この規格ページの目次
JIS B 9656:2005 規格概要
この規格 B9656は、製めん機械及びその附属装置に限定した特定の安全及び衛生に関する設計のための要求事項について規定。
JISB9656 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B9656
- 規格名称
- 製めん機械の安全及び衛生に関する設計基準
- 規格名称英語訳
- Design rules for safety and sanitation of noodle making machinery
- 制定年月日
- 1990年7月1日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 67.260
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ‐
- 改訂:履歴
- 1990-07-01 制定日, 2002-02-20 確認日, 2005-09-20 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS B 9656:2005 PDF [18]
B 9656 : 2005
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本食品
機械工業会(JFMA)から団体規格(製麺機械の安全・衛生設計に関する業界基準 1997)を基に作成した工業標
準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業
大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによってJIS B 9656:1990は改正され,この規格に置き換えられる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会
は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の実用新
案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS B 9656 pdf 1] ―――――
B 9656 : 2005
pdf 目 次
ページ
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 定義・・・・[1]
- 4. 機種別の安全及び衛生要求事項・・・・[2]
- 4.1 立形ミキサ・・・・[2]
- 4.2 横形ミキサ・・・・[3]
- 4.3 供給機・・・・[5]
- 4.4 めん帯機・・・・[5]
- 4.5 押出めん帯機・・・・[6]
- 4.6 連続圧延機・・・・[7]
- 4.7 調量切出機・・・・[8]
- 4.8 蒸し機・・・・[8]
- 4.9 ゆで機・・・・[9]
- 4.10 即席めん用フライヤ・・・・[12]
- 4.11 連続式蒸熱殺菌機・・・・[14]
(pdf 一覧ページ番号 2)
――――― [JIS B 9656 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 9656 : 2005
製めん機械の安全及び衛生に関する設計基準
Design rules for safety and sanitation of noodle making machinery
1. 適用範囲
この規格は,製めん機械及びその附属装置(以下,製めん機械という。)に限定した特定の
安全及び衛生に関する設計のための要求事項について規定する。
なお, JIS B 9650-1,JIS B 9650-2,JIS B 9700-1, JIS B 9700-2, 及びJIS B 9960-1に基づき,製品別規
格として必要な事項を規定する。
また,この規格は,動力,加熱及び制御に何らかのエネルギーを使用し,商用の食料品又はその原料を量
産する工場などの作業場所で使用する製めん機械を対象とするものであり,家庭,レストランなどのちゅ
う(厨)房で使用する製めん機械には適用しない。
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 8415 工業用燃焼炉の安全通則
JIS B 9650-1 食料品加工機械の安全及び衛生に関する設計基準通則−第1部 : 安全設計基準
JIS B 9650-2 食料品加工機械の安全及び衛生に関する設計基準通則−第2部 : 衛生設計基準
JIS B 9700-1 機械類の安全性−設計のための基本概念,一般原則−第1部 : 基本用語,方法論
備考 ISO 12100-1:2003, Safety of machinery−Basic concepts, general principles for design−Part1 :
Basic terminology, methodologyが,この規格と一致している。
