この規格ページの目次
9
G 3350 : 2021
表12−質量の計算方法
計算順序 計算方法
結果の桁数a)
基本質量 kg/(cm2·m) 0.785(断面積1 cm2,長さ1 mの質量)
次の式によって求め,計算値に1001を乗じ
る。
軽溝形鋼
t(H+A+B−3.287t)
軽Z形鋼
t(H+A+B−3.287t)
軽山形鋼 有効数字4桁の数
断面積b) m2
t(A+B−1.644t) 値に丸める。
リップ溝形鋼
t(H+2A+2C−6.574t)
リップZ形鋼
t(H+2A+2C−6.574t)
ハット形鋼
t(2H+A+2C−4.575t)
基本質量[kg/(cm2·m)]×断面積(cm2) 有効数字3桁の数
単位質量 kg/m
値に丸める。
有効数字3桁の数
1本の質量 kg 単位質量(kg/m)×長さ(m)
値に丸める。
kgの整数値に丸め
総質量 kg 1本の質量(kg)×同一寸法の総本数
る。
注a) 数値の丸め方は,JIS Z 8401の規則Aによる。
注b) 断面積の計算に用いる記号は,軽量形鋼の断面寸法を表し,記号と断面各部との関係
は,表5表10による。
9 形状及び寸法の許容差
軽量形鋼の形状及び寸法の許容差は,表13による。ただし,めっき鋼板及び鋼帯から製造する場合の厚
さの許容差は,A.3.2による。
断面寸法及び直角度の測定位置は,軽量形鋼の両端部を除く任意の点とする。
――――― [JIS G 3350 pdf 11] ―――――
10
G 3350 : 2021
表13−形状及び寸法の許容差
区分 許容差
150 mm未満 ±1.5 mm
高さ(H) 150 mm以上 300 mm未満 ±2.0 mm
300 mm以上 ±3.0 mm
辺(A及びB) ±1.5 mm
リップ(C) ±2.0 mm
隣り合った平板部分が構成する角度 ±1.5°
+40 mm
7 m以下 0
長さ1 m又はその端数を
長さa) 増すごとに上記のプラス
7 m超え 側許容差に5 mmを加え
る。
曲がりb) 全長の0.2 %以下
1.6 mm以上 2.0 mm未満 ±0.22 mm
2.0 mm以上 2.5 mm未満 ±0.25 mm
平板部分c) 2.5 mm以上 3.15 mm未満 ±0.28 mm
の厚さ(t) 3.15 mm以上 4.0 mm未満 ±0.30 mm
4.0 mm以上 5.0 mm未満 ±0.45 mm
5.0 mm以上 6.0 mm以下 ±0.60 mm
注a) 受渡当事者間の協定によって,この表に規定する長さの全許容差範囲と同
一の幅でマイナス側に移動してもよい。ただし,協定した許容差の上限値
は,ゼロを下回ってはならない。
注b) 平板部分の長さ方向の上下及び左右の曲がりに適用する。
注c) 平板部分とは,次に例として示す斜線部分をいう。
10 外観
軽量形鋼の外観は,使用上有害な欠点があってはならない。軽量形鋼は,塗装施工を受けるまでのさび
の発生を抑制する簡易なさび止め塗装又は塗油を行ってもよい。
めっき鋼板及び鋼帯から製造する場合のめっきしていない端面の防食は,A.5による。
――――― [JIS G 3350 pdf 12] ―――――
11
G 3350 : 2021
11 試験
11.1 分析試験
分析試験は,次による。
a) 一般事項及び分析用試料の採り方 分析試験の一般事項及び溶鋼分析用試料の採り方は,JIS G 0404
の箇条8(化学成分)による。
b) 分析方法 溶鋼分析の方法は,JIS G 0320による。
11.2 引張試験
11.2.1 試験一般
引張試験の一般事項は,JIS G 0404の箇条7(一般要求)及び箇条9(機械的性質)による。ただし,試
験片の採り方は,JIS G 0404の7.6(試験片採取条件及び試験片)のA類とし,試験片の数及び採取位置
は,11.2.2による。
11.2.2 試験片の数及び採取位置
引張試験は,特に指定のない限り,軽量形鋼に用いる鋼板及び鋼帯に対して行う。なお,軽量形鋼に対
して試験を行う要求が注文者からある場合,軽量形鋼に用いる鋼板及び鋼帯の試験は,行わない。
試験片の数及び採取位置は,次による。
a) 鋼板又は鋼帯から採取する場合 同一溶鋼に属し,同一厚さの鋼板又は鋼帯を一括して一組とし,幅
の縁から幅の1/4又はそれに近い位置から引張試験片を1個採取する。ただし,一組の質量が50 tを
超えるときは,引張試験片を2個採取する。
b) 軽量形鋼から採取する場合 注文者の要求がある場合は,同一溶鋼に属し,同一形状及び同一寸法の
軽量形鋼を一組とし,軽量形鋼の平板部分[表13の注c) 参照]から引張試験片を1個採取する。た
だし,一組の質量が50 tを超えるときは,引張試験片を2個採取する。
11.2.3 試験片
引張試験片は,JIS Z 2241の5号試験片又は1A号試験片とする。
11.2.4 試験方法
引張試験方法は,JIS Z 2241による。ただし,めっき鋼板及び鋼帯から製造する場合の降伏点又は耐力,
及び引張強さの算出に用いる厚さは,A.2による。
12 検査
検査は,次による。
a) 検査の一般事項は,JIS G 0404による。
b) 化学成分は,箇条6に適合しなければならない。
c) 機械的性質は,箇条7に適合しなければならない。
d) 形状及び寸法の許容差は,箇条9に適合しなければならない。
