JIS B 2321:1995 配管用アルミニウム及びアルミニウム合金製突合せ溶接式管継手

JIS B 2321:1995 規格概要

この規格 B2321は、アルミニウム及びアルミニウム合金管の配管に突合せ溶接によって取り付けるアルミニウム及びアルミニウム合金製の継目なし及び長手継目をもつ管継手について規定。

JISB2321 規格全文情報

規格番号
JIS B2321 
規格名称
配管用アルミニウム及びアルミニウム合金製突合せ溶接式管継手
規格名称英語訳
Aluminium and aluminium alloy butt-welding pipe fittings
制定年月日
1982年10月15日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

23.040.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
配管 II(製品) 2021
改訂:履歴
1982-10-15 制定日, 1987-10-01 確認日, 1989-01-01 改正日, 1995-02-01 改正日, 2001-09-20 確認日, 2005-07-20 確認日, 2009-02-20 改正日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS B 2321:1995 PDF [28]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 2321-1995

配管用アルミニウム及びアルミニウム合金製突合せ溶接式管継手

Aluminium and aluminium alloy butt-welding pipe fittings

1. 適用範囲 この規格は,アルミニウム及びアルミニウム合金管(1)の配管に突合せ溶接によって取り付
けるアルミニウム及びアルミニウム合金製の継目なし及び長手継目をもつ管継手(以下,管継手という。)
について規定する。
注(1) IS H 4080
JIS H 4090
備考1. この規格の引用規格を,付表10に示す。
2. この規格の中で{}を付けて示してある単位,数値及び計算式は,従来単位によるもので
あって,参考として併記したものである。
2. 用語の定義 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 0151による。
3. 種類 管継手の種類は,耐圧性,形状,用途,製造方法,材料,スタブエンドの呼び圧力などによっ
て,次のように区分する。
(1) 管継手は,耐圧性によって一般配管用管継手と圧力配管用管継手とに分ける。
(a) 一般配管用管継手 : スタブエンド及び比較的低い内圧で使用する管継手。
(b) 圧力配管用管継手 : 一般配管用管継手以外の管継手
(2) 形状による種類及びその記号は,表1による。
表1 形状による種類及びその記号
形状による種類 記号
大分類 小分類
45°エルボ ロング 45E (L)
90°エルボ ロング 90E (L)
ショート 90E (S)
レジューサ 同心 1形 R (C) 1
2形 R (C) 2
偏心 1形 R (E) 1
2形 R (E) 2
T 同径 T (S)
径違い T (R)
キャップ − C
スタブエンド − SE

――――― [JIS B 2321 pdf 1] ―――――

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B 2321-1995
(3) 用途,製造方法及び材料による種類並びにその記号は,表2による。
表2 用途,製造方法及び材料による種類並びにその記号
管継手に使用する 材料の種類による記号
材料の合金番号 一般配管用管継手 圧力配管用管継手
継目なし管継手 溶接管継手
1070 A1070 A1070S-0 A1070W-0
1050 A1050 A1050S-0 A1050W-0
1100 A1100 A1100S-0 A1100W-0
1200 A1200 A1200S-0 A1200W-0
3003 A3003 A3003S-0 A3003W-0
3203 A3203 A3203S-0 A3203W-0
5052 A5052 A5052S-0 A5052W-0
5154 A5154 A5154S-0 A5154W-0
5454 A5454 A5454S-0 A5454W-0
5056 A5056 A5056S-0 −
5083 A5083 A5083S-0 A5083W-0
(参考)6061(2) A6061 A6061S A6061W
(参考)6063(2) A6063 A6063S −
注(2) 6061及び6063は,管継手の製造工程における加工方法及び熱処理に
よって,一律に機械的性質を決めることが困難なために参考とした
もので,受渡当事者間の協議によって使用することができる。
備考 圧力配管用管継手の記号Sは継目なしを,記号Wは長手継目溶接
をもつ管継手を示す。ただし,一般配管用管継手にはこの記号を表
示しない。
(4) スタブエンドの種類は,呼び圧力によって区分し,5K及び10Kとする。
4. 耐圧性 管継手は,次に示す水圧に耐え,漏れがあってはならない。
(1) 一般配管用管継手は,次の式で計算した圧力又は1.0MPa [{10kgf/cm2}] のいずれか低い方の圧力とする。
ただし,スタブエンドについては,呼び圧力5Kは0.5MPa [{5kgf/cm2}] 及び呼び圧力10Kは1.0MPa
[{10kgf/cm2}] の圧力,又は次の式で計算した圧力のうち,いずれか低い方の圧力とする。
2s1 t1 200s1 t1
P1= P1
D D
ここに, P1 : 試験圧力 (MPa) [{kgf/cm2}]
t1 : 管継手の厚さ (mm)
D : 管継手の外径(基準寸法) (mm)
s1 : 6.で規定した引張強さの最小値の41 (N/mm2) [{kgf/mm2}]
長手継目の効率で0.7とする(長手継目のある場合)。
(2) 圧力配管用管継手は,次の式で計算した値とする。
2s1
P2=Dt1 200s1t1
P2
D
ここに, P2 : 試験圧力 (MPa) [{kgf/cm2}]
t1 : 管継手の厚さ (mm)
D : 管継手の外径(基準寸法) (mm)
s1 : 6.で規定した引張強さの最小値の41 (N/mm2) [{kgf/cm2}]
備考 長手継目の効率 JIS B 8270に基づいて一般配管用管継手は0.7,そして圧力配管用管継手

