この規格ページの目次
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C 8300 : 2019
JIS S 6006 鉛筆,色鉛筆及びそれらに用いるしん
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
接地線
感電に対する保護を目的として,漏電した電流を大地に流すために接続する電線。接地用の口出線及び
接続器の接地極の刃又は刃受けに接続する線心を含む。アース線ともいう。
3.2
接地端子
接地線を接続する端子。アース端子ともいう。
3.3
電源電線
電源に接続する電線。開閉器,中間スイッチなどの負荷側電線,口出線,及び信号線を含む。
3.4
速結端子
ねじなし端子の一種で,電線の絶縁体を除去する以外,電線に特別な準備をせずに,スプリングの力を
直接的又は間接的に加えることで接続ができる構造の端子。スプリング式ねじなし端子ともいう。
3.5
平形接続子
工具を使用しないで挿入及び引抜きが容易にできる,メールタブと平形接続端子とからなる電気的接続
子。
3.6
対地電圧
充電部と大地との間の電圧で,使用中に継続的に発生する電圧又は無負荷の電圧のうちいずれか高い方
の電圧。
3.7
線間電圧
充電部相互間の電圧で,使用中に継続的に発生する電圧又は無負荷の電圧のうちいずれか高い方の電圧。
3.8
ねじ込み形電線コネクタ
極性が同じ電線を円すいら旋状の接続部にねじ込んで接続するコネクタ。
3.9
差込形電線コネクタ
極性が同じ電線を板状の接続部に差し込んで接続するコネクタ。
3.10
リモートコントロールリレー(リモコンリレー)
JIS C 8360に規定するリレー。
注記 JIS C 8360では,リモートコントロールリレーをリモコンリレーと呼称している。
――――― [JIS C 8300 pdf 6] ―――――
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C 8300 : 2019
3.11
コンセント
刃受口,電源電線の電気的接続部などをもち,壁,床,天井,家具などに固定して用いるための機構を
もつ差込接続器のプラグ受けの一種。
3.12
マルチタップ
電源電線接続用端子,電源接続用差込刃,二口以上の刃受口などをもち,壁,床,天井,家具などに固
定して用いるための機構をもたない差込接続器のプラグ受けの一種。ただし,固定して用いるための機構
には,仮止め用を含まない。
3.13
コードコネクタボディ
電源電線接続用端子,一つの刃受口などをもち,刃受口の形状が平形栓刃用及び平形栓刃を曲げた引掛
形用で,壁,床,天井,家具などに固定して用いるための機構をもたない差込接続器のプラグ受けの一種。
主にコードの延長接続を目的としている。
3.14
差込プラグ
プラグ受けの刃受けにかん合するように設計した刃をもち,電源電線の電気的接続部,機械的保持部な
どによって構成している差込接続器。
3.15
器具用差込プラグ
丸ピン(スタッド)受けの一種で,電源電線接続用端子,一つの刃受口などをもち,刃受口の形状が丸
ピン用で,壁,床,天井,家具などに固定して用いるための機構をもたない差込接続器。主に電気機械器
具のピン(スタッド)とコードとを接続することを目的としている。
3.16
ジョイントボックス
器体の内部に電線接続用の端子金具又は接続板をもち,電線を直接接続する配線器具。一般配線用とし
て用いる。
3.17
熱劣化推定温度
40 000時間経過後の絶縁破壊電圧,引張強さ,耐衝撃性,その他の特性が初期値の50 %未満に低下しな
いと推定できる温度。
4 一般要求事項
配線器具は,十分な性能があり,この規格の規定する範囲において感電,火災又は傷害の危険が生じる
ことがないよう形状が正しく設計してあり,組立が良好及び動作が円滑でなければならない。
適否は,この規格の本体及び附属書の該当する規定に対応する試験,測定及び/又は検査による。更に
必要又は適切な場合には,部品・材料の仕様書のデータなどによって確認する。
配線器具に共通する要求事項は本体の規定によって,個別の配線器具の種類に従った追加の要求事項は
附属書A附属書F及び附属書Qによる。また,配線器具の部品及び附属品として用いる変圧器及び電圧
調整器の規定は附属書H,試験に関する個別の規定は附属書I附属書Pによる。
――――― [JIS C 8300 pdf 7] ―――――
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C 8300 : 2019
なお,規定は,附属書の規定を優先する。
5 試験のための一般要求事項
5.1 この規格による試験は,形式試験とする。
5.2 試験は,特に規定のない限り,次による。
a) 試験は,535 ℃の周囲温度で行う。
b) 試験は,配線器具に表示した定格電圧及び/又は定格電流で行う。
注記 電源電線を収納する巻取機構をもつ配線器具の定格電流は,12.9.2に規定がある。
c) 一般的にねじなどで固定して用いる配線器具は,その位置に固定する。
d) ねじなどで固定して用いるものを除く配線器具は,製造業者が指定する方法で取り付け,又は通常用
いる状態にする。
e) 配線器具に附属するカバー,蓋などは,取り付ける。
f) 配線器具本体,こん(梱)包箱,説明書,カタログなどに表示した電線,又は製造業者が指定した電
線などに適合する電線を取り付ける。
g) 製造業者が指定した使用方法によって電源に接続し,動作又は運転する。
6 定格及び分類
配線器具の定格及び分類は,附属書A附属書Fによる。
7 表示
表示は,7.17.3によるほか,附属書Qに規定する配線器具の表示の方式による。
7.1 接地線及び接地端子の表示
7.1.1 接地線をもつ配線器具は,被覆に緑と黄との配色を施した接地線を用いるか,又は接地線の被覆の
