JIS G 4902:2019 耐食耐熱超合金,ニッケル及びニッケル合金―板及び帯

JIS G 4902:2019 規格概要

この規格 G4902は、熱間圧延又は冷間圧延した耐食耐熱超合金,ニッケル及びニッケル合金の板及び帯について規定。

JISG4902 規格全文情報

規格番号
JIS G4902 
規格名称
耐食耐熱超合金,ニッケル及びニッケル合金―板及び帯
規格名称英語訳
Corrosion-resistant and heat-resistant superalloy, nickel and nickel alloy -- Plate, sheet and strip
制定年月日
1970年10月1日
最新改正日
2019年9月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

77.140.20, 77.140.50
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
鉄鋼 I 2021, 鉄鋼 II 2021
改訂:履歴
1970-10-01 制定日, 1973-09-01 確認日, 1977-03-01 改正日, 1980-03-01 確認日, 1981-03-01 改正日, 1984-12-01 改正日, 1988-07-01 改正日, 1991-11-01 改正日, 1997-04-20 確認日, 2003-03-20 確認日, 2008-02-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認日, 2019-09-20 改正
ページ
JIS G 4902:2019 PDF [25]
                                                                                   G 4902 : 2019

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 種類の記号・・・・[1]
  •  4 製造方法・・・・[2]
  •  5 化学成分・・・・[3]
  •  5.1 溶湯成分値・・・・[3]
  •  5.2 製品分析値・・・・[3]
  •  6 機械的性質・・・・[3]
  •  6.1 熱処理を行った板及び帯・・・・[3]
  •  6.2 熱間加工後の熱処理を省略した板及び帯・・・・[3]
  •  7 耐食性・・・・[7]
  •  8 結晶粒度・・・・[7]
  •  9 表面仕上げ・・・・[8]
  •  10 外観・・・・[8]
  •  11 寸法の許容差及び形状・・・・[9]
  •  11.1 一般・・・・[9]
  •  11.2 厚さの許容差・・・・[9]
  •  11.3 幅の許容差・・・・[10]
  •  11.4 板の長さの許容差・・・・[12]
  •  11.5 板の平たん度・・・・[13]
  •  12 試験・・・・[13]
  •  12.1 分析試験・・・・[13]
  •  12.2 機械試験・・・・[13]
  •  12.3 腐食試験・・・・[14]
  •  12.4 結晶粒度試験・・・・[14]
  •  13 検査・・・・[14]
  •  14 表示・・・・[15]
  •  15 報告・・・・[15]
  •  附属書A(参考)耐食耐熱超合金,ニッケル及びニッケル合金の熱処理条件の例・・・・[16]
  •  附属書B(規定)寸法の許容差及び形状・・・・[18]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS G 4902 pdf 1] ―――――

G 4902 : 2019

まえがき

  この規格は,産業標準化法第16条において準用する同法第12条第1項の規定に基づき,ステンレス協
会(JSSA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,産業標準原案を添えて日本産業規格を改正すべ
きとの申出があり,日本産業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本産業規格である。こ
れによって,JIS G 4902:1991は改正されこの規格に置き換えられ,また,JIS H 4551:2000は廃止され,こ
の規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格に従うことは,次の者の有する特許権等の使用に該当するおそれがあるので,留意する。
種類の記号 特許権者 発明の名称 特許番号 設定の登録の年月日
NCF354 日本冶金工業株式会社 有機酸と塩分を含有する環境下で第4325141号 2009年6月19日
使用するステンレス鋼
NCF020 日本冶金工業株式会社 第5950306号
耐硫酸腐食性,耐粒界腐食性および 2016年6月17日
表面性状に優れるFe-Ni-Cr系合金
およびその製造方法
NW6210 日立金属株式会社 熱間鍛造性および耐食性に優れた第5725630号 2015年4月10日
Ni基合金
上記の,特許権等の権利者は,非差別的かつ合理的な条件でいかなる者に対しても当該特許権等の実施
の許諾等をする意思のあることを表明している。ただし,この規格に関連する他の特許権等の権利者に対
しては,同様の条件でその実施が許諾されることを条件としている。
この規格に従うことが,必ずしも,特許権の無償公開を意味するものではないことに注意する必要があ
る。
この規格の一部が,上記に示す以外の特許権等に抵触する可能性がある。経済産業大臣及び日本産業標
準調査会は,このような特許権等に関わる確認について,責任はもたない。
なお,ここで“特許権等”とは,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権をいう。
注記 工業標準化法に基づき行われた申出,日本工業標準調査会の審議等の手続は,不正競争防止法
等の一部を改正する法律附則第9条により,産業標準化法第12条第1項の申出,日本産業標準
調査会の審議等の手続を経たものとみなされる。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS G 4902 pdf 2] ―――――

