JIS B 0251:2008 メートルねじ用限界ゲージ | ページ 5

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要である。
この調整プラグの長さの半分は,完全なフランクをもつねじ山形をもち,他の半分は切り取ったフラン
クの山形をもっている。
11.1.3 通り側ねじ挟みゲージ
細目ピッチ(約0.5 mmまで)に対する通り側ねじ挟みゲージのアンビルについては,交互にねじ山形
を除去してもよい。
11.1.4 通り側ねじ挟みゲージ用調整プラグ
通り側ねじ挟みゲージ用調整プラグのねじ長さは,通り側ねじ挟みゲージのアンビルの長さに相当する。
11.1.5 止り側ねじ挟みゲージ
止り側ねじ挟みゲージの各アンビルは,フランク二つ以上で工作物ねじと接触しないように設計しなけ
ればならない(図10参照)。細目ピッチのゲージでは,これらのフランクは3ピッチ以上離れていてはな
らない。ゲージが図10 b)に対応する場合は,ゲージを1ピッチずつ移動させて検査しなければならない。
図10−止り側ねじ挟みゲージ
11.1.6 止り側ねじ挟みゲージ用調整プラグ
この調整プラグは,少なくともねじの3回転分の完全ねじ山をもたなければならない。三針法で測定す
るためには,3山が必要である。
11.1.7 固定式又は調整式止り側ねじリングゲージ
このゲージは,少なくともねじの3回転分のねじ長さをもたなければならない。
11.1.8 調整式止り側ねじリングゲージ用調整プラグ
この調整プラグは,少なくともねじの6回転分の完全ねじ山をもたなければならない。

11.2 工作物めねじ用ゲージ

11.2.1 通り側ねじプラグゲージ
通り側ねじプラグゲージを使用する場合,ゲージのねじ長さは,工作物ねじのはめあい長さ(ナットの
ねじ部長さ)の少なくとも80 %とする。
11.2.2 止り側ねじプラグゲージ
止り側ねじプラグゲージは,少なくともねじの3回転分のねじ長さをもたなければならない。

11.3 不完全ねじ山のねじ山払い及び面取り

  不完全ねじ山は,たとえそれらが面取りされていても,なおきずつけるに十分な鋭さをもっている。そ
のため,検査に支障が生じないように,不完全ねじ山を除去するか(図11参照),又はそれが不可能なら

――――― [JIS B 0251 pdf 21] ―――――

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ば30°の面取りを施す(図12参照)。
図11−ねじ山払い 図12−ねじ山の面取り
12 ゲージの公差及び許容摩耗(表813参照)
ゲージの公差及び許容摩耗は,表813による。
注記 ISO 1502は,同じ寸法のねじに対して通り側ゲージの数を制限するために,公差グレード6及
びそれより粗い部品公差をもつねじに対しては表8の数値を公差グレード6とし,公差グレー
ド6よりも精密な部品公差をもつねじに対しては表8の数値を各公差位置についてJIS B
0209-1 (ISO 965-1)に推奨する最も低い公差グレードに従って選ぶことを推奨している。
表8−ゲージの有効径に対する公差(TR,TPL及びTCP),m,ZR及びZPLの値(図1及び図2参照)
単位
Td2又はTD2 TR TPL TCP m ZR a) ZPL
を超え 以下
− 50 8 6 6 10 −4 0
50 80 10 7 7 12 −2 2
80 125 14 9 8 15 2 6
125 200 18 11 9 18 8 12
200 315 23 14 12 22 12 16
315 500 30 18 15 27 20 24
500 670 38 22 18 33 28 32
注a) Rに対する値は,符号を考慮して表14に代入する。すなわち,表14に示された公式に負の
値を使用すれば,結果として正の値となる。ZRの負の値は,ZRが公差Td2の外側に位置する
ことを意味している。
表9−ゲージの有効径の許容摩耗(図1及び図2参照)
単位
Td2又はTD2 WGO WNG
を超え 以下 通り側ねじ 通り側ねじ 止り側ねじ 止り側ねじ
リングゲージ プラグゲージリングゲージ プラグゲージ
− 50 10 8 7 6
50 80 12 9.5 9 7.5
80 125 16 12.5 12 9.5
125 200 21 17.5 15 11.5
200 315 25.5 21 19.5 15
315 500 33 27 25 19
500 670 41 33 31 23

