JIS B 0251:2008 メートルねじ用限界ゲージ | ページ 4

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B 0251 : 2008
図4−めねじの内径用プレーンプラグゲージに対する公差域(図解)

10 ゲージのねじ山形

10.1 完全なフランクをもつ山形及びその適用(図5及び図6参照)

  完全なフランクをもつ山形を適用するゲージとその形状は,表4による。
表4−完全なフランクをもつ山形及びその適用
適用するゲージ 形状
固定式通り側ねじリングゲージ用通り側点検プラグ 図5 a) による。
固定式止り側ねじリングゲージ用通り側点検プラグ
通り側ねじプラグゲージ
調整式通り側ねじリングゲージ用調整プラグ(一部分)
調整式止り側ねじリングゲージ用調整プラグ(一部分)
調整式通り側ねじ挟みゲージ用調整プラグ
固定式止り側ねじリングゲージ用止り側点検プラグ
止り側ねじ挟みゲージ用調整プラグ
固定式又は調整式止り側ねじリングゲージ用摩耗点検プラグ
固定式又は調整式通り側ねじリングゲージ 図6 b) による。
通り側ねじ挟みゲージのアンビル
注a) 図5に従う完全なフランクをもつ山形は,最大b2の逃げ(表5参照)又は
フランクの直線部分に接線で接する最大r2の半径(表5参照)をもつよう
に作る。逃げの形状は,規定しない。
b) 図6に従う完全なフランクをもつ山形は,最大b1の逃げ(表5参照)又は
フランクの直線部分に接線で接する最大r1の半径(表5参照)をもつよう
に作る。逃げの形状は,規定しない。

――――― [JIS B 0251 pdf 16] ―――――

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B 0251 : 2008
図5−完全なフランクをもつ山形(おねじ)
図6−完全なフランクをもつ山形(めねじ)

――――― [JIS B 0251 pdf 17] ―――――

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B 0251 : 2008
表5−完全なフランクをもつ山形に対する諸数値(図5及び図6参照)
単位 mm
ピッチ b1max=8P H b2max=4P r2max=0.144P=6H H
r1max=0.072P=12
P 24
0.2 最大r1の半径をもつ。 0.014 最大r2の半径をもつ。 0.029 0.007
0.25 0.018 0.036 0.009
0.3 0.022 0.043 0.011
0.35 0.025 0.05 0.012
0.4 0.029 0.058 0.014
0.45 0.032 0.065 0.016
0.5 0.036 0.072 0.018
0.6 0.043 0.15 0.086 0.022
0.7 0.050 0.17 0.1 0.025
0.75 0.054 0.19 0.11 0.027
0.8 0.058 0.2 0.11 0.029
1 0.072 0.25 0.14 0.036
1.25 0.15 0.090 0.31 0.18 0.045
1.5 0.19 0.108 0.37 0.21 0.054
1.75 0.22 0.126 0.44 0.25 0.063
2 0.25 0.144 0.5 0.29 0.072
2.5 0.32 0.180 0.61 0.36 0.090
3 0.4 0.217 0.75 0.43 0.108
3.5 0.48 0.253 0.88 0.5 0.126
4 0.5 0.288 1 0.58 0.144
4.5 0.55 0.325 1.1 0.65 0.162
5 0.6 0.361 1.25 0.72 0.180
5.5 0.7 0.397 1.4 0.79 0.198
6 0.8 0.433 1.5 0.86 0.217
8 1 0.576 2 1.152 0.289

10.2 切り取ったフランクをもつ山形及びその適用(図7及び図8参照)