表面若しくはその近傍に容易に消えない方法で,接地用である旨の表示をしなければならない。
接地用である旨の表示は,接地線に保護アース,保護接地若しくはPEの文字又は の記号によって
行う。接地線の接地用である旨の表示の位置の例を,次に示す。
注記1 容易に消えない方法には,押印,成形,印刷,印刷ラベル,彫刻などによる表示がある。
注記2 接地,接地端子,アース,E及びGの文字並びに の記号も同等の表示とみなされている。
例1 接地線が一体となった電源電線の場合
――――― [JIS C 8300 pdf 8] ―――――
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C 8300 : 2019
例2 電源電線の接続に差込接続器を用いる場合
例3 電源電線と一体でない接地線の場合
例4 電源プラグを後から取り付ける電源電線の場合
7.1.2 接地端子をもつ配線器具は,容易に取り外せる端子ねじを除き,接地端子に又は接地端子の近傍に
容易に消えない方法で7.1.1によって規定する接地用である旨の表示をしなければならない。ただし,器
体の内部にある接地端子などで,器体を破壊しなければ接地線を取り換えることができない端子の場合は
表示する必要はない。
表示は,次の方法で行ってもよい。
a) 接地端子の位置と接地端子の表示とが同一面にない場合で,接地端子の位置を示す矢印などを付した
表示。
b) 接地端子に座金などを用いる場合で,取り外せる接地端子を取り外したときに容易に取り外すことの
できない座金など自体への表示。
接地端子の接地用である旨の表示の位置の例を,次に示す。
例1 接地端子が器体の表面にある場合
――――― [JIS C 8300 pdf 9] ―――――
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C 8300 : 2019
例2 接地端子が端子盤の近傍にある場合
例3 接地端子が器体を破壊しないで接地線を取り換えることができる器体の内部にあり,電源プラ
グを後から取り付ける電源電線の場合
例4 接地端子が器体を破壊しないで接地線を取り換えることができる器体の内部にあり,電源電線
の接続に差込接続器を用いる場合
7.2 速結端子の表示
速結端子をもつ配線器具には,接続できる電線の種類,直径及び差し込む導体の長さ(ストリップゲー
ジ)を表面の見やすい箇所又は端子近傍に容易に消えない方法で表示しなければならない。ただし,機器
用である旨の表示がある配線器具は表示しなくてもよい。
注記 電線の直径を記号“φ”で表示する方法もある。
7.3 機械器具及び電子応用機械器具に組み込む配線器具の表示
機械器具に組み込む配線器具は,機器用である旨の表示を,また,電子応用機械器具に組み込む配線器
具は,電子機器用である旨を表示する。表示の例を,次に示す。
注記 機械器具は,機器ともいう。
a) 機械器具に組み込む配線器具の表示の例を,次に示す。
例1 − 機器用
− キ
b) 電子応用機械器具に組み込む配線器具の表示の例を,次に示す。
例2 − 電子機器用
8 寸法
配線器具の寸法は,附属書A,附属書B及び附属書Eによる。
――――― [JIS C 8300 pdf 10] ―――――
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JIS C 8300:2019の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 8300:2019の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB1115:2015
- すりわり付きタッピンねじ
- JISB1122:1960
- ボルト・ナット検査
- JISB1122:2015
- 十字穴付きタッピンねじ
- JISB1123:1952
- リベット検査
- JISB1123:2015
- 六角タッピンねじ
- JISB7524:2008
- すきまゲージ
- JISC2110-1:2016
- 固体電気絶縁材料―絶縁破壊の強さの試験方法―第1部:商用周波数交流電圧印加による試験
- JISC3010:2019
- 電線及び電気温床線の安全に関する要求事項
- JISC3301:2000
- ゴムコード
- JISC3306:2000
- ビニルコード
- JISC60695-2-11:2016
- 耐火性試験―電気・電子―第2-11部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―最終製品に対するグローワイヤ燃焼性指数(GWEPT)
- JISC60695-2-12:2013
- 耐火性試験―電気・電子―第2-12部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―材料に対するグローワイヤ燃焼性指数(GWFI)
- JISC60695-2-13:2013
- 耐火性試験―電気・電子―第2-13部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―材料に対するグローワイヤ着火温度指数(GWIT)
- JISC7501:2011
- 一般照明用白熱電球
- JISC8303:2007
- 配線用差込接続器
- JISC8360:1984
- リモコンリレー及びリモコンスイッチ
- JISG3131:2018
- 熱間圧延軟鋼板及び鋼帯
- JISH4000:2014
- アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
- JISH4100:2015
- アルミニウム及びアルミニウム合金の押出形材
- JISK2240:2013
- 液化石油ガス(LPガス)
- JISS6006:2020
- 鉛筆,色鉛筆及びそれらに用いる芯