JIS B 7952:2004 大気中の二酸化硫黄自動計測器

JIS B 7952:2004 規格概要

この規格 B7952は、大気中の二酸化硫黄濃度を連続的に測定するための紫外線蛍光方式,及び溶液導電率方式による自動計測器について規定。

JISB7952 規格全文情報

規格番号
JIS B7952 
規格名称
大気中の二酸化硫黄自動計測器
規格名称英語訳
Continuous analyzer for sulfur dioxide in ambient air
制定年月日
1974年9月1日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

13.040.20, 71.040.40
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
環境測定 I-1 2021, 環境測定 I-2 2021, 環境測定 II 2021
改訂:履歴
1974-09-01 制定日, 1977-12-01 改正日, 1982-08-15 確認日, 1987-09-01 確認日, 1992-02-01 確認日, 1996-03-01 改正日, 2004-03-20 改正日, 2008-10-01 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS B 7952:2004 PDF [16]
                                                                                   B 7952 : 2004

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本電気
計測器工業会(JEMIMA)/財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正
すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 7952 : 1996は改正され,この規格に置き換えられる。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願、実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS B 7952には,次に示す附属書がある。
附属書1(参考)電量方式二酸化硫黄自動計測器
附属書2(参考)定電位電解方式二酸化硫黄自動計測器
附属書3(参考)ISOの校正用ガス及び校正方法

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS B 7952 pdf 1] ―――――

B 7952 : 2004

pdf 目 次

ページ

  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[1]
  •  4. 計測器の種類及びレンジ・・・・[2]
  •  5. 計測器の性能・・・・[2]
  •  6. 構造・・・・[3]
  •  6.1 構造一般・・・・[3]
  •  6.2 計測器・・・・[3]
  •  6.3 指示記録計・・・・[6]
  •  7. 性能試験・・・・[6]
  •  7.1 試験条件・・・・[6]
  •  7.2 試験に用いるガス及び等価液・・・・[6]
  •  7.3 校正・・・・[8]
  •  7.4 性能試験方法・・・・[8]
  •  8. 試験報告書・・・・[10]
  •  9. 表示・・・・[10]
  •  10. 取扱説明書・・・・[11]
  •  附属書1(参考)電量方式二酸化硫黄自動計測器・・・・[12]
  •  附属書2(参考)定電位電解方式二酸化硫黄自動計測器・・・・[13]
  •  附属書3(参考)ISOの校正用ガスと校正方法・・・・[14]

――――― [JIS B 7952 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
B 7952 : 2004

大気中の二酸化硫黄自動計測器

Continuous analyzer for sulfur dioxide in ambient air

1. 適用範囲

 この規格は,大気中の二酸化硫黄濃度を連続的に測定するための紫外線蛍光方式,及び溶
液導電率方式による自動計測器 (以下,計測器という。)について規定する。
参考 これらの方式以外の測定原理の計測器として,電量方式及び定電位電解方式に基づくものを,
参考として附属書1及び附属書2に示す。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7551 フロート形面積流量計
JIS C 1302 絶縁抵抗計
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0055 ガス分析装置校正方法通則
JIS K 0211 分析化学用語 (基礎部門)
JIS K 0212 分析化学用語 (光学部門)
JIS K 0213 分析化学用語 (電気化学部門)
JIS K 0557 用水・排水の試験に用いる水
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8230 過酸化水素 (試薬)
JIS Z 8103 計測用語

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 0050,JIS K 0211,JIS K 0212,JIS K 0213及びJIS
Z 8103によるほか,次による。
a) 試料大気 二酸化硫黄濃度を測定するために計測器に導入する大気。
b) 試料ガス 二酸化硫黄濃度を測定するために計測器に導入するガスで,試料大気からダストフィルタ
によって含まれる粉じんを除去したもの。
c) ゼロドリフト 計測器の最小目盛に対する指示値の,ある期間内の変動。
d) スパンドリフト 計測器の目盛スパンに対応する指示値の,ある期間内の変動。
e) ゼロガス 計測器の最小目盛値を校正するために用いるガス。
f) スパンガス 計測器の最大目盛値を校正するために用いるガス。
g) 設定流量 計測器で定められた試料大気,校正用ガスなどの流量。
h) 等価液 校正用ガスの代わりに,それを用いたときと同等の指示値を得るよう調製した標準溶液。等
価液は,次のものがある。
1) ゼロ調整用等価液
2) スパン調整用等価液

