この規格ページの目次
4
C 2351 : 2013
表5−乾燥温度及び乾燥時間
種類 乾燥温度 乾燥時間a)
℃ 分
ポリウレタン線用ワニス 170±3 120
ホルマール線用ワニス
ポリエステル線用ワニス 200±3
ポリエステルイミド線用ワニス
注a) 乾燥時間はJIS K 5601-1-2による。
8.3.3 計算
不揮発分は,次の式によって求める。
W3 W1
Vm 100
W2 W1
ここに, Vm : 不揮発分(%)
W1 : 平底皿の質量(g)
W2 : 加熱前の平底皿及び試料の質量(g)
W3 : 加熱後の平底皿及び試料の質量(g)
8.3.4 報告
次の事項を報告する。
a) 不揮発分の2個の結果
b) 温度,時間,試料の質量並びに平底皿の材質及び寸法
8.4 薄めやすさ
薄めやすさは,JIS C 2103の5.5(薄めやすさ)による。ただし,シンナーは,JIS K 2437に規定するク
レゾール酸又はその類似品とJIS K 2435-3に規定するキシレンとの混合物とし,その混合比は,表6によ
る。
表6−シンナーの混合比
単位 %
種類 混合比
クレゾール酸 キシレン
又はその類似品
ポリウレタン線用ワニス 50 50
ホルマール線用ワニス
ポリエステル線用ワニス 70 30
ポリエステルイミド線用ワニス
8.5 試験片の塗膜厚さ
試験片の塗膜厚さは,JIS C 3216-2による。
8.6 焼付塗膜の外観
焼付塗膜の外観は,目視によって,塗膜の表面の滑らかさ並びに表面の光沢及び色について調べる。
8.7 ピンホール
ピンホールは,JIS C 3216-5の箇条7(ピンホール試験)による。
なお,ピンホールの数が規定値に適合しない場合には,更に2本をとって再試験を行うことができる。2
本とも適合の場合,合格とする。
――――― [JIS C 2351 pdf 6] ―――――
5
C 2351 : 2013
8.8 可とう性
可とう性は,JIS C 3216-3の箇条5(可とう性及び密着性)による。ただし,ポリウレタン線用ワニスに
ついてはJIS C 3216-3のJA.5.1(可とう性)による。また,巻付径及び伸長率は,表7による。
表7−巻付径及び伸長率
種類 導体径 巻付径 伸長率
mm %
ポリウレタン線用ワニス 0.2 − 切断
ホルマール線用ワニス 1.0 仕上外径 −
ポリエステル線用ワニス
ポリエステルイミド線用ワニス
8.9 密着性
密着性は,JIS C 3216-3の箇条5(可とう性及び密着性)による。
8.10 耐摩耗
耐摩耗は,JIS C 3216-3の箇条6[耐摩耗(エナメル丸線に適用)]による。
8.11 絶縁破壊
絶縁破壊は,JIS C 3216-5の箇条4(絶縁破壊)による。
8.12 耐軟化
耐軟化は,JIS C 3216-6の箇条4[耐軟化(公称導体径0.100 mmを超え1.600 mm以下のエナメル丸線
及びテープ巻丸線に適用)]による。
8.13 耐熱衝撃
耐熱衝撃は,JIS C 3216-6の箇条3[耐熱衝撃(エナメル線及びテープ巻線に適用)]による。ただし,
ポリウレタン線用ワニスについては,JIS C 3216-6のJA.3(耐熱衝撃)による。また,導体径,巻付径,
伸長率及び加熱温度は,表8による。
表8−導体径,巻付径,伸長率及び加熱温度
種類 導体径 巻付径 伸長率 加熱温度
mm % ℃
ポリウレタン線用ワニス 0.2 − 10 130±5
ポリエステル線用ワニス 1.0 導体径の4倍 − 150±5
ポリエステルイミド線用ワニス 導体径の3倍 200±5
8.14 はんだ付け性
はんだ付け性は,JIS C 3216-4の箇条5[はんだ付け性(エナメル丸線及びより線に適用)]による。は
んだの温度は380 ℃±5 ℃とし,浸せき時間は2秒間とする。
9 検査
9.1 検査の種類
検査の種類は,次の2種類とする。
a) 形式検査 形式検査とは,形式認定のとき,ワニスの液状特性及び焼付け後の特性について良否を判
定するために,そのワニスを代表するロットについて行う検査とする。ただし,焼付け後の特性は,
ワニス製造業者が指定した値とする。
――――― [JIS C 2351 pdf 7] ―――――
6
C 2351 : 2013
b) 受渡検査 受渡検査とは,製品を受渡しする場合,その良否を判定するための検査とする。
9.2 検査項目
検査項目及び検査の種類は,表9による。検査は,箇条8によって試験し,箇条4に適合したものを合
格とする。ただし,形式検査項目も含めて受渡当事者間の協定によって,その一部を省略することができ
る。
表9−検査項目及び検査の種類
検査項目 検査の種類
形式検査 受渡検査
液 外観 ○ ○
状 粘度 ○ ○
特
性 不揮発分 ○ ○
薄めやすさ ○ ○
焼 塗膜厚さ ○ −
付 外観 ○
け
後 ピンホール ○
の 可とう性 ○
特
性 密着性 ○
耐摩耗 ○
絶縁破壊 ○
耐軟化 ○
耐熱衝撃 ○
はんだ付け性 ○
10 包装
包装用の容器は,通常,JIS Z 1602に規定する18 L缶,JIS Z 1601に規定するドラムなどとし,輸送に
適したものとする。
11 製品の呼び方
製品の呼び方は,種類及び不揮発分,又は記号及び不揮発分による。ただし,不揮発分は,省略しても
よい。
例 ポリエステル線用ワニス30 %,又は W141−30
12 表示
容器の見やすいところに,次の事項を表示する。
a) この規格の規格番号
b) 種類又はその記号,製造業者が個別に定めた品名及び不揮発分。ただし,製造業者が個別に定めた品
名及び不揮発分は,受渡当事者間の協定によって省略することができる。
c) 正味質量
d) 製造業者名又はその略号
e) 製造番号又は製造年月若しくはその略号
f) 法令で定められた表示
――――― [JIS C 2351 pdf 8] ―――――
7
C 2351 : 2013
参考文献 JIS C 3003 エナメル線試験方法
注記 この規格は,2011年3月22日に廃止された。
JIS C 3202 エナメル線
JIS C 2351:2013の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 2351:2013の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC2103:2013
- 電気絶縁用ワニス試験方法
- JISC3102:1984
- 電気用軟銅線
- JISC3216-2:2019
- 巻線試験方法―第2部:寸法
- JISC3216-3:2011
- 巻線試験方法―第3部:機械的特性
- JISC3216-4:2019
- 巻線試験方法―第4部:化学的特性
- JISC3216-5:2019
- 巻線試験方法―第5部:電気的特性
- JISC3216-6:2019
- 巻線試験方法―第6部:熱的特性
- JISK2435-3:2006
- ベンゼン・トルエン・キシレン―第3部:キシレン
- JISK2437:2008
- フェノール類(フェノール,o-クレゾール,クレゾール酸及びキシレノール酸)
- JISK5601-1-2:2008
- 塗料成分試験方法―第1部:通則―第2節:加熱残分
- JISZ1601:2017
- 鋼製タイトヘッドドラム
- JISZ1602:2003
- 金属板製18リットル缶
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態
- JISZ8723:2000
- 表面色の視感比較方法