――――― [JIS B 2321 pdf 2] ―――――

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は1.0とする。
5. 化学成分 管継手の化学成分は,表3に規定した材料に関する日本工業規格(日本産業規格)の規定による。
表3 管継手に使用する材料
合金番号 材料
JIS H 4000 JIS H 4040 JIS H 4080 JIS H 4090
板 押出棒 引抜棒 押出管 引抜管 アーク溶接管
1070 A1070P A1070BE A1070BD A1070TE A1070TD A1070TWA
1050 A1050P A1050BE A1050BD A1050TE A1050TD A1050TWA
1100 A1100P A1100BE A1100BD A1100TE A1100TD A1100TWA
1200 A1200P A1200BE A1200BD A1200TE A1200TD A1200TWA
3003 A3003P A3003BE A3003BD A3003TE A3003TD A3003TWA
3203 A3203P − − A3203TE A3203TD A3203TWA
5052 A5052P A5052BE A5052BD A5052TE A5052TD A5052TWA
5154 A5154P − − A5154TE A5154TD A5154TWA
5454 A5454P − − A5454TE − −
5056 − A5056BE A5056BD A5056TE A5056TD −
5083 A5083P A5083BE A5083BD A5083TE A5083TD A5083TWA
(参考)6061(2) A6061P A6061BE A6061BD A6061TE A6061TD −
(参考)6063(2) − A6063BE A6063BD A6063TE A6063TD −
注(2) 6061及び6063は,管継手の製造工程における加工方法及び熱処理によって,一律
に機械的性質を決めることが困難なために参考としたもので,受渡当事者間の協
議によって使用することができる。
6. 機械的性質
6.1 圧力配管用管継手の引張強さ,耐力及び伸びは,表3に規定した材料に関する質別Oのとおりとす
る。ただし,材料の合金番号が1070,1050,1100,1200,3003,3203,5052及び5056の耐力は,特に注
文者の要求があるものに限り適用する。
6.2 溶接部の引張強さの上限値は,規定しない。
7. 形状・寸法 管継手の形状・寸法は,次による。
(1) 管継手の形状・寸法は付表17によって,その許容差及び許容値は付表8及び付表9による。
(2) ベベルエンドの形状・寸法は,図1のV形による。ただし,管継手の厚さ (t) の基準寸法が3mm未
満の場合は,プレンエンドとすることができる。
なお,特殊なベベルエンドの形状・寸法を必要とする場合は,注文者の指定によって,図1の参考
(U形)のようにすることができる。

