
ポリイソシアネート成分は,ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートなどからなる。また,ポリ
オール成分は,ポリオール,発泡剤,難燃剤,整泡剤,触媒,着色剤などからなる。
注記 吹付け硬質ウレタンフォーム原液の原料には,ホルムアルデヒドを用いていない。
3.4
吹付け硬質ウレタンフォーム原液製造業者
ポリイソシアネート成分及びポリオール成分を製造する者。
3.5
吹付け硬質ウレタンフォーム施工業者
吹付け硬質ウレタンフォーム原液を使用して吹付け発泡施工を行う者,又は吹付け硬質ウレタンフォー
ムを製造する者。
3.6
原液使用標準
吹付け硬質ウレタンフォーム原液の温度及び圧力,積層時の吹付け時間間隔などの吹付け条件を含む作
業標準,及び使用上の注意事項などの施工管理上に必要な要件を示したもの。原液使用標準は,吹付け硬
質ウレタンフォーム原液製造業者が吹付け硬質ウレタンフォーム原液製品について個々に定める。
4 種類
吹付け硬質ウレタンフォーム原液の種類は,次の発泡剤,用途及び断熱性の区分の組合せによって表1
のとおりとする。
a) 発泡剤の区分
A種 : フロン類を含まないもの。
B種 : フロン類を含むもの。
b) 用途による区分
1 : 非耐力性で壁,屋根裏などの用途に適したもの
2 : 耐力性で冷蔵倉庫などの用途に適したもの
3 : 低密度非耐力性で壁などの充断熱工法の用途に用いるもの
c) 断熱性による区分
H : 高い断熱性をもつもの
――――― [JIS A 9526 pdf 4] ―――――
3
A 9526 : 2015
(空白) : 一般の断熱性をもつもの
表1−種類
種類の区分 種類の記号 主な用途
A種1 NF1 壁,屋根裏などの用途に適する非耐力性吹付け硬質ウレタンフォーム原液。
A種1H NF1H
A種2 NF2 冷蔵倉庫などの用途に適する耐力性吹付け硬質ウレタンフォーム原液。
A種2H NF2H
A種3 NF3 壁などの充断熱工法a) 用途に用いることができる低密度非耐力性吹付け硬質ウ
レタンフォーム原液。
B種 FC 冷蔵倉庫などの用途に適する耐力性吹付け硬質ウレタンフォーム原液。
注a) 充断熱工法とは,軸組みの間及び構造空間に断熱材を充する断熱工法をいう。
5 品質
吹付け硬質ウレタンフォーム原液の品質は,原液単体及びこれを用いて作製した吹付け硬質ウレタンフ
ォームについて,箇条6によって試験をしたとき,表2に示す品質に適合しなければならない。
表2−品質
品質 種類 試験方法
A種1 A種1H A種2 A種2H A種3 B種
原液 粘度(20 ℃) mPa・s 801 500 6.1
吹付け 圧縮強さ kPa 80 80 170 170 − 170 6.2.5
硬質ウ 以上 以上 以上a) 以上a) 以上a)
レタン 熱伝導率 W/(m・K) 0.034 0.026 0.034 0.026 0.040 0.026 6.2.6
フォー 以下 以下 以下 以下 以下 以下
ム 接着強さ kPa 80 80 100 100 − 100 6.2.7
以上 以上 以上 以上 以上
透湿率 ng/(m・s・Pa) 9.0 9.0 4.5 4.5 − 4.5 6.2.8
以下 以下 以下 以下 以下
燃焼性 燃焼時間が120秒以内で,かつ,燃焼長さが60 mm以下 6.2.9
注a) 定温倉庫,農畜舎などの高い耐力性が求められない用途の場合は,受渡当事者間協議によって,150 kPa以上
としてもよい。ただし,その旨を明示する。
6 試験
6.1 吹付け硬質ウレタンフォーム原液の試験
吹付け硬質ウレタンフォーム原液であるポリイソシアネート成分及びポリオール成分の粘度の測定は,
JIS K 7117-1又はJIS K 7117-2による。
なお,JIS K 7117-1の附属書1(SB形粘度計による粘度の測定方法)によってもよい。
いずれの方法も測定温度は20 ℃とする。
6.2 吹付け硬質ウレタンフォームの試験
6.2.1 試料の作製
試料の作製は,次による。
a) 試料は,大きさ0.9 m×0.9 m以上の合板などの試料用ボードに吹き付けたものとする。
b) 吹付け条件は,吹付け硬質ウレタンフォーム原液製造業者が定める原液使用標準に従う。吹付け時の
――――― [JIS A 9526 pdf 5] ―――――
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JIS A 9526:2015の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 9526:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA1324:1995
- 建築材料の透湿性測定方法
- JISA1412-1:2016
- 熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法―第1部:保護熱板法(GHP法)
- JISA1412-2:1999
- 熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法―第2部:熱流計法(HFM法)
- JISA9511:2017
- 発泡プラスチック保温材
- JISK7100:1999
- プラスチック―状態調節及び試験のための標準雰囲気
- JISK7117-1:1999
- プラスチック―液状,乳濁状又は分散状の樹脂―ブルックフィールド形回転粘度計による見掛け粘度の測定方法
- JISK7117-2:1999
- プラスチック―液状,乳濁状又は分散状の樹脂―回転粘度計による定せん断速度での粘度の測定方法
- JISK7220:2006
- 硬質発泡プラスチック―圧縮特性の求め方
- JISK7225:2018
- 硬質発泡プラスチック―水蒸気透過性の求め方