JIS C 8285:2018 工業用プラグ,コンセント及びカプラ | ページ 7

                                                                                             29
C 8285 : 2018
プを適正に取り付けたときにもこの要求事項を満たさなければならない。
工具を用いずにこれらの手段を分解することが可能であってはならない。
適否は,目視検査並びに箇条18及び箇条19の試験によって判定する。
17.3 定格動作電圧が交流50 V又は直流120 Vを超える機器用インレットには,接地極を付けなければな
らない。
適否は,目視検査によって判定する。
17.4 機器用インレットには,複数のコネクタの配線を可能にする特定の手段が付いていてはならない
(16.10も参照)。
適否は,目視検査によって判定する。

18 保護等級

18.1 アクセサリは,製品に表示した保護等級をもたなければならない。
適否は,18.218.5の各細分箇条に示す関連する試験によって判定する。
アクセサリに関する試験は,アクセサリに用いるように意図した電線又は電線管を取り付け,外郭,カ
バーのねじ込みグランド及び固定ねじを24.5又は25.1の試験で適用するトルク値の2/3のトルクで締め付
けて行う。
ねじ込み式のキャップ又は蓋がある場合は,それは通常の使用状態のように締める。
コンセントは,垂直面に取り付けて,開いた排水口があればそれが最も低い位置になるようにし,開い
たままにする。
コネクタは,最も不利になる位置に配置し,排水口があればそれを開いたままにする。
コンセント及びコネクタは,対応するアクセサリをかん合した状態及びかん合しない状態の両方におい
て,水気に対する規定の保護等級を確保する手段を通常の使用状態のように組み込んで,試験する。
プラグ及び機器用インレットは,16.7又は17.2に規定するとおりに試験する。
18.2 アクセサリは,18.1及びJIS C 0920に従って試験する。第1特性数字が5の場合,カテゴリ2を適
用する。
第1特性数字が3又は4,かつ,保護等級がIPX4であって,排水口を備えるアクセサリにあっては,該
当するプローブの直径全体が排水口以外の開口部に侵入できない場合は合格とみなすが,プローブはエン
クロージャの中の充電部に触れることができてはならない。
IPX4の場合は,JIS C 0920の14.2.4 a) に従うオシレーティングチューブを用いる。
試験品は,試験直後に19.3に規定する耐電圧試験に耐えなければならず,また,試験品には,目に見え
るほどの水が入ってなく,充電部に達していないことを目視検査によって確認しなければならない。
18.3 (規定なし)
18.4 (規定なし)
18.5 全てのアクセサリは,通常の使用で生じる湿潤状態に耐えなければならない。
適否は,この細分箇条に規定する湿度処理,その直後に行う絶縁抵抗測定及び箇条19に規定する耐電圧
試験によって判定する。電線の引込口がある場合は開けたままにし,複数のノックアウトが設けられてい
る場合には,その一つを開けておく。
工具を用いずに取り外すことができるカバーは,取り外して主要部分に湿度処理を施す。この処理中ス
プリング付きの蓋は,開けておく。
湿度処理は,相対湿度を9195 %に維持した空気を含む恒温恒湿槽で行う。試験品を配置可能なあらゆ

――――― [JIS C 8285 pdf 31] ―――――

30
C 8285 : 2018
る場所の空気の温度を2030 ℃の任意の温度T±1 ℃に維持する。
恒温恒湿槽に入れる前に,試験品の温度をTT+4 ℃の温度にする。
恒温恒湿槽に試験品を7日間(168時間)入れておく。
注記 多くの場合,試験品を湿度処理前にこの温度に4時間以上保つことによって試験品の温度を規
定した温度にすることができる。
9195 %の相対湿度は,十分な空気との接触面をもつ硫酸ナトリウム(Na2SO4)又は硝酸カ
リウム(KNO3)の飽和水溶液を恒温恒湿槽に入れることによって得られる。
恒温恒湿槽内に規定の状態を実現するためには,恒温恒湿槽内の空気の一定の循環を確保し,
一般に断熱した箱を用いる必要がある。
この処理後,試験品がこの規格の要求事項を満たさなくなる損傷があってはならない。

