JIS C 8369:2020 光電式自動点滅器 | ページ 6

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注記 塩害は海岸に近いところだけでなく,河川沿いの地域では河口から数キロメートルのところで,
さらに,数十キロメートルのところで問題を生じた例もある。

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附属書B
(参考)
照明器具に光電式自動点滅器を組み込む場合の設計上の注意点
B.1 照明器具設計上の注意点
照明器具にPCスイッチを組み込む場合,5.3の点滅動作及び表3の動作照度を参考に,照明器具の目的
に合った動作照度のものを選んで設計する必要がある。
また,PCスイッチの採光面の向きが,照明器具の構造設計上の理由によって,正規の方向(鉛直面方向)
と異なるため又は照明器具自身の光による誤動作を防止するため,遮光パッキンが必要となる場合もある。
このような場合,実際の動作照度は,正規の鉛直面方向で捉えたときのPCスイッチの動作照度から大
幅に変化していることが多く,次のような現象となることがある。
a) 採光面が下向き(路面方向)の場合 点灯照度及び消灯照度が大きくなる方向で,夕方は早く点灯動
作し,朝方はなかなか消灯動作しない傾向となり,電力の無駄使いになる。
b) 採光面が上向き(天空面)の場合 点灯照度及び消灯照度が小さくなる方向で,夕方の点灯動作は遅
くなり,朝方の消灯動作は早くなる傾向となり,夕方の安全面で問題になる場合がある。
c) 誤動作防止用の遮光パッキンを取り付けている場合 PCスイッチの受光面に入ってくる光の入射量
が少なくなるため,点灯照度及び消灯照度が大きくなる方向で,a)の場合よりも,更に動作が緩慢に
なり,雨の日などには消灯動作をしない現象になることも考えられ,電力の大幅な無駄使いになる。
照明器具にPCスイッチを組み込む場合は,これらの点について十分注意して設計し,照明器具の実際
の動作照度を確認しておく必要がある。
B.2 照明器具取扱説明書へのPCスイッチ適正交換時期の記載
表A.1に示した適正交換時期を照明器具の取扱説明書などに記載し,取扱者(施工者,管理者,使用者
など)の注意を喚起し,PCスイッチの寿命による照明器具の昼間の点灯を防止することが望ましい。

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附属書C
(参考)
光電式自動点滅器の点滅動作照度の求め方の例
C.1 係数kの求め方
8.5.2.3に従い,係数kの求め方を具体例に説明する。
a) 指定光源での点灯照度Qの測定 8.5.2.1に従い,PCスイッチの指定光源での点灯照度Qを測定する。
測定例を,表C.1に示す。
表C.1−指定光源での点灯照度Q測定例
単位 lx
試料 指定光源での点灯
照度Q
1 35.5
2 45
3 45
b) 自然光での点灯照度Pの測定 8.5.2.2のa) d)によって,PCスイッチの自然光での点灯照度Pを測
定する。測定例を,表C.2に示す。
表C.2−自然光での点灯照度P測定例
単位 lx
試料 自然光での点灯照度P
測定第1日 測定第2日 測定第3日 平均点灯照度P
1 31.2 31.4 32.4 31.7
2 37.2 37.7 39.1 38.0
3 39.8 40.8 42.9 41.2
c) 係数kの算出 a)及びb)での測定例を基に,係数kを算出する。算出例を,表C.3に示す。
表C.3−係数k算出例
試料 指定光源での点灯 自然光での平均点灯照度 係数k
照度Q P (Q/P)
lx lx
1 35.5 31.7 1.12
2 45 38.0 1.18
3 45 41.2 1.09
平均 − − 1.13
係数k(8.5.2.3によってR20の数列から丸める) 1.12
係数kの平均値がR20の数列の中間値となった場合は,大きい値を選択する。
C.2 点滅動作照度の求め方
8.5.2.1による指定光源での測定値を基に,PCスイッチの点滅動作照度を求める具体例を示す。

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例1 指定光源での測定値 点灯56 lx,消灯225 lx,係数k 1.6の場合
点灯照度 : 56/1.6=35.0,図4の縦軸目盛の数値に丸めて35.5 lxとする。
消灯照度 : 225/1.6=140.63,図4の縦軸目盛の数値に丸めて140 lxとする。
例2 指定光源での測定値 点灯12.5 lx,消灯25 lx,係数k 1.12の場合
点灯照度 : 12.5/1.12=11.16,図4の縦軸目盛の数値に丸めて11 lxとする。
消灯照度 : 25/1.12=22.32,図4の縦軸目盛の数値に丸めて22.5 lxとする。

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JIS C 8369:2020の関連規格と引用規格一覧