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C 8300 : 2019
− ハンドランプ
− 白熱電灯器具
− 放電灯器具
− LED電灯器具
− 庭園灯器具
− 装飾用電灯器具
− テレビジョン受信機
− ラジオ受信機,テープレコーダ,レコードプレーヤ,その他の音響機器
− 電灯付家具
b) 23.1以外の通信回線を利用した次の全てを満足する遠隔操作機構を用いる配線器具。
1) 配線器具に接続できる負荷機器は,遠隔操作に伴う危険源がない又はリスク低減策をすることによ
って遠隔操作に伴う危険源がない負荷機器に限定している。
2) 通信回線が故障等によって途絶しても遠隔操作する配線器具及び負荷機器が安全状態を維持し,通
信回線に復旧の見込みがない場合,遠隔操作する配線器具の安全機能によって安全な状態を確保し
ている。ただし,接続できる負荷機器として,連続通電可能な負荷機器に限定している場合は除く。
3) 負荷機器の近くにいる人への危険を回避するため,次の対策を配線器具に施している。
3.1) 手元操作を最優先している。
3.2) 負荷機器の近くにいる人によって,容易に通信回線の切り離しができる。
4) 遠隔操作による動作が確実に行われるよう,次のいずれかの対策を配線器具に施している。
4.1) 操作結果のフィードバック確認ができる。
4.2) 動作保証試験を実施しており,使用者への注意喚起を取扱説明書などに記載している。
5) 23.1以外及び公衆回線以外の通信回線では,次の対策を遠隔操作する配線器具に施している。
5.1) 操作機器の識別管理ができる。
5.2) 外乱に対する誤動作防止対策をしてある。
5.3) 通信回線接続時の再接続ができる。ただし,常時ペアリングが必要な通信方式に限る。
6) 通信回線で,公衆回線を利用する場合は,回線の一時的途絶,故障などによって安全性に影響を与
えない対策を配線器具に施している。
7) 同時に外部の2か所以上から,負荷機器の近くにいる人に危険が生じることのある相反する遠隔操
作を受け付けない対策を,配線器具に施している。
8) 適切な誤操作防止対策を,配線器具に施している。
9) 出荷状態において,配線器具の遠隔操作機能を無効にしている。
注記 “固定配線用の点滅器及び調光器の遠隔操作機構に関する試験方法”[6]及び“「解釈別表第四に
係わる遠隔操作」に関する報告書の追加検討報告書”[7]は,23.2 b)による通信回線を利用した
遠隔操作機構を用いる配線器具の適切な試験及び検証方法とみなされている。
24 電磁環境両立性
24.1 電磁的妨害に対する耐性
赤外線を利用した遠隔操作機構及び電力線搬送波を利用した遠隔操作機構に用いる配線器具は,24.1.1
及び24.1.2による。
――――― [JIS C 8300 pdf 51] ―――――
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C 8300 : 2019
24.1.1 赤外線を利用した遠隔操作機構
電源電圧を定格電圧の±10 %とした状態で次の試験を行う。感度調整可能な場合は,最大感度で試験を
行う。
a) 20 W 2灯式白色蛍光灯及び100 Wの赤外線ランプを受光器前面10 cmの距離に保持し,それぞれにつ
き連続2分間点灯したとき,及び1秒点灯,1秒消灯の操作を60回行ったとき,閉路してはならない。
b) 20 W 2灯式白色蛍光灯を受光面から10 cmの距離に保持し,遠隔操作機構に用いている周波数の連続
正弦波で蛍光灯を連続2分間点灯したとき,及び1秒点灯,1秒消灯の操作を60回行ったとき,閉路
してはならない。蛍光灯に印加する電圧は,50 Hz又は60 Hzの100 V電源によって上記蛍光灯を点
灯した場合の輝度とほぼ同じ輝度を発光する電圧とする。
24.1.2 電力線搬送波を利用した遠隔操作機構
次の試験環境及び試験場所で24.1.2.124.1.2.5の試験を行う。感度調整可能な場合は,最大感度で試験
を行う。
a) 試験環境は,次による。
− 周囲温度 1535 ℃
− 相対湿度 4575 %
− 気圧 68106 kPa
b) 試験は,シールドルームを用いて行うか,又は外来ノイズの影響の少ない場所で行う。
24.1.2.1 電圧変動試験
次の試験条件において,定格周波数に等しい周波数の定格電圧に等しい電圧を試験品に加えた状態で,