JIS B 9700-2 機械類の安全性−設計のための基本概念,一般原則−第2部 : 技術原則
備考 ISO 12100-2:2003, Safety of machinery−Basic concepts, general principles for design−Part2 :
Technical principlesが,この規格と一致している。
JIS B 9705-1 機械類の安全性−制御システムの安全関連部−第1部 : 設計のための一般原則
備考 ISO 13849-1:1999, Safety of machinery−Safety-related parts of control systems−Part 1:Gene
ral principles for designが,この規格と一致している。
JIS B 9960-1 機械類の安全性−機械の電気装置−第1部 : 一般要求事項
備考IEC 60204-1:1997, Safety of machinery−Electrical equipment of machines−Part 1: General
requirementsが,この規格と一致している。
JIS C 0920 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
備考 IEC 60529:2001, Degrees of protection provided by enclosures (IP Code)が,この規格と一致して
いる。
――――― [JIS B 9656 pdf 3] ―――――
2
B 9656 : 2005
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,JIS B 9650-1の3.及びJIS B 9650-2 の3.によるほか,次
による。
a) 製めん機械 小麦粉及びその他の原材料を調整,混合,かくはん(攪拌),混ねつ(捏),圧延,切出
し,成形,蒸煮,ゆで上げ,油揚げ,乾燥,冷却して製めんするための一般的な製造工程で使用する
機械の総称。立形ミキサ,横形ミキサ,供給機,めん帯機,押出めん帯機,連続圧延機,調量切出機,
蒸し機,ゆで機,即席めん用フライヤ,連続式蒸熱殺菌機がある。
b) 立形ミキサ ボール内部で動力によって動く立軸かくはん羽根をもち,液体,粘体,粉体又は固体の
原材料及びこれらの混合物をかくはん,混ねつ し,めん生地を作る機械。
c) 横形ミキサ かくはん槽内部で動力によって動く横軸かくはん羽根をもち,液体,粘体,粉体又は固
体の原材料及びこれらの混合物をかくはん,混ねつ し,めん生地を作る機械。
d) 供給機 混ねつ されためん生地を,連続的にめん帯機に供給する機械。
e) めん帯機 混ねつ されためん生地を,圧延成形してめん帯にする機械。
f) 押出めん帯機 混ねつ されためん生地を,押し出してめん帯に成形する機械。
g) 連続圧延機 めん帯を,数段の連続したロールに通して,徐々に圧延する機械。
h) 調量切出機 規定の厚さのめん帯を,めん線に切り出し,量目を調整する機械。
i) 蒸し機 切り出されためん線を,蒸して調質する機械。
j) ゆで機 切り出されためん線を,ゆでて調質する機械。
k) 即席めん用フライヤ めんを油揚げするための機構及び油保持槽をもつ機械。
l) 連続式蒸熱殺菌機 包装されたゆでめん及び蒸しめん類を蒸熱によって殺菌する装置又は機械。
4. 機種別の安全及び衛生要求事項
4.1 立形ミキサ
4.1.1 安全要求事項 安全要求事項は,次による。
a) ボール上方にかくはん軸を囲んで設置する保護ガードは, インタロックガード(JIS B 9700-2の5.3参
照)とし,そのガードは,必要な場合には大きく開閉できる構造とする。
b) 複数のミキサを設置する場合でも,各ミキサには,その固有の電動機及びその電気制御操作盤をそれ
ぞれ設ける。
c) 駆動装置は内蔵するか,又は外部に設ける場合は,駆動部全体を覆う保護ガード(JIS B 9700-2の5.3
参照)を設け,作業者に危険のない構造とする。
d) 給油の際,駆動部に給油装置又は作業者の手指が接触しない構造とする。
e) 必要に応じてフラワーゲート操作機構,副資材投入口及び給水口を設け,作業者の作業域で容易に操
作できる構造とする。
f) すべての電気部品の湿度環境は,JIS B 9960-1の 4.4.4 の規定による。また,水がかかるおそれのあ
る電気制御操作盤のエンクロージャは,JIS B 9960-1の12.3,及びJIS C 0920に従い適切な保護等級
とする。
g) 電気制御操作盤の取付位置は,保護ガードが開いているときでも,作業者が十分に見えるところとす
る。また,非常停止スイッチ以外は,操作用装置を二重に設けてはならない。
h) 最大積載容量を表示する。
i) 保護ガードを開放しながらアジテータを動かす場合は,ホールド・トゥ・ラン制御装置によって操作
