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c) 収納用フック部の折曲げ試験 本体の収納用フック部の折曲げ試験は,コードの曲げが最も発生しそ
うな方向となるように,本体を図7に示す試験装置に取り付け,コードの先端に500 gのおもりをつ
るし,可動板を右又は左方向に180°回転させてこれを元に戻す(これを1回とする。)。この操作を
毎分約6回の速さで,4 000回繰り返す。ただし,コードリール式のものを除く。
単位 mm
注記 回数の数え方は,1−2をもって1回と数える。
図7−コード折曲げ試験装置
9.12 コード巻取機構試験
コード巻取機構試験は,次に規定する条件でコードを赤印まで引き出し,再びこれを元に戻す(これを
1回とする。)。この操作を毎分約3回の割合で,連続2 000回繰り返す。
a) コード引出し時間 : 12秒
b) ロープ巻取ドラムの戻し時のロープの引出し力 : 0.2 N以下
c) ロープ長 : 6 m
d) ロープの種類 : 直径2 mmの麻より糸又はナイロンより糸
e) 木床又はJIS A 5705に規定する床タイル
f) ロープと差込接続器との接続は,図8による。
――――― [JIS C 9108 pdf 21] ―――――
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単位 mm
図8−コード巻取試験装置
9.13 機械的強度試験
機械的強度試験は,次の各試験による。
a) 床移動形掃除機については,本体を厚さが10 mm以上の表面が平らな木台の上に置き,底面の形状が
正方形であって,その一辺が100 mm,厚さが30 mmの砂袋を介して,質量が30 kg(砂袋の質量を含
む。)のおもりを上部に1分間置く。
b) 携帯形及びほうき形掃除機については,水平で表面が平らなコンクリート床上に,大きさ約1.5 m×
1.5 m,厚さ約30 mmのラワン板を置き,携帯形では,本体の底面がラワン板の面に平行になるよう
にひもでつるし,700 mmの高さから1回落下させる。ほうき形では,床用吸込具をラワン板上に置
き,握り部をラワン板の面から700 mmの高さから,1回落下させる。他の試験条件は,次による。
1) 試験は無通電で行う。
2) 工具なしで取り外せる附属品は,取り外して行う。
3) 直付けのコードは,落下させるときに邪魔にならないように本体上部に束ねておく。コードリール
式のものは,コードを収納した状態で行う。
c) 床用吸込具を,図9に示す落下試験装置(回転ドラム)に入れ,50回の落下衝撃を加える。回転ドラ
ムは,毎分5回の割合で回転させる。
――――― [JIS C 9108 pdf 22] ―――――
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単位 mm
図9−落下試験装置(回転ドラム)
9.14 耐久性試験
耐久性試験は,標準測定状態で定格周波数で定格電圧の1.1倍の電圧を加え,48時間運転した後,集じ
ん袋及び/又は集じん容器並びにフィルタを新しいものに取り替えて,引き続き定格周波数で定格電圧の
0.9倍の電圧で,48時間運転する。この場合,48時間連続で運転するか,又は8時間以上の時間を繰り返
して運転し,48時間になるまで行う。
9.15 騒音測定試験
騒音測定試験は,附属書Bによる。
9.16 ホース折曲げ試験
ホース折曲げ試験は,図10に示すように,ホースの固定端側に接続パイプ及びホースカバーを取り付け,
接続パイプの端面からホースの外径(D)の1.5倍に等しい距離に,試験装置の可動板中心(O)が位置す
るようにし,ホースが可動範囲の中央で折り曲がらずに鉛直になるようにしてホースを取り付け,ホース
の先におもり固定チャックを含めて500 gのおもりをつるし,可動板を左右交互に各々60°の角度で毎分
約40回(左右それぞれ1回と数える。)の割合で,50 000回往復する操作を行う。ただし,試験温度は0
±2 ℃とする。
注記 接続パイプ及びホースカバーは,本体に接続される部品を用いる。
――――― [JIS C 9108 pdf 23] ―――――
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単位 mm
図10−ホース折曲げ試験装置
9.17 ホースの耐圧縮試験
ホースの耐圧縮試験は,エッジに,Rが1 mmの面取りを施した100 mm×50 mmの2枚の強固な鉄板に
ホースを挟み,1 500 Nの力を加える。力を加える速さは50 mm/minとする。1 500 Nに達した時点で力を
