JIS B 9656:2005 製めん機械の安全及び衛生に関する設計基準 | ページ 4

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12.3) ガス圧調整器の場合,大気に接続して良好な作用を行わせるため,外気に通気させる構造とする。
13) 空気供給部にほこりがたまり,混合器及びバーナの適正な作動に支障を与えるおそれがある場合,
空気供給部の入口に適正な空気圧フィルタを取り付ける。また,予備のフィルタを準備し,洗浄時
にフィルタを交換できる構造とする。
14) 各バーナは,燃焼状態が確認できる点検用の点検窓を設ける。
15) ガス燃焼装置は,JIS B 8415の規定による。
16) ガス燃焼方式の場合は,感震装置及びガス漏れ検知器を設ける。
17) ガス配管系統に緊急遮断弁を設け,ガス圧異常,燃焼異常及び異常高温を検出して,緊急遮断弁を
作動させる機能を備える。
4.10.2 衛生要求事項 衛生要求事項は,次による。
a) 製品の通過部は,フィードコンベア,揚げ網などの清掃のために,揚げ枠が昇降可能な構造とする。
b) 揚げ油,バター,グレース,アイシング,ジェリー,フィリングの分注,移送用のポンプ,パイプ,
バルブ及び附属品類は,衛生的であり分解ができるものとする。また,清掃・点検のため接近できる
構造とする。
c) 固定した面に隣接していて取り外せない角形ダクトは,その面にシールされるか又は固定面から少な
くともダクト幅の1/5の間隔をあけて取り付ける。ただし,その間隔は50 mm以上とする。
d) 油循環用配管は,分解・組立が容易にできるよう継手を用いた構造とする。
e) 外部排気のための煙突,ダクト,フード及び天がい類は,外部からの異物が入らないようにフィルタ
を取り付け,容易に取り外して清掃ができる構造とする。
f) フードとダクトとの結合部には,フィルタを設け,清掃のための取扱いが容易な構造とする。また,
フィルタの取付部は,油の滴下防止構造とする。
g) 油槽,タンク,配管系などは,完全にドレン抜きができるように適切な傾斜をつけた構造とする。
h) フライヤの断熱材は金属で覆い,金属の継目はすべてシールする。ただし,通気口は開いていてもよ
い。
i) スライドドアがある場合,スライドドアの底部ガイドは,底と両端が十分に開いていて排水及び清掃
ができる構造とする。
j) ダクトは,その接合部がシールされているか又はその部分が取り外せる構造とする。
k) ダクトは,水がたまることがあるので,水抜きが完全にできるように据え付け,水が製品の通る部分
へ漏れたり,滴下しないように調整する。
l) 円筒形ダクトは,ダクト及び隣接面に容易に近づけるように,固定面から間隔をあけて取り付ける。
m) 排水受け又は集水受け器は,こぼれた水又は水滴を全部集められるよう十分な大きさとする。また,
清掃のために容易に接近できるか,又は容易に取り外して清掃ができる構造とする。
n) フードの下部には,油だまりを設け,容易に清掃ができる構造とする。
o) 貯蔵器又はホッパには,上からかぶさる形のふたを設ける。そのふたが2枚以上からなる場合は,水
滴などが滴下しない構造とする。また,ヒンジ式のふたは軸を外側にする。
p) 床に密着して設置される場合を除き,機械は床面から150 mm以上のすき間を設ける。
q) 機械と隣接する構築物及び排出用・配送用のコンベアを除く他の装置との間隔は,最低900 mm以上
とする。
r) 貯蔵タンク,ホッパ,シュート,排気煙突などは,装置の清掃・点検を妨げないように設置する。