  切り取ったフランクをもつ山形を適用するゲージとその形状は,表6による。
表6−切り取ったフランクをもつ山形及びその適用
適用するゲージ 形状
固定式通り側ねじリングゲージ用止り側点検プラグ 図7 a)による。
調整式通り側ねじリングゲージ用調整プラグ(一部分)
調整式止り側ねじリングゲージ用調整プラグ(一部分)
固定式又は調整式通り側ねじリングゲージ用摩耗点検プラグ
止り側ねじプラグゲージ
固定式又は調整式止り側ねじリングゲージ 図8 b)による。
止り側ねじ挟みゲージのアンビル
注a) 図7に従う切り取ったフランクをもつ山形は,P=1 mm以下のねじに対しては,フランクの
直線部分に接線で接する最大r2(表5参照)の半径を,また,P=1.25 mm以上のねじに対
しては,b3(表7参照)の逃げを作るものとする。逃げの形状は,規定しない(図7参照)。
製作の便宜から,調整プラグの切り取ったフランクをもつ部分に対する逃げの形状及び寸
法は,完全なフランクをもつその部分と同じにすることができる。
b) 図8に従う切り取ったフランクをもつ山形は,P=1 mm以下のねじに対しては,フランクの
直線部分に接線で接する最大r1(表5参照)の半径を,また,P=1.25 mm以上のねじに対
しては,b3(表7参照)の逃げを作るものとする。逃げの形状は,規定しない(図8参照)。

――――― [JIS B 0251 pdf 18] ―――――

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B 0251 : 2008
図7−切り取ったフランクをもつ山形(おねじ)
図8−切り取ったフランクをもつ山形(めねじ)

10.3 切り取ったフランクをもつ山形に対する逃げの偏り量

  逃げの中心は,山形の中心に対してb3の許容差(表7参照)に等しいS量(図9参照)まで偏りがあっ
てもよい。
測定した偏りXがSより小さいときには,b3の許容差は2 (S−X) だけ増やすことができる。
図9−切り取ったフランクをもつ山形に対する逃げの偏り量

――――― [JIS B 0251 pdf 19] ―――――

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B 0251 : 2008
表7−切り取ったフランクをもつ山形に対する諸数値(図7,図8及び図9参照)
単位 mm
ピッチ F1=0.1P F2 b3
P 0.2P 0.15P 0.1P 基準寸法 許容差
0.2 0.02 − − − それぞれ最大r1及びr2
0.25 0.025 の半径又は逃げをも
0.3 0.03 つa)。
0.35 0.035
0.4 0.04
0.45 0.045
0.5 0.05
0.6 0.06
0.7 0.07
0.75 0.075
0.8 0.08
1 0.1
1.25 0.125 0.25 − − 0.3 ±0.04
1.5 0.15 0.3 − − 0.4 ±0.04
1.75 0.175 0.35 − − 0.45 ±0.05
2 0.2 0.4 − 0.5 ±0.05
2.5 0.25 − 0.375 − 0.8 ±0.05
3 0.3 − 0.45 − 1 ±0.08
3.5 0.35 − 0.525 − 1.1 ±0.08
4 0.4 − 0.6 − 1.3 ±0.1
4.5 0.45 − − 0.45 1.7 ±0.1
5 0.5 − − 0.5 1.9 ±0.1
5.5 0.55 − − 0.55 2.1 ±0.1
6 0.6 − − 0.6 2.3 ±0.1
8 0.8 − − 0.8 3.1 ±0.1
注a) 逃げの形状は,規定しない。

11 ねじゲージの一般性質

  すべてのゲージは,できる限りテーラーの原理に適合するように設計しなければならない。これは,工
作物ねじを検査するゲージに限らず,これらのゲージを検査又は調整するためのゲージにも適用する。例
外は,それらに対して正当な理由があるものだけに限る。
注記 テーラーの原理とは,工作物の最大実体寸法はその工作物の最大実体寸法に正しく作られた通
り側ゲージによって検査されなければならない。一方,工作物の最小実体寸法はその工作物の
最小実体寸法と同じに作られ,工作物の別々の各要素を個々に検査するように設計された止り
側ゲージによって検査されなければならないという原理である。

11.1 工作物おねじ用ゲージ

11.1.1 固定式又は調整式通り側ねじリングゲージ
通り側ねじリングゲージを使用する場合,ゲージのねじ長さは,工作物ねじのはめあい長さ(ナットの
ねじ部長さ)の少なくとも80 %とする。
11.1.2 調整式通り側ねじリングゲージ用調整プラグ
調整式通り側ねじリングゲージ用として,通り側ねじリングゲージの2倍の長さをもつ調整プラグが必

――――― [JIS B 0251 pdf 20] ―――――

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JIS B 0251:2008の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 1502:1996(MOD)

JIS B 0251:2008の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 0251:2008の関連規格と引用規格一覧