除去する。ホースは,鉄板の長手(100 mm)方向にホースの軸が直角になるように挟む。
9.18 質量試験
質量試験は,本体及び附属品の質量を測定する。附属品は,ホース,延長管,床用吸込具及び着脱可能
な電源コードとする。本体に収納されたアクセサリ,予備の集じん袋などは,質量の合計に含めない。た
だし,アクセサリ収納部の蓋など通常使用で外さない部品については,質量の合計に含める。
9.19 最大集じん容積試験
最大集じん容積試験は,定格周波数の定格電圧を加え標準負荷状態で連続運転し,次に規定する条件で,
測定を3回行って平均値を計算し,この値を最大集じん容積とする。
a) 掃除機に新しい集じん容器を装着し,運転時の通常の使用位置に配置する。集じん袋を使用する場合
は,集じん袋を完全に膨らませるために十分な量のチョーク粉(タルク粉又はコーンスターチ粉でも
よい。)をゆっくりと掃除機に吸い込ませる。
b) 樹脂ペレットを,1 L(リットル)ごとに静かに1 Lのコンテナ容器に均一に詰まるように注ぎ込んで
慎重に測定し,掃除機がそれ以上受け入れなくなるまで,1 Lずつ掃除機に徐々に吸い込ませる。
なお,樹脂ペレットを吸い込ませるときは,できるだけ空間部分が残らないように本体を適宜傾け
――――― [JIS C 9108 pdf 24] ―――――
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てもよいが,掃除機に振動及び衝撃を与えてはならない。
注記 樹脂ペレットは,熱可塑性エラストマ(Shell Kraton G7705-Evoprene 961)の射出成形用樹脂
ペレット又はそれと同等の外径34 mmのほぼ球形の樹脂ペレットを使用するのが望ましい。
c) 集じん容積は,集じん容器に集まった樹脂ペレットの量とし,ホース,延長管,吸込具などに残った
樹脂ペレットの量は含まない。
9.20 本体持ち運び用取っ手の衝撃落下試験
本体持ち運び用取っ手の衝撃落下試験は,次による。
a) 本体持ち運び用取っ手の中央に,幅60±10 mmの伸縮性のないバンドなどを固定して引き上げ,本体
を地面から浮かす。この状態で基準位置を決める。
b) 次に基準位置から更に本体を100 mm持ち上げ,基準位置まで落下させる。
c) ) の操作を1 000回繰り返す。この間本体は,地面に接触してはならない。
10 検査
10.1 形式検査
次の形式検査を行ったとき,箇条6箇条8及び12.1の規定に適合しなければならない。ただし,j)
n),p)及びq) の検査は,同一品で行わなくてもよい。
a) 構造
b) 電圧変動
c) 始動
d) 消費電力
e) 温度
f) 絶縁抵抗
g) 絶縁耐力
h) 吸込仕事率
i) 耐過速度
j) スイッチ
k) コードの折曲げ
l) コードの巻取り
m) 機械的強度
n) 耐久性
o) 騒音
p) ホースの折曲げ
q) ホースの耐圧縮
r) 材料
s) 質量
t) 最大集じん容積
u) 製品表示
注記 形式検査とは,製品の品質が設計で示された全ての品質項目に適合するかどうかを判定するた
めの検査をいう。
――――― [JIS C 9108 pdf 25] ―――――
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JIS C 9108:2017の国際規格 ICS 分類一覧
- 97 : 家庭用及び商業用設備.娯楽.スポーツ > 97.080 : 清掃機具
JIS C 9108:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA5705:2016
- ビニル系床材
- JISC3301:2000
- ゴムコード
- JISC3306:2000
- ビニルコード
- JISC60695-11-10:2015
- 耐火性試験―電気・電子―第11-10部:試験炎―50W試験炎による水平及び垂直燃焼試験方法
- JISC61000-3-2:2019
- 電磁両立性―第3-2部:限度値―高調波電流発生限度値(1相当たりの入力電流が20A以下の機器)
- JISC8303:2007
- 配線用差込接続器
- JISK2240:2013
- 液化石油ガス(LPガス)
- JISK5600-5-4:1999
- 塗料一般試験方法―第5部:塗膜の機械的性質―第4節:引っかき硬度(鉛筆法)
- JISK7202-2:2001
- プラスチック―硬さの求め方―第2部:ロックウェル硬さ
- JISS6006:2020
- 鉛筆,色鉛筆及びそれらに用いる芯
- JISZ8731:2019
- 環境騒音の表示・測定方法