――――― [JIS B 2321 pdf 3] ―――――

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B 2321-1995
図1 ベベルエンドの形状・寸法
8. 外観 管継手は,内外面に使用上有害なきず,しわ,その他の欠点があってはならない。
9. 溶接部 管継手の溶接部は,次による。
(1) 溶接部は,十分な溶込みがあること。
(2) ビードの外観は,滑らかで使用上有害な凹凸があってはならない。
(3) 圧力配管用管継手の溶接部は,JIS Z 3105による放射線透過検査を全線にわたって行い,きずの像の
分類の2類以上とする。
10. 特別品質 注文者は,あらかじめ製造業者との協議によって,4.9.の項目のほか,附属書に規定する
次の特別品質の全部又は一部を指定することができる。
(1) 管継手の浸透探傷検査
(2) 管継手の溶接部の機械試験
(3) 管継手の製品の材料分析
(4) 管継手の引張試験
11. 材料 管継手の材料は,表3に示すアルミニウム及びアルミニウム合金の板,棒又は管とする。
12. 製造方法 管継手の製造方法は,次による。
(1) 管継手は,表3に規定した材料から継目なく製造するか,又は板から長手継目を溶接して製造する。
(2) 管継手の長手継目の溶接は,突合せ溶接とする。
(3) 溶接棒及び溶接ワイヤは,JIS Z 3232に規定するものを使用する。
(4) 溶接作業は,JIS Z 3604に従って行う。
(5) 溶接作業者は,JIS Z 3811による検定に合格した者でなければならない。
(6) 管継手には,質別Oの熱処理を施す。ただし,受渡当事者間の協定によって省略することができる。

――――― [JIS B 2321 pdf 4] ―――――

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13. 検査
13.1 耐圧検査 管継手の耐圧検査は,取引される製品について行うものではなく,あらかじめ製造業者
が管継手の製造方法ごとに代表的な幾つかの寸法のものについて実施する。管継手に管を溶接し,水圧に
よって徐々に内圧を加え,4.に適合しなければならない。
圧力配管用管継手は,更に試験圧力を増加し,次の式で計算した圧力に3分間保持しても管継手が破裂
してはならない。
2s3
P3=Dt 3 200s3t3
P3
D
ここに, P3 : 管継手の破裂圧力 (MPa) [{kgf/cm2}]
t3 : 管継手の最小厚さ(許容差内での) (mm)
D : 管継手の外径(基準寸法) (mm)
s3 : 6.で規定した引張強さの最小値 (N/mm2) [{kgf/mm2}]
13.2 化学成分検査 管継手の材料の化学成分検査は,溶湯分析によって行い,5.に適合しなければならな
い。
13.3 機械的性質検査 材料製造業者の発行する証明書によって材料の機械的性質を確認するか,又は管
継手に使用する材料のロット(3)ごとに1個の供試材を採り,これに管継手と同一熱処理条件の熱処理を施
した後,引張試験を行い,6.に適合しなければならない。
注(3) 管継手に使用する材料のロットは,同一溶解とする。
13.4 形状・寸法検査 管継手の形状・寸法検査は,直接測定又は限界ゲージによって行い,7.に適合しな
ければならない。
13.5 外観検査 管継手の外観検査は,目視によって行い,8.に適合しなければならない。
13.6 溶接部検査 管継手の溶接部検査は,次による。
(1) 管継手の溶接施工方法は,JIS B 8285又はJIS Z 3040に規定した方法で確認しなければならない。
(2) 圧力配管用管継手の放射線透過試験は,溶接部全線にわたってJIS Z 3105によって行い,9.(3)に適合
しなければならない。
13.7 特別品質検査 特別品質が規定された管継手は,その項目について該当する規定に適合しなければ
ならない。
14. 製品の呼び方 管継手の呼び方は,規格番号又は規格名称,形状による種類の記号,用途,製造方法
及び材料による種類の記号,大きさの呼び[径の呼び(4)×呼び厚さ又は厚さ]による。
なお,径違い管継手の大きさの呼びは,次による。
(1) 2個の口径をもつ場合 : 径の大きいものを1,小さいものを2とし,12の順序で呼ぶ(付表4参照)。
(2) 3個の口径をもつ場合 : 同一中心線上にあるものを1及び2,残りのものを3とし,123の順序で
呼ぶ(付表6参照)。ただし,同一線上にある径の呼びは,一方を省略してもよい。
注(4) 径の呼びはA,Bいずれか一方を用いる。Aによる場合にはA,Bによる場合にはBの符号を
それぞれの数字の後に付けて区分する。
15. 表示 管継手には,容易に消えない方法で次の事項を表示する。
なお,表示の順序は指定しない。

――――― [JIS B 2321 pdf 5] ―――――

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JIS B 2321:1995の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 2321:1995の関連規格と引用規格一覧