19 絶縁抵抗及び耐電圧

19.1 アクセサリは,適切な絶縁抵抗及び耐電圧性能をもたなければならない。
適否は,恒温恒湿槽又は試験品の温度を規定の温度にした室内での18.5の試験の直後に,取り外したカ
バーを再び組み立てた上で行う19.2及び19.3の試験によって判定する。
熱可塑性材料製の外郭をもつアクセサリは,19.4の試験も行う。
注記 これらの試験では,中性接点及びパイロット接点をそれぞれ一つの極と考える。
19.2 絶縁抵抗は,約500 Vの直流電圧を印加して測定する。測定は,電圧印加の1分後に行う。
絶縁抵抗が5 MΩ以上でなければならない。
19.2.1 コンセント及びコネクタは,次の間で連続して絶縁抵抗を測定する。
a) 一つに接続した全ての極と本体との間。プラグをかん合した状態及びプラグのない状態で測定する。
b) 順次,各極とその他の全ての極との間。その他の全ての極は,本体に接続し,プラグをかん合した状
態で測定する。
c) 金属外郭とその絶縁裏打ちがあればその内面に接触した金属ホイルとの間。金属ホイルと裏打ちの縁
との間に約4 mmの隙間を残す。
注記 本体は,“全ての可触金属部”,“コネクタとプラグとのかん合面を除く絶縁材製の外部部分の外
面と接触した金属ホイル”,“ベース,外郭及びカバーの固定ねじ”,“外部組立ねじ”及び“接
地端子”がある場合は,それらを含む。
19.2.2 プラグ及び機器用インレットは,次の間で連続して絶縁抵抗を測定する。
a) 一つに接続した全ての極と本体との間。
b) 順次,各極とその他の全ての極との間。その他の全ての極は,本体に接続して測定する。
c) 金属外郭とその絶縁裏打ちがあればその内面に接触した金属ホイルとの間。金属ホイルと裏打ちの縁
との間に約4 mmの隙間を残す。
19.3 周波数が50 Hz及び/又は60 Hzで,表5に規定する数値の正弦波形の電圧を,19.2.1及び19.2.2に
示す部分間に1分間印加する。

――――― [JIS C 8285 pdf 32] ―――――

                                                                                             31
C 8285 : 2018
表5−試験電圧
単位 V
アクセサリの絶縁電圧a) 試験電圧
50以下 500
50を超え 415以下 2000 b)
415を超え 500以下 2500
500を超え 3000
注a) 絶縁電圧は,最大定格動作電圧以上とする。
b) 絶縁材で裏打ちした金属外郭は,この数値を2 500 Vに引き上げる。
最初は,規定電圧の半分以下の電圧を印加し,次いで電圧を全電圧値まで急激に上げる。
試験中にフラッシオーバ又は絶縁破壊が生じてはならない。
注記1 電圧降下のないグロー放電は,無視する。
注記2 製造後に行う全数検査(ルーチン試験)で耐電圧試験を行う場合は,18.5の加湿試験を行わ
ず,また,試験時間を2秒間(自動タイミングをもつ試験装置では,1秒間)以上としても
よい。
19.4 19.3の試験の直後に,熱可塑性材料製の外郭をもつアクセサリは,非互換性を確保する手段が損傷
していないことを確認しなければならない。

20 開閉容量

  インターロックのないアクセサリは,適切な開閉容量をもたなければならない。
適否は,関連する規格の要求事項を満たした新品の対応するアクセサリとともにアクセサリを試験して
判定する。
試験位置は,水平か又は水平にできなければ通常の使用状態のとおりとする。
プラグ又は機器用インレットによって操作する一体形スイッチ付きのアクセサリは,通常の使用状態の
ように取り付ける。
プラグ又はコネクタは,毎分7.5ストロークの速度でコンセント又は機器用インレットに差し込み,引
き抜く動作を繰り返す。
プラグ又はコネクタを差し込んで引き抜く速度は,毎秒(0.8±0.1)mとする。
速度の測定は,距離に対する主接点の差込み又は引抜きと接地極の差込み又は引抜きとの間の時間間隔
を記録することによって行う。
電気的接触を24秒間維持する。
2個のアクセサリは,50 mm以上離す。
サイクル数は,表6の規定による。
1ストロークは,プラグ又は機器用インレットの差込み又は引抜きとする。
1サイクルは,一つの差込みストロークと一つの引抜きストロークとの二つのストロークから成る。
試験品は,定格動作電圧の1.1倍及び定格電流の1.25倍で試験する。
交流専用のアクセサリは,表6に規定するcosφをもつ回路で交流を用いて試験する。
直流専用のアクセサリは,無誘導負荷を用いて試験する。
直流よりも交流の場合の方が定格動作電圧又は定格電流が大きいアクセサリは,無誘導回路で直流を用
いて試験し,さらに,表6に規定するcosφをもつ回路で交流を用いて試験する。2回目の試験には,新し