する構造とする(JIS B 9700-1 の3.26.3,及びJIS B 9700-2の4.11.8参照)。
――――― [JIS B 9656 pdf 4] ―――――
3
B 9656 : 2005
j) 停止装置が作動したとき,アジテータは4秒以内に停止する構造とする。不可能な場合は,遅延装置
によってアジテータの動きが止まるまで保護ガードが開かない構造とする。
k) アジテータを運転位置に移動する場合,モータは,ホールド・トゥ・ラン制御装置によって操作する
構造とする(JIS B 9700-1の3.26.3,及びJIS B 9700-2の4.11.8参照)。
l) ボールが定位置にない場合,インタロック装置によって,アジテータが回転しない構造とする。
m) 粉が飛散する構造の場合は,それを防ぐためにアジテータの回転が最大になるまでに,120秒間要す
る構造とする。
n) 設置の際,最大能力時の発生荷重量に対して安全に耐えうる基礎上にだけ設置し,必要に応じて,ボ
ルトなどによる過度の振動発生,又は位置ずれが起こらないようにする。ボルトによって取り付ける
場合,作業者に危険が及ばないようミキサと床との間にはすき間ができない構造とする。
o) キャスタが付いていない非固定式の場合,ボールに水を入れた状態で水平面から最も好ましくない方
向に10度傾けても,機械が水平に戻る構造とする。
p) キャスタ付きの非固定式の場合,ロック装置を設ける。
q) 機械がo) 又はp) に適合できない場合には,機械を固定し,固定位置での強度を取扱説明書に明記す
る。
4.1.2 衛生要求事項 衛生要求事項は,次による。
a) ボールを出し入れするフレームは,すべての内面に容易に接近できる構造とする。
b) すべてのヒンジは,容易に分解できる構造とする。
c) アジテータに総内角135度以下で永久に接合される金属面は,両方の近接面に3 mm以上の半径をも
つものとする。
d) ボール上端のつばは,一体物にするかボール本体との間にすき間がないようにシールする。また,ボ
ールの外面に附属するものはシールする。
e) シャフトの軸受部は,油が漏れて食品接触部に滴下しない構造とする。
f) ビータなど部品番号を必要とする場合は,シャンク,又はスリーブの上端表面に刻印する。
g) アジテータシャフトのシールは漏れないように,調整されたものを使用し,漏れが生じた場合には,
内部にた(溜)まらないよう,完全に外部に排水できる構造とする。
h) アジテータシャフトのシールは,容易に交換できる構造とする。
i) ボールカバーのあるものは,カバー外部からの廃液がボール内部に入らない構造とする。
j) ボールとカバーとの間のガスケットは,容易に取り外して清掃ができる構造とする。
k) 注水管を設ける場合は,オーバフローレベルより上部に,25 mm又は注水管直径の2倍のうち,どち
らか大きい方の長さを設ける。
l) ボール固定式のミキサのボールは,完全に排水できる構造とする。
m) ミキサは,機械の上面の汚れが確認できる構造とする。不可能な場合は,必要に応じて踏み台を設け
る。
n) 床に密着して設置される場合を除き,機械は床面から150 mm以上のすき間を設ける。
4.2 横形ミキサ
4.2.1 安全要求事項 安全要求事項は,次による。
a) フラワーゲート操作機構,副資材投入口及び給水口を設ける。これらは,作業者の正常作業位置で容
易に操作できるようにし,異常な作業及び安全を脅かすおそれがない構造とする。
b) 駆動装置は内蔵するか,又は外部に設ける場合は,駆動部全体を覆う保護ガード(JIS B 9700-2の5.3
――――― [JIS B 9656 pdf 5] ―――――
次のページ PDF 6
JIS B 9656:2005の国際規格 ICS 分類一覧
- 67 : 食品技術 > 67.260 : 食品製造工場及び設備
JIS B 9656:2005の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB8415:2008
- 工業用燃焼炉の安全通則
- JISB9650-1:2011
- 食料品加工機械の安全及び衛生に関する設計基準通則―第1部:安全設計基準
- JISB9650-2:2011
- 食料品加工機械の安全及び衛生に関する設計基準通則―第2部:衛生設計基準
- JISB9700-1:2004
- 機械類の安全性―設計のための基本概念,一般原則―第1部:基本用語,方法論
- JISB9700-2:2004
- 機械類の安全性―設計のための基本概念,一般原則―第2部:技術原則
- JISB9705-1:2019
- 機械類の安全性―制御システムの安全関連部―第1部:設計のための一般原則
- JISB9960-1:2019
- 機械類の安全性―機械の電気装置―第1部:一般要求事項
- JISC0920:2003
- 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)