瞬時低下の場合は電圧を90 %及び50 %に等しい電圧に0.5秒間それぞれ低下したとき,及び電圧瞬断の場
合は電圧を20 ms,0.5秒及び60秒の間それぞれ瞬断したとき,負荷側回路は閉路せず,かつ,その後の
使用を損なうほどの故障が生じてはならない。
a) 試験品を開路状態にする。
b) 瞬時低下及び電圧瞬断の回数を3回とし,各回ごとに十分な休止時間をおく。
c) 瞬時低下及び電圧瞬断の開始の電圧位相はランダムとする。
d) 試験品とコントローラとの距離は,可能な限り短くする。
24.1.2.2 電圧サージ試験
次の試験条件において,定格周波数に等しい周波数の定格電圧に等しい電圧を試験品に加えた状態で,
試験品の電源端子間及び電源端子の一端と接地端子をもつ場合は接地端子との間に,接地端子をもたない
場合は試験品の下に配置する金属板との間に,図6に示す出力をもつ試験装置を用いて,電圧サージを印
加したとき,負荷側回路は閉路せず,かつ,その後の使用を損なうほどの故障が生じてはならない。また,
図6に示す電圧出力端子開放における波高値(電圧サージのピーク値)は,1 kVとする。
a) 試験品を開路状態にする。
b) 試験品とコントローラとの距離は,可能な限り短くする。
c) サージの印加は,それぞれ3回行い,各回につき正負のパルスの印加を行う。
d) 電圧サージを印加する場合には,試験装置の出力側に100 Ωの抵抗器を直列に挿入する。
e) 各回ごとに十分な休止時間をおく。
――――― [JIS C 8300 pdf 52] ―――――
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C 8300 : 2019
電圧サージ 許容差
規約波頭長 1.2 μs ±30 %
規約波尾長 50 μs ±20 %
波高値 1 kV ±3 %
図6−電圧サージ試験の試験装置の出力
24.1.2.3 静電耐圧試験
次の試験条件において,定格周波数に等しい周波数の定格電圧に等しい電圧を試験品に加えた状態で,
試験指が触れることができる箇所と接地端子をもつ場合は接地端子との間に,接地端子をもたない場合は
試験品の下に配置する金属板との間に,図7に示す直流電圧4 kVで充電させた150 pFの容量のコンデン
サの電荷を150 Ωの抵抗器を通じて正負それぞれ3回印加したとき,負荷側回路は閉路せず,かつ,その
後の使用を損なうほどの故障が生じてはならない。
a) 放電電極の先端部の形状は,直径8±0.05 mmの球状とする。
b) 試験品を開路状態にする。
c) 試験品とコントローラとの距離は,可能な限り短くする。
図7−静電耐圧試験の回路構成
24.1.2.4 インパルスノイズ試験
次の試験条件において,定格周波数に等しい周波数の定格電圧に等しい電圧を試験品に加えた状態で,
試験品の電源端子間に波高値600 V,波幅1 μsのパルスを電源周波数に同期して正負それぞれ1分間重畳
したとき,負荷側回路は閉路せず,かつ,その後の使用を損なうほどの故障が生じてはならない。
a) 試験品を開路状態にする。
b) 試験品とコントローラとの距離は,可能な限り短くする。
c) 波高値は,出力端子を50 Ωの抵抗器で終端したときの値とし,パルスの立上がりは1 ns以下とする。
――――― [JIS C 8300 pdf 53] ―――――
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C 8300 : 2019
24.1.2.5 チャンネル間誤動作試験
複数のチャンネルをもつ場合は,試験品を開路状態にし,定格周波数に等しい周波数の定格電圧に等し
い電圧を試験品に加えた状態で,試験品以外のチャンネルのコントローラの操作を行ったとき,試験品の
負荷側回路は閉路してはならない。
24.2 雑音の強さ
他の機器に影響を与えることのある配線器具から発生する雑音の強さは,附属書Oによる。
――――― [JIS C 8300 pdf 54] ―――――
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C 8300 : 2019
附属書A
(規定)
点滅器
この附属書は,点滅器について規定する。
A.6 定格及び分類
A.6.101 定格電圧は,100 V以上300 V以下,定格電流は30 A以下とする。