                                       日本産業規格                             JIS
G 4902 : 2019

耐食耐熱超合金,ニッケル及びニッケル合金−板及び帯

Corrosion-resistant and heat-resistant superalloy, nickel and nickel alloy- Plate, sheet and strip

1 適用範囲

  この規格は,熱間圧延又は冷間圧延した耐食耐熱超合金,ニッケル及びニッケル合金の板(以下,板と
いう。)及び帯(以下,帯という。)について規定する。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 0320 鋼材の溶鋼分析方法
JIS G 0321 鋼材の製品分析方法及びその許容変動値
JIS G 0404 鋼材の一般受渡し条件
JIS G 0415 鋼及び鋼製品−検査文書
JIS G 0551 鋼−結晶粒度の顕微鏡試験方法
JIS G 0567 鉄鋼材料及び耐熱合金の高温引張試験方法
JIS G 0802 ステンレス鋼板の超音波探傷検査方法
JIS H 1270 ニッケル及びニッケル合金−分析用試料採取方法及び分析方法通則
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
JIS Z 2243-1 ブリネル硬さ試験−第1部 : 試験方法
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験−試験方法
JIS Z 2343-1 非破壊試験−浸透探傷試験−第1部 : 一般通則 : 浸透探傷試験方法及び浸透指示模様の
分類

3 種類の記号

  板及び帯の種類は27種類とし,その分類及び種類の記号は,表1による。

――――― [JIS G 4902 pdf 3] ―――――

2
G 4902 : 2019
表1−分類及び種類の記号
分類 種類の記号a), b), c), d)
分類 種類の記号a), b), c), d)
耐食耐熱超合金 NCF600 ニッケル及び NW2200
(NCF) NCF601 ニッケル合金 NW2201
NCF625 (NW) NW4400
NCF690 NW4402
NCF718 NW5500
NCF750 NW0001
NCF751 NW0665
NCF80A NW0276
NCF800 NW6455
NCF800H NW6022
NCF825 NW6210
NCF020 NW6007
NCF354 NW6985
NW6002
注a) 熱間圧延板であることを記号で表す必要がある場合には,種類の記号の
例1 NCF600-HP
末尾に,“-HP”を付記する。
b) 熱間圧延帯であることを記号で表す必要がある場合には,種類の記号の
例2 NCF600-HS
末尾に,“-HS”を付記する。
c) 冷間圧延板であることを記号で表す必要がある場合には,種類の記号の
例3 NCF600-CP
末尾に,“-CP”を付記する。
d) 冷間圧延帯であることを記号で表す必要がある場合には,種類の記号の
例4 NCF600-CS
末尾に,“-CS”を付記する。

4 製造方法

  製造方法は,次による。
a) 板及び帯は,熱間圧延又は冷間圧延後,熱処理を行い,酸洗又はこれに準じる処理を行う。その後,
必要に応じて適切な矯正,研磨,調質圧延,又はこれらの組合せによる処理を行ってもよい。ただし,
受渡当事者間の協定によって,熱間圧延後の熱処理を省略してもよい。この場合,“AR”の記号を表
示する。また,光輝熱処理を行った場合,又は受渡当事者間の協定がある場合,酸洗などの処理を省
略してもよい。
なお,熱処理の状態を表す記号は,表2による。代表的な熱処理条件の例を,参考として附属書A
に示す。
b) CF601,NCF625,NCF718,NCF750,NCF751,NCF80A及びNW5500の熱処理については,注文者
は,表2に示す熱処理の状態を表す記号を指定し,さらに,本体又は試験片のいずれに熱処理を行う
かを指示する。
表2−熱処理の状態を表す記号
項目 記号
熱間加工まま AR
固溶化熱処理 S,S1,S2
焼なまし A
固溶化熱処理後時効処理 H,H1,H2
熱間圧延後時効処理 H3,H4

――――― [JIS G 4902 pdf 4] ―――――

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G 4902 : 2019

5 化学成分

5.1 溶湯成分値

  板及び帯は,12.1の試験を行い,その溶湯成分値は,表3による。

5.2 製品分析値

  板及び帯の製品分析値は,注文者の要求がある場合に,12.1の試験を行い,その許容変動値は,受渡当
事者間の協定による。

6 機械的性質

6.1 熱処理を行った板及び帯

  熱処理を行った板及び帯は,12.2の試験を行い,その機械的性質は,表4及び表5による。ただし,次
の場合,機械的性質の規定の要否及びその規定値は,受渡当事者間の協定による。
a) 適用厚さの範囲外の場合。
b) 表4及び表5に示す熱処理以外の熱処理を行った場合。

6.2 熱間加工後の熱処理を省略した板及び帯

  熱間加工後の熱処理を省略した板及び帯の場合,機械的性質の規定の要否及びその規定値は,受渡当事
者間の協定による。
注記 この規格では,製造業者の出荷後の製品に熱処理を行った場合の機械的性質は,規定していな
い。

――――― [JIS G 4902 pdf 5] ―――――

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