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2
B 7952 : 2004
3) 中間点等価液

4. 計測器の種類及びレンジ

 計測器の種類は原理別に分類し,個々の計測器のレンジは表1による。
なお,レンジは,表1で示したなかで適切なものを選ぶ。
表 1 計測器の種類及びレンジ
計測器の種類 レンジ (1) pm 備考
紫外線蛍光方式 00.01 試料大気中の二酸化硫黄濃度を連続的に瞬時値で指示記録
から する。
01.00 この方式は,二酸化硫黄と同様の蛍光を発するガス,例え
ば,芳香族炭化水素などの影響を無視できる場合又は影響
を除去できる場合に適用できる。
溶液導電率方式 00.05 記録結果は,各測定周期(1時間)通気終了時に最大の値
から となるのこぎり形となり,この頂点の位置が試料大気中の
01.00 二酸化硫黄濃度の1時間平均値を示す。
この方式は,吸収液に溶けて導電率を変化させるガス,例
えば,塩素,アンモニア,二酸化炭素,塩化水素などの影
響を無視できる場合又は除去できる場合に適用できる。
注(1) このレンジ内で測定目的によって適切に分割したレンジをもつ。
備考 二酸化硫黄の質量濃度と容量濃度の換算は,次による。
1 mg/m3= (1/2.86) pm (10−6 v/v) ,0 ℃,101.3 kPaにおいて。
1 mg/m3= (1/2.66) pm (10−6 v/v) ,20 ℃,101.3 kPa において。
1 mg/m3= (1/2.62) pm (10−6 v/v) ,25 ℃,101.3 kPaにおいて。

5. 計測器の性能

 計測器は,7. によって試験を行ったとき,表2及び表3の性能を満足しなければなら
ない。
表 2 紫外線蛍光方式計測器の性能
項目 性能 試験方法
繰返し性 最大目盛値の±2 % 7.4.1 a)
ゼロドリフト 最大目盛値の±2 % 7.4.1 b)
スパンドリフト 最大目盛値の±2 % 7.4.1 c)
指示誤差 最大目盛値の±4 % 7.4.1 d)
応答時間 5分間以下 7.4.1 e)
最小検出限界 最大目盛値の1 %以下 7.4.1 f)
干渉成分(トルエン)の影響 最大目盛値の5 %以下 7.4.1 g)
電源電圧変動に対する安定性 最大目盛値の±1 % 7.4.1 h)
耐電圧 異常を生じてはならない 7.4.1 i)
絶縁抵抗 5MΩ以上 7.4.1 j)
表 3 溶液導電率方式計測器の性能
項目 性能 試験方法
繰返し性 最大目盛値の±2 % 7.4.2 a)
ゼロドリフト 最大目盛値の±2 % 7.4.2 b)
スパンドリフト 最大目盛値の±2 % 7.4.2 c)
指示誤差 最大目盛値の±4 % 7.4.2 d)
試料ガス流量の安定性 最大目盛値の±7 % 7.4.2 e)
吸収液量の安定性 最大目盛値の±2 % 7.4.2 f)

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B 7952 : 2004
電源電圧変動に対する安定性 最大目盛値の±1 % 7.4.2 g)
耐電圧 異常を生じてはならない 7.4.2 h)
絶縁抵抗 5 MΩ以上 7.4.2 i)

6. 構造

6.1 構造一般

 計測器の構造は,次の各項目に適合しなければならない。
a) 形状が正しく,組立及び各部の仕上がりが良好で,堅ろうでなければならない。
b) 通常の運転状態で危険の生じるおそれがなく,安全で円滑に作動しなければならない。
c) 各部は,容易に機械的故障・電気的故障を起こさず,危険を生じない構造でなければならない。
d) 結露などによって計測器の作動に支障を生じない構造でなければならない。
e) 光源,ヒータなどの発熱部に接する部分は,熱による変形及び機能の変化を起こさない構造でなけれ
ばならない。
f) 保守又は点検の際,作業しやすく,危険のない構造でなければならない。

6.2 計測器

6.2.1  紫外線蛍光方式 紫外線蛍光方式は,次による。
a) 原理 紫外線蛍光方式の測定原理は,試料ガスに紫外線を照射することによって生じる励起二酸化硫
黄分子が発する蛍光を検出し,その強度から試料大気中の二酸化硫黄の濃度を求めるものである。
この反応機構の第1段階は,励起光 (hv1) 波長範囲200220 (nm) の照射による励起二酸化硫黄分
子 (SO2*) の生成である。
SO 2 h 1
SO2*
反応機構の第2段階は,励起二酸化硫黄分子 (SO2*) が基底状態 (SO2) に戻る際に,蛍光( h2)(波
長範囲240420 nm) を発することである。
SO2* SO 2 h 2
このときの蛍光の強度,h (SO2)
2 の強度は,励起光の強度及び二酸化硫黄分子の数,すなわち,濃度
に比例する。
試料ガス中に含まれる可能性のある芳香族炭化水素は,二酸化硫黄と同様の蛍光を発し,測定値に
正の干渉を与える。また,蛍光の強度は,二酸化硫黄分子の数に比例するため,蛍光室内の温度及び
圧力に依存する。
a) 構成 計測器は,図1に例を示すように,芳香族炭化水素除去器,蛍光室,光源部,蛍光測光部など
で構成し,次による。

――――― [JIS B 7952 pdf 5] ―――――

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JIS B 7952:2004の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 7952:2004の関連規格と引用規格一覧