19
B 1189 : 2014
JA.10.2 ねじ検査
ねじ検査は,JIS B 1071の測定方法又はこれに代わる方法によって行い,JA.5に適合しなければならな
い。
なお,電気めっきを施したねじに対する通りねじリングゲージは,4h用のものを用いる。
JA.10.3 機械的性質検査
機械的性質検査は,その強度区分に応じて表JA.11によって行い,JA.6に適合しなければならない。
表JA.11−検査する機械的性質及びその試験方法
強度区分 試験方法
JIS B 1051による。
4.8,6.8,8.8,9.8,10.9
受渡し時における機械的性質の検査は,受渡当事者間の協定によって試験成績表を確認す
るなどの方法によって試験の一部を省略することができる。
JA.10.4 表面状態検査
表面状態の検査は,目視によって行い,JA.8に適合しなければならない。ただし,表面粗さは,適切な
測定方法によって行う。
JA.10.5 受渡検査
受渡検査は,特に指定がない限り,JIS B 1091による。
JA.11 製品の呼び方
ボルトの呼び方は,規格番号又は規格の名称,種類,ねじの呼び×呼び長さ(l),機械的性質の強度区
分の記号及び指定事項1) による。
注1) 指定事項としては,表面処理の種類,ねじ部長さ(b),ねじ先の形状などを必要に応じて示す。
ただし,ねじ部長さを指定した場合は,lの後に括弧を付けてその値を示す。
例 JIS B 1189 附属書JA 1種 M8×30 −8.8
フランジ付き六角ボルト 2種 M10×1.25×60 (40) −4.8 A2K 2)
= = = = = =
(b) (強度区分記号) (指定事項)
(規格番号又は規格の名称) (種類) (ねじの呼び×l)
注2) 2Kは,JIS B 1044の附属書E(ねじ部品の電気めっきのための呼び方のコード,システムA)
の記号による。
JA.12 表示
JA.12.1 製品の表示
この規格に適合した製品の表示は,JIS B 1051による。
JA.12.2 包装の表示
この規格に適合した製品の包装には,外面に次の事項を表示する。
a) 規格の名称
b) 種類
c) ねじの呼び×呼び長さ(l)
d) 強度区分の記号
――――― [JIS B 1189 pdf 21] ―――――
20
B 1189 : 2014
e) 指定事項(ねじ部長さを指定した場合は,lの後に括弧を付けて示す。)
f) 数量
g) 製造業者名又はその略号
参考文献 JIS B 1010 締結用部品の呼び方
――――― [JIS B 1189 pdf 22] ―――――
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B 1189 : 2014
附属書JB
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS B 1189:2014 フランジ付き六角ボルト ISO 15071:2011,Hexagon bolts with flange−Small series−Product grade A
ISO 15072:2012,Hexagon bolts with flange with metric fine pitch thread−Small
series−Product grade A
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
国際規格 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
番号
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 の評価
1 適用範 フランジ付き六角 ISO 1 ねじの呼びM5M16,部 変更 JISは,フランジ付き六角ボルJISは,ISO規格の2規格を1規
囲 ボルトについて規 15071 品等級Aの小形系列フラ トについての規定としている 格にまとめているため,具体的に
定 ンジ付き六角ボルトにつ が,ISO規格は,1規格ごとに 規定できない。
いて規定 適用するフランジ付き六角ボ 今後,整合化改正の際の検討事項
ISO 1 ねじの呼び径816 mm, とする。
ルトを具体的に規定している。
15072 部品等級Aのメートル細
目ねじの小形系列フラン
ジ付き六角ボルトについ
て規定
2 引用規 ISO 2 追加 ISO規格ではISO 888を参考文 将来的に附属書JA(規定)は廃
格 15071 止する。
献としているが,適用範囲にお
ISO いて引用されているので,JIS
15072 では引用規格とした。
附属書JA(規定)の引用規格
を追加。
3 種類 フランジ付き六角 − 1規格ごとに種類を規定 変更 JISは,ISO規格の2規格で規 JISは,ISO規格の2規格を1規
ボルト−並目ねじ 定する2種類を1規格にまとめ 格にまとめたために生じた差異
B1
フランジ付き六角 た。 であるので,今後,整合化改正の
18
ボルト−細目ねじ 際の検討事項とする。
9 : 2
0 14
4