――――― [JIS C 8285 pdf 33] ―――――

32
C 8285 : 2018
いアクセサリセットを用いる。
試験は,図5に示す接続回路を用いて行う。金属支持台と可触金属部とを電源の極の一つに接続する選
択スイッチCは,2極アクセサリの場合は,ストローク回数の半数を行った後に,3極アクセサリ及び中
性接点付3極アクセサリの場合は,ストローク回数の1/3を行った後,及びストローク回数の2/3を行っ
た後に操作して,各極を順次接続する。
抵抗器及びインダクタは,並列に接続しない。ただし,空心インダクタを用いる場合は,インダクタを
流れる電流の約1 %が流れる抵抗器をインダクタと並列に接続する。電流が実質的に正弦波形の場合は,
鉄心インダクタを用いてもよい。3極アクセサリの試験には,3心インダクタを用いる。
試験中,持続的なアークが生じてはならない。
試験後,試験品は,その後の使用を妨げるような損傷があってはならない。また,プラグ極の入口の穴
が重大な損傷を示してはならない。
表6−開閉容量
定格電流 サイクル数
A 回
推奨定格 その他の定格 交流 直流
cosφ±0.05 負荷時 負荷時
16 29以下 0.6 50 50
32 30 59 0.6 50 50
63 60 99 0.6 20 20
125 100199 0.7 20 20
250 200250 0.8 10 10
315 251800 試験しない 試験しない 試験しない
400
630
800

21 通常操作

  アクセサリは,過度の摩耗又はその他の有害な影響なしに,通常の使用で生じる機械的応力,電気的応
力及び熱応力に耐えなければならない。
適否は,関連する規格の要求事項を満たした新品の対応するアクセサリとともにアクセサリを試験して
判定する。
この試験は,箇条20の手段及び方法で使用することによって実施する。
試験位置は,箇条20に規定するとおりとする。
箇条20に規定する接続を用い,規定するとおりに選択スイッチCを操作して,試験を行う。
毎分7.5ストロークの速度で,プラグ又はコネクタをコンセント又は機器用インレットに差し込み,そ
れから引き抜く動作を繰り返す。
アクセサリに対して電流が流れるサイクルと電流が流れないサイクルとを交互に行う。ただし,定格電
流が29 A以下のアクセサリは,負荷を加えた状態でだけ試験する。
試験品は,定格動作電圧及び定格電流で試験する。
各500ストロークの後に,プラグの極を乾いた布で拭くか,又は製造業者の取扱説明書に記載されてい
るような,それと同等のドライクリーニング作業を実施する。

――――― [JIS C 8285 pdf 34] ―――――

                                                                                             33
C 8285 : 2018
試験中,アクセサリの接点の調整,接点への潤滑剤の注入又は接点のその他のコンディショニングは行
わない。
箇条20の試験を受けたインターロックなしアクセサリは,表7に規定するサイクル数で試験する。
交流専用のアクセサリは,表7に規定するcosφをもつ回路で交流を用いて試験する。
直流専用のアクセサリは,無誘導負荷を用いて試験する。
直流よりも交流の場合の方が定格動作電圧又は定格電流が大きいアクセサリは,無誘導回路で直流を用
いて試験し,さらに,表7に規定するcosφをもつ回路で交流を用いて試験する。2回目の試験には,新し
いアクセサリセットを用いる。
インターロック付きアクセサリは,電流を流さずに,プラグを完全に差し込んだ後にインターロックを
固定及び固定解除の状態で,試験する。
サイクル数は,表7の負荷時と無負荷時との和である。
試験中に持続的なアークが生じてはならない。
試験後,試験品が次を示してはならない。
− アクセサリ又はそのインターロックがあれば,その後の使用を妨げる摩耗
− 外郭又はバリアの劣化
− 適切な機能を損なうおそれのあるプラグ極の入口の穴の損傷
− 電気的又は機械的接続部の緩み
− シーリングコンパウンドの漏出
その後,試験品は,19.3に基づいて行う耐電圧試験に耐えなければならない。ただし,絶縁電圧が50 V
を超えるアクセサリは,試験電圧を500 Vだけ引き下げる。
注記1 この箇条の耐電圧試験の前に湿度処理は繰り返さない。
蓋にスプリングが付いている場合には,蓋を完全に開閉することによって試験し,蓋を開ける回数は表
7に規定するプラグの差込回数と同一にする。
注記2 この試験は,アクセサリに関する試験と組み合わせてもよい。
表7−通常操作
定格電流 サイクル数
A 回
推奨定格 その他の定格 交流 直流
cosφ±0.05 負荷時 無負荷時 負荷時 無負荷時
16 29以下 0.6 5000 − 5000 −
32 30 59 0.6 1000 1000 1000 1000
63 60 99 0.6 1000 1000 500 500
125 100199 0.7 250 250 250 250
250 200250 0.8 125 125 125 125
315 251800 試験しない 試験しない 125 試験しない 125
400
630
800

22 温度上昇

  アクセサリは,通常の使用での温度上昇が過大にならない構造でなければならない。

――――― [JIS C 8285 pdf 35] ―――――

次のページ PDF 36

JIS C 8285:2018の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 60309-1:1999(MOD)
  • IEC 60309-1:1999/AMENDMENT 1:2005(MOD)
  • IEC 60309-1:1999/AMENDMENT 2:2012(MOD)

JIS C 8285:2018の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 8285:2018の関連規格と引用規格一覧