――――― [JIS B 0251 pdf 22] ―――――

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表10−ねじ山の半角の許容差
単位 分
ピッチ ピッチ
Tα1 Tα2 Tα1 Tα2
P P
(mm) 2 2 (mm) 2 2
0.2 ±60 ±60 2 ±10 ±14
0.25 ±48 ±48 2.5 ±10 ±14
0.3 ±40 ±40 3 ±9 ±13
0.35 ±35 ±35 3.5 ±9 ±12
0.4 ±31 ±31 4 ±8 ±11
0.45 ±26 ±26 4.5 ±8 ±11
0.5 ±25 ±25 5 ±8 ±11
0.6 ±21 ±21 5.5 ±8 ±10
0.7 ±18 ±18 6 ±8 ±10
0.75 ±17 ±17 8 ±8 ±10
0.8 ±16 ±16
1 ±15 ±16
1.25 ±13 ±16
1.5 ±12 ±16
1.75 ±11 ±16
表11−ピッチの最大許容偏差
ゲージのねじ長さ TP a)
mm
を超え 以下
− 32 5
32 50 6
50 80 7
注a) Pは,ねじ全長についての累積ピッチ誤差及び単一ピッチ誤差に適用す
る。2倍の長さの調整プラグのTPを決めるときに用いるねじ長さは,調整
プラグの全長の21とし,表の数値は,調整プラグの全長の21を超えない間
隔の任意の二つのねじ山間の最大許容誤差である。
表12−おねじの外径用プレーンゲージ及びプレーン挟みゲージ用基準円盤の
公差並びにZ2の値(図3参照)
単位
おねじの外径公差 Td H2 HP
Z2
を超え 以下 2 2
− 85 4 1 8
85 140 5 1.5 20
140 335 8 2 38
335 850 15 3 54
850 950 21 4 60

――――― [JIS B 0251 pdf 23] ―――――

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表13−めねじの内径用プレーンゲージの公差及びZ1の値(図4参照)
単位
めねじの内径公差 TD1 H1
Z1
を超え 以下 2
− 100 4 9
100 180 5 22
180 375 8 38
375 710 13 52
710 1 250 23 65
13 ゲージの寸法及び許容差を求めるための計算式

13.1 工作物おねじ用ねじゲージ並びに点検プラグ及び調整プラグ

  工作物おねじ用ねじゲージ並びに点検プラグ及び調整プラグは,表14を参照。

13.2 工作物おねじの外径用プレーンゲージ

  工作物おねじの外径用プレーンゲージは,表15を参照。

13.3 工作物めねじ用ねじゲージ

  工作物めねじ用ねじゲージは,表16を参照。

13.4 工作物めねじの内径用プレーンゲージ

  工作物めねじの内径用プレーンゲージは,表17を参照。

――――― [JIS B 0251 pdf 24] ―――――

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B0
2
表14−工作物おねじ用ねじゲージ並びに点検プラグ及び調整プラグの計算式
2
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ゲージの種類 適用する 外径,谷の径又は逃げの直径 有効径 内径,谷の径又は逃げの直径
1 : 2
ねじ山形
0
の図番 理論寸法 許容差 理論寸法 許容差 理論寸法 許容差
08
a)
1 固定式通り側ねじリ 6 H TR D1 es TR
最小寸法 = des 12TPL d2 es ZR
ングゲージ 2 2
逃げb1又は最大r1の半径をもつ。
b)
2 固定式通り側ねじリ 5 d es TPL d2 es ZR m TCP H
最大寸法 = D1es ZR m
ングゲージ用通り側 2 6
点検プラグ 逃げb2又は最大r2の半径をもつ。
3 固定式通り側ねじリ 7 TR TPL TR TCP TR H
d2 es ZR 2F1 d2 es ZR 最大寸法 = D1es
ングゲージ用止り側 2 2 2 2 2 6
点検プラグ 逃げb3又は最大r2の半径をもつ。
c) c)
4 調整式通り側ねじリ 6 H D1 es TR
最小寸法 =d es 12TPL
ングゲージ 2
逃げb1又は最大r1の半径をもつ。
b)
5a 調整式通り側ねじリ 5 d es TPL TCP TCP TR H
d2 es ZR 最大寸法 = D1es
ングゲージ用調整プ 2 2 2 6
5b 7 TCP TPL
ラグ d2 es ZR 2F1 逃げb2又は最大r2の半径をもつ。
2 2
6 固定式又は調整式通 7 d2 es ZR WGO 2F1 TPL d2 es ZR WGO TCP TR H
最大寸法 = D1es
り側ねじリングゲー 2 2 2 6
ジ用摩耗点検プラグ 逃げb3又は最大r2の半径をもつ。
d) d) d) d) d) d)
7 通り側ねじ挟みゲー 6

b)
8 通り側ねじ挟みゲー 5 d es TPL d2 es ZR m TCP H
最大寸法=D1 es ZR m
ジ用調整プラグ 2 6
逃げb2又は最大r2の半径をもつ。
e) e) e) e) e) e)
9 止り側ねじ挟みゲー 8

b) TR TCP
10 止り側ねじ挟みゲー 5 d es dT
TPL TCP 最大寸法=
2 d2 es Td 2
ジ用調整プラグ 2 2 2 TR TCP H
D1 es Td2 m
2 2 6
逃げb2又は最大r2の半径をもつ

――――― [JIS B 0251 pdf 25] ―――――

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JIS B 0251:2008の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 1502:1996(MOD)

JIS B 0251:2008の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 0251:2008の関連規格と引用規格一覧