A.6.102 分類は,表A.1による。
表A.1−分類
大分類 小分類
1) タンブラスイッチ
2) 中間スイッチ
3) タイムスイッチ
4) その他の点滅器 ロータリスイッチ,押しボタンスイッチ,プルスイッチ,ペンダント
スイッチ,街灯スイッチ,光電式自動点滅器,その他の点滅器
5) リモートコントロールリレー
A.7 表示
A.7.101 表Q.1のa)に規定する配線器具の表示の方式によって表示する。
A.8 寸法
A.8.101 寸法は,A.12.105.2による。
A.11 端子及び導電部の接続部
A.11.101 電線接続端子
A.11.101.1 電線接続端子の端子ねじの呼び径は,表A.2に規定する値以上でなければならない。
表A.2−定格電流及び端子ねじの呼び径
定格電流b) 端子ねじの呼び径
mm
頭部で締め付ける端子 1本のねじの先端で 2本以上のねじの先端で
A 及び引締め形の端子 押し締める端子 押し締める端子
7以下 3.5 3 3
(3)a) (2.5)a) (2.5)a)
7を超え 10以下 3.5 3.5 3
(3)a) (3)a) (2.5)a)
10を超え 15以下 3.5 3.5 3.5
(3)a)
15を超え 20以下 4 4 3.5
20を超え 4.5 4.5 4
注a) 括弧内の数値は,コードを接続する点滅器及び機械器具に組み込む点滅器に適用する。
b) 電源送り端子をもつ点滅器で,送り容量が加わる端子は,表示した送り容量を定格電流として扱う。
――――― [JIS C 8300 pdf 55] ―――――
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JIS C 8300:2019の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 8300:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB1115:2015
- すりわり付きタッピンねじ
- JISB1122:1960
- ボルト・ナット検査
- JISB1122:2015
- 十字穴付きタッピンねじ
- JISB1123:1952
- リベット検査
- JISB1123:2015
- 六角タッピンねじ
- JISB7524:2008
- すきまゲージ
- JISC2110-1:2016
- 固体電気絶縁材料―絶縁破壊の強さの試験方法―第1部:商用周波数交流電圧印加による試験
- JISC3010:2019
- 電線及び電気温床線の安全に関する要求事項
- JISC3301:2000
- ゴムコード
- JISC3306:2000
- ビニルコード
- JISC60695-2-11:2016
- 耐火性試験―電気・電子―第2-11部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―最終製品に対するグローワイヤ燃焼性指数(GWEPT)
- JISC60695-2-12:2013
- 耐火性試験―電気・電子―第2-12部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―材料に対するグローワイヤ燃焼性指数(GWFI)
- JISC60695-2-13:2013
- 耐火性試験―電気・電子―第2-13部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―材料に対するグローワイヤ着火温度指数(GWIT)
- JISC7501:2011
- 一般照明用白熱電球
- JISC8303:2007
- 配線用差込接続器
- JISC8360:1984
- リモコンリレー及びリモコンスイッチ
- JISG3131:2018
- 熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
- JISH4000:2014
- アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
- JISH4100:2015
- アルミニウム及びアルミニウム合金の押出形材
- JISK2240:2013
- 液化石油ガス(LPガス)
- JISS6006:2020
- 鉛筆,色鉛筆及びそれらに用いる芯