――――― [JIS B 9656 pdf 16] ―――――

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4.11 連続式蒸熱殺菌機

4.11.1 安全要求事項 安全要求事項は,次による。
a) 搬送機能部品及びシュート部には固定ガード(JIS B 9700-2の5.3参照)を設け,駆動部に作業者の手
指が巻き込まれない構造とする。
b) 過加熱(加熱温度が過大)を防止するため,加熱部内に入る蒸気圧力の量の最大値と,蒸機内の許容最
大温度を制御する装置を設ける。
c) 蒸気を供給する配管の継ぎ目部には,ねじ継手,フランジ継手,又は溶接を用いる。管及びその取付
け具は,JIS B 9650-2 の5.2.1に適合した材質で汚れ・ばりのないものを用いた構造とする。
d) 主遮断弁は,自動作動のバルブとは別個に操作できるように設置し,緊急時には,燃料又は蒸気を遮
断する構造とする。
e) すべての電気部品の湿度環境は,JIS B 9960-1の 4.4.4 の規定による。また,水がかかるおそれのあ
る電気制御操作盤のエンクロージャは,JIS B 9960-1の12.3,及びJIS C 0920に従い適切な保護等級
とする。
f) 機械は床又は架台に強固に固定し,位置がずれたり振動が生じないようにする。
4.11.2 衛生要求事項 衛生要求事項は,次による。
a) 食品接触部の搬送機能部品及びシュート類は,容易に脱着できて洗浄殺菌が可能な構造とする。
b) 食品接触部の搬送機能部品は,シャワー装置などによって,常に十分な洗浄ができる構造とする。
c) 殺菌槽の断熱材は金属で覆い,金属の継目は全てシールする。ただし,通気口は開いていてもよい。
また,配管部の断熱材は金属以外でもよい。
d) 加熱中に用いる殺菌槽内への吹込み用蒸気には,飲用に適した水を使用する。
e) 殺菌槽内部が容易に洗浄できるように,殺菌槽側面に数箇所の扉を設け,かつ,簡単な操作で開閉で
きる構造とする。
f) 清掃又は排水時に蒸し槽内に残留水がないように,底部を傾斜構造にして安全に排水できる構造とす
る。
g) 水循環用配管は,分解・組立が容易にできるよう継手を用いた構造とする。
h) 床に密着して設置される場合を除き,機械は床面から150 mm以上のすき間を設ける。

――――― [JIS B 9656 pdf 17] ―――――

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関連規格 JIS B 0651 製品の幾何特性仕様(GPS)−表面性状 : 輪郭曲線方式−触針式表面粗さ測定機
の特性
JIS B 9702 機械類の安全性−リスクアセスメントの原則
JIS B 9703 機械類の安全性−非常停止−設計原則
JIS B 9705-1 機械類の安全性−制御システムの安全関連部−第1部 : 設計のための一般原則
JIS B 9707 機械類の安全性−危険区域に上肢が到達することを防止するための安全距離
JIS B 9708 機械類の安全性−危険区域に下肢が到達することを防止するための安全距離
JIS B 9709-1 機械類の安全性−機械類から放出される危険物質による健康へのリスクの低減
−第1部 : 機械類製造者のための原則及び仕様
JIS B 9709-2 機械類の安全性−機械類から放出される危険物質による健康へのリスクの低減
−第2部 : 検証手順に関する方法論
JIS B 9711 機械類の安全性−人体部位が押しつぶされることを回避するための最小すき間
ISO 13851 Safety of machinery−Two-hand control devices−Functional aspects and design
principles
ISO 13855 Safety of machinery−Positioning of protective equipment with respect to the approach
speeds of parts of the human body
ISO 14119 Safety of machinery−Interlocking devices associated with guards−Principles for design
and selection
ISO 14120 Safety of machinery−Guards−General requirements for the design and construction of
fixed and movable guards
EN 547-1 Safety of machinery−Human body measurements−Part 1 : Principles for determining the
dimensions required for openings for whole body access into machinery
EN 547-2 Safety of machinery−Human body measurements−Part 2 : Principles for determining the
dimensions required for access openings
EN 563 Safety of machinery−Temperatures of touchable surfaces−Ergonomics data to establish
temperature limit values for hot surfaces
EN 614-1 Safety of machinery−Ergonomic design principles−Part 1 : Terminology and general
principles
EN 1127-1 Explosive atmospheres. Explosion prevention and protection−Part 1 : Basic concepts and
methodology
EN 1672-1 Food processing machinery−Basic concepts−Part 1 : Safety requirements
EN 1672-2 Food processing machinery−Basic concepts−Part 2 : Hygiene requirements

JIS B 9656:2005の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 9656:2005の関連規格と引用規格一覧