――――― [JIS B 1189 pdf 23] ―――――
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B 1189 : 2014
B1
4
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条(V) JISと国際規格との技術的差
1
国際規格 ごとの評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
89
番号
: 2
箇条番号 内容 箇条番号 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
0
及び題名 の評価
14
4 形状・寸形状・寸法,製品仕 3,4,5 それぞれのISO規格で規 変更 JISは,ISO規格の2規格で規 技術的な差異はない。
法,製品仕様及び製品の呼び 定 定する2種類を1規格にまとめ
様及び製 方をまとめて表2で た。
品の呼び 規定
方
5 表示 − − 追加 製品の表示及び包装の表示を 適合性評価のため必要。ISO規格
追加。 見直し時に提案を検討。
附属書A フランジ付き六角 附属書A JISに同じ 一致 −
(規定) 頭部に対するゲー
ジ検査
附属書JA ISO 15071及びISO − − 追加 ISO 15071及びISO 15072によ 将来的に附属書JA(規定)は廃
(規定) 15072によらないフ らないフランジ付き六角ボル 止する。
ランジ付き六角ボ トが国内でまだ流通している
ルト ことから,JISでは残すことと
した。
JISと国際規格との対応の程度の全体評価 : (ISO 15071:2011,ISO 15072:2012,MOD)
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味は,次による。
− 一致·················· 技術的差異がない。
− 追加·················· 国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更·················· 国際規格の規定内容を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価欄の記号の意味は,次による。
− MOD··············· 国際規格を修正している。
JIS B 1189:2014の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 15071:2011(MOD)
- ISO 15072:2012(MOD)
JIS B 1189:2014の国際規格 ICS 分類一覧
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.060 : 締結用部品 > 21.060.10 : ボルト,ねじ,びょう
JIS B 1189:2014の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0101:2013
- ねじ用語
- JISB0143:2013
- 締結用部品―ねじ部品の寸法の記号及び意味
- JISB0205-2:2001
- 一般用メートルねじ―第2部:全体系
- JISB0209-2:2001
- 一般用メートルねじ―公差―第2部:一般用おねじ及びめねじの許容限界寸法―中(はめあい区分)
- JISB0601:2013
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―用語,定義及び表面性状パラメータ
- JISB1003:2014
- 締結用部品―メートルねじをもつおねじ部品のねじ先
- JISB1009:2014
- 締結用部品―おねじ部品―呼び長さ及びねじ部長さ
- JISB1021:2003
- 締結用部品の公差―第1部:ボルト,ねじ,植込みボルト及びナット―部品等級A,B及びC
- JISB1041:1993
- 締結用部品―表面欠陥 第1部 一般要求のボルト,ねじ及び植込みボルト
- JISB1043:1993
- 締結用部品―表面欠陥 第3部 特殊要求のボルト,ねじ及び植込みボルト
- JISB1044:2001
- 締結用部品―電気めっき
- JISB1046:2020
- 締結用部品―非電解処理による亜鉛フレーク皮膜システム
- JISB1047:2006
- 耐食ステンレス鋼製締結用部品の不動態化
- JISB1051:2014
- 炭素鋼及び合金鋼製締結用部品の機械的性質―強度区分を規定したボルト,小ねじ及び植込みボルト―並目ねじ及び細目ねじ
- JISB1054-1:2013
- 耐食ステンレス鋼製締結用部品の機械的性質―第1部:ボルト,小ねじ及び植込みボルト
- JISB1071:2010
- 締結用部品―精度測定方法
- JISB1091:2003
- 締結用部品―受入検査
- JISB1099:2012
- 締結用部品―ボルト,小ねじ,植込みボルト及びナットに対する一般要求事項