e) 外観は,箇条10に適合しなければならない。
――――― [JIS G 3350 pdf 13] ―――――
12
G 3350 : 2021
13 再検査
引張試験で合格にならなかった軽量形鋼は,JIS G 0404の9.8(再試験)によって再試験を行い,合否を
決定してもよい。
14 製品の呼び方
軽量形鋼の製品の呼び方は,種類の記号,断面形状による名称,及び呼び名又は断面寸法による。ただ
し,めっき鋼板及び鋼帯から製造する場合の製品の呼び方は,A.6による。
例 SSC400 軽溝形鋼 150×75×75×4.0
15 表示
検査に合格した軽量形鋼には,1結束ごとに次の項目を適切な方法で表示しなければならない。
a) 種類の記号
b) 寸法。断面寸法及び長さ。
c) 結束ごとの数量又は質量
d) 製造業者名又はその略号
16 報告
注文者の要求があった場合は,製造業者は,検査文書を注文者に提出しなければならない。報告は,JIS
G 0404の箇条13(報告)による。ただし,注文時に特に指定がない場合,検査文書は,JIS G 0415の5.1
(検査証明書3.1)による。
なお,化学成分は,表3の注a) によった場合,添加した合金元素の分析値を成績表に付記する。
――――― [JIS G 3350 pdf 14] ―――――
13
G 3350 : 2021
附属書A
(規定)
めっき鋼板及び鋼帯を用いる場合の規定
A.1 めっきの種類
めっきの種類は,溶融亜鉛めっき,溶融亜鉛−5 %アルミニウム合金めっき,溶融55 %アルミニウム−
亜鉛合金めっき及び溶融亜鉛−アルミニウム−マグネシウム合金めっきの4種類とし,めっき鋼板及び鋼
帯は,JIS G 3302,JIS G 3317,JIS G 3321及びJIS G 3323による。ただし,めっきの付着量,めっき付
着量表示記号,相当めっき厚さ及びめっき量定数は,受渡当事者間の協定によってもよい。この場合,め
っきの付着量は,3点平均最小付着量60 g/m2以上及び1点最小付着量51 g/m2以上とする。
なお,受渡当事者間の協定によって,めっきの種類は,上記で規定した4種類以外の溶融めっきとして
もよい。ただし,この場合,次の条件を満足しなければならない。
− めっきの付着量は,3点平均最小付着量70 g/m2以上及び1点最小付着量60 g/m2以上とする。
− めっき付着量表示記号のアルファベットの頭文字は,“Z”,“F”,“Y”,“A”及び“K”を用いてはなら
ない。
− めっき密着性は,JIS G 3302の5.5(めっき密着性)による。この場合の曲げ試験条件は,JIS G 3302
の表10[めっき密着性及び曲げ性(冷延原板の場合)]のSGC400による。
− 相当めっき厚さ及びめっき量定数は,受渡当事者間の協定による。
A.2 機械的性質
11.2によって引張試験を行う場合の,降伏点又は耐力,及び引張強さの算出に用いる厚さは,次のいず
れかによる。
− めっき層除去後の実測厚さ
− めっき層を含めた実測厚さから,相当めっき厚さを減じた値
− めっき層を含めた実測厚さから,実測しためっき付着量の換算めっき厚さを減じた値
A.3 厚さ及びその許容差
A.3.1 厚さ
厚さは,めっき前の鋼板及び鋼帯(以下,めっき原板という。)の厚さ(以下,表示厚さという。)を用
いる。寸法の表示には,表示厚さを用いる。
A.3.2 厚さの許容差
平板部分の厚さの許容差は,表示厚さを小数点以下3桁で表した数値に,JIS G 3302,JIS G 3317,JIS
G 3321,JIS G 3323又は受渡当事者間の協定による相当めっき厚さを加えた数値を,JIS Z 8401の規則A
によって小数点以下2桁に丸めた数値に適用する。その許容差は,用いた鋼板及び鋼帯のJIS(JIS G 3302,
JIS G 3317,JIS G 3321若しくはJIS G 3323)又は受渡当事者間の協定による。
――――― [JIS G 3350 pdf 15] ―――――
次のページ PDF 16
JIS G 3350:2021の国際規格 ICS 分類一覧
JIS G 3350:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG0202:2013
- 鉄鋼用語(試験)
- JISG0203:2009
- 鉄鋼用語(製品及び品質)
- JISG0320:2009
- 鋼材の溶鋼分析方法
- JISG0404:2014
- 鋼材の一般受渡し条件
- JISG0415:2014
- 鋼及び鋼製品―検査文書
- JISG3302:2019
- 溶融亜鉛めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3317:2019
- 溶融亜鉛―5%アルミニウム合金めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3321:2019
- 溶融55%アルミニウム―亜鉛合金めっき鋼板及び鋼帯
- JISG3323:2019
- 溶融亜鉛―アルミニウム―マグネシウム合金めっき鋼板及び鋼帯
- JISZ2241:2011
- 金属